あらすじ
2023年6月17日~AXNでシーズン9先行放送(1話~4話)
36時間
ジェイがノースに与えられた猶予は36時間。
その間に選択肢の答えを決めなくてはならないが、事件はお構いなしに発生する。
バス内で発砲事件が発生した。
近くにいたジェイが駆け付けると、逃げ出した乗客にラテン系の2人の男が逃走したと教えてもらう。
被害者を受けた運転手女性は血のついたメモを握っていた。
「助けが必要? 助けて」と書いてあった。
発砲騒ぎを起こしたのは男2人、女1人の3人グループだった。
エンジン不調で停車すると逃げたラテン系2人と18歳くらいのアジア系女性の3人が騒いだという。
運転手から事前に通報を受けていたバス会社のスタッフ、マーティンが現場に到着した。
規則に従わない乗客がいた、という連絡だった。
マーティンにメモを見せるとすぐに状況を把握した。
「訓練通りです。人身売買を疑ったら助けを申し出ます」
運転手はこのメモを渡すため、エンジン不調と言ってバスを停めたのだろう。
バス内の防犯カメラの映像を確認すると、一度乗客にメモを渡しに行き、二度目にメモを回収している姿が残っていた。
そして停車し3人が逃げようとするのを引き留めた際に、発砲を受けていた。
ウィラ
搭乗名簿からアジア人女性がウィラ・タンだと判明した。昨夜セドナからシカゴに戻っている。
男2人は顔認証も引っかからず、搭乗名簿にもなかった。
ウィラは先日まで大学へ行っており、犯罪歴や口座に不審な点もない。人身売買ではなく誘拐や増悪犯罪の可能性もある。
防犯カメラから三人が利用しているモーテルを突き止めた。
特捜班が突入するも、すでに移動した後だった。
だが、血まみれのベッドや残っていたマグネシウムなどから体内から何かを取り出そうとしていたことがわかる。
血痕を追うと、ボイトがウィラと銃を持った男を発見する。
ボイトは説得を試みるが、男は腹を無理やりこじ開けようとした大きな傷を負ったウィラを置いて逃げて行った。
ウィラを搬送すると、体内からヘロイン入り風船が70個発見された。
パーティー用の風船でもろく、中で破裂し過剰摂取になっていた。
運転手を撃ったのはマテオだというが、つきそって逃げた男についてはかばった。
「彼はいい人よ」
ウィラと男のつながりを見つけようと調査をするが、ウィラは友達がいなく孤立しているようだった。家族にも連絡したが疎遠らしい。
孤独な子は疑似家族を作る、とアプトンが目を付け過去にさかのぼると、小学校で男をつきとめた。
ニッキー・サンチェス。いつも2人でいたという。
ウィラに他の犠牲者の写真を見せるとサンチェスのしていることを理解したようで、居場所を吐いた。
「でも彼は傷つけないで」
するとサンチェスたちはブツを失ったことで仲間割れしているところだった。
二人を捕り抑え、逮捕した。
ジェイの決断
ジェイは昨夜、家に戻らなかった事情をアプトンにも話さなかった。
事件の合間にボイトを呼び出し、ノースにバレたこと、2つの選択肢を与えられたこと、すべてを包み隠さず伝えた。
この時点での残り時間は24時間になっている。
ボイトは手立てを任せろというが、ジェイは我慢ならなかった。
「ボスのせいでこうなった。俺に隠れて1人で勝手に動くのはやめろ。俺たちは一緒にやるんだ」
自分は正直に話したからボイトもそうしろ、と言う。
「それと、ヘイリーは巻き込まない」
24時間以内に2人だけでこの問題を解決しなければならない。
ボイトはプラットに調べてもらい、ノースの弱みを掴む。
ノースにはジョーイという弟がいたが、調べによると薬中だった。
それを利用しようとジェイに持ちかけると、ジェイは拒んだ。
「倫理に反する。それに成功する保証もない」
「倫理的な逃げ道があると思ったか?」
ジェイもやるしかないと同意をして、ノースの弟に仲間の振りをして近づき、ドラッグ売買で現行犯逮捕した。
だがバンの中で待っていたのはボイト1人で、ボイトはこれまでノースのコネを使っていたはずだろうと、かまをかけジョーイに証言させる。
結果、ノースはこれまでに3回弟を保釈させていた。司法妨害と職権乱用。ノースを逮捕する理由ができた。
アプトンは2人がこそこそしているのに気づき、ジェイを追及した。
ジェイは現状を打ち明けるが、アプトンに黙っていたのはきっと自白すると言い出すからだと説得する。
「自白は答えじゃない。刑務所にはいかせない。ロイを犠牲者にするのは間違いなんだ。報いを受けるべき悪党だ」
今は選択肢が3つになっている。
3つ目はノースの弱みを使って動きを封じ込める。
「どれもいやだが、正解は存在しないんだ」
アプトンは渋々黙った。
そして決断する時間が迫っていた。
ボイトはその前に5分くれ、とジェイを呼びだす。
「弱みは握ったが使う必要はない。俺を差し出せば済むことだ」
ボイトはジェイに後悔させたくなかった。
「良心に従え」
ところがジェイは断った。
「牢屋に居て何ができる? この街にはボスが必要なんだ。俺は10年も部下をやっている。そのくらい分かる」
それでもボイトは「俺の犠牲になるな」と引き留める。
「なるよ。どんな形であろうとな。俺たちは部下だ」
約束の時間
ジェイとノースはロイの遺体発見現場で落ち合った。
ジェイはノースの弟について話し出す。
「ジョーイは今留置場だ。ある捜査に巻き込まれた。彼は自供した。あんたが当局に贈賄し起訴を免れたと」
今後、特捜班を攻撃したら証拠を公開する。
ノースは窮地を認めながらも、遺体発見の証拠について諦めきれない。だがジェイはそれも潰した。
「特捜班がここを捜査した記録だ。ロイは関係ない」
人身売買をしていたロイが仲間に命を狙われることはおかしくはない、とも付け加え書類を渡す。
ノースはジェイに最後の確認をした。
「悔やまないのか?」
「わからない。家族や街を守りたいだけだ。どうしたらいい?」
長く考えた後、ノースは認めた。
「わかった。ロイの仲間を追う」
最後に付け加える。
「特捜班を調べ上げて、信念を曲げないのは君だけだと確信した。なのにボイトに毒されたな」
「人は変わるんだ」
「いいや、拒めたはずだ」
「弟の時は?」
ノースは何も言えなかった。
すべてが終わるとジェイはボイトの自宅へ向かい、ボイトに念を押した。
「俺たちのために嘘をつくな。これからは俺を巻き込め、そうすればボスを守れる」
そして帰宅をすると自宅でアプトンにプロポーズをし、そのまま結婚をした。
かんそう
なんとかロイ殺しの一件が終了しました!
どうFBIをごまかすんだろう、と思ったんですがなるほどその手があったか! と納得できました。
にしてもノースはそんな身内を持ってて叩けば埃がでるのによく出世を狙ったもんだよ……。
先に弟と縁切らないとどっちみち弱みには変わらないですよね~。
とご都合っぽさを感じなくもないですが、何よりジェイの考えに驚いたので細かいことは気にしない……になりました!
ジェイは、アントニオ的立ち位置になるんだろうとずっと勝手に思っていたので、ここまでの忠誠心があるんだ、ということに驚きました。
もちろんそれは妄信的な理由ではなく「街と愛する人を守るため」というものですが。
でもボイトを認めるということはやっぱりミイラ取りがミイラ的に、ジェイにも「目的のためには手段を選ばない」という、ボイト節の血が流れているということなんですよね?
そこがアントニオをは大きく違うな~と思いました。
そして、ボイトが透明度を守っていればジェイは絶対に裏切らない、嘘をつかないもっとも信用できる部下になるので、心強い!
ただボイト自身がジェイの光な面を知っているので、巻き込むことにあまり乗り気ではなさそうでしたけど。
そういった内部のドラマも今後のエッセンスになりそう!
でジェイとアプトンは結婚しましたけど……。素直にお祝いムードになっちゃっていいのかまだ半信半疑ですw
2 件のコメント:
ジェイ頑張りました。
ボイトがシカゴにはなくてはならない人だと思うようになったんだと感無量でした。
正直でいてくれと条件を話すとき、ジェイ頼もしくなったなぁ、堂々のナンバー2だなぁ、むしろ対等に近い関係になったような気がしました。
ダメ弟がいるのに、ボイトたちに強く迫るノース捜査官ってどうなの?って思いましたが、あとあんなに深い穴を一人で一晩で掘れるのか、ボイト一人で始末できたのかって、シンプルに疑問でした。ドラマですけどね。
ジェイとアプトンのラブシーンは要らないな。
アプトンは登場の仕方の印象が良くないので、今になってジェイに夢中って、キャラ違うんじゃないのって意地悪く思いました。
ロイの事から解放されて、ボイト節がさらに出てくると嬉しいです。
ほんと、最近のアプトンはキャラ変したというか、若干「こんな人だっけ?」な違和感ありますよね。
遺体を埋める穴も確かに!
感想ありがとうございます!
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