あらすじ
Major Crimes: Motel Shootout- Season 4 Ep.22 [CLIP] | TNT
2016年６月14日～FOXjapanにてシーズン4日本初放送（全23話）
ヒックマンの主張
教会から連行したヒックマンを拘置所に入れる前にシャロンが聴取した。
ヒックマンは、プライス牧師がすべての殺人の黒幕だと主張した。
偽証については、していない刑事はいないと開き直り、良い相棒の援護があれば悪者にはならなかったとタオに責任転嫁した。
グレイ検事との浮気については、関係ないといいあくまで第3の男が犯人だと主張。
疑われているにしても、タミカ母子の殺害をする理由はない、とも。
謎の携帯の存在については、初めて知ったと言う。
指紋がなく、コーンスターチが付着していた携帯がゴールドマン弁護士の車から見つかったと知ると、やっぱりプライスだろうと、自論との相性が良い事に喜んだ。
そして当時ウージーを見つけていたら、そもそもプライスの殺人罪が確定していたのだから、それを隠す必要はないと言われると、周囲を納得させた。
ヒックマンは銃を発見できなかった事が、グレイ検事に振られた理由だと思っているようだった。
生きていれば、自分の元に戻ったという確信がある。
だから殺すわけがない。
それでもシャロンはすべての殺人のアリバイを確認する為、当時の行動を書き出させた。
第3の男の正体
サンチェスは、葬儀で見つけていた気になるカードの写真をシャロン達に見せた。
「プリティボーイへ、イージーより」
イージーは、エミールの通称だから、死ぬ前にブッダから金をもらって手配していたらしい。
宛名のプリティボーイについては、タオが第3の男候補リストにあった事に気づく。
シャロンはギャングのニックネームに皮肉が多い事を指摘する。
巨体がチビ、神経質がイージー。
タミカは女性だからプリティボーイ。
車に居たのは第3の男ではなかった。
タミカだったのだ。
12年前は15歳だったタミカ。
当時の写真を見ると確かにショートカットで少年ぽさもあった。
まだ未成年だった事から、エミール達は庇ったのだろう。
銃を捨てた時も一緒にいた可能性がある。
バーンズの釈放にプライスが手を貸した1万ドルは、タミカの車にあった現金とヘロインの合計金額でもある。
ウージーの件で牧師をゆすったのか？
リース事件で使っていた車は？ とシャロンが聞くとサイクスとタオがハモもって「見つかっていない」と言った。
知るはずのないサイクスは慌てて、記録にあったと誤魔化した。
車を消すことができたのは、ブッダ。
ブッダの証言
ダニエル・プライス、当時の通称はトリガー。
間違いなくリース事件の首謀者。
弟のデニス、通称クリップが事件に使用した車を処分するようにブッダの工場に持ち込んだ。
警官殺しに関わりたくないというブッダに銃をつきつけて、無理やり仲間に引きずり込んだ。それがブッダの意志に反して今日まで続いていた。
その時、恋人同士だったエミールとタミカも一緒に居た。
すでにダニエルが捕まっていた時で、追われていたエミールはタミカとウージーの在り処について口論していた。
ハイになっていたエミールは、ウージーを始末した場所が曖昧だったのだ。
それを聞いたデニスが、銃は自分がなんとかすると納めていたが結果についてはブッダは知らなかった。
デニス
ブッダの証言からデニスが銃を見つけて、検事殺しをした可能性が浮上した。
タミカの恋人であったバーンズも、タミカから当時の話しを聞いていた可能性はある。
ステファニーは、デニスが兄の教会からヘロインを移したのなら、売人であるバーンズも匿っているかもと言い出し、デニスに電話をした。
「バーンズの居場所を教えて。タミカが撃たれた理由を聞きたいから」
ヘロインについても知っていると仄めかし、焦って動き出すデニスを追った。
まんまと、モーテルの部屋に入るデニスを確認。
直後、発砲が続き、部屋の窓を突き破ってバーンズが飛び出してきた。
銃を向けられたクーパーがバーンズを仕留めた。
部屋の中に残るデニスをサイクスが逮捕する。
モーテルからは大量のヘロインも見つかったが、コーンスターチは検出されなかった。
バーンズが逮捕された時の情報を調べると、弁護士はゴールドマンだった。
他にも、6人の売人の弁護をしていた事がステファニーによって報告された。
真実
シャロンは、悪人ばかりの関係者の中でそろそろ1人を整理する気になったようだった。
プライス牧師を呼び出して、デニスがヘロインを扱っている事、ゴールドマンがそれに協力をしていた事を伝えた。
釈放したバーンズとデニスが撃ち合った事も。
デニスの麻薬取引について証言をするブッダの供述書も見せた。
それでも、まだ警察もゴールドマンも信じられないと言うので、プライス牧師に協力をさせ、盗聴器を仕掛けてデニスから直接聞かせる事にした。
シャロンと2人きりになったフリンは、これで事実が明らかになると楽観したが、シャロンはそうではなかった。
モーテルでの銃撃からデニスの銃の腕前が判明したが、部屋の中で撃ち合ってもバーンズに当てる事が出来ていない。
そんな人物に、グレイ検事やタミカが殺せたとは思えない。
つまり、デニスはヘロインは扱っていても事件の犯人ではないと言う事だ。
フリンは気になるなら直接聞いてみろ、とアドバイスした。
サンチェス
サンチェスは、かなりステファニーと親しくなっていた。
ステファニーの「罪を償わせる」という話しに影響を受けたのか、妻マリアの担当医に話しを聞きに行く覚悟を決めた、とステファニーに報告した。
ついでに、翌日のディナーの約束もした。
病院へ行き、15年ぶりに担当医と会う。
薬を中止したせいで発作が起きたと言うと、医師は中止はしていないと言った。
薬を飲む事を止めたのはマリア本人で、服用中止の書類にサインもしていた。
むしろ医師は穏やかな薬だからと後1年の服用を薦めていたのに。
その結果、何が起きるかも理解していた。
家族と話し合うよう、強くも言ったというが、サンチェスは何も聞いていなかった。
もちろん、聞いていたら賛成するはずがない。
マリアの意志は固かった。
それがマリアだった、と2人は懐かしむようにうなずき合った。
でも、完全な嘘をついた事はなかったというサンチェス。
マリアが選んだ最後の方法だったのでしょう、と医師は言った。
プロベンザ
プロベンザは、職場に乗り込んできたパトリスに、結婚式の準備が遅れていると怒られる。
パトリスは、いっそ昼休みに向かいの市庁舎へ行って結婚しようと提案するが、プロベンザは全部やるから、と式を挙げる事に拘り、準備を引き受けていた。
ラスティと母
ラスティは、ガスと一緒にプロベンザを訪ねた。
実母との面会で、「ゲイリーがラスティの命を狙う可能性があるから、何も話さない」と言われた事をガスが伝えた。
事を軽く見ないプロベンザは至急実母を呼び出して話しを聞く事に。
ガスに、良く話したと礼を言った。
プロベンザは実母を呼び出すと、まず最初にラスティをダシにして罪を逃れるつもりなのか？ と確認した。
あくまでもゲイリーを確実に逮捕して欲しいだけ、と主張した。
逮捕するまでは匿名の証言という条件で話し出す。
何も知らず、タバコを買うと言って車で待っていたら、強盗をして戻ってきた。
クリーンになっていなかったゲイリーから離れようとした途端に、「これで逃げられない」と犯罪に巻き込まれたのだという。
実母が、ゲイリーの使い捨て携帯の番号を伝え、その後ゲイリーは逮捕された。
シャロンはラスティを呼び出して尋問のように問いただした。
何故毎回他人からゲイリーの話しを聞くのか。
迷惑かけないように、という言い訳は通用しなかった。
じーっと睨まれたラスティが、二度としないと約束をして謝罪すると、シャロンは笑った。
かんそう
いよいよ全5話の事件の結末が近づいてまいりました！
今回明らかになったのは、「第3の男」が男ではなくタミカだったと言う事！
そりゃなかなか突き止められないハズ？
そして、それだけ皆が第3の男を庇い続けた理由もわかりました。
悪人にも良心はあるという、タミカを守る団結力。
タミカって結局、善良な市民が巻き込まれちゃったの？ みたいな感じではなく、がっつりギャングでした、という落ちでした＞＜
それと、生きてるなら庇うのはさておき、死んでしまったのならもう「あの時いたのはタミカだ」と誰か言っても良くない？ とも思ったんですが。
比較的口の軽めなエミール以外は、仲間を売らないというギャングの掟に従っていたって事なのかな。知り合いになったら、ヒックマンよりよっぽど信頼できそうｗ
さすがにパート3まで一切のおふざけ要素なしだったので、今回はプロベンザさん結婚式準備で頭上がらず、というちょっと緩いシーンが見られるようになりました。
ラスティを尋問するシャロンも、面白かった！
メジャークライムとしては、そろそろ緊張疲れする頃なのでありがたかったｗ
そして、今更？ バーンズ逮捕時の弁護士判明とかは、ちょっと突っ込みたくなりましたｗ
全5話だとどうしてもこののんびり感が出てしまいますよね～。
バーンズが麻薬で捕まってる時点で、まず周辺を調べたりするよね……。フツーなら。
プライス牧師が完全に白で弟デニスが実は牧師の仮面を被った悪人って感じになっていますが、これも同じ教会にいて気づかないってプライス相当……って思ってしまいますが。
でも昔はさておき、今のプライス牧師見てるとなんかお顔がパンパンで育ちの良いおぼっちゃま君のように見えて、悪い人じゃないんだろうな～ってしみじみ感じられてなんかウケますｗ
目が真ん丸で漫画みたいで可愛いｗ こりゃ、身内にも騙されても仕方ないって感じ？ｗ
ここまで時間を掛けて捜査していたのが、1枚のカードで「プリティボーイ」はタミカ！ だから第3の男はタミカだ！！ とさくっと結論づけていたのは若干、謎に感じましたがあと1話で完結ですからね！
畳み掛けて行きますよ！
次回へつづく
(文：ジェーン洞)
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