American Horror Story:Roanoke/アメリカン・ホラー・ストーリー:体験談 シーズン6 第4章

2017/08/15

Simoom アメリカンホラーストーリー アメリカンホラーストーリー:体験談 ジェーン洞 ホラー

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あらすじ


2017年7月24日~FOXジャパンで放送!(全10話)

登場人物はこちら

前回はこちら

番組の性質上、不快な表現が含まれる場合があります。
ご観覧にはご注意ください。


イライアス教授


マットは、森で魔女と関係を持ったというのに何も覚えていなかった。
責めるシェルビーも根負けしてマットを許した。



シェルビーがシャワーカーテンを開けると、突然ブタ人間がナイフを振りかざし、襲われる。
2人は家中を逃げ回るが神出鬼没に目の前に現れる。
すると、突然ブタ人間が背後から何者かに襲われて倒れた。

イライアス教授が何処からか家の中に現れてブタ人間を退治したのだった。
再び立ち上がろうとすると「クロアトアン!」と叫んでブタ人間を消した。

イライアス教授は生きていたのか?


クロアトアンの意味


シェルビーは待望のクロアトアンの意味をイライアス教授から教えてもらう。

それは、消えた住民を見つけられるように、ロアノークの木に刻まれて残されたメッセージ。
実際は暗黒の力と血の魔力を持つ言葉だと言う。

イライアス教授は、ブタ人間はまた出現するといい夫婦が生き残るには自分の知識が必要だろう、と言った。
それをマットは屋敷の乗っ取りではないかと警戒したが、シェルビーはブタ人間の存在については丸焼けにされている姿を見ていたので信用した。


屋敷の歴史


イライアス教授から屋敷についての調査結果を聞く。

屋敷は、1792年にエドワード・モットが建てていた。
1793年そこに初めて住んだチェン家が最初の犠牲者。

イライアス教授が貯蔵庫で見せたリストの中には、マットも家の中で見たサイコな看護婦姉妹の写真もあった。
なぜ知っているのかと聞くと、実際に姉妹から聞いたと不思議な事を言った。
森の中で姉妹に見つかり、記憶が流れ込んで来た、と。


姉妹は、夫婦と同様にブッチャーに脅されていたがそれでも立ち退かないでいたら、捕まり拷問を受けて殺された。
1人は、両手を引っ張られ腕の付け根から引き抜かれた。
もう1人は、その後頭を肉切包丁でぶった切られていた。

ブッチャーは叫ぶ。
邪魔者の血で土を浄化させ、肉体を肥やしにする。
魂は永遠と一日私に仕えるのだ。


上弦の月


失踪や殺人などの邪悪な事件はすべて10月に起きている事が分かっていた。
先住民が「枯れ草の月」と呼ぶ、10月の同じ月齢時。
上弦の月から血の月(ブラッドムーン)までが血染めの6日間で、霊が殺す能力を得る期間だった。

そして今夜は上弦の月。
今すぐ出て行こうと声をかけるイライアス教授を、未だ全面的には信用しない夫婦。
姪で行方不明のフローラを残して出て行くわけにもいかなかった。

イライアス教授は夫婦からプリシラの名前が出ると、知ってると言い居所に案内し始めた。


フローラ


リーを警察に売った事を認めたシェルビー。
今は後悔をして、なんとかフローラを見つけようと思っていた。

プリシラの居所については、イライアス教授の貯蔵庫に導びかれた件もあった事から、夫婦は信用してついていく事にした。

森に入ると、昼間だがそこに魔女はいた。
シェルビーは森を怖がっていたのに、理性を失い1人で魔女を追い出していく。

すると、あちこちから明らかに死者と思われる怪我をしたままの男達が集まり始める。
シェルビーはイライアス教授を真似てクロアトアンと叫ぶが、彼らには効かなかった。

すぐにイライアス教授に助けられるが、影の世界と人間界を隔てるベールが6日間は剥がされると言う事を信用し始めた。

案内された場所でフローラを見つけるが、それは信じられない光景だった。
プリシラや看護婦姉妹、ブタ人間などの死者達に囲まれて楽しそうに森の明るい日差しの中、遊んでいた。

思わず声を上げるマットを押さえ、イライアスが声を掛ける。
死者達は耳を貸そうとするが、そこに警笛のような音が響くと奥から大勢の村の兵士たちが出てきて、イライアスは複数の矢に射ぬかれ倒れてしまった。


クリケット


夫婦が慌てて屋敷に逃げ帰ると、そこで2人を迎えたのは霊能者のクリケットだった。
フローラはまだ生きてるといい、あの時にきちんと言う通りにしていたら取り戻せたと言われる。
取り引きは邪魔が入ったから無効となり、ブッチャーは怒っているという。
そしてブラッドムーンになれば、力を手に入れてしまう。

クリケットは敵を知ればまだなんとかなるかもと、ブッチャーを捜しに夜の森へ行き、朝になって疲労して戻ってきた。

クリケットは死をも覚悟したという。
それはブッチャーではなく、森の魔女に出会ったからだった。


森の魔女


クリケットは目を潰され、襲われるが寸での所で魔女に交渉を持ちかけていた。

魔女をすべての影の支配者で、月の満ち欠けで力を増す存在だと見抜き、女の欲求が押さえられないんだろうと、マットを差し出す約束をしていた。

霊の出る理由は、魔女によって見せられた。


何世紀も前のロアノーク植民地の移住先であるこの土地。
食料には困っていない豊かな土地。
でもそれには悪魔崇拝よりもっと古く、驚くほど残酷な宗教による犠牲があった。

ブッチャーはプリシラを生贄とし、住民の見守る前で岩で殴り殺していた。

それは全員が納得していたわけではなかった。
ある夜ブッチャーの息子が代表して母に「魔女に毒されてる」と、意見をする。

ブッチャーは、満腹の今だから言えるきれい事だと動じなかったが、息子達も神の怒りが怖いと引く事はなかった。
ブッチャーの隣には魔女が付き添っていたが、その姿は息子達には見えてはいないのかもしれない。

まるで過去が繰り返されるようだった。
またしても住民から外れて1人になってしまうブッチャーだったが、今は魔女に仕えるという強さがあった。
今度は反逆する者を全員追放してやろうと、過去自分がされたことを仕返す決意をしていると魔女が耳元で囁く。

全員の血を流させて、血の月の力を解き放つのだ。


惨殺記念日


その夜の食卓で、ブッチャーは魔女にそそのかされる所だったけど、神の声で目覚めたと演説し、住民全員に改心の印としてフルーツを配った。
だがそれは毒入りで、息子を含めてブッチャーは全員を毒殺した。

今世で従うのが嫌ならば来世で従ってもらおう。
我らはこの地にとどまるのだ。
ここは我らの地、この地に我らの血を染み込ませる。

土とまじりあわせ、我らを永遠にこの地につなぎとめる。

1人残ると最後に魔女に肉切包丁を渡し、自らの首を差し出していた。


太古の神々にささげるための血。
この大量の血によって、永遠にこの地に繋がれた。

それから毎年惨殺記念日には、忌まわしい存在から殺人鬼へと変わるようになっているのだった。


クリケットは、でも魔女のお陰で戦う方法は分かったと言い、ホテルにブッチャーと霊達を永遠に鎮める呪文等を取りに行った。

だが、そのまま無事に戻る事はなかった。

ホテルに向かうタクシーにフローラが飛び出して来て、気になって追ったクリケットはブッチャー達に捕えられていた。


魔女の過去


クリケットを待ったまま、気づくと夜になっていた。
物音で森が気になったマットは、寝ているシェルビーを残して銃を手に外に出た。

囁き声に導かれるように、気付けば貯蔵庫の入り口の前に居た。
開いた扉からは、内側から無数のキャンドルによる暖かな明かりが漏れていた。

イライアス教授がいるのかと思って中に入るとそこにいたのは、魔女だった。

マットは、またしても魔女の誘惑に簡単に乗ってしまう。
その行為の中で、マットに理解させようと魔女は自身の記憶を見せた。


古代ケルト人とローマ人の子孫で、イギリス人だった娘時代。
家族の信仰が太古の神々だった。
密航で国を出たが、その船は災いによって大勢が死んだ。
新天地を前に隠れているのを見つかり、その災いの原因にされた。
船に女がいたから海の神が怒ったのだと。

魔女として火あぶりになる所を、兵士達を殺しさらに昔の他の神々が欲する血を与えて森に逃げた。

古代の魔術と新境地が新たなものとして生み出した。
それが森の魔女だった。





ブッチャー軍団


マットがまんまと望み通り、魔女の側に居ることを選びかけた時。

フローラを連れたブッチャー軍団がたいまつを手に屋敷に向かっていた。
大声でマットを呼ぶシェルビーの声に、マットは我に返って魔女を置いて屋敷に飛び帰る。


ブッチャーは交渉の時は過ぎた、今こそ土地を取り返しこの子の血で清めると、フローラの喉に肉切包丁を突きつけた。
その時、プリシラが後ろから突き飛ばしフローラを解放させた。


屋敷の中でフローラを調べると、身体の血は他人のもののようで怪我はないようだった。
するとフローラは「男の人よ」と繰り返す。
外を見るとそこには捕えられてたクリケットが引きずり出されていた。

クリケットは、生きたままで腹を裂かれ、フックを差し込まれて内臓を引きずり出される。

それを屋敷の窓から見ていた夫婦に、ブッチャーの肉切包丁がホームラン予告のように向けられた。

次はお前らだ、というように。




かんそう


今回は、かなりいろんな謎が明らかにされました。

クロアトアンの意味。(木に刻まれた言葉としては、言い伝えと一緒。言い伝えでは島の名前という説がある)
ブッチャー軍団がどうして出来上がったか。
魔女はどうして森の魔女になったのか。

そして、霊である彼らが実際に殺人を犯せる時期があるという事。

気付けばそのサイクルになっていた!!

前回、ブッチャーって意外と話せば分かるじゃんって思いましたが、やっぱりそう簡単には行きませんでしたw
でも「もう情もかけない」って言ってたので情けは持っていたようですw

とにかく土地に固執し、余所者を許さないブッチャー。
過去にはその偏った邪神崇拝とも言える宗教に、集団から孤立しかけていましたが、今や完全にリーダーとして絶対的な存在になっていました。
プリシラはその犠牲者だったんですね。

だから同じ霊としても、ブッチャー軍団とは距離を置いていた。
また屋敷の霊も、プリシラと同じで霊とはいえ、ブッチャー軍団の被害者という関係性。
ブタ人間も、屋敷の住民を襲いながらも、ブッチャー軍団とは相い入れないという。

そしてガガちゃんの魔女。
ブッチャー軍団を実行犯として、血を捧げさせていたんですね。
元は太古の神々への為の捧げものでしたが、魔女となった今となっては自分にも必要という。

大きく残すはポーク家の存在? どこに属するのか、どこにも属さないのか。

イライアス教授は、人間っぽく振る舞っていましたがあれももう霊なんじゃないのかな、と思ったんですがどうでしょうね。
なのでまた出てくるような気がしています。

それにしても、あののんびり夫婦のせいで、次々と犠牲者が増えています。

そもそもさっさと出て行けばフローラだって行方不明になってないだろうにw

次回、天然夫婦はブッチャーからの殺害予告を受けてどうなるのか!
放っておかれた魔女は!?

今回もあっという間のCM込みの約45分でした!

次回はこちら

登場人物はこちら

前回はこちら

(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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