Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン5 第3話「狙われた兵士」

2017/04/15

MajorCrimes重大犯罪課 MajorCrimes重大犯罪課 シーズン5 Simoom クライム サスペンス ジェーン洞

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あらすじ


2017年3月31日~FOXjapanにてシーズン5日本初放送(全21話)

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テロ?


4日前に、イスラム教徒がアメリカ兵を殺す動画が配信された。
被害者の顔には袋が被せられており、誰だかわからない。
すでにFBIが削除済みで、捜査にあたるという。

FBIのモリスがテロ対策室のリズ・ソトを紹介する。
映像はフェイクではない、斬首している、と説明。

昨夜、画像分析官が手がかりを発見。
映像にロス市警のヘリが小さく映っていた事から、映像はロスで撮影されていた。

4日前の飛行プランとISIS(イスラム国)の映像を比較すれば撮影場所を突き止められる。
犯人はもういないが、被害者や証拠は見つかるだろう。

次々と、探索プランを話し合う重犯課のメンバー達。

ソトは、ISISを警戒させない為、国家の利益を考慮して捜査を当面ロス市警に任せる、と言った。

干し草から針を探すようなものを、体よく押し付けられたような感じにも思えるが、重犯課のメンバーはテキパキと案を出して行く。

すると、タオがFBIが見逃していた地域的目印を見つける。
「何もない」と怪訝な顔をするプロペンザに、その何も映っていないという事そのものがヒントだと言う。
地平線が見えて、山や海が見えない所を探す事に。

そして、ユニバーシティリッジ公園が浮かび上がる。
フリンが「犯罪者には人気の公園だ」と皮肉を言う。


ユニバーシティリッジ公園


早速到着し、いざ出陣と準備を済ませたメンバー。




シャロンとバズは、ヘリからの映像を署で見ている。

すると犬が何かを発見し、付近を掘り起こす。
ただし、マスコミに見つからないよう慎重に。

しばらくすると見事、武器に使われたものと思われる剣を発見。
その近くには……、遺体も。
目立たないように撤収した。


被害者ニック・グリーンボーン


モラレスが衣類から被害者を特定。
すでに失踪届が出ていたおかげだった。

気になる事があると、被害者の口が粘着テープで塞がれていた事を言うと、シャロンが引っかかる。普通は被害者の悲鳴を聞かせたがるのに。

そこへモリスとソトが到着。
ソトが、協力は捜索までのはずだとキレ出すが、シャロンは私達は敵じゃない、と冷静だった。

今すぐ手を引けというソトに、これまでの処刑とは異なる点があるとエミリーが言う。
シャロンは口が塞がれていた事を指摘する。
だが、ソトはそれはテトリスとに聞くと、取り合おうとしない。

モリスが遺体をワシントンへ運ぶと言い出すが、モラレスが機転を利かせ法的な書類を盾にすぐにはそうさせなかった。
見事FBIを追い出す事に成功。

だが、モリス自身にも時間を稼ぎたい理由がありそうだとテイラー副本部長が気づく。

そしてもう1つの気になる事が。
アルコールを大量に摂取していた。処刑されるのに?

早速、プロペンザに報告をし、捜索依頼を出した人を呼ぶ事に。


ミゲル、ビンス、ヘイリー


被害者ニックの2人の友人、ミゲルとビンズとその妻ヘイリー。

靴を見せるとニックの靴だと言い、靴に着いた血痕に驚く友人達。

2人の友人は、同じ歩兵だった。2004年から2010年まで。

ニックは帰国後、苦しんでいた。
最後に会ったのは、ビンスの家で開いた食事会。
4人共一緒だった。
食後、男だけで結婚祝いに飲みに行った。
そこで飲み過ぎたニックを店に置いて行ったら、そのまま連絡が無いので捜索を出した。
いつもなら連絡が来るし、自宅にも戻っていないようだから。

ニックを置いてきた店を聞こうとすると、言いにくいらしく妻を退席させた。
3人で行った店はビキニ・バーのガゼル・ナイトクラブだった。
さっそく別室で聞いていたバズが店名で検索しようとすると、サンチェスが住所を言うので、驚いた皆が注目した。
19歳の時に開店したらしい。
遺体発見現場とも近いが、今日は休みだともサンチェスが知っていた。

しかしそこで目をつけられたにせよ、軍人らだけの店内でニックが目立つ理由はないとビンスは言った。


モリス


別室で見ていたモリスが、ソトの居ぬ間にオフレコだと言って話し出す。

動画には「預言者」と言った直後に祝福を祈る言葉がないと指摘する。
要は、本当にテロなのかどうかわからないとモリスも思っているのだった。
しかし、ソトは外国で訓練された新入りという線で押そうとしているという。
「明日、書類を持って証拠を押さえるだろう。
すると捜査の対象は、ISISに絞られる」
シャロンが言う。
「私達は自由に調べられる」
「ここだけの話、そうすべきだ」
静かにゆっくりドヤ顔をしたシャロン。


ガゼル・ナイトクラブ


ガゼル・ナイトクラブでタオとサンチェス、エミリーが聴取するのは、アシム・ベティと息子のニモ。
ニックの写真を見せると、チップをはずんでいた男だと覚えていた。
何百ドルも弾んでいたらしい。
ダンサーのキンバリーに元軍人だと繰り返し言っていたという。
深夜12時を回った頃、飲みすぎているので帰したと言う。

防犯カメラの映像をメールしてもらう事に。


防犯カメラの映像


ミゲルが9時15分、その1時間20分後にビンスが店から出てきた。
やっと12時36分になって千鳥足のニック。
呼んだ車に向かって手を上げて歩き出すのが映っていた。

だが、そうではなかった。
車が呼ばれたのは12時39分。
迎えにいくとニックはいなかったと言う。

では36分に手を振った相手は誰?
とプロペンザが指摘した所で、ソトがドヤ顔で連邦裁判所命令を持ってやってきた。
今回の事件の証拠をすべて渡せと言われて、抗えず、ついでにとバズのビデオテープを渡すシャロン。

ラスティからも頼まれていて、バズが見れない事に落胆している姿も見ていた。
バズがこっそり礼を言うと、銀行強盗はFBIの管轄だからいいのよ、と優しく言った。


キンバリーと100ドル札


何もなかったように、引き続き捜査を続けるプロペンザ達。
マイクとフリオがキンバリーの家に向かっていた。

するとキンバリーは、受け取ったチップをまだ現金で持っていた。
ニックからは100ドル札を8枚も貰っていた。
並べた札を見てタオが気づき、署に戻る。

すべての札に財務長官ヘンリー・ポールソンの署名が。
さらに紙幣の番号は連番だった。
マジックでもすんのか、と茶々を入れるプロペンザに「もうした」と言うタオ。
財務省に確認したところ、存在しない番号だったのだ。

それは偽札ではなく、イラクで処分されたはずの金だった。
全部で60万ドル。
記録では資金援助の責任者を捕虜にされ、現金の焼却が命じられていたのだが。
「その人物を憲兵に聞いて。察しはついてるけど」
と、シャロンがサイクスに指示する。
「結婚式にはお金がかかるそうね」
他の利用についても、すぐ見つかりそうだった。


ハネムーン・マーダー


弁護士つきのビンスを呼び出し、紙幣についてズバリと指摘する。
金の焼却は、ミゲルとニックとビンスの担当だった。

すると、呼ばれたソトがやってきて、テロの容疑者を渡せと言いながら別室に同席した。

プロベンザとフリンがビンスを真実で囲い込む。

ビンスにはここ3年、収入がなかった。
だが自称製薬会社のサラリーマン。
婚約者を騙している。
奥さんの給料では、新居や車代を出すのは無理だろう。

60万ドルを3等分しても20万ドル。
充分な大金だが、ウソをついて結婚しようとすれば足りない。
そして、テロに見せかけニックを殺し金を奪った。
ハネムーン・マーダー。
地方検事に話したところ、自白するなら喜んで死刑は免除しようと言っている。

それでも殺していないというビンスにシャロンが、今だとフリンとエミリーを別室に送り込んだ。


ミゲル


ミゲル1人が待つ部屋に、大きな箱を持ってフリンとエミリーが入室。
「ビンスがバカでついてたな」と選択肢を提示する。

選択肢1、窃盗と職務怠慢で軍法会議にかかる。
戦時下だったので、職務怠慢だけで25年と言うと、その年数に驚くミゲル。

選択肢2、窃盗を認めて正直に答える。
協力の見返りに7年の禁固刑で済む。

選択肢3、ニック殺害の共犯で終身刑。

すると、ニックは死んだ? どうして? とミゲルはとぼけた。

そこにフリンが大きな箱から剣を取り出した。
証拠の剣が出て来てはもう誤魔化せないと悟ったらしく、ミゲルは告白を始めた。

「あの金は危険手当としてもらった。
もらって当然だ。
ムスリムに渡せないから燃やせ?
ムスリムには渡せて、命がけで戦った俺たちに何をくれる?」

軍事刑務所で7年。
ニックについて真実を話すならば。

「ニックは金を残してた。哀れだよ。
ちんけな家を相続して、奴にとって成功は毎晩のビールだ。
ビンスには夢があった。美人な妻や高級車だ。
ただ能力がなかった。
剣は、死んだイラク兵のをビンスが買った。
金は二重トランクの底に隠した」

話し始めると、ここからはFBIが引き継ぐとモリスが言う。

部屋を出ようとするソトがシャロンに、ビデオテープを渡す。
復元したとロムと一緒に。
「今回の事件には関係なかったけど、殺された人達に同情するわ。逮捕して」
と言い残して。
シャロンは、そのままバズにビデオテープを渡した。


テロ行為にあたるからFBIが引き継ぐと、ビンスの部屋に入ったソト。
テロという言葉に驚くビンスだが、
「ISISを名乗り斬首した。
世界中のアメリカ兵を危険にさらす行為」
と言われると、弁護士でさえも反論できなかった。

政府が判断する、とプロペンザが札束を見つめて言った。


3人でのディナー


事件解決後、シャロンとラスティとガスの3人でディナーに集まった。
シャロンの事を「何人の母親がISISをやっつけられる?」と、自慢するように喜ぶラスティに、ガスの手料理を囲んで、感激するシャロン。
自分達には作れない、と。
昼夜働けば昇進できるとボスに言われたと喜ぶガスだが、ラスティはガスに大学進学を望んでいるので、手放しで喜んではいない。
息子さんは頑固で批判的だ、と冗談っぽく言うガス。

ラスティは、長い目で君の将来を考えてるといい、ガスはパロマの家族に面会を認めて欲しいだけ、という。
先の長い話をし合う2人を暖かく見守るシャロン。

妹に会いたいガスと、兄弟が欲しくないラスティ。
近くに居るのに会いに行けないガスと、産まれる前から遠ざけようとしてるラスティ。
2人には違いがある。
ラスティは、誰に何を言われようが、養子に出せという主張を頑として譲らない。
そこへ、バズからのメールが入り、助け舟でも来たように部屋を出ていった。

シャロンは、2人きりになると辛抱強いのね、とガスに声をかけた。
「必要なことだから。
辛抱する価値はある」
と笑顔で言うと、そうね、私もそう思うわ、とシャロンが言った。


バズからのメール


ラスティは部屋でPCを確認する。
バズから送られていたのは、ビデオの動画へのリンクだった。

「父とおじが殺されたATMの監視映像だ。
シャロンが頼んでFBIが復元した。
見ない方がいい。
でも見せる約束をしたから一応送る。
バズ」

リンクをクリックする。

モノクロの映像に映る、若き日のバズの父親と叔父。
ATMに近づくと、すぐに銃を持った男が乱入してくるのが映っている。
そして銃を頭につきつけられ、ATMに押し付けられた……。

つづく


かんそう


間違いなく、いざ出陣のシーンはファンへのサービスカットでしょうw
プロベンザがしゅたっとハットを取りだして、さっと被るのを中心に従えていますからね!
個人的にはタオのとぼけた味も好きなんで、それも堪能できますしw
まるで映画のように、無駄に(褒め言葉)格好良かった! &面白かった(え

今回の事件は、テロに見せかけて金銭目的の殺人という。
しかも相手は友人で、そのお金もそもそも国から盗んでいたもの。

本当に人間って怖いですね。

これをFBIがテロ行為の一点張りで張り付いていましたが、最後のソトの言葉で、単なる思い込みでもないんだな~と納得させられました。

事件は常に、殺伐と淡々としがちですが、解決後のプライベートなシーンで、今回もホッと出来ました。
ガスはシャロンも認める料理の腕前で、もう同居しちゃえば!? って思ったのですが、フリンの存在を忘れてましたねw
2世帯住宅になるのかな?w

ラスティは、どんな形であっても実のお母さんには悩み続けさせられて、ラスティが悪い事したわけではないのに、今は表向き孤立しちゃってる感じで、結構可哀想に思えます。
どう、解決していくのかな~。
難しい……。

バズのストーリーもやっと、ビデオ映像が見られるようになり、次回以降ぐんっと進んで行きそうです。

どんな時でも、重犯課のボスとして、母親として、目を光らせて取りこぼし無く対応していくシャロン。
今回も頼もしく、暖かく素敵でした。
私も養女にしてくださ……い。あ、料理はでけませんですが。

次回はこちら

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(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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