American Horror Story:Roanoke/アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談 シーズン6 第5章

2017/08/22

Simoom アメリカンホラーストーリー アメリカンホラーストーリー:体験談 ジェーン洞 ホラー

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あらすじ


2017年7月24日~FOXジャパンで放送!(全10話)

登場人物はこちら

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番組の性質上、不快な表現が含まれる場合があります。
ご観覧にはご注意ください。


エドワード・フィリップ・モット


歴史学者のドリス・カーンズ・グッドウィンから、1972年に屋敷を建てた大富豪エドワード・フィリップ・モット(エヴァン・ピーターズ)について語られた。


モットは、富豪も羨む金持ちであったが美術品への異常なまでの執着は、人嫌いの表れでもあり、現代でいう社会不安障害だったのかもしれない。
華やかなフィラデルフィアを離れ、のちに曰くつきとなる屋敷を建てて美術品と召使達と共にひっそりと暮らす事を望んだ。

建築途中にも次々と事故が多発するが、それを警告だとは気付かなかった。
準備の合間にも屋敷内に人影を見る事があったが、悪戯だと思って気にはしなかった。

モットは召使の男、ギネスを心身ともに信頼して、愛人にしていた。
そのことで他の召使から無言の批難を感じていたが、絵画や芸術の人物はただ黙って静観しているから、安心できるのだった。
更に、芸術の中の人物は永遠に美しいままで居続けられるのも羨ましかった。


だが、せっかく建てた屋敷では、モットが望む静かな暮らしは出来ないと言う事が2日もせずに分かる。

夜中に物音で目を覚ますと、大切な美術品の数々がめちゃくちゃにされていた。
犯人捜しをするが、犯人は召使ではないのだから永遠に名乗り出る者はいない。
ギネス1人を残して召使達全員を地下の貯蔵庫に閉じ込めた。

その後、屋敷で寝ていたモットはブッチャー達の前に引きずり出される。
羽交い締めにあったまま後ろから長い杭で胸を刺され、串刺し状態で炎に焼かれて死んだ。

ギネスが慌てて馬で助けを呼びに行くが、遺体もたき火の痕跡もなく、犯人扱いとなり死ぬまで投獄された。
閉じ込められた召使は、後日全員焦げた白骨状態で発見された。

その後、親族が屋敷の管理を引き継ぐも不幸が続き、南フロリダでモット家は断絶する。

それ以降、あの屋敷に長く住んだ人はいなかった。


逃げ場


ブッチャーと息子は、仲間と共に儀式のたき火を用意して、屋敷の中にいるマットとシェルビーに呼びかけた。

観念して出てこい。
ブラッドムーンが登った。
立ち去る機会を与えたのに、応じなかったゆえ無慈悲な罰を受けよ。


マットは囮になって、シェルビーとフローラを車で逃がそうとするが、離れたくないと言うシェルビーともたもたしている間に車にも火をつけられてしまう。

さらに、ブッチャーの過去の犠牲者の霊達に邪魔をされ始める。
ブッチャーを恐れるあまり、言うなりになっているとイライアスが言っていた。

そこに突然モットが姿を現し、2人を逃がすと声を掛けてきた。
夫婦にとっては初めて見る屋敷の真の主だった。


モットは炎を手に地下の隠し通路に案内するが、守ると言っても決して味方ではないと言い夫妻の不安を煽る。
これ以上苦しめるつもりはないが、夫婦の存在はモットに破滅を招くと言った。
モットが必要とするものは、すべての芸術品を失って残った唯一の物。
人気のない静けさ、なのだ。

だから、ここで3人を死なせて亡霊を増やしたくはないと言った。

この言葉で生きて逃がしてもらえるという保証が出来たので、恐ろしいが黙ってついて行った。
お陰で屋敷の外に無事出られたが、森の中でモットは「ここまでだ」と姿を消した。


ポーク家の謎


真夜中の森の中に放置された3人。
大人しく闇にまぎれていればよかったものの、気が付けば光を求めてポーク家の家に近づいていた。

背後から頭に袋を被されてまんまと捕まってしまう。

袋を外されると、あの家畜小屋に連れて来られていた。
そこには横たわる先客としてイライアスもいた。

ママが生かしていると言われマットが近づくと、足や腕が1本ずつ切断されてる悲惨な姿となっていた。

声を掛けるとマットには気づいた。
「彼女(ママ)が来る前に逃げろ。
そして俺を殺してくれ!」

そこに痩せて年老いたママが登場。
おもてなしだと干し肉を差し出す。

それが何の肉か想像できるので、夫婦が断ると自ら口に入れ、そして臭くて食えないと吐き出した。
肉が悪いとイライアスに当たり、息子達に殺しの許可を出すと、息子の1人がかなずちでイライアスの顔面を強打して即死させた。

あまりの恐ろしい光景が繰り広げられる恐怖で叫び声を上げるシェルビーに、ママは説明する。

「屋敷を買ったせいだ。
競りでイシュマエルに勝つなんて」

すぐにでも譲ると申し出るが、もともと住むつもりだった訳ではないと言われる。
ブッチャーの為に空き家にしておくのが目的だったのだ。

200年前にポーク家の先祖はブッチャーと契約をしていた。
毎年この地が血で清まる限り、ポーク家を襲わない。
不作であっても生贄を渡せば森に人を入れず、作物が守られる。

ポーク家はこの地で大麻育てていると言う。

もう死が約束されているからこそ、夫婦にすべてを暴露するママ。
そして家畜小屋の子供達を保護させた恨みも忘れない。


生贄に


夫婦とフローラをブッチャーに引き渡す為、トラックで移動する。
荷台で銃を構える息子の隙を見て銃を奪おうとマットが飛びつく。
もみ合いの末、運転していたもう1人の息子に流れ弾が命中して即死、銃を持った息子は荷台から転げ落ち、助手席のママは気絶し車は停止した。

3人はその隙に慌てて森へ逃げ、今度はじっと身を寄せ合った。
だが、銃を持った残った息子に見つかってトラックまで連れ戻される。

息子を殺されたママは、ブッチャーとの約束の為夫妻を殺す事は出来ない。
怒りを少しでも治める為、スコップを取り出すとマットはやられる覚悟をした。
だがそれが振られたのはシェルビーの足首だった。
記憶にない程の痛みと傷を受けた。


再び荷台に乗せられると、夫婦は死を覚悟した。
トラックはブッチャー達が待つ屋敷に到着する。

ブッチャーはママに子を失った母への慰めの言葉を掛けるが、ママは何も言わず車へ戻っていった。


救済


まずは、フローラからだと抱え上げられ、炎に投げ込まれようとするとその時、リーも近くに到着してフローラの叫び声を聴いていた。


リーはシェルビーのせいで、夫殺しの容疑者として警察で何時間も尋問にあっていたが釈放されていた。
携帯にあったマットからの娘は無事だという着信を見てほっとするが、折り返しても電話に出ない事が嫌な予感をさせ、警官に屋敷まで送らせていたのだった。

だが、警官も屋敷の前でたいまつを掲げるブッチャー軍団を見たのかリーが降りると、そのままトンボ返りしてしまった。


ブッチャーは、たき火の前でいつものように太古の神々に捧げる言葉を唱えている。
その時、息子のアンブローズが大声を上げて「やめろ!」と言いながらブッチャーを持っていた武器で殴った。

「罪のない者の血を流すのはもうごめんだ!!」

そして母親であるブッチャーを抱え上げて、自らと共に炎に包まれていくのだった。

するとモットがやってきて、夫婦の拘束を解き逃がす。
1人離れた所に残っているフローラにブタ人間がナイフを持って近づいた時、リーが車で突進しブタ人間をはねた。
そして3人はリーの運転する車に乗って逃げた。


そこからシェルビー達は病院へ行き、手当をしてもらい有り金で安いモーテルに泊まった。
翌日にはシェルビーの姉から送ってもらうチケットでLAに戻れる。

シェルビーは屋敷を含む全財産のほとんどを失ったが、生きて戻れる事で恵まれた家庭である事を感じていた。

だがその後、シェルビーお得意のヨガでも瞑想でも、何をしてもロアノークの悪夢を消し去る事は出来なかった。

きっと一生見続けるのだろう。


つづく


かんそう


全10話ですから、今回5話目で折り返し地点となりました。
いわゆる「ロアノークの悪夢」という番組のメインはすべて見たのではないかな、と思います。
まだ続くなら相当の特番ですねw


残った4人は、無事屋敷から逃げ出す事が出来ました。
でも後残り5話もあると思うと、まだ何が待ち構えているのか楽しみ過ぎる!!


1つ残っていた気がかりとして「ポーク家」についても、今回明らかになりました。
やっぱり話せば分かる所のあるブッチャーさんw
ポーク家とは先祖の代で契約を結んで、協力関係になっていたんですね。

それにしてもブタに拘る割には、ブタ肉は食べないのかしら……。

イライアスは、てっきり亡霊かと思っていたら一応人間だったようでした。
今回、ポーク家に殺されてしまいましたけど。
イライアスはブッチャーに差し出さなくても良かったんだろうか。


そしてそして。
今回の目玉は、何よりエヴァン・ピータースのゲイのお金持ちのコスプレでの登場でしょう!!
もはや、ガキの使いの「七変化」状態となって来ましたw

AHS5 HOTEL

それまでは、歳相応? な青年役だった気がしますが、「HOTEL」でシリアル・キラーのゴースト、HOTELオーナーJames Patrick Marchを演じたのがコスプレ大会の始まりというか、始まりであって欲しいという願望ですw

今回もゴーストですけどネ!

持前のおぼっちゃんフェイスが、(死んでるから)永遠に歳をとらないという設定がなんだか特に似合ってしまうのもナイス!

モットは面白いキャラなので、もっと出て欲しいけど、それにしてもこの先の展開がまったく思いつかない!

普通に考えると、屋敷から離れて呪いからも逃げられた……と思いますけど、そうなったらドラマ終わっちゃうし。

ほっとした所でまた何かあるのはあるんでしょうけど、それがどうなるのか!?

ていうか、ブッチャーさんはまたしても息子に裏切られてしまいました><
ここまでくると、本当に可哀想な親子としか言いようがありませんね。

まあ、ブッチャーさんの過激宗派はいくら親子といえどもついていけないっていうのは、大納得ですが。
ブッチャーさんも自分達が生きる道を選んでの事で、息子愛、住民愛が行き過ぎちゃってるんですよね~。
そんなブッチャーさんもあのまま消滅するなんて、考えられませんし。


そういえば、前回マットに置いてけぼりにされちゃったガガ様、森の魔女が今回は出てきませんでしたが、失恋のショックであのままフェードアウトなんて事は……ないよねぇ?

やっぱり、TV番組は終わったように見えつつも、まだまだ謎が残されているロアノーク!

なんも予想できないけど、ここまで確実に期待を裏切らない展開が続いております!!

あ、シェルビーにも姉がいると知り、マットとは次男、次女の夫婦かと思ったらあの楽観的な感じとか、のんびり感に少し納得しましたw

次回はこちら

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(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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