シカゴP.D. シーズン3 9話「身代わり/Never Forget I Love You」【CHICAGO P.D.】

2017/12/30

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン3 バイオレンス 海外ドラマ

t f B! P L

あらすじ


Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


2017年11月3日~AXNでシーズン3日本初放送(全23話)

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首切断遺体


川で、女性の首と身体が切断された遺体が発見された。
身体には、浮いてこないようにドリルで穴が開けられていた事からプロの犯行だろう。


被害者はアウトフィットという裏組織の店、「デラックス」のストリップ・ダンサー、ビクトリア・ワッソン。
犯罪歴は麻薬所持のみだった。


アウトフィットとは、ボイトの父の時代から親しい関係にあった事からリンジーがボイトを心配すると、はっきりと「俺は誰も特別扱いをしない」と言った。


リンジーが、大学生の妹ローレンに死亡報告をする。
6年前に両親を亡くしていた2人は、ビクトリアが母親代わりとなりローレンの学費も稼いでいたという。
しかし姉の交友関係は詳しく知らないと言った。


ビクトリアのクラブのロッカーを調べると、偽のIDが複数出てきた。
小切手詐欺をしていたのだった。
偽小切手で50万ドル以上を換金していた。
アウトフィットの指示だろう。
若い女性に詐欺をさせて楽に大金を稼ぐ。手数料を渡すだけで手を汚してもいない。

するとそれを聞いたボイトは、1人で調べると言って飛び出して行った。
アウトフィットとの関係に気になるリンジーが詳細を聞いても、何も言わなかった。


容疑者


ボイトは社交クラブへ行ってアウトフィットのボスのカルロに声を掛けたが、同席していたフランクの方がデラックスには詳しいと言われ、フランクに話しを聞く。


ボイトはフランクからの情報を市民からの、と伝えて偽造IDを作っていたアジトでアウトフィットの元用心棒のチャーリー・コズロウを捕まえた。

ビクトリア失踪当日、2人が口論していたという目撃証言もあった。
コズロウはビクトリアとは友人だからこそ本音をぶつける事はあっても、殺す事はないと言った。
ビクトリアの交際を反対していたという。

そこへ弁護士のショルティがやってきて2人きりにしろといった後、突然容疑を認め自白すると言った。
ビクトリアは金を盗んでいたので口論の末殺した、と。

それを聞いたリンジーは怪しんだが、ボイトは事件は解決したと言った。


Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


殺害に使われたボートの住所をもらい、鑑識と確認しにいくと確かに使用されたドリルが見つかった。
だが、鑑識の調べでボートには血痕が無かった事から殺害も遺体処理も別の場所だろうと言われる。
コズロウの指紋などもない。
ボートの所有者も2年前に死んでいた。

署に戻ったリンジーはそのことをボイトに報告した。
それでも自白した、と言って取り合おうとしない。

リンジーはボイトと2人きりになると、古い話しを始めた。
トミー・ポサトというアリバイがあったのに、殺人罪で刑務所行きになった事件を持ち出す。
アウトフィットは無実の人間を刑務所に送る、と。

そこにマウスがやってきて新事実を報告した。

コズロウの携帯の履歴から、妹のローレンとのつきあいが浮上した。


ローレン


ローレンを呼び出し、姉とコズロウが一緒に詐欺をしていた事を知っていたかと確認すると、否定はしなかった。
だが、コズロウが犯人だというとそれはあり得ないと強く反論した。

しかし話しをするにはアウトフィットの存在が恐ろしかった。
だが、姉が失踪した日は、コズロウと一緒に居たというアリバイがあった。


フランク


ボイトは今度はフランクの自宅を訪ね、改めて誰が殺したのかと聞いた。
あらかじめ家にあった銃は取り出しておいた。

Matt Dinerstein/NBC | 2015 NBCUniversal Media, LLC


身代わりはいらないというと、フランクは皆のためだと言った。

口を割ろうとしないフランクに、俺は無実の男をムショ送りにするつもりはない、と言って去った。


殺害理由


検視結果でビクトリアが妊娠していた事が判明した。

ボイトは再びコズロウを呼んだ。

コズロウは彼女のローレンを守る為、自白する事を受け入れていた。
ローレンは警察が保護したといっても、真実を話せば彼らに殺されると怯えた。
刑務所のほうがマシだ。

だが、ビクトリアの妊娠の事を伝える。
それが殺害理由だろう。
交際を反対していた相手というのが父親のはずだ。

ボイトは、刑務所に入ってもローレンは安全じゃないと言って告白を促す。

「カルロ・タファニ」

ビクトリアはボスの愛人だった。


カルロの身辺を調べた所、幽霊会社の取り引き報告書にビクトリアの偽名が見つかった。
おそらく口止め料だろう。


すぐさまボイトが飛び出そうとすると、今度こそリンジーはついて行こうとした。
しかし、リンジーが渡り合える相手ではないとボイトは拒否をする。
ボイトは親代わりではなくボスとして、デスクで指示を待てとリンジーに命令した。


カルロ


カルロは、ボイトの父親が21分署で最期を迎えた事を知っている存在だった。

ボイトが仲間に友人を特別扱いしないという姿を見せる為に、善意で署に来たと言うが、ボイトは気にせずビクトリアは愛人か、と切り込んだ。

愛人よりも家庭を選び、2万ドルを支払った。
だが、中絶しようとしなかったから殺害した。

しかしカルロは5年前にパイプカットをしていたのだった。


直後、カルロの口座から送金できた人を発見する。
弁護士のショルティだった。
立場上そういった手続きをすることに不思議はないが、財政状況を調べた所、収入以上の暮らしをしている事が分かった。
ボートも所有していた。

豪遊しているホテルでの防犯カメラにも、ビクトリアの姿を発見した。


真犯人


弁護士のショルティを呼び出して、ホテルでのビクトリアと映る写真を見せた。

ボイトは2つの選択肢を与えた。
「今すぐ殺人容疑で逮捕。取り引きはなし。
もしくは、ここから出て行く。
その先は分かるな?」

どうする? と聞くが、リンジーは逃がす訳にはいかないと慌てた。

弁護士は迷わず帰る事を選んだ。
止めようとするリンジーをボイトが止めた。


外へ出た弁護士を追いかけリンジーが、私が必ず捕まえると声を掛ける。
そこへ1台のバンが通りかかった。
中にはフランクの姿があり、迎えに来たのか弁護士に乗れよと声をかけた。


リンジーが署に戻ると、カルロとボイトが握手をして別れる所だった。
リンジーはやっとボイトがしたことを理解したようだった。


アウトフィット


モリーズのカウンターでリンジーはボイトに声を掛けられる。
トミー・ポサトには誰も知らない秘密があった。
小児性愛者という秘密が。
それに気づいたのがアウトフィットだった。
彼らはヤツに選ばせた。
頭を撃つか、身代わりで刑務所に行くか。

「言葉が足りない俺にお前はまた腹を立てるだろう。
だが、俺はお前を愛してる」


ローマン


元夫のリッチーに襲われたと、アンドリューの母親キャリーから通報が入り、ローマンとバージェスが向かった。

逃走した夫捜しを始めようとするローマンに、心配するバージェスは家庭内の問題にかかわるべきではないとアドバイスをする。
そこで、プラットに意見を聞く事にするが、プラットはマウチが指輪を用意している事を知って浮かれて上の空で返事をしていた。
ついでに、プラットとバージェスは、プラットが先に結婚をするに20ドルを掛けた。


ローマンはリッチーを見つけた。
すると、リッチーは意外にも素直に非を認めた。
息子の死を恐れ立ち会えなかった間、ローマンがその間支えた事にもいい父親になれるといい、どうせなら刑務所へ入れろよと言い出した。
ローマンは、次のバスで街を出て二度と戻るなといって、抑えた手を離した。

バージェスが2度目の接近禁止命令を渡した。


ところが、またしてもキャリーはリッチーに襲われた。
逃げるリッチーを追ったローマンは、銃を向けられたと思いリッチーを射殺してしまう。

だが、遺体を調べると銃は持っていなかった――。



かんそう


アウトフィットというなんだか面白そうな組織が登場しました。
初登場……のはず。

ボイトの父との関係もあり、今回はただの悪い組織ではないような感じが分かりました。

ただ、アウトフィットが何かの身代わりに別の罪人を用いて人知れず罰する事があるというのはOKなんですけど、今回は良くわからなかった。

最初に、ビクトリア殺しの真犯人の身代わりになったのがコズロウでしたが、それを指示したのはフランク。
この時フランクは、真犯人が弁護士だと知っていたのかな?
知らなかったとしても、誰かは知っててその身代わりが必要だと判断していたはず。

その弁護士は、組織には黙ってボスの口座を利用してビクトリアへ手切れ金を渡し、それでも言う事を効かないから組織の真似事をして殺害していた。

これをそもそも組織が身代わりを立てて庇う必要があったのかな?
身代わりとなったコズロウも別に犯罪とか手が付けられないっていうタイプではなかったし。どちらかというと怪我のせいで頭が弱く身代わりにしやすいってだけで。
あたかも、弁護士がこっそり1人で動いていたかのような設定でした。

だから、最終的にすべてを知った組織が、弁護士を処分するという雰囲気で終っていた……。
と思えるんですけどね!
始まりと終わりにちょっとチグハグさを感じました。


で、捜査上は弁護士もお咎めなしで署を出たので、そもそもの事件が解決したのか、していないのかもはっきりしませんでしたが、とりあえずアウトフィットと言う組織がちょっと一筋縄ではいかない面白そうな存在である事は確かでした。
今後も絡んでくるのかな!

あとボイトの態度もなんか妙によそよそしくておかしかったw
今回ばかりはリンジーはとばっちりって感じで、強く当たられて可哀想でした。
最後にちゃんとボイトのフォローは入ったけど、ちょっと情緒不安定? って感じで、あんまり見たくないボイトだったw
最終的に話すなら最初からちゃんと説明してあげてよ! って思ったw


そして、ローマンがやっちまいました。
せっかく好感度が急上昇していた所への大ダメージ。持ち上げて落としますね~。

てか、2度目の通報はローマンの気を引きたいキャリーの自作自演だと思ってしまったという、私は心の汚れた人間です。
バージェスの「止めときなよ……」は、こっち方向の悪い結果になってしまったんですね~。


次回は、1月2日(火)21:00~0:00のシカゴ・ファイア&シカゴ・メッドとの3番組クロスオーバーとなっています。

ローマンの件が関係するのか、それとも一旦置いておいてになるのかな?
年明けすぐにわかりますね!


次回はこちら

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(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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