あらすじ
代理小隊長ジェイソン・ペラム
代理の小隊長ペラムがやってきた。
マウチが挨拶をすると、ニュースで活躍を見た男だった。
さっそく現場に出ると、ペラムはてきぱきと指示を出し冷静でいかにもできる雰囲気だった。
だが、ケイシー・ロスでもあるギャロはペラムの指示が細かすぎてイラついてしまう。
署に戻りペラムに安全策を取ったと説明されたギャロは、ケイシーには裁量を与えられていたと不満を告げる。
「俺はケイシーじゃない。命令に従え」
だがペラムはギャロにきつく言ってしまったことを悔いていた。
「出だしからつまづいた。チームの空気が悪くなる」
気にかけていたマウチは、ケイシーとギャロには特別な絆があったことを伝える。
ケイシーがいてラッキーだったと伝えると、ペラムは彼もまたラッキーだな、と言う。
「すばらしい署で部下たちに慕われて」
夜、ペラムはモリーズでもギャロに歩み寄ろうとするが、そこへ待ち合わせしていたカーラがやってくるとギャロはカーラを利用してそっけなくモリーズから出て行ってしまう。
そもそもカーラと約束したのはギャロだけではなく、醸造トリオとしてだったのに。
その場に残されたリッターとバイオレットも訳がわからなかった。
その後、ペラムは交代要員としてあちこちにいった経験からおすすめの収納の提案をするが、ギャロは渡された資料を見もせず、「ケイシーのやり方は１５年の経験に裏打ちされている」と突っ返した。
ペラムは怒りもせず「そんなふうに俺も部下に尊敬されたい」と言いつつ、いる間は従ってくれと頼んだ。
教会放火捜査つづき
防犯カメラに映っていた放火犯は、フードで顔がほとんど見えなかった。
その上、現場には手がかりになるような証拠は何も残されていない。
だが、神父の目覚めをただ待つつもりはなく、セブライドはシーガーと調査を続ける。
もう一度シスター・モンクレアを訪ね、改めて神父は何を伝えようとしていたのか振り出しに戻る。
アンソニー神父の調査では何も発見されていなかった。
だがそもそもそれは匿名の告発で、アンソニー神父のような進歩的な教会を嫌う、厳格な人たちもいるという。
「でもそれで放火をする人がいるなんて想像できないわ」
その後、アンソニー神父の死が報告される。
過去の事件
通常の放火犯が放火のターゲットを段階を経て大きくしていっていることから、過去の放火を洗い出す。
直接関連しそうな事件からは特に気になるものはなかったが、セブライドが関連なさそうな2か月前のゴミ箱の出火に目をつけた。
そのゴミ箱はカトリック教会すぐ側だった。
教会の神父に嫌がらせ等がなかったかと聞くと、投書箱に不快な手紙があったことがわかる。
内容は教区内のあつれきで、年配信者が進歩的な教会をよく思っていないものだという。
その話をしていると神父が祈祷書に気になる落書きがあったことを思い出す。
「その時は子供のいたずらかと思っていたが」
セブライドとシガーはそれぞれ大量の処分前の古い祈祷書が入った袋を持ち帰った。
聖ドミニク教会
教会から通報を受け、捜査中のセブライドもかけつけると誤報だった。
その間にシーガーが祈祷書の落書きを見つけると、間違いなく放火犯のメッセージだった。
メッセージ
その後、複数の祈祷書の落書きをチェックしていると、セブライドがある共通点に気づく。
心臓に矢が刺さったイラストが、同じ一説を示していた。
「主は私の光、私の救い」
それを聞いたシーガーは最近見たことを思い出す。
二人はシスター・モンクレアのオフィスに行った。
シスターはアンソニー神父の死にショックを受けていた。
だがオフィスの壁には「主は私の光、私の救い」の一説が飾られている。
「これはどこで？」
「元用務員のラリー・マラーさんから頂いたものよ」
マラーは信仰が厚く、すでに円満退社しているという。
「教会が火事の時に私がいなかったのは、後任の面接をしていたからよ」
そのことはアンソニー神父も知っていたという。
アンソニー神父がモンクレアの元へ導いたのはこのためだった。
標的
後任は決まっていないままだという用務員室を見せてもらう。
掃除はしてあるようだが、硝酸アンモニウムが残っていた。
モンクレアの話では、そこには大量の肥料のような袋があったという。
注文書からも２３０キロもの化学肥料を所持していることが判明した。
すぐに警察に連絡をし令状を出してもらう。
マラーの家の前でアトウォーターと落ち合うと、マラーの写真を確認する。
おそらく階段ですれ違った男だろう。
母親が出迎え、息子は病気で部屋には鍵がかかっている、と言われる。一週間以上戻っていなかった。
鍵を壊して部屋の中を見ると、壁中スクラップが張り巡らされた異常な状態になっていた。
ターゲットの教会、神父の記事に加え、落書きと同じイラストが大きく壁一面にある。
そして車に爆弾を仕掛けたと思わせる設計図も。
部屋の窓はアルミでおおわれていたが、それを外すと聖ドミニク教会が正面に見えていた。
聖ドミニク教会
その頃、聖ドミニク教会に５１分署が先に駆け付けていた。
火や煙もなく、また誤報かと確認だけしているとセブライドが追いつき、「放火じゃない、前回は偵察だった。車に爆弾をしかけている」とボーデンに伝える。
急いで避難をさせていると集団の中にいたマーラーが車に駆け込んでいった。
追っていくセブライドに、運転席で起動装置を持っているのを見せる。
車のすぐそばに小さな女の子がいた。
気づいた大隊長は女の子を助け、プラムはその大隊長を被害から守ろうと駆け付け、自分の消防ジャケットで覆って守った。
結果、マーラーの車が爆発するも、大隊長や女の子は無事だった。
発見されたマーラーは黒焦げだった。
ケイシー・ロス
シルビーはケイシーに会いに行く予定だけを楽しみにしていた。
ケイシーとは通話さえ時間が合わない生活だったが、そんな中手紙が届いて大喜びをする。
ギャロにはケイシーからメモが入っていたと渡されるが、そこには何かのレシピが書いてあるだけだった。
間違いじゃないか？ と戸惑っているとそれがケイシーの「コーンビーフ」のレシピだと教えてもらう。
ケイシーのメニューがギャロに引き継がれた。
数日後、シルビーが会いに行く予定が、ケイシーの仕事の都合でドタキャンされてしまう。
ギャロとシルビーはケイシーのいない寂しさを分かち合い、そしてケイシーが今の俺たちを見たらどういうか、と励まし合った。
ケイシーなら淡々と仕事をするだろう、と。
その後、ペラムが一日だけではなくしばらく代理として勤務することが決まった。
ギャロはケイシーのコーンビーフを作り、最初の一枚をペラムに取り分けた。
誰もがペラムを歓迎したが、ハーマンだけは疑問を抱きマウチにそっと伝える。
「あれだけ優秀な男が長い間交代要員でいるのはおかしいと思わないか？」
「それは……いい質問だ」
つづく（シカゴファイア シーズン10 あらすじへ）
かんそう
キッドは、本来ならばケイシーの後釜では？ とマウチから名前が出ましたが、「戻りがわからない」で片付いていました。
キッドってもしかしてこのまま……？
すごい主観以外の何物でもないんですけど、シーズン10が安心して楽しく見られるのってキッドがいないからかもしれません……。
ギャロ、リッター、バイオレットの三人をもうまとめて醸造トリオ、と書くことにしました。醸造ネタが終わったら使えないんですけど。調べたらこのトリオの名前とかあるのかもしれませんがネタバレ踏みたくないので調べられません！
まあ若者トリオでもいいんでしょうけどｗ
カーラとギャロの関係が気になるバイオレットは、脇が痛いと身体に異変まで起きていたんですが、そんなことあるんでしょうか……。
ストレスっていうのはわかるんですが、そこまでギャロのこと好きだった……？
バイオレットのツンデレというか今のところツンツンしか知らないので。
そして今回無事事件が解決したことでセブライドとシーガーがモリーズで飲む約束をしていましたが……。期待していいのかなぁ～。でもキッドが戻らないままってことはこれまでの流れでないだろうから、そういう意味でもほんと……。
そして新顔ペラムさん。
ハーマンが怪しんだのでやっぱり一時的ゲストで終わるのかな？
確かに51分署の新キャラにしてはキャラが弱い気がしたので、このままじゃないよね～という感じでした！
でも現場としてはしょっちゅうリーダーが変わるのしんどいですよねｗ
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