あらすじ
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ハイエナ
クーパーの家に潜入し、勝手に宿泊していたレッドは、ヴェスコの脱走の件について他人事のように話し、それをごまかすようにブラックリストの話題を伝えた。
ハイエナと呼ばれる男がいる。
プロの泥棒や知能犯を投獄しても、その戦利品を回収するのは難しい。
そういった犯罪者の隠し財産を見つけて奪っている。
隠し場所を聞き出すために拷問や殺人も厭わない。
そのハイエナが今回は珍しく一般人をターゲットにしているという。
2年前に死んだ金融界の大物、ウォレン・ボストウィック。
ボストウィックは死ぬ1週間前に資産をすべてビットコイン化し秘密の口座に入金していた。
その理由も在り処も謎のままで、弁護士がハイエナに殺された。
次に狙われるのはウォレンの三つ子の娘たちだろう。
ボリビアで救済活動をしているコーデリアに、住所不明のアレックス。
長女のケンダルは父親の会社を継いで豪邸に住んでいる。
三姉妹
レスラーとデンベがケンダルに会いに行った。
「現金化した理由なら父に聞いて」と死の前に残された動画を見せてもらう。
「遺産が欲しければ姉妹で力を合わせなさい」
ウォレンは生前希薄だった家族の関係性を悔いて、遺産探しをきっかけに姉妹仲を取り持とうとしていた。
探すものは、3つに分割された無記名のデジタルウォレット用のパスコード。
そのヒントは動画の最後に入っている自作の詩で、当然レスラー達には公開しない。
弁護士が死んだ今、詩の内容を知っているのは姉妹だけになった。
そして姉妹は暗号解読を試したものの、今では諦めているようだった。
ケンダルの様子からも姉妹仲が良くないことはうかがえた。
レスラー達は弁護士の次は姉妹を狙うはずだ、と警告をするがケンダルは雇いの警備がいるからFBIは必要ないと追い出していた。
その夜、FBIのふりをしてやってきたハイエナに、ケンダルは殺されてしまう。
アレックスとコーデリア
ケンダルの警備員から、一度送ったことがあるとアレックスの住所を教えてもらう。
アレックスは陰謀論者で精神不安定だった。
レスラー達も「パパの金を狙って私たちを殺そうとしてる奴等なのね」とドアさえ開けてもらえない。
仕方なく、ビルの警備を強化する。
ボリビアにいたコーデリアはアメリカに呼び寄せ、セーフハウスで保護をした。
遺産の件でも喧嘩ばかりだったというが、ケンダルの死にショックを受け、遺産には興味がなかった。
レッドとヴェスコ
その頃、レッドはヴェスコにウォレンの遺産探しを持ち掛けていた。
そもそもヴェスコを救出したのは、手伝って欲しいからだった。
ケンダルが雇った暗号解読専門家がレッドの雇っている者で、レッドは詩を入手している。
2人はウォレンと親交があり、家族同士が疎遠な三姉妹よりも謎を解く自信があった。
ウォレンの書斎に侵入し、まず一つ目のパスコードをスムーズに入手した。
いい調子だと思い出話をしていると、ウォレンが何にでも名前を入れていたことが話題になる。
ヴェスコが妻に送ったダイヤに入れた文字が二つ目のパスコードではないかと気づくと、アレックスの指にダイヤがあることを写真で確認する。
タダシのハッキングによりアレックスの居場所はすぐに分かった。
アレックスが闇チャットでMadIRCに盗聴の相談をしていたことから、タダシの指導でヴェスコがMadIRCになりきることに。
ところがレッドとヴェスコがアレックスの住居に向かう姿を、監視していたレスラーとデンベに見られてしまう。
ヴェスコを逮捕するというレスラーをデンベが止めた。
「もしハイエナが見てたら俺たちの存在がバレる」
デンベの言うとおりで、すでにハイエナに見られていた。
黒幕
ハイエナはその場で、FBIとレッドを確認したことを電話で黒幕に報告していた。
その相手はセーフハウスで保護されているコーデリアだった。
「今度は殺さないでパスコードだけ奪って」
「ケンダルはあんたを疑ってたから消したんだ」
アレックスはMadIRCを信頼し、2人をあっさり部屋に入れた。
レッドたちの狙いはダイヤモンドの指輪。
だがアレックスは指輪をしておらず、宝石類は活動のためにすべて売ったという。
「母の結婚指輪までね」
そこでダイアモンドという単語が出ると、愛犬が反応をした。
その犬はウォレスの肩身で「ダイアモンド」という名前だった。
レッドがかわいがるふりをして犬の耳を確認すると、内側にパスコードが刻まれていた。
すると突然ハイエナによってビルが停電になる。
レッドが宝探しをしているのは我々だけじゃないと言ったことで、アレックスに遺産目当てだとバレ、アレックスもどこかへ逃げて行った。
レッドはレスラーに連絡をしてアレックスを任せ、ヴェスコと脱出をするが、アレックスはハイエナにつかまっていた。
最後のパスコード
レッドとヴェスコは3つ目の詩も解いた。
するとコーデリアがその目的地、ウォレスの墓に先にいた。
「どっちがレディントン?」
お互いそっちだと指をさす。
最後のパスコードは墓碑に刻まれたメッセージだった。コーデリアは墓の発注をしていたため、最初から知っていたと今は読めないようにハンマーで叩いていたのだった。
「どうせ金を手に入れたらハイエナに殺されるぞ」
「それはないわ」
ハイエナはコーデリアの指示で、セーフハウスにアレックスを拉致していた。
監視はコーデリアがコーヒーに薬を盛っていた。
そしてアレックスのパスコードが犬の耳にあることを吐かせると、ハイエナを殺していた。
だが、レッドは君の解釈は合っているかな? と揺さぶりをかける。
「君はウォレスをちゃんとわかっていない」
暗号の墓はウォレスのものではなく、死んだ母のものでその横で落ち葉に埋もれるほど小さかった。
「こっちが正解だ」
近寄ってくるコーデリアの足を撃ち、その場に放置した。
タダシに作業してもらい、ログインは成功した。
中には動画も残されており、三つのパスコードを解いたウォレスからのお祝いのメッセージだった。
動画の中で父は娘たちの結束を喜んでいるが、実際はよりバラバラになっている。
レッドが大金を山分けしよう、とタダシに処理を頼むとヴェスコが別の提案をした。
遺産は3分の1にし、アレックスにも送った。
ヴェスコ
ヴェスコの件を知られたレッドはクーパーに見逃すよう頼んだ。
「これからもFBIに頼めないことを頼む」
その頃ヴェスコはウージン側からの接触を受けていた。
「あなたの逮捕はレディントンが仕組んだものです。詳しく知りたかったらこちらに連絡を」
かんそう
お金持ちの遺産探しというロマンのあるお話でした。
詐欺師のヴェスコが精神不安なアレックスを心配しているのがかわいかったです。
ヴェスコには騙す相手のチョイスをする、ヴェスコなりの姿勢がありました。
かわいそうな子は騙せない。
そしてハイエナが今回は雇われていた立場で、その雇い主は意外な人物コーデリア、というサプライズでしたが、よくよく考えると謎もあります。
もともと姉妹は(ミスはさておき)「解読できてない」のではなく「してたけどそれぞれ黙っていた」状態だった、ってことですよね。
アレックスは遺産探しに参加するつもりはなく、黙っていた。
ケンダルとコーデリアはそれぞれは実は、独り占めしたくて残り2人のパスコードを狙っていた。
ニュアンスとしては各自、自分の分の解読はできているけど残り2人の解読はできていない。
ケンダルは普通に、なんとか残りの姉妹の分も解読して独り占めを狙うというある意味健全?
コーデリアは二人とも解読してるのに嘘をついていると睨んでハイエナを雇って、無理やり吐かせ独り占めしようとしていた、ってことですよね。
まずなぜ2人が嘘をついているとわかったのか。
結構姉妹のことわかってるじゃん! みたいな。
しかも、最後の墓のコーデリア以外の2人は父親の詩をしっかり理解して解読できていたということでもあるので、意外と悪い話ではなかったのかな、と思いました。
むしろコーデリアだけが表面上はまともに見せて一番やべぇ奴で、家族愛もなかったっていうのがポイント?
それでも最後、コーデリアは口封じでアレックスも殺せたのに殺さなかった。(そもそもケンダルも殺しは依頼してない)
それなら最初から3人で山分けっていうのが一番労力かかってないと思うんですが……w
それができないからわざわざ宝探しさせられてるのかw
まあ、生きていても永遠に姉妹として仲良くなることは無理……ですよね。
作品中、レッドがハイエナをブラックリストの最下位、といっていました。
ハイエナのNoは200なんですけどファイナルまでに200人全員揃うのかな?
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