あらすじ
マンシー
マンシーは、再びオリビアに服装を注意されてしまう。
「ここはギャング班とは違うの。服装をわきまえて」
ベラスコを突き合わせ、早速買い物へ行くが、実は色覚障害を持っていた。
グレーのジャケットを薦めてもらい出社すると、オリビアにいいジャケットね、と褒められた。
少女拉致事件
プリヤという15歳の少女が自宅から拉致されていた。
開店準備中の飲食店一階で父親が撃たれ、二階の住居で母親も撃たれた。
先に意識を取り戻した母親から手がかりを得る。
犯人は娘プリヤの名前を出して捜していたといい、最初からプリヤ狙いだった。
ヘルメットで顔を隠しており人相はわからない。
「大きな男で両手が汚れていたわ。奇妙なブーツを履いてた。甲の部分にカバーが」
開店準備を頼んでいた業者は夫と喧嘩してクビにしていた。
業者に話を聞くと、もめた原因がわかった。
プリヤの父親は、日雇い作業員が娘を見てるとクレームをつけていたのだった。
ブーツからその日雇い溶接工は、イライアス・オルセン34歳に間違いなかった。
マンシーが個人情報を突き止める。
救出
森の奥の一軒家の家主は父親のソーレンだった。
データ上は子供はいないはずだが、家の中を覗くとドールハウスが見えた。
防弾チョッキをつけ警官たちと突入する。
家の中に人影はなかったが、外から鍵のついたドアを見つけ、こじあけた。
それは地下室の入り口で、地下の暗闇の中にはプリヤだけではなく、他にナディーンとジリアンという女性と小さな少女ベラもいた。
ベラはジリアンをママと呼んでいる。
家の外に連れ出そうとするとナディーンは「出てはいけないのよ」と戸惑う。
名前も本名かどうかわからない。
ジリアンは12年前バージニアで失踪していた。そのことをオリビアは覚えていた。
ナディーンは10年前、ペンシルベニアで拉致されていた。現在妊娠3か月だった。
二人とも栄養不良で性的暴行を受けている。
イライアスは少し前に慌てて出て行っていたというが、行先はわからない。二人ともまだ怯えているようで多くを語らなかった。
「新しい子を連れてきて、ルールを教えてやれって言われた」
ルールとは「いい子にはご褒美。悪い子にはお仕置き」。
ご褒美とは食事のことらしく、オペラント条件付けをしていたのだった。
だがキッチンに食材が見当たらなかったので、オリビアは自宅周辺のスーパーを徹底的に捜索させ、イライアスを見つけた。
現場でマンシーがイライアスに掴みかかり、頭に傷を負わせた。ギャング班の癖が抜けない、とフィンはオリビアに報告した。
真犯人
イライアスを取り調べると、俺じゃない、父親だと黒幕が父親であることを訴えた。
だが、その父親の居場所の手がかりはない。クレジットカードも携帯も持っていない。
そしてイライアスは弁護士を要求した。
オリビアはイライアスは若い女性に弱いだろうと、マンシーに取り調べをさせる。
マンシーは傷の謝罪をしつつ、まんまとイライアスを誘導し口を割らせた。
「俺は彼女たちに触れてないよ」
弁護士はイライアスもネグレクトの被害者だという。
「父親はどこに?」
「ハンティングだよ」
あちこちドライブしていて居場所はわからない。プリヤを誘拐したのは父親に褒めてもらいたかったから。
だが、それ以上は弁護士が口がうまく、聞き出せなかった。
オリビアは壁の薄い家だったからと被害者たちからも話を聞きだす。
ソーレンの狩りについては女の子たちも知っていた。
「イライアスは暴力を振るわない。私を拉致したのはソーレン1人よ」
ソーレンは暴力的で言うことを利かせるためには指や足の骨を折るなどもしていた。
ジリアンは「いい子にしてればベラを育てていいって言われた。あの子が唯一の幸せなの」
鑑定の結果、ベラはソーレンとジリアンの子供だった。
ナディーンも狩りへ行ったというが、1か月か2か月前と曖昧だった。
どちらにせよ、ソーレンはしばらく不在であることは間違いない。
そこへ、自宅付近でソーレンの遺体発見の知らせが入った。
検視の結果、最低でも6週間は埋まっていたという。
後頭部の下方にある銃創から、誰かがソーレンを撃ち殺していた。
さらにその近くには新生児の遺体も埋められていた。
締殺され埋められた男児だった。
二人の様子からナディーンが生んだ可能性が高い。
真犯人2
刑務所のイライアスに父親の死を伝えると、父の死に大きなショックを受けた。
イライアスが使った銃と一致したが、イライアスは女の子が持ち出したんだ、と犯行を否定する。
「パパがいなくなったらどうすればいいんだ? 褒められたかったのに!!」
オリビアは父殺しもイライアスとして処理をしようとするが、マクスウェル課長はひっかかる。
「本人が否認してるんでしょ?」
するとロリンズが検視医の発言を伝える。
「低角度から撃たれたって」
イライアスは190㎝もある。
だがそれもオリビアはわかった上だった。
「これ以上彼女たちを苦しめる必要はない。不要な取り調べはするべきじゃないわ」
マクスウェル課長は同意しない。
「これは殺人なのよ。捜査する必要がある」
捜査
ナディーンは生んだ息子をソーレンが「男は食費がかかる」という理由で殺したこと打ち明けた。
2年前だった。
ジリアンもナディーンもソーレンが殺されたというと、イライアスの仕業だろうと言った。
しかし銃創からイライアスではないと伝えると、二人ともが「自分が撃った。正当防衛よ」と自白する。
二人は庇いあっているのか、別の人物をかばっているのか?
オリビアは判事に状況を伝え、結論を出す。
誰がソーレンを殺したのか明確な容疑者はいない。
「確実なのは、ソーレンがナディーンの子供を殺してること。そしてナディーンはまた妊娠してる」
「誰かが赤ん坊を守りたかったのね」
「それが妥当な線かと」
SVUが捜査しない限りは追及しないことになったが、判事は納得しなかった。
つづく(SVUシーズン24 あらすじへ)
かんそう
長い監禁が続くと防衛本能で、従うことに疑問を感じなくなるんですね。
最後、ジリアンは外の世界に戻ることを喜ぶと同時に、不安を感じていました。
長い監禁被害者は、解放されてからもまた苦労しなければならない。
イライアスも少女を拉致するような父親に育てられた被害者なのかもしれませんが、少女たちのことを想うとそんな生ぬるいことは言いたくなくなりますね。
マンシーの色覚障害、今後ネタになるんでしょうかね。
マンシーは新職場で不慣れでいろいろ言われても、落ち込んだり必要以上に気にすることなく、カラっとしてるところがいいな、と思いました。
この先、つらい展開がないといいな。
2 件のコメント:
この手の事件、クリミナル・マインドでも出てきますが、胸が悪くなりますね。
親の代から続いてるって、おぞましいです。
マンシー、色覚障害だったのですね。
彼女を見ると、なぜか短期間で去って行ったキャットを思い出します。
キャットもハキハキしていて、好きだったな。
最近感じる違和感。ロリンズとカリシ、なんだか無理がある。
カリシって、来た当初はSUVの中でかなり浮いてましたよね。
いい奴なんだけど、ロリンズがねー、ふーんって思ってしまう。
アマンダは女の面を出さない方が素敵だと思うんです。
キャット好きでした!
わりとあっさり消えた印象があるのですが、もっといて欲しかったです。
たしかにマンシーも同じくらい好感が持てています。
これからどんなマンシーのドラマが展開するのか楽しみです。
カリシとロリンズはもしかしたら人気があるのかもしれませんね!カリンズみたいな?
ネタバレを避けるためにゴシップ系などドラマ情報はほぼノータッチなのであくまで推測ですがw
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