あらすじ
セレブ・カップルDV
仕事で怪我をして以来、不調が続いているロリンズだが処方薬は飲まず、セラピーもサボリ気味だった。
そんな中、カリシとプライベートで夜道を歩いていると、リムジンから悲鳴と共に女性が逃げ出してくるのを見かける。
その女性は、オースティン&ケルシーという音楽業界で最も熱いセレブ・カップルのケルシーだった。
共同アカウントのフォロワーは3000万人を突破。
ロリンズのまだ小さな娘もファンだったがその場では何も言わず、ロリンズとカリシは警察だと明かして家まで送っていった。
ケルシーのドレスは破れていて、乱暴されたことが窺えるがよくあるケンカだという。
マンションの前にはオースティンが待っていて、「これで仲直りなの」とあっけらかんとしていた。
マンションの中に入るまで見届けるが、ロリンズは不安だった。
すると翌日、ケルシーがロリンズが渡した名刺を頼りにSVUへやってきた。
ケルシーは目にあざを作っていた。
「誰かに相談するべきだと思って」
オリビアを紹介し、改めて話を聞くと昨夜ロリンズと別れた後、再び喧嘩になり、迫られたが拒むとベッドに投げ飛ばされたという。
「もう彼をかばわない」
オースティンを捜査して状況を確認すると、リムジンでの喧嘩でオースティンもケルシーに瓶を投げつけられ額に傷を負っていた。
よくあることのようで周囲も特別驚きはぜす、笑っていた。
オリビアがSVUは深刻に受け止める、というとオースティンは弁護士を立てる、と追い返した。
プロポーズ買収
オースティンとケルシーはもともと恵まれない環境で育った似た者同士で、そこに惹かれ合っているようだった。
セレブは凄腕の弁護士をつける。難しい訴訟になるだろうと思っていたところ、その夜オースティンがケルシーにプロポーズしたというニュースが報道される。
翌日、オリビアとロリンズがケルシーを訪ねて確認をするが、ケルシーは浮かれていた。
「もう起訴はしない」
5カラットの指輪が解決をしていた。
ロリンズは納得できなかったが、気が変わったら連絡をといって引き下がるしかなかった。
その後、オースティンがオリビアを訪ねてきて、起訴が取り下げられていない、とクレームをつける。
決めるのはケルシーでもSVUでもなく検察だとオリビアが説明をした。
オースティンは断酒会にも行ったといい、本気で反省している様子を見せた。
「何を飲むかじゃない。精神的に成長して。身近に手本となる大人がいなかった。教えられてきた男らしさの概念を捨てて、逆のことをして」
起訴
ところが直後、また新たな騒ぎを起きる。
今度はケルシーの母親ライラとオースティンが喧嘩をしてSVUが呼び出された。
オースティンにとってライラは、干渉しすぎで邪魔な存在だった。
そしてライラは決してオースティンがよい彼氏だとは思っていない。
暴れる2人を連行した。
ケルシーにも話を聞くと、レストランで些細なことから喧嘩になり、帰宅しても収まらないままオースティンに迫られたので拒むと、無理やりレイプされたと泣き出した。
聴取でオースティンはケルシーに乱暴したのは前戯だと、行為を認めた。
ケルシーは合意せず、母親も証言している。ケルシーが撤回しなければ起訴できる。
必要なものが揃ったとして、カリシがオースティンの逮捕を指示した。
すでにパトカーに乗るオースティンの写真がすでに出回っていて、検事事務所に問い合わせが殺到している。
罪状認否
第1級レイプ罪、第1級性的暴行、第3級レイプ罪に対してオースティンは無罪を主張し、パスポート没収と10万ドルで保釈された。
オースティンは傍聴席に父親を見つけ、表情を曇らせる。
事件は拡散され、オースティンのファンは法廷の前に集まりオースティンの味方をした。
翌日、母親が証言台に座ると誘導尋問で「ケルシーは昔からウソつきだった」と言わされてしまう。
そのせいでケルシーは被害者から「ウソつき」になってしまい攻撃を受け始める。
ケルシーが証言をしていると、傍聴席からオースティンのファン(赤いパンツを履いている)が立ち上がり、「ウソつき! なぜウソをつくの?」と騒ぎ休廷になってしまった。
その余波でロリンズもオースティンを逮捕した刑事だ、と法廷の廊下で責め立てられ慌てて逃げていた。
その次の日、オースティンが証言するのをケルシーは自ら傍聴席に座って見届けた。
カリシはオースティンが暴力的なのは、父親の影響じゃないのか? と傍聴する父親の前で突き付けた。
「普通、が分からないのでは?」
父親についてはオースティンにとって禁句のようで、感情を露にする。
「俺は父親とは違う! ケルシーを傷つけるつもりはなかった」
そして傍聴席のケルシーに謝ると、得意気に言う。
「俺は謝った。父親は謝られたことなんかない」
オースティンの真剣な謝罪にケルシーは、もう裁判を続けたくないと言い出すが、それは遅かった。
カリシは最終弁論で、幼いころのトラウマが影響しているがそれは悪魔になる免罪符にならないと陪審員にアピールした。
評決は、第1級レイプ罪、第1級性的暴行は無罪。第3級レイプ罪で有罪となった。
スーパースターは性犯罪者登録される。
ケルシーはもう二人の愛の歌はツアーで歌えない、と嘆いた。
だがオリビアは言う。
「2人にあったのは愛じゃない。また新しい曲が作れる。誰かを愛する前に、自分を愛することを学んで」
オースティンは刑務所に入る覚悟をつけていた。だが弁護士が控訴すると息巻いた。
ロリンズ
復帰以来、ロリンズの不調が続いている。
そして、仕事だけではなくとうとう家庭内でも問題を起こしてしまう。
クローゼットにモンスターがいる、と怯える娘二人の前で悲鳴で気が動転したのかロリンズはクローゼットに銃を向けてしまった。
中をあけると電動で動く犬が動いていただけだった。
なぜ銃なんて持つのかと、娘たちをさらに怯えさせてしまい、本人も自分のとった行動にショックを受ける。
すぐにはオリビアに打ち明けられなかったものの、不調は隠せない。
ロリンズはオリビアに打ち明けた。
「クローゼットの中の怪物に銃口を向けたの」
「倒せた?」
ロリンズは一瞬驚き間をおいたが、真剣な表情で答えた。
「まだだけど必ず倒す」
つづく(SVUシーズン24 あらすじへ)
かんそう
やっといつものSVUになるかな~と思った第3話ですが、あくまで主観ですけどまるで90分番組を削除して60分にしたような印象がありました。
ただのヤング・セレブのドタバタではなく、お互いが毒親に育てられた似た者同士で~みたいな重めの背景があるんですが、そこがなんだか削除されているような印象なんですよね。
オースティンの父親もわざわざ登場しても、ほぼいるだけ? みたいな。
まずオースティンと絡むシーンがなくて、何かあったにせよそれが聞けるのはカリシの口から法廷での伝聞状態。
そのせいかいつの間にそんな話になった? って唐突に感じてしまいました。
最後、オースティンは一生懸命罪を償って、またケルシーと復縁できるかな? と殊勝な様子を見せるのに、カリシは「ありえない。忘れろ」って冷たくない??!! みたいな。
多分、同時にロリンズの不調エピが走ってるから重めなお話の割に削らざるを得なくて、割と台詞で済ませている感じがこれまでのSVUの良さからすると、雑な印象でした。
あと気になったのがマンシーのポジション?!
特に若くは見えないんですけど、今時の若者設定でフィンなどの古参を無意識でイラつかせているんですけど、もともとしっかりしているように見えるし、実際しっかりしているのであまりピンときませんでした。
オリビアがカジュアルなジャケットに「ここにいたければちゃんとしたジャケットを着て」って言うんですけどそれも正直オリビアが狭量に感じられて、らしくないような台詞に想えてしまいました。
マンシーは現場派なんだし、スカウトしたのはオリビアなんだから「ここにいたければ」って言い方は「先に言えよ」って思ってしまいました。言ったのに実践してないなら言われてもしょうがないけどぉ。でもマンシーはそんなことも言わないで素直に受け入れてて、いい子でよかった……。
と、このところSVUにはネガティブなことばかり書いているかもしれませんが、再放送で古いシーズンを初めて見ても本当に面白いので、期待値が高くなってしまう、というのはあるかもしれません。
あ! SVUにやってきたケルシーの前にオリビアが登場したシーンは、テンション上がりました!
性犯罪でもあるのでやっぱり同性で権力のある立場の人が出てきてくれるとそれだけですごい安心感ありますね。
それとオリビアに打ち明けるロリンズに、クローゼットの怪物を「倒せた?」って返すところはシビれました~~。あんな会話がまずできないし、オリビアかっけー! となりました。
2 件のコメント:
ジェーンさん、お久しぶりです。
ちょっと出遅れた感があり、なぜロリンズが元気ないのか、エピソードから
推察しています。
以前ほど面白く感じられないのは、ロリンズが活躍しないからなのかな。
ストーリーも、周りが躍起になるほど本人たちはわかっていないみたいで、イラッとしてしまいました。
土曜日にまとめて再放送があるのですが、やっぱり面白いんです。
また面白くなるのでしょうか。
時間を見つけて、ジェーンさんのブログを遡って読みます。
コメントとブログを見てくださってありがとうございます
スパドラで古いシーズンをやっているので見てますが、ほぼ初見なこともありすごく面白いですね。
事件によってはその時代を感じるケースもありますが、それはそれで古さが気になるということはなく、ああそういうことがあったんだな、と素直に楽しめています。
長いシリーズですが個人的には、これまではずっと面白さのレベルが変わらなかった印象でした。
コロナでバタバタした影響もあるのかな? とは邪推しています。
今後、SVU本来の面白さを取り戻していくといいですね!
コメントを投稿