The Good Fight/ザ・グッド・ファイト シーズン5 のあらすじ・ネタバレ
2023年4月6日~/毎週木曜日 スーパー!ドラマTV 日本独占放送(全10話)
(アメリカ配信2021年6月~)
ダンスの著作権
ワックナーの法廷にダンスの著作権に関する訴えが持ち込まれた。
トリーナという女性がスパンキー・レッグと名付けたダンス動画をUPしたところ、人気ゲームが課金アバターでそのダンスのモーション「ヤンキー・レッグ」を追加した。
トリーナには支払いも連絡もなかった。
「著作権はない」
ワックナーは被告ギャリソン・ヴィターに知的財産権侵害を告げる。
約600万ドルの利益の半分の支払いを命じると、ヴィターはムース(ヘラジカ)の着ぐるみの頭を外して叫びだす。
「エセ裁判だ! 6人の弁護士に勝てるって言われて判決が早いっていうから来たのに!」
「判決は出した」
帰り際には尻も出した。
本物の裁判
納得のいかないヴィターはワックナーを訴えて、本物の裁判に持ち込んだ。
ブランドイメージの毀損で、80万ドルの損害賠償と法廷の閉鎖。
ヴィターは裁定に従うとの署名はしていた。テイクアウトメニューの裏に書かせたものだが。
リズは本物の判事は判事もどきに厳しいと、慎重に進める。
「真っ当に見せれば勝てるけどワックナーさんに焦点が当たれば勝てない。それだけは避けて」
早速コードがスーツを新調する。
裁判中、ワックナーがいつもの調子を出そうとすると足元でマリッサが蹴って止めていた。
ワックナーの異常性を表す映像記録は、リズには初耳だった。
しかも、撮影者はリズとつきあっているデル・クーパー。
意気投合したクーパーはワックナーの法廷リアリティー番組を作っていた。
夜、リズはクーパーの家に行き、黙っていたことを責めた。
だがクーパーは悪びれず、君も俺のオフィスで営業すればいい、という態度だった。
「俺のどんなコネも使え、パワーカップルなんだから」
だがリズはワックナーを世間に売り出すことには乗り気ではなかった。
裁判2
リズは担当判事に直接ワックナーに質問をさせた。
すると判事はワックナーのキャラに引き込まれたのか、奇妙だと報告されたスコアボードや着ぐるみの件などを納得させてしまう。
結果、「慣例への挑戦でプロセスは合理的で信頼できる」と判断され、争点は裁定に従うべきか否かに絞られた。
するとその場で訴えを変更する。
「彼が正常であっても公正とは限らない」
新たな証拠はトリーナのダンス動画だった。
トリーナの動画を撮影したのはトリーナの彼氏で、著作権は彼にある、というものだった。
「創造的表現を固定した人が著作権者になる」
ヴィターは彼氏のラッセル・チャックワゴンに4万ドルを支払ったと主張する。
すでにトリーナと恋人とは別れていた。
法律はクソ
証言台に座ったワックナーはこの件は知っていて、その法律はクソだと無視をしていたと話す。
「トリーナのダンスがなければあの動画に価値はない。カメラを手にしていただけで対価を得るに値するなんて」
リズも弁護する。
「契約書に明記されていない限り、従う義務は仲裁人にはない。
人種問題を内包する法律だから彼の論法が依って立つんです。
著作権には録音が必要との法律は、黒人のジャズ音楽家に損害を与えてます。
ブレイクダンサーやフラメンコも同様。
優れた才能を持ち多くの場合は非白人です。即興芸術に長けてる。
その芸術の著作権者がスマホを持ち横にいた人でいいのでしょうか?」
ワックナーもスタンディングオベーションするほど説得力があった。
結果、判事もこの件については「法律はクソ」に同意した。
延期
証人台にデル・クーパーが座らされると、法廷のスポンサーがデヴィット・コードだと言わされる。
コードはヴィターとは競合するゲーム会社「リガ」に投資をしていた。
コードはあちこちに投資をしていて把握してなかったという。当然、誰も知らなかった。
リズは延期を決めるが、ワックナーはそのスタイルこそが気に入らない。
「そうやって待ってるうちに人が死ぬ」
マリッサは、それでも法廷は続けられ、番組もできるとワックナーを宥めるが効かなかった。
「みんなが私の判断に従わなきゃ無意味だ。敗者がこの法廷に泣きつけば上訴でキリがない」
違和感
翌日、ワックナーの法廷にヴィターがやってきた。
「ここでの私の行為を深く謝罪します」
そしてトリーナとの件も裁定に従うと改めて和解をした。
ヴィターは車椅子で足を怪我しており、ワックナーに尋ねられるとテニスでやったと言う。
だが実際は昨晩、家に男二人がやってきて襲われていた。
ワックナーも上機嫌で法廷は和解に和んだが、マリッサだけは違和感を持っていた。
ドンク
ダイアン達のオフィスに「ドンク」という社内チャットが導入された。
メールより早く、メンションもでき、ログインしなければ匿名アカウントも利用できる。デヴィット・リーにはひっきりなしのポップアップ音がうるさいと不評だが、特にアソシエイトたちには好評だった。
そのドンクに黒人弁護士会の話題が盛り上がる。
オフィスの代表としてダイアンがパネリストに参加し悪目立ちしてしまった。もちろん白人参加者は一人だけだった。
その上、先日カートの騒ぎの質問を受けた動画も投稿された。
「ご主人は議事堂襲撃の白人至上主義者の仲間?」
ダイアンが困っている動画には「テクノロジー最高」とリーが大喜びした。
この件からドンク内でのダイアンへの風当たりが強くなる。
面と向かっては言えないが、匿名ならいくらでも文句が言える。
そしてダイアンだけではなく、カートの弁護を担当したジュリアスにまで飛び火した。
「ジュリアスはクズ」
ジュリアスはその発言者を見つけようと躍起になるが、匿名アカウントのため、特定は難しい。
ダイアンが帰宅してもドンクの投稿は止まらない。
ダイアン追放のアイデアにまで発展していた。
無罪になったが無職にもなったカートにNRA(全米ライフル協会)仕事のオファーが来ている。まだカートは返事はしていないがもし引き受けたら。
ダイアンの主義にも反する上、会社での立場はますます悪くなる。
ダイアン
翌日、ダイアン以外のパートナーたちがリズのオフィスに集まり、ドンクへのクレームをつけるが、それはダイアンが発端だとダイアン批判に発展する。
「トランプ時代を生き抜くために白人を雇った。でもその時代は終わったの。真の黒人事務所に戻る時よ」
黒人事務所の代表に白人がいることは間違いで、顧客に逃げられる、とリズは責められる。
夜、ダイアンがリズにアポを取り、二人で飲んだ。
リズはジュリアスとダイアンが非難対象になっていると伝え、解決策としてパートナーではあるが経営から外れるという提案をするが、ダイアンは憤慨する。
「女性パートナーだけの事務所を作ろうって話は?」
「今でも思ってる」
「黒人だけ?」
「私はあなたを追い出す票は入れない。でも、次の会議で動きがあるかも」
ダイアンの望みはレターヘッドに名前を残したい。
そのために性差別や年齢差別と闘ってきた。
ダイアンは悩んだ。黒人事務所の冷遇も知っている。でも引きたくない。
夜中に、ダイアンはギンズバーグ判事の幻覚に相談をした。
「何があろうとも身を引いちゃダメ」
それが聞きたい言葉だったのかもしれない。
しばらくして、デヴィッド・リーがリズとダイアンを緊急で呼び出した。
リーは大口顧客四人からダイアンが外れるのか? という連絡を受けていた。
「誰が組織改編の話しを?」
リズには初耳で、思い当たる節もない。私も知らない、と言いながらダイアンが続ける。
「ただ再編成すると顧客に伝えただけ」
「これがあなたのやり方?」
リズは理解した。
「内部からクレームが出ているダイアンの対抗策だわ」
だがリーには関係ない。
「二人とも止めろ。ダイアンは代表だ。STRローリーが違うというまでな。決めるのは誰でもない私だ。人種戦争にはフタをしろ」
リズはダイアンに失望した。
リーのオフィスから降りていくとダイアンはジュリアスのオフィスに呼ばれた。
「開業しようと思う。共同代表になってくれ」
ダイアンは少しの間をおいて、大笑いした。
ワックナーを訴えたゲーム会社のヴィターはモダンファミリーのジェシー・タイラー・ファーガソンでした。また豪華!
今回も面白さは間違いなしですが、展開には驚きました。
まずワックナーが訴えられ本物の法廷に上がるのには、なるほど~とニヤニヤしたものの、その結末が暴力で脅しをかけた!?
ワックナーが把握しているのかいないのかはまだ明確ではないのですが、その前にワックナーの法廷に対する強い拘りを吐き出すキレた様子がサイコにミスリードしてるのかな? と思いました。
マリッサは怪しんでいるので、誰の手引き?なのか判明しそうですが……。
ワックナーか金を出しているコードと見せかけて、番組制作に乗り出したクーパーの仕業じゃないのか? と予想しています!
クーパーってリズとのやりとりからちょっと臭うんですよね~。かといってミスリードほど目立たせてもない感じ?
ダイアンとリズの信頼関係は心配ですが、私はリーがやっぱりいい味出してていいですね~。
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