あらすじ
NCIS S15x04: Skeleton Crew (Sneak Peek 1)
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スローン
ハリケーン「モリー」が上陸中の大雨の夜、突然見知らぬ女性がギブスの家のドアを叩いた。
IDをかざしてスローンだと名乗る医者だという女性は、車の故障で電話を借りたいと言った。
ギブスは親切に招き入れ、電話を貸して暖かいコーヒーを振る舞った。
そこへ呼び出しがかかると、会ったばかりの赤の他人のスローンに鍵を渡して家を出た。
すると捜査中のNCISに何故かスローンが現れ、ギブスに家の鍵を投げて寄越した。
驚いたギブスがスローンを目で追っていると、スローンは局長と親しげにハグをした。
実はジャック・スローンは新しく西海岸から配属されて来た犯罪心理学者の捜査官だった。
その為に、正体を偽りギブスを訪ねて偵察をしていのだった。
ジャックは局長に過去に借りがあるようだった。
その後、スローンは正式にギブスやNCISのメンバーに挨拶をするが、ウソをつかれた事が許せないギブスはそっけない上に、自分をつけ回すなとスローンに警告した。
ところが、何度か顔を合わせる度にスローンは気づいた。
ギブスが自力でスローンの正体に気づいていた事を。
それをギブスに尋ねると、会って30秒後に気づいたという。
IDの提示の仕方で。
ダッキーからも心理学者の話しを聞いていた事から、そうだろうと思ったがどういう人間か確かめる為に黙っていたのだった。
結局お互い様な2人だった。
その後、ジムでトレーニングをするスローンの背中には複数の大きな傷跡があった――。
殺人ミステリー殺人事件
殺人ミステリーの会場で、参加者であるイーサン・ウィン中尉が刺される事件が発生した。
他の参加者が通報し、集中治療室に運ばれた。
トーレスとマクギーが病室を訪ねると、意識を取り戻したイーサンが暴れていた。
「俺を襲った男が妻をさらった。頼む妻を捜してくれ」
誘拐されたのは軍艦ユーイングに勤務する、ヘレン・ウィン中尉だった。
イーサンの証言で、悪魔に仮装した男に襲われたという。
アビーが参加者がSNS上に上げた動画から、確かに夫婦を狙う悪魔を見つけていた。
犯行に使われたと思われる、手に持つナイフもしっかりと映っていた。
ヘレンの母親によると、ヘレンは家業でかなりの資産家だったという。
それを公には口外していなかったが、何者かが身代金目的で誘拐したんだろう、と決めつけていた。
天候がさらに悪化し、重要案件を抱えていない職員は帰宅が命じられる中、ギブス達はお構いなしに捜査を続ける。
マクギーはヘレンの携帯の通話履歴から、信用組合の軍属職員ミッチ・グレインに話しを聞いた。
ヘレンがユーイングの口座を管理していた事から、週に1度は通話していたという。
そして出港前という事もあり、今朝は約束があったが現れなかったが、天候のせいだと思っていたと言った。
カカシ
トーレスとビショップは、ハリケーンの影響で出港したユーイングにヘリで乗り込む事に。
嵐の影響で永遠に揺れ続ける船内で、上官である副長のバックナー中佐を紹介されるが、それはビショップの高校時代の天敵だった。
当時はオタクだったビショップは、人気者のバックナー達にボサボサの金髪にオーバーオールだった事から「かかし」と呼ばれていた。
ビショップの過去を知る存在に興奮するトーレスに対して、ビショップは動揺した。
トーレスが気になる程、ビショップの態度はバックナーに対してトゲトゲしかった。
バックナーにヘレンの誘拐について話しをし、捜査に協力をしてもらうがヘレンの個室では何も見つからず、出納室を確認するには権限がないと言われてしまう。
鍵はヘレンとあと1人しか持っていなかった。
そこへギブスから次のヘリで戻ってこいとの連絡が入るが、嵐の為ヘリは飛ばなかった。
発見
ヘレンの車が発見された。
大雨の中、土地勘がなければ辿りつけないような場所に放置されていた。
ギブスがトランクをこじ開けると、そこでヘレンは遺体となって見つかった。
パーマーの検死の結果、大きな石による頭部の鈍的外傷が死因だった。
爪からは、悪魔の衣装と思われるナイロンの繊維が発見された。
ギブスと一緒に立ちあったスローンは、遺体発見時の状態からもともと犯人に殺意はなかったと推測した。
そうだったら夫と同じくナイフを使っていたはず。
そして、ヘレンを拘束していた手首のロープは、手を後ろに回さずに布の上から巻かれていて、痛みを和らげていた。
犯人はヘレンに対して愛情があり、正体がバレて焦って殺してしまったのかもしれない。
容疑者
スローンの推測から、夫イーサンに容疑を掛けた。
その後の調査で、離婚の話しが出ていたのを知った事も突きつける。
しかし、イーサンは別居中はお互いに恋人を作ったが、2週間前にやり直す事になり復縁していたと言った。
それこそ、離婚前にヘレンが死ねば遺産相続できるという動機になると追及するが、ポリグラフにかけろと潔白を主張した。
イーサンは、ヘレンの元恋人は、仕事仲間で別れた後気まずくなっていたとだけ聞いていた。
それは、バックナー中佐ではないかと思っていた。
バックナー中佐
ユーイングに残る、トーレスとビショップがバックナー中佐を追及するが、バックナーは身に覚えがないと言う。
ビショップは、ここぞとばかりにバックナーを殺害犯を扱いした。
すると、ヘレンが死んだと知ったバックナーはショックを受ける。
更にビショップが自分を殺人犯だと疑う程の憎しみを引きづっている事にもショックを受けた。
そして、もうあの頃とは違うと心からの謝罪をした。
真犯人
アビーは、ヘレンの車のキーから指紋を採取し、真犯人をつきとめた。
ユーイングに乗艦中のジョー・スミディ三等兵曹。
トーレスとビショップを案内していた男だった。
すぐに連絡を入れたい所だが、衛星電話が通じなくなっていた。
電話はスミディが盗んでいたのだった。
マクギーは、アビーがゾンビの襲来に備えて全員に配っていた防災セットに古いポケベルがあった事を思い出し、利用した。
ポケベルで犯人がスミディだと知ったトーレスとビショップは、殺害後にわざわざ船に戻った理由を考えた。
艦内に目当ての物があり、それがヘレンに関係している。
となると出納室にある金庫が狙いだろうと目をつけ、金庫から金を盗んで出てくる所を2人で待ち伏せして逮捕した。
しかし、スミディはヘレン殺害については否定した。
もともと殺しも乱暴も計画になく、自分は金を盗むだけの役目だとすべてを吐いた。
その仲間であり、ヘレン殺害犯はミッチ・グレインだった。
別居中のヘレンがつきあっていたのがミッチで、別れる事になり恨みを持ったようだった。
事件解決と同時にハリケーンも過ぎ、ビショップとトーレスはやっとヘリで地上に戻れる事に。
ビショップはバックナーとの別れの挨拶をするが、事件を通じて確かにバックナーの変化を感じたようで、いつかコーヒーでも、と声を掛けた。
かんそう
新メンバー登場回でした!
ちょっと癖のありそうなギブスと対等にやり合える要員。
背中の傷や局長に借りがあるという台詞から、壮絶な過去がありそうなのですが今のところ、心理学者らしい? ひょうひょうとした個性的なキャラという印象でした。
それにしても、赤の他人に家の鍵を預けて残すなんて! とびっくりしたらすでにギブスは正体に気づいていたと分かってさすがでした!
それをあえて騙された振りをずっと続けて、面と向かって文句まで言っていたという、なんともギブスらしい嫌らしさでしたw
そんなギブスとやり合うキャラなのだから、スローンが一筋縄で行かないのは当然なのかもしれません。
ハリケーンの中の事件と言う事で、とにかく海上の船内シーンは揺れっぱなしで落ち着かなかったー!
下手すると見てるだけで酔いそうでした……。
酔いに弱い人は要注意かも。
元同級生との再会に動揺してしまったビショップでしたが、トーレスがそんなビショップを茶化すだけではなくダメな所はダメと忠告したり、さらに事情を知って謝ったりと内面さのイケメンも発揮していたのが素敵でした。
やっぱりトーレスは見た目も行動もNCISの癒しだわ~。
でも見た目といえば、高校時代人気者だっただけあってバックナーは正当派イケメンでした。
早くコーヒー飲みに行けばいいのに!
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(文:ジェーン洞)
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