【シーズン・ファイナル】Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン5 第21話「爆薬の使い道 パート2/Shockwave Part 2」【メジャー・クライムス】

2017/08/19

MajorCrimes重大犯罪課 MajorCrimes重大犯罪課 シーズン5 Simoom クライム サスペンス ジェーン洞

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あらすじ


2017年3月31日~FOXjapanにてシーズン5日本初放送(全21話)

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ローズデール墓地爆発


大爆発はしたものの、退避が間に合い死傷者は出ずに済んでいたローズデール墓地。

現場から、爆弾が仕込まれていたと思われる花瓶の破片を回収し、指紋とC-4を検出していた。

指紋はフランクリン・パールと一致。
武装強盗から仮釈放中で、リサイクル店で働いている事が分かる。


リサイクル店


気づかれぬようにリサイクル店を物色すると、古いラジオに墓地で使われたものと同じ花瓶が売られているのを発見。
明らかな関連性から、パールを拘束した。
だが、仲間ではなくオーティズは単なる客だったと分かる。
写真を見せると、2週間くらい前に大量に買い物をしていた男だと言った。


ルイス・ウィルクスの情報


元同房者のウィルクスから、残り6年の刑期を3年に短縮するという条件に同意させ、残りの情報を聞き出した。

リサイクル店でオーティズが買った品と同じものを揃えて説明させる。

それぞれの品にはすべてボイドと呼ばれる空洞がある。
花瓶、ギター、ラジオ、ぬいぐるみ、そして自転車のフレーム。

どれも爆薬を仕込めば爆弾になる。
そして日用品である事から捜査の目をごまかせる。

大量購入の目的は、それだけ爆発させたいという事。

それだけではなく、ウィルクスはオーティズが有罪となったユーリー殺しの真犯人は元妻リゼスだと言う。
オーティズはハメられたのだと。

服役中自分の事件を調べ続けた結果、オーティズは警察のミスを見つけていた。
その話を信じるのは、ユーリーの母親から「別れたのに何故殺した?」という手紙を貰っていたから。
武器に触れたのはリゼスだけだとも言っていた。

リゼスは自分を振った男を殺し、ダンナも追いやった。
だが、責めているのは妻だけではない。
ロス市警も恨んでいた。

オーティズは、弁護士に言われたと言う。
無実でもロス市警が持つ証拠で終身刑だ、と。
それで、仕方なく殺人より過失致死の方がマシだと受け入れていた。

それが本当ならば、その怒りは相当なものだろう。


ドクター・モラレス


しかし、何故そんな事になったのか。
当時の検死報告をドクター・モラレスから説明してもらう。

凶器は確かに海兵隊でオーティズが使っていたナイフだった。
だが、傷跡は女の力で刺したと分かるものだったが、その情報がきちんと伝わっていなかったと判明する。

検死報告書が作られたのが62日後、司法取引は30日後。
第一所見を基に作られた陳述書でオーティズが犯人にされていた。
そのおかげで、無実を訴えながら11年服役する羽目になっていた。


元妻リゼス


元々狙われている事もあり、ユーリー殺しの真犯人である事も判ったリゼスを署で保護する事に。
滞在が長くなる可能性がある為、父親の家にあるリゼスのスーツケースを運び込ませる。

ユーリーの事件を洗い直すといって、リゼスを揺さぶる。
当時、家にはなかったという凶器のナイフの保管場所を聞く。
今のオーティズは爆薬を沢山持っていると怖がらせ、盗品を隠す為に借りていたという倉庫の住所を吐かせた。

同時にリゼスも凶器の在り処を知っていたという、自白にもつながる。


倉庫


倉庫に向かうと中はすでに引き上げた後のようで、空になっていた。
そこに残されたのは、壁に赤いペンキで描かれた「無実だ」というメッセージとリゼスと重犯課のメンバーを墓地で撮影した写真だった。

そしてゴミ箱から大量の中身を抜かれた携帯電話が。
分解した携帯の台数だけ、爆弾を組み立てたと思われる。


20の爆発装置


携帯の残骸から、20の爆発がどこかに仕掛けられたようだった。
これまでのパターンから、警察に押収させた証拠品に爆弾を仕込んでいたと考える。
ロス市警には部署が21ある。

保管庫が21箇所、墓地の爆弾、携帯電話は22はあったはず。
狙いは妻だけではない。

大至急でバズが携帯のロット番号から電話番号を割り出し、ブロックをする事に。
全部署の証拠品保管庫からも退避をさせる。

番号が判れば、着信も確認できる。
つまり、送信から居場所も探知できる。


市役所


バズがプロベンザに怒鳴られ急かされながら、次々にブロックをしていく中、すぐにオーティズが市警の向かいの市役所に居る事がわかる。
建物のセキュリティから銃は持っていないだろう。

居場所はわかったものの、重犯課は顔バレしているので不用意に近づく事が出来ない。
顔を見られたら、恐らく起爆されるだろう。

すぐに市役所を閉鎖させた。

バズの頑張りで、20台はなんとかブロックする事が出来た。
残りはオーティズが持つ1台。


通話


シャロンはオーティズの携帯に連絡をし直談判を試みた。
今の状況を通知し、投降をうながす。

リゼスにハメられた事もわかったから証言してくれと伝え、聞こえるようにリゼスを逮捕した。

しかし、オーティズは自らもリゼスに報いを与えないと気が済まないようだった。
復讐には金がかかると、追加でスマホを2台買った事を話し出す。
妻を殺す為に仕込んだ1台と、起爆用の1台。

それを聞いた署内では、一斉に携帯を捜し出す。

すると、自分だけ墓地にはいっておらず顔が割れていない事から、いつの間にかこっそりと署を出ていたフリンが銃を構えてオーティズの前に出た。

オーティズが、追加の起爆用のスマホを片手に持ったところだった。

フリンの危険な行動を携帯を通して知り、頭を抱えるプロベンザに「アンディ」と叫ぶシャロン。



携帯越しに様子を聞きながら、シャロンは倉庫にあったリゼスの写真を見る。
スーツケースを引いて歩く写真だった。そのスーツケースは目の前にある。
シャロンはすぐに叫ぶ。
「爆弾はスーツケースよ! 全員退避!!」

直後にオーティズは発信し、ロス市警で大爆発を起こしたが、フリンによって現行犯逮捕は出来た。

心配したフリンがプロベンザに電話をすると、シャロンの機転で被害者は出なくて済んだ事が確認できてホッとした。
そして、オーティズを見て呟く。
「撃つんだった」


ラスティとガス


ナパには行かないとメールを受け取っていたが、ガスと直接顔を合わせるとナパに行ったほうがいいんじゃない、と言い出すラスティ。

ラスティが自分はLAに残る前提な事がガスには、納得いかないのにそこを理解していないようだった。
もう行かないと決めたと言い張るガスとまた険悪なムードになってしまう。


ラスティは、ガスのボス、エイダンに会いに行った。

友好的かと思ったが、「大学生の恋人のせいで自分の利益が見えていない」とすぐに嫌味を言われてどう思われているのか気づく。

ガスは恋人の存在を理由に、数々の誘いを拒絶しているという。
妹の件で借りがあるから、君には逆らえない。
自分の幸せを捨てても。

ラスティは、エイダンの態度からガスを狙ってると勘ぐる。
その為にナパへ連れ出すのか、と。

生意気な口を利くラスティに、エイダンも意地悪な事を言う。
「才能ではなく肉体的な魅力でスーシェフに抜擢した、とガスに伝えろ。
言わないなら、ガスの将来を考えろ。
昇進を断って、何を犠牲にするのか」


エイダンとの会話は険悪な雰囲気ではあったが、ラスティにとっては貴重な意見だったようだ。
考えた末、ガスにナパ行きを薦め出した。
自分の意見が大半だったという関係にやっと気づき、それをやめるとも言って。

ただし、大学があるからついていく事は出来ない。
遠距離を試そうと提案した。
ガスも最初は、そんな事は頼んでいないと言うが、君の幸せを考えたと言われると素直に喜んだ。

真っ直ぐなガスには、遠距離になる2人への不安は一つもないようだった。
それどころか、ラスティの態度に成長を感じ、自分は昇進するのだから明るい未来しか見えないのだろう。

しかし、エイダンのような大人がガスの側に居る事を知ったラスティには、これが別れのきっかけになる覚悟が出来ているようだった。
ガスが居なくなると、さようなら、と呟いた。


新副本部長


事件解決後、まだ爆発のせいで散乱する中、シャロンは副本部長の部屋に案内された。
その姿にメンバーの誰もが、シャロンが副本部長に決まったのだろうと思っていた。

が、部屋に入るとそこにいたのは、レオ・メイソン元警視だった。

シャロンは、望まない副本部長にならずに済んでホッとし、そしてメイソン副本部長を祝福した。
そこへ、メイソン副本部長から警視に昇進の報告を受ける。

思いもよらなかった2つの星を受け取ると、シャロンは素直に喜んだ。





シーズン6 1話 「聖域都市 パート1/Sanctuary City: Part 1」へつづく


かんそう


シーズン5が終ってしまいましたー><
事件は無事解決し、長らく引っ張っていた副本部長の後任も、スマートなw メイソン警視になって、シャロンは警視に昇進、とスッキリとした終わり方だったと思います。

と言う事は、プロベンザさんも昇進するのは、セットって感じでしょうかね。

不謹慎ですが、署が爆発されてシーズンの区切りとしてはちょうど良かったんだな、と思いましたw
人事の移動を含め、心機一転シーズン6では、1から署内をリセットできますねw

ただ、怪しいのはラスティとガスの関係。
前向きで真っ直ぐなガスに比べて、どうしてもそうはなれないラスティ。
物理的な距離が心の距離にもなってしまうのかどうか、シーズン6も気になりますね。


あとびっくり! したのは、ガスの上司のエイダンがプリティ・リトル・ライアーズのトビーでしたw




ヒゲで大分大人っぽくなっていましたw
これから、ナパ行きが決まったガスに絡んでくるのかな~。
でもラスティと離れてしまうとナパの様子そものもが会話ベースでしか登場しなそうですけどね~。



事件については、ファイナルらしい凝った内容と珍しく?! 派手な爆発が多かった!

前半の冒頭で、エレキギターを車から捨てて、楽器店で強盗した理由がやっとわかりました。
エレキにはボイド(空洞)がないので爆弾としては役立たずだった、んですね~。
道具選びに関しては、説明されるまでピンと来ていませんでした><

こういった、一話完結ではなかなか仕込めみにくい伏線が楽しめるのは続き物ならでは、だと思います。

ただ妻に復讐するだけではなく、ロス市警もターゲットで、それを1人でこなす、かなり頭も良く、行動力もあるなかなか手強い犯人でした。
妻の浮気が許せなかったのかな、とも考えられましたが、そうではなく妻が真犯人というのも凝っていました。
元同房も、意外とちゃんと情報持ってて役に立ってました。

とはいえ、元々窃盗用に倉庫を借りていたという、犯人に完全には同情できないような設定もさすがだなぁ、と思いました。

中休み前の、ダーネル&ZB3部作と比べるとファイナルが2部作ってどうなんだろうって見前はちょっと不安もありましたが、内容的には大満足でした!!


シーズン5が終わってしまいましたが、まだまだ気になるサブストーリーも残っています。
なんといっても、シャロンとフリンの結婚式に、サンチェスとちびっこマーク。
バズと父親を失った子供達は、もう大きな展開はないのかもしれませんが、ストローがまたウロついていると言う話題もありました。
ストローはサブ・ストーリーとは言えませんが。

新生重犯課となるシーズン6、アメリカでは2017年10月31日に放送開始予定となっていますが、日本での放送はまだ大分先になるでしょうね。

それまでは一応ネタバレを避けつつ、楽しみに待ちたいと思います!


シーズン6 1話 「聖域都市 パート1/Sanctuary City: Part 1」へつづく

登場人物はこちら

前回はこちら


(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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