あらすじ
ルゼックとアトウォーターが囮捜査でドラッグの取引きをしていると、そこへ強盗が押し入り、ドラッグと現金をまんまと奪われてしまう。
待機していた特捜班は3人組の覆面強盗を追うが、用意していた逃走車に乗って逃げて行った。
用意周到な手口から、計画的な犯行に違いない。
追っている時に事故りそうになっていたジェイは、それを注意してくれた野次馬の女性に声をかけ、協力を求めるが即答で拒否される。
それどころか逆にあんたたちの組織を教えろと、聞き返されていた。
「告げ口するから」
生き残った売人マニーを聴取すると、取引きについてはロス・テミドスの4人に話していた。
内部の犯行の可能性があるが、ロス・テミドスは2000人もいて、8派に分かれて内部抗争も盛んだった。
逃走車を追って、解体場にたどり着くとジェイが会話をした女性が車から見ていることに気づき、ナンバーを調べさせる。
侵入者
その夜、ボイトが帰宅をすると裏庭に侵入者を発見する。
それは昼間、ジェイが話した女性だった。
すでに調べはついていてボイトは「アナ」と呼んだ。
「話があるなら解体場で俺の部下に話せばよかった」
「強盗団の情報があるの」
情報屋のようだが、素性をはぐらかして金を要求した。
「それでは信頼できない」
するとアナはボイトの携帯に電話をかけ、アナ・アバロスだと伝え、明日の昼まで待つ、と言って帰っていった。
翌日、アナの情報をチームで共有した。
アナには父親不明の息子がいることがわかった。
家族は裏の人間で、父親はムショ暮らし、母親はロス・テミドスの仲間で死んでいる。
兄は武装強盗で捕まったのちに獄中で殺されていた。
アナ自身も売人での前科があったが半年前から麻薬取締課の情報屋になっている。
「情報は確かだが、ずる賢く情報を小分けにするようです」
ボイトにとっては進展がない中、情報が向こうからやってくるならツイていると言うが、ジェイはアナが怪しいと否定的だった。
それでもボイトはアナを使うことにした。
アナの情報
強盗団のボスはルイス・コルテス。34派の1人。
身内を蹴落として幹部に出世するつもりだという。
ルイスは車も寝場所もよく変える。
ロス・テミドスにはまだ知られてはいない。知られたら殺される。
アナが知ってる理由は、ルイスの女だからだった。
解体場にいたのも、ルイスの会話からの情報集めをしていたという。
「ネタは多いほうがいい」
さらに金を要求するアナにボイトは駆け引きをしないときっぱりと言う。
「俺に何もかも話せ」
すると今日の強盗の予定を入手する。
張り込み
アナに言われた場所で待機をしていると、時間になっても何も起こらず、別の場所に変更になったという連絡を受ける。
移動するとグレーのSUVが去っていき、男が頭を撃たれて倒れているのを見つける。
ジェイとアプトンがSUVを追い、容疑者の1人を撃ち殺したが他2名には逃げられた。
死んだ容疑者はホゼ・バスケス。ルイスのムショ仲間だった。
ボイトはアナを呼び出し、もう一度情報源を確認する。
すると実は携帯をハッキングしてクローンを作ったことを白状した。
「違法だから黙ってた。情報ルートを守りたい」
ボイトが手を切ろうとすると、アナはボイトを引き留める。
「あなたの事も調べた。あいつの逮捕には私が必要よ」
それでもボイトが去ろうとすると真の目的をぶちまけた。
アナの兄はルイスの手引きで殺されていたのだった。
「お前は使えない」
するとアナは最高の情報屋になる、と食い下がる。
ボイトはもう一度チャンスを与えた。
盗聴
アナを使い、ルイスから話を引き出す。
ルイスともう1人、強盗の仲間だろうパブロがいるところへカメラをつけたアナが加わった。
するとルイスが会話の流れから告げ口したのはお前だろ、とパブロに銃を向ける。
ボイトはアナの合図を待つが、ジェイはそれを無視して突入しようと車から降りてしまう。
それを見たボイトはジェイを止めるため、わざと現場の近くにパトカーを呼んだ。
計画は中断され、アナも「なんで邪魔をした」とジェイを責めた。
「あんなの日常茶飯事。無駄骨だよ」
ジェイとアプトン
いまだ決定的な証拠がなく、ルイスもパブロも逮捕はできない。
チームの中でも異様にアナを信用しないジェイは浮いていた。
「人が死ぬ可能性がある。使うべきじゃない」
そしてボイトに代案を聞かれてもジェイにはなかった。
そんなジェイの頑なな態度にアプトンも黙っていられなくなり、ジェイを呼び出した。
「怒るのはわかるけど、私を無視してボイトを攻撃しないで」
「攻撃じゃない。君みたいにボスに従順じゃないだけ」
「私も違う。ボイトのために反論するわけじゃない。私の意思よ」
それはロイ殺しの隠ぺいのことも言っていた。
アプトンとボイトがしたことをジェイが知って以来、2人の間に会話がなくなっている。
「どうしたらいいの?」
「俺にもわからない。今はこれが限界だ」
新情報
ボイトはアナから新たな情報を得る。
「上にバレたと思っている。逃げる気よ。だから彼の車を止めて」
それにはそれなりの理由がいるというと、匿名性を守りたいとアナは逃げ腰になる。
「いい加減信用しろ」
ボイトはアナと判事を引き合わせ、令状をとった。
ルイスはパブロを殺し、翌日アナと一緒に車に乗り込んだ。
何らかの止める理由ができるまで待てとボイトが無線で流す。
すると車内でアナを殴るのが見え、それを理由に車を止めた。
そして車内を調べるとドラッグを発見する。
「俺のじゃない。初めて見たぞ。ハメたな!!」
ボイトに連行されながらアナも叫ぶ。
「警察こそ犯罪者だ!」
ボイトとジェイ
夜、ジェイはボイトのオフィスを訪ねた。
「アナがブツを仕込んだんだ」
「証拠はあるのか?」
「俺たちから盗んだブツとは違う。アナの情報はうそだったんだ」
「情報屋に基づく令状があった。ブツはブツだろ。隠れ家の令状も取れた」
それでもジェイは違法行為だと主張する。
「それは証明できないだろ」
そしてボイトはジェイに宣告した。
「俺の命令に背く部下はいらない。信用できないなら出て行け」
「皆に理由を話せるなら追い出せばいい」
「何が望みだ?」
「もう信用できない」
ボイトとアナ
ボイトはメリーゴーランドの前でアナに会った。
「最後の報酬にしたくないなら質問に答えろ。ブツを隠した?」
「うん。他に方法がなかった」
「暗殺リストを作ってるのか?」
「うん」
「危険を冒しすぎだ。いつか命を落とす。息子が一人になる」
「なら助けて。守ってよ」
偽装もウソもやめろ、と約束させた。
アナのまだ小さな息子を紹介してもらう。
聞かれたのでボイトは自分の息子の話しをした。
「2日前が誕生日だった。毎年同じことをする。息子が好きなダイナーで朝食をとるんだ」
「家族がすべてよね」
だがその席に息子が座ることはない。
かんそう
アナが登場した時、「新しい仲間か」と直感したくらいアナは美人ですw
そして仲間ではないんですけど、情報屋の新キャラではありました。やっぱり美人過ぎた?
そんなアナのキャラに若干つっこみたいんですが、最初はスパイみたいな? 登場だったのにボイトが使わないって言うと急に「なんでもするからぁ~」みたいな下手に出たりして、ハテナ? ってなりました。最後は「守って」だし。でもそれはかわいかった。
もともとボイトをハッキングで調べて、ボイトなら自分の復讐? に役立つ?? と目をつけて情報を餌に食いつかせようって上から目線のスタートなのはいいんですけど、それが崩れるの早過ぎなようなw
ボイト以外に頼れる人がいない時点でアナはボイトに偉そうにできないんですけどね。
そしてボイトを調べておきながらアナごときの? ハッタリが通用するなんて思っているのも、そもそも何を調べてた? みたいなアナのハッキングのレベルもわかっちゃいますし。
ボイトの息子が死んでることも知らないんだから……。
とアナの設定には若干違和感はありますが、ジェイのように頭ごなしに否定はしてません。
ジェイはボイトとやり合った? その後どうなっているんだろうと気になっていたところだったので、大きな進展というか結局ジェイがシーズン9のキーパーソンになりそうですね。
アプトンはすっかり大人しくなってしまって……。解決しない限りアプトンらしさはしばらく見られそうにない感じ。
PDは9年目でありながら、ますます個性的に面白くなってきている気がするので内部のもめごとがメインストーリーになるのは個人的には不安です……。
どうしてもムードが暗くなるし、今の流れだとアプトンかジェイがいなくならない限り解決しなそうだし……。
そんな中、ちらりと見せる家族愛でボイトの人間的な魅力が感じられるのが救いでした。
5 件のコメント:
アナ、きれいな子でしたね。目立つ。
ジェーンさんに質問があります。
アプトンとボイトは前シーズン最後にレイ?を殺しましたよね。それはレイが銃を持っていて危険であり、それまでにキムをさんざんな目に遭わせたからでもあったと思うのですが、なぜ殺した事を二人は秘密にして隠しているのですか。
今までも現場でやむを得ず犯人を撃つことはよくあったのに、レイに関してはなぜかこそこそしている。そこがよくわからなくて、アプトンがジェイに隠し事をして苦しむのが、共感できずにいます。
何か肝心な事を見落としているのでしょうか。
ジェイは前からボイトに反発してましたね。
ボイト、孫にも会えず、息子の誕生日にダイナーでって悲しいですね。
質問ありがとうございます。
すでにデータを消してしまったので見返せないため、あくまで個人的な記憶と推測になりますのでご了承ください。
もともとボイトは個人行動でレイを追っていた。
(レイの仲間にあっていたこともチームには隠している)★ここから今更チームに真実を言えなくなっている。
そこから推測するにボイトはレイを捕まえて殺すつもりだった。
ところがそこへアプトンがやってきて、ボイトに考え直すよう止めた。
ボイトはアプトンに従い、逮捕しようとしたがそこでもみあい→アプトンが撃って制止した。
ーー
だと自分の認識をして記憶してます。
★にあるように捜査の段階からチームに嘘をついているので今更言えないのと、さすがに今と昔ではチームも変わっているので、ボイトも表立って黒い行動をすることはなくなっているので、特に気にしてはいませんでした!
これまでもこそこそしていた……記憶です!
間違っていたらすみません!
ジェーンさん、回答ありがとうございました。
撃ったのはアプトンなんですね。ボイトを守るために。
それでも、前段階の個人捜査が引っかかって隠さざるを得ないのですね。
確かに最近はジェイが「正しい捜査をしよう」みたいな傾向にありますね。
ボイトに反発する空気もチーム内にあります。
アプトンが恋人ジェイに言えないのがわかりました。
以前エリンが、殺されるとわかっていた犯人を助けずに立ち去り、苦しむのがあり、あのときは上が探りを入れてきて、エリンはFBIに転職した記憶があります。
アプトンはどうするのかな。
個人的には、必殺仕置人的なボイトが見たいのですが。
過去回、ご覧になってなかった感じですか?
質問からよく理解できておらず、おかしな回答になっていたらすみません!
前シリーズの最終回から時間が経っていて、レイの悪人ぶりやアプトンが関わってきた時のことを忘れています。皆んなで行方不明のキムを探していたのは覚えてるんですが。
そのあたりがよくわかってなかったので、アプトンに対して正当防衛もしくはボスを守るためなら、正当な発砲だと思い、なぜ悩む?と不思議でした。
ジェーンさんのお返事で、モヤモヤが溶けました。
私こそ、わかりにくい質問をして、すみません。
でも、お訊きしてよかったです。
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