THE BLACKLIST シーズン4 第16話「デンベ・ズマ/DEMBE ZUMA(NO.10)」

2017/05/17

Simoom クライム ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン4

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Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC

アラム拉致


アラムが自宅で攫われた。

容疑者がデンベだと伝えるとレッドはすぐに、何かに利用する為に攫ったのだろうからアラムは無事だ、と判断した。
デンベが失踪して1ヶ月。
レッドがすっかり裏切りられた者になってしまった今、レッドの言うデンベの話しは信じないとクーパーは言った。

だが、アラムの拉致こそ新しい手がかりだと、レッドは朗報であるかのように言う。


デンベは決して諦めない男、サバイバル術を教えこんであるからさすがにそう簡単には見つけられない。
隙がなく、辛抱強い。
だが、今その足跡が2つになった。
レッドがデンベを、FBIがアラムをと、それぞれ追う事が出来るし、上手く行けば同時に2人見つけられる。

クーパーは未だデンベを見つけられていないレッドには任せられないと、リズを同行させた。


キーハンター


拉致時にアラム宅に一緒に居たジャネットは、キーハンターを利用しようとFBIで提案した。
アラムも持っていて、鍵などの失くしたくない物につける。
場所は携帯の電波が特定し、設定するとそれが出した信号が近くの携帯電話に中継されるというものらしい。

アラムは部屋の鍵を携帯しているだろうから、FBIでアラムのシステムが起動したいと言う。

一度は敵になったジャネットに捜査協力させることをクーパーはすぐには許可しなかったが、サマルの強い推しで監視を続ける条件で認めた。


サンクタム・コーポレーション


レッドは、まずサンクタム・コーポレーションを探すとリズに言った。
犯罪者の避難所と言われる、なんらかの理由で逃げる必要のある犯罪者を別の場所に移して、生活を再開させる会社だ。

去年、ソロモンがデンベの家族を人質に取った際に、デンベは娘と孫を隠させた。
その手配は、レッドの世界から遠ざけるようにデンベにすべてやらせていた。
だから未だ見つけられていないが、片っ端から調べた残りの1社がサンクタム・コーポレイションなのだった。

手がかりは、顧客の1人であるダイヤの原石の故買人リチャード・フィックマン。
レッドと足の専門医が同じで知り合ったおしゃべりな男で、ヘマをしたことで姿を消していた。

レッドとリズが訪ねると、フィックマンはすでに何者かに殺された後だった。

偶然を信じないレッドは、誰かが先回りをしていると疑う。
家の前の防犯カメラに気づき、すぐに調べるようグレンに電話を入れて会いに行った。


通常は録画をしていない交通カメラの映像だが、独自のチームを持つグレンは録画の便利さをリズに自慢した。
そのデータからフィックマン殺害場所に来ていた1台の車をつきとめる。登録の名前はチャック・ショウ。


レッドとリズは、ショウを訪ね雇い主などを無理やり聞きだすと、ドクター・ソフィア・ギャラップと取り引きしたと知る。
刑務所にいた時の担当セラピストで、仮釈放にしてやるから1人殺せと言われたのだという。


リズの調べで、北東部全域の刑務所でカウンセリングをしているのが、確かにドクター・ソフィア・ギャラップだと分かる。

だが、家の住所は未登録、医師免許の住所は私書箱だった。

レッドがドクターが関与した最新の仮釈放者を調べさせると、重罪犯のデニス・コーリーが浮かび上がった。
コーリーの自宅へ行くと、次の犠牲者と思われるファイルを発見。

Virginia Sherwood/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


アレックス・サトウ。写真から、元ダニエル・ナカモトでレッドの知る贋作作家だった。

これにより、サンクタムは自らが逃がした犯罪者を見つけて、殺しているように思えた。
ドクターとの接点は不明だが。

ファイルのデータから、レッド達もダニエルの元に先回りし、コーリーの手からは守った。
そして、ダニエルにサンクタムについて尋ねると、経営者はトニーとマリアのロペス夫妻で、オハイオの養蜂家で世界中の養蜂場を隠れ家として使っていた事が分かった。

だが、ダニエルは彼らが自分を裏切る事は不可能だとも言う。
何故なら2人とも何カ月も前に死んでいるから。

レッドは再びグレンに、ロペス夫妻について調べさせる。

確かに9か月前夫婦は焼死していた。
放火で容疑者は不明。
娘はセラピストをしているヴァネッサで、大やけどを負ったが生きている。
ロペス名義の養蜂場はすべて銀行に差し押さえられたが、焼けた1軒だけは例外だった。
ヴァネッサ名義で今も残っている。

娘がドクターで間違いない。
養蜂場を目指す事に。


養蜂場に到着すると、めったな事で驚かないレッドが、奇妙な光景を目にして驚いた。
女性が裸の上半身に蜂をまとって立っていたのだから。
まるで蜂で出来たベストだった。

Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC


犯行の理由を尋ねると、その姿のまま落ち着いて答える。

たまたま1人を助けた事がきっかけで、次から次へと依頼が舞い込みいつしか養蜂よりもサンクタムで稼ぐようになっていた両親。
その稼ぎが地下の金庫に隠されている。
それを知るのは、家族以外は逃がした犯罪者しかいない。
誰かが戻って盗もうとし、バーナーで鍵を開けようとした際に引火した。

途中、蜂を身体から落としたが、蜂をまとっていた理由は、火傷の感染症に唯一効果があったのが蜂療法だと言う。
蜂の毒の酵素が傷を治すらしい。

ドクターは、犯人がわからないから片っ端から殺していたが、どのみち死んで当然の連中ばかりだと一切悪びれなかった。

レッドは、そもそもの目的を告げる。
「その台帳で探したい人物がいる。君がまだ殺していないといいんだが」

そして台帳から1枚のページを破った。


デンベとアラム


アラムはデンベにレッドの金庫に連れて来られていた。
デンベは金庫の暗証番号ではなく、誰が最後に金庫にアクセスしたかを調べるように言う。
盗みに来たのではなく、盗んだ奴を突き止めたい。
デンベはやはり、レッドを裏切った訳ではなかった。

だったら逃げずに無罪を主張すればいいのに、とアラムが言うと、レッドに毒を盛ったという容疑が掛けられた今、確固たる証拠がなければ潔白を証明できないと言った。

最初は、裏切り者に手を貸せないと拒んでいたアラムだったが、この真実を知ると途端に協力した。

Virginia Sherwood/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC

アラムは、前に使った人の情報自体は見つけたが、暗号化されていた為すぐに誰かまでは分からなかった。
解読には数日かかるという。

それを知ったデンベはもう時間がないと判断したのか、アラムに帰っていいと詫びを入れて、その場に座り込んで頭を抱えた。

そんなデンベを見たアラムは、レッドの味方なのだったら良い方法があるかも、と足を止めた。

「俺の人生で大切なのは3人。
娘と孫娘とレイモンドだ」

それを聞いたアラムは、解読のあてに急いだ。


RBMデジタルセキュリティー社


RBMデジタルセキュリティー社にある解読ソフトを使おうと思ったアラムは、令状を忘れたという小芝居をして、デンベと正面から堂々と社内に潜入した。
15分くらいであればなんとかなるだろうとネットワークに侵入し、暗号解読ソフトを使い始めた。

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そしてFBIでもキーハンターがアラムの移動を知らせており、レスリーとサマルが追って来ていた。
その到着を防犯カメラでアラムが確認したと当時に、暗号の解読も完了していた。

その人物の名前は、キャサリン・ネメックだとデンベに告げるとそれは悪い結果のようで、デンベの顔がこわばった。

これではまだ戻れない、もう1つやる事があると言うデンベを、アラムは今度はビルのセキュリティーをコントロールして逃がしてやった。


アラムはFBIに戻り、デンベの事情やキャサリン・ネメックの名前を報告すると同時に、キャサリンの事を調べ始めた。


あの森


養鶏所からデンベの娘イザベラの家に向かう車中で、リズとレッドはアラムの戻りを聞いた。
デンベの無実を聞いても、レッドはそれを判断するのは自分だとまだ信用しなかった。

イザベラは、誰も知らないはずの家にレッドが現れた事で動揺する。
デンベに何かあったに違いない、と。

レッドも、まさか自分が隠れ家を探す事になるとは、と残念そうに言いながらイザベラの持つ連絡手段を使わせて、デンベと通話した。

「君のしている事は過ちを認めるようなものだぞ」
「我々の過ちだ。
彼女はここにはいない、この目で確かめに来たが」

デンベは、あの森に来ていた。
ミスター・キャプランを捜しに。

そして、通話の途中でミスター・キャプランを助けたハンターに矢を射られてしまった。
デンベのうめき声だけを残して携帯電話は地面に落とされた。

デンベに何が起きたのか、デンベが何を言っているのかさっぱりわからないレッド。

デンベは隙を見て足に刺さった矢を抜いて、反撃し逃げた。

レッドは、慌ててアラムに電話を掛ける。
一体、デンベと何を見つけたのかと聞と、デンベ同様キャサリン・ネメックの名前を聞いて固まった。
そのレッドの様子に、デンベの身を心配したイザベラが詰め寄った。
レッドのデンベへの疑いは、その名前を聞いたことによって一気に晴れたようで、本心から言った。
「デンベを見つけるよ、必ず」


ハンターは森で足の応急処置をして、ミスター・キャプランに電話した。
「留守電に残すのは嫌だが、死らせておくことがある」


森へ向かう車中、レッドは、ミスター・キャプランこそ自分の闇だとリズに語った。

引き金を引いた後、確かに確かめずに立ち去っていた。
それこそ、相手がケイトだから起きていたミスだった。
自分でも自分がしたことを信じたくなかった、と認めるレッド。

リズは、キャサリン・ネメックがミスター・キャプランだと分かると、涙を流し、痛み分けにして終わりにして、といった。


レッド達が森に到着するとハンターから逃げていたデンベと無事合流をする。顔を見るなりレッドはデンベに謝った。
怪我をしたデンベはリズが病院に連れて行った。

そしてハンターを捜し出し、ハンターの小屋に拉致したレッド。
ケイトに連絡しろ、とハンターに命令するが、どっちになっても死ぬと言い拒むハンター。
脅しの手を緩めないレッドに負けたように、仕方なく呼び出した携帯を渡すが、ハンターは「ケイトの言った通りだ、彼女を甘く見る」と言った。
すると呼び出しに応じているのは室内の携帯らしく、振動音が聞こえる方を見てみると床下に爆弾が仕掛けられていた。
それはミスター・キャプランへの通話ではなく、起爆スイッチなのだった。

レッドが慌ててバズに声をかけ、家から逃げた瞬間爆発が始まった。
ハンターを残したままで。


「留守電に残すのは嫌だが、死らせておくことがある。

あんたの友達の黒人とレディントンがここに来た。
あんた俺が殺されると言ったな。
これが最後の伝言だったら、俺は口をつぐんでたって事、で一泡吹かせたはずだ。

あんたが生きてる事を知ったら奴らは全力で追って来ると言ってたが、さあ覚悟しなケイティ。
戦争の始まりだ」

この留守電を聞いて何処かの夜道を歩く女性は、確かにミスター・キャプランだった。


つづく


かんそう


なんとも、また嫌な展開になってきました。

デンベの無実は、そうに決まってるので驚きはしませんでしたが、姿を消した理由は、最もでもあり、少し寂しくも感じました。

だって、デンベにとってのレイモンドは世界3大愛する人の内の1人なんですよ。
なのに、無実を証拠がなければ信じてもらえないだなんて。
そしてレッドも、いろんな事がありすぎてデンベを信じられなくなっている。

最終的にはレッドがデンベに謝り、デンベのレイモンド愛も確かめられて結果オーライではありましたが、悲しい世界で生きてますよね~。

そんな中で、本当にアラムのピュアさって癒されますわ。
レイモンドさんの為なら、やります!!
みたいな、真っ直ぐ君。どんだけレイモンド信者なのw でも私も信者なので、これからもその調子でお願いします。


そして、視聴者はとっくに知っていたミスター・キャプランとハンターの存在ですが、デンベやレッドは初めて知ったはずなのに、すぐに状況を理解していたw
ハンターの留守電も、レッドに会う前に「レディントンが来た」って言ってましたけどw
名前も教えてたんだっけ?w

ハンターについては、よくわからない存在でしたが、どうしてか完全にミスター・キャプランの味方になっていました。
キャプランはケイトという呼び名もあるのですが、ややこしいので基本キャプランで統一していますが、それに加えキャサリンまで! 名前だけでもややこしい人なのに、本人そのものもかなーりややこしかった……。

えと、殺される前からレッドに復讐していたって事?
だって、殺された後は昏睡してたろうし、しばらくはハンターに軟禁状態だったし、何も出来ないはず……。

つか、そもそも殺す気で頭撃たれたのに、死んでない&ろくな手当も出来ないだろうに生き延びてるのって……。

ともかく、あのミスター・キャプランがレッドの戦争相手なんて誰も嬉しくない!!

このドラマって、ちょっと意地悪な展開にして喜ぶSな制作者が混ざってません?
今回のデンベといい!!

レッドに敵がいなくならないのは、そういうドラマだから仕方ないけど、どうして身内に裏切らせるんでしょうか。
そんな意地悪な事を考える人こそ、ブラックリスト入りでしょ!

これもまた何かの誤解でありますように……。


(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

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