ブラックリスト/THE BLACKLIST シーズン10 第12話「マイケル・アバーニ医師」DR. MICHAEL ABANI (NO. 198)

2023/10/11

クライム サスペンス ジェーン洞 ブラックリスト ブラックリスト シーズン10

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あらすじ

©2022 NBCUniversal Media, LLC


2021年5月25日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送
(アメリカ放送:2020年11月~)

登場人物はこちら

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アーサー・ハドソン議員

捜査チーム836。書類上にしか存在しないが大金が投じられている、クーパーたちのチームは普通は気づかないだろう存在だったが、ある男が気づき調査に動き出す。

国土安全保障省、予算検討小委員会に所属しているアーサー・ハドソン議員だった。

ハドソンの動きに気づいたクーパーは、レッドからの情報をただ待ってはいられなくなる。
「結果を出していれば批判もないが最近は空振りが多い」
レッドの居場所を追うが、なかなか見つけられなかった。

クーパーが知り合いを通じてハドソン議員を調査する。
するとハドソンが強敵であることがわかった。
優秀で数字から物語を読み取る力に長けている、タフで賢く、野心的。
「もしハドソンが何かを探っているなら、彼は必ず真相を突き止めるし、それを公表するぞ」

デンベの頼み

デンベは元恋人、アイッサからの数年ぶりの連絡に血相を変えて飛んで行く。
アイッサとはマルセイユのバーで知り合い、恋に落ちたが当時大学生でレッドの手伝いを始めたばかりのデンベは、アイッサとレッドを天秤にかけた結果、レッドを選んでいた。
アイッサはデンベがつきあう羽振りのいい実業家が、犯罪者だと気づき、手を切る様に言っていたのだった。
娘が生まれていたのを知ったのは、一度別れた後、再会してイザベラが14か月になった頃だった。アイッサはデンベの逃げるような暮らしの中で子育てする気はない、とデンベとの復縁を断っていた。

そんなアイッサからの連絡ということで、家族に何かあったのではと焦るアイッサの婚約者マイケルに問題が起きていた。

NPOの診察所の医師であるマイケルは、2日前イエメンでテロリストとして拉致されていたのだった。
米国の永住権はあるが米国民ではないため、政府は動いてくれない。
「FBIなら調べてもらえるかと」
来てくれなくても当然だったというアイッサに、デンベは全力で調べると約束した。

すぐにレスラーに連絡して状況を確認してもらう。
するとマイケルは「フーシ派に物資を横流しするテロリスト」として軍の刑務所に拘束されていた。
「軍法裁判にかけられ72時間以内に処刑される」

国を頼ることはできず、デンベはレッドに助けを求める。
デンベは昔決めていた連絡方法で、ある場所に印をつけるとすぐにレッドから連絡が入った。
そしてクーパーではなく、アイッサの名を出すとレッドもすぐに緊急であることを理解した。

関係者を直接は知らないが、レッドはそのさらに上の存在を知っていた。
「情勢的に簡単ではないだろうがやってみよう」
レッドはデンベがまだアイッサを愛していて、その別れに自分が関わっていることを知っている。

ラプチンスキー

アイッサは診療所の仲間としてジョン・ラプチンスキーの名を教えた。
NGOの事務局長で、数か月前にイエメンから戻っている。
「マイケルはそんなことをする人じゃないわ」

デンベとレスラーがラプチンスキーの話を聞きに行った。
調達はマイケルの担当だが、人手不足でそれぞれが役目を掛け持ちしていた。
「ただ、マイケルは子供の射殺を見て精神的に荒れていた。一時帰国を勧めたが無視されたよ」
軍の担当者はハッサン中尉だが、その窓口もマイケルだったという。
「マイケルが接触できるフーシ派は、アブ・サレーという男だが……」
ラプチンスキーはマイケルは善人だといい、助けられるならなんでもすると協力的だった。

疑惑

その後レスラーの調べて、マイケルの口座に大金があることを見つけた。
マイケルは信条で横流しをしたのではなく、金目当てのようだった。
尚更国を動かすことはできないし、処刑は免れない。

その真実をアイッサに伝えるのにデンベはためらった。
「以前、嘘で傷つけている。二度傷つけられない」

デンベはアイッサに直接説明した。
マイケルの口座にフーシ派の支援勢力から入金されている。
テロ支援の証拠になり得るが、それが希望でもある。
「密輸ネットワークを明らかにすれば犯罪者引き渡し協定により、米国に戻せる」
どちらにせよ、アイッサにはショックな報告には違いない。
冷静さを保つため、アイッサはデンベに思い出のオムレツを作った。

オムレツを食べながら落ち着いたアイッサの話を聞いているとデンベがあることに気づく。
二人がバガンスへ行ったという時期に、マイケルは金を引き出している。まったく別の場所の銀行で。
マイケルは誰かにはめられていたのだった。

真犯人

国務省からイエメンに事実を伝えてもらうが、処刑が止められるかどうかはわからない。
まだ説得材料としては不十分だった。

案の定、ただ共犯者がいたとみなされただけだった。処刑は止められない。

そこへレスラーがラプチンスキーの渡航記録を持ってやってくる。
マイケルの口座から金が引き出される2日前に、その場所に行っていたことがわかった。
1回だけではなく何度も。
そして今夜また渡航の予約をしている。
令状を取って、ラプチンスキーの家に急ぐが、何も知らないアイッサはすでにラプチンスキーの家に行っていた……。

アイッサはマイケルを陥れた人物が関係者にいるのでは、とラプチンスキーに思い当たる節はないか問い詰めていた。
その本人が犯人だとは知らずに。
ラプチンスキーは誤魔化し続けるが、渡航準備がしてあるのを見てラプチンスキーが怪しいと気づいたアイッサに暴力をふるう。
ラプチンスキーは良かれと思ってやったが直前で怖くなり、マイケルの名前を使ってしまったとアイッサに白状した。そして今更何をしても遅いとマイケルを助けるつもりはなかった。

その頃、デンベはラプチンスキーの家に向かいながら電話に出ないアイッサの代わりに娘に電話をしていた。ちょうどアイッサの家に着いたところで、ラプチンスキーの家に行くという書き置きを見つける。

遅れをとってデンベとレスラーが到着した時、アイッサは生きていた。
そしてアイッサ以外は誰もいなかった。
「少し前にお友達が助けてくれたの……」

アイッサを助けたのはレッドだった。
ラプチンスキーは拘束され、レッドのジェットの中にいた。
レッドはイエメンの将軍に電話をかけ、真犯人と引き換えにマイケルの解放を求める。
加えて金銭的便宜を図ると約束をして。

デンベは電話でレッドからマイケル釈放が成功したことを聞いた。
その時レッドは、あの夜来なくても君を責めなかったと伝える。
「わかっていた。あの夜からずっと」



かんそう

今回はデンベの過去シーンがメインな回でした。
ファイナルに向けて、個人的に気になることはデンベの過去の恋愛?じゃないのでこれまた閑話な印象を受けました。

そして新展開、ハドソン議員の登場。
もしやこれがファイナルのストーリーなんでしょうか……。
うーん……。
すでにチームが機能していない(レッドがクーパーに怒ってる?? ブラックリストのお題を出さない状態)ので、なんだか今チームの危機ってなってもそれほどハラハラしないんですよね。

今回もレッドとアグネスのほのぼのシーンがあったのですが、そこで少し気になる発言がありました。
レッドは今は家もなく、なんでも手放して身軽になろうとしている、と。
もうレッドにとってブラックリスト潰しをする必要がなくなってきている……?
ウージンの件は自分がしてきたことへのツケだと思っているようですし。
でも先週、世の中を良くするためにチームが必要って言ったばかり。
なんにせよ、レッドの今のモチベーションってアグネスだと思うんですよね。
もしかしてアグネスに危機が……?
最後は派手にやって欲しいと言う気持ちと、しっかり謎をクリアにして欲しいって気持ちがせめぎ合っているんですがどっちも叶えてもらうことはできませんかね?

そんなアグネスは風邪をひいていて、レッドがアイスと映画が特効薬だって見舞っていました。
レッドの話を聞いて、アグネスは「シャーロットの贈り物」じゃん、とあとからクーパーに報告してました。
「いつもと違ってた。何か探してる感じ。生とか死じゃないの?」
アグネスにとってのレッドは「ふわふわでかわいい、パパと同じ」


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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