The Good Fight/ザ・グッド・ファイト シーズン5 のあらすじ・ネタバレ
The Good Fight/ザ・グッド・ファイト シーズン3までの主な登場人物はこちらです。
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2023年4月6日~/毎週木曜日 スーパー!ドラマTV 日本独占放送(全10話)
(アメリカ配信2021年6月~)
2020年コロナ前
ボーズマンが引退を決めた。
その理由はSTRローリーが要求する2割削減が楽になるだろ、と事務所のためだと仄めかすがダイアンは怪しむ。
リズには見当がついていた。
「民主党からの出馬絡みよ」
それを受けたダイアンは、リズに女性パートナーだけの事務所を目指した過去があるから、二人で一緒にやらないかと誘い、乾杯をする。
ジュリアス・ケインの収賄裁判
司法省の監察官ステラ・コーベンがMEMO側で、ケインに不利なでっちあげ証言をされる。
ダイアンは隠し撮りしていた証拠音声を提出するが、ヘイゼルウッド判事はイリノイでは録音には双方の同意がいる、と認めなかった。
ダイアンは判事の忌避を狙う。
ルッカ
ビアンカに夜中電話で起され、セントルシアのリゾートを買うから明日ロンドンへ飛んで、と言われる。
国外へ出たことがないし、子供もいる、というとビアンカはシッターも手配済みだった。
「着いたら電話して」
そしてロンドンに到着したルッカに、マリッサが愚痴の電話を入れる。
デヴィッド・リーに見下されることにうんざりして、自分も弁護士を目指したいという相談だった。だがロースクールに二年と言われて一旦保留にする。
2020年3月13日
ジェイが原因不明の体調不良で、救急車で運ばれる。
立ち会ったボーズマンは、当時流行り始めたばかりのコロナを疑った。
ダイアンの銃裁判
ダイアンが父親の代理となり、過去に敗訴していた「違法な銃で娘を射殺された」案件が上訴されることになった。
ダイアンは弁護団に加わって最高裁で弁論したい、とアピールしその権利を手に入れる。
3月20日~4月8日ロックダウン
コロナの拡大により、イリノイ州に外出禁止命令が出るなど、ロックダウンが発動されていく。
オフィスでは一度契約解除とし、再開後に復帰とアナウンスするが全員とは確約しなかった。
またZOOMをインストールさせ、全員にリモート会議の環境を整える。
トップの三人(ボーズマン、リズ、ダイアン)にとっては、経費削減の絶好のチャンスにもなった。
ダイアンはマリッサに直接連絡を入れ、クビではないが調査の仕事はできない、と伝える。
マリッサはロースクール行きを真剣に考えロンドンのルッカにお薦めを教えて、と電話した。
すぐに、ビアンカのツテでシカゴ・ケント法科大学院からマリッサに入学決定の連絡が入り、何も知らなかったマリッサは驚いた。
2020年5月25日ジョージ・フロイド事件
ステイホームをきっかけに、ヘイゼルウッドはボーズマンの家に同居することになる。
そのタイミングで二人は、ジョージ・フロイドの事件の報道を一緒に見てショックを受ける。
引き抜き
トップ三人とルッカでズーム会議が行われた。
ルッカは、実はビアンカに引き抜かれたと打ち明ける。
手放せないと焦る三人だが、年50万ドルを提示されていると聞くとダイアンはshit.とトップだけのプライベート・チャットに打った。
「プライベート・チャット、こちらからも見えちゃってますよ」
人種問題
ボーズマンが抜けた後、ダイアンと二人で続けるつもりのリズに、二人の仲間がクレームをつけた。
「代表パートナーが白人なのに黒人事務所と言えるのか?」
「ダイアンは私より前からいるのよ」
「そう、序列を無視して割り込んできた」
そのダイアンの手土産のチャムハムはもう顧客ではない。
今後もアフリカ系のアソシエイトが大勢解雇される、もうアフリカ系事務所とは言えない。
「いくつもある中規模な総合法律事務所と同じよ。強味を失う」
ダイアンを外して黒人を二人代表にすべきだ、と強く言われリズは揺らぐ。
極秘情報
7月になっていた。
同居している都合で、ボーズマンはヘイゼルウッドのズーム会議の会話を聞いてしまう。
それはMEMO618についてだった。
「ダイアンと違ってジュリアスは取引に応じる。私が担当判事よ。取引きを申し出れば彼は寝返る」
ボーズマンはダイアンを呼び出し、情報源は言えないとわざとらしく前置きをして、ジュリアスへの取引き計画を伝えた。
「パソコンの履歴を見た。ジョサイア・ナイル、メールが5通あった」
ダイアンはその情報を元に、次の裁判でヘイゼルウッドの忌避を申し立てた。
「じゃないとジョサイア・ナイルが証言台であなたのメールを読むことに」
ヘイゼルウッドはすぐにボーズマンがちくったということに気づく。
思惑通り、その場でヘイゼルウッドは降りた。
「あなたは今、大きな過ちを犯してるわよ」
「だとしても外れて欲しい」
別れ
ヘイゼルウッドはボーズマンの家にあった荷物をまとめて出て行った。
引き留めるボーズマンに「私よりジュリアスを選んだ」と怒りは収まらない。
だがボーズマンとしては、トランプ政権の手先とヘイゼルウッドを関わらせたくなかったという思惑もあった。
しかしヘイゼルウッドの怒りはそこではなく、会議の盗み聞きやメールの盗み見みというやり方にだった。
「愛してた。でも愛だけじゃダメ。さよなら」
8月11日
ハリスがアフリカ系で初の副大統領候補になった。
歴史的瞬間にリズは大喜びするが、ボーズマンには悪報だろう。
四年後の舞台に黒人は一人で十分。
ボーズマンを呼び戻してあげる? というリズにダイアンは女だけでやるんじゃなかったの? とやや不安を抱く。
9月18日
口頭弁論もリモートで行われるようになり、ダイアンの家にモニターなどが用意される。
そこへカートが帰宅をし、ダイアンに悪いニュースを伝えた。
ギンズバーグ最高裁判判事の死去のニュースだった。
ダイアンは悲しみ、カートに抱き着く。
「2020年はなんて年なの。トランプのやりたい放題になる」
11月
夫婦で政治的思想が違うダイアンは、選挙速報にイラついてカートがいるとゲンに悪いと部屋から追い出す。
だが不仲なわけではない。
ジュリアスの裁判
判事トリグ・マレイニー判事はトランプ派だった。
あっさりとジュリアスに懲役7年の有罪が言い渡される。
上訴すると約束をするが、ジュリアスは不安なまま連れ去られた。
12月14日
バイデンが大統領になり、ダイアンはテンションをあげる。
ルッカの未来
トップ三人とルッカで、最終提案がズームで行われた。
リズたちが提案したのは、ボーズマンの後釜の最年少パートナー。報酬は同じ50万ドル。ただしこれ以上は出せない。
リズは黒人が必要なの、と本音を出す。
ルッカはすぐにビアンカと交渉に入るが、ビアンカは黒人枠としてだけ利用しようとしていると、ルッカの軽視を嘆き、報酬は130万ドル、CFO(最高財務責任者)にすると条件を変えた。ルッカはメモを取ろうとしていたノートを落とすほど驚いた。
そしてルッカは、マリッサと退院していたジェイにズームで報告をし、別れを告げる。
マリッサが事務所に置きっぱなしのバーキンを見つけると、送らないでいい、あげる、とマリッサにプレゼントした。
2021年1月6日
トランプ支持者が不正選挙を訴えて、アメリカ合衆国議会議事堂を襲撃した。
だが司法が機能し、63件中、62件は敗訴で終わっている。
トップ三人はもう誰もいないオフィスに集まっていた。
ボーズマンはアトランタへの引っ越しを決めたことを報告する。
チャールズ・ブローの論説の影響だった。
「黒人は南部へ戻るべき。真の政治勢力を築き強めるためにね」
そこでダイアンはくすぶっていた想いをリズにぶつける。
「私を降ろしたいのでは?」
「そんなつもりはないけど?」
「肌の色は変えられない、席は勝ち取る」
ダイアンが先に部屋から出るとボーズマンはリズに言った。
「ダイアンは優秀だ。だがここは君の父親の事務所だ。過ちも犯したが、事実だ。君の思うようにやれ。ここは黒人の事務所」
恩赦
事務所にはジェイとマリッサも片付けに来ていた。
全員がロビーで出くわす。
そこで、リズが思い出した良いニュースを伝える。
「トランプが汚職で有罪になった共和党員全員に恩赦を与えた。だからジュリアスも自由に」
ボーズマン以外はそれを聞いて大喜びした。
つづく
かんそう
ほんっとにグッドファイトって題材はひたすらリアルで難しいのに、しっかりエンタテインメントになってて面白い……。
一時間もないのに、体感は二時間くらいに感じる濃密さ。映画みたい!
今更アメリカのドラマに「映画みたい」はあるある過ぎるんですけど、本当にあえて言いたくなりました。
前回のシーズン4が、コロナの影響で10話の予定が7話で終了している、という都合で第1話で、ボーズマンとルッカがさようなら、になっています。
どちらも馴染みのキャラクターだったので、残念ですがもうスパドラのサイトで新キャラの顔ちらりと見えちゃって……。
さすがのあの人が参加するの!? と今からワクワクしちゃいました。
そして今更コロナ? ということでグッドファイトは約2年、ズレてるんですね。
こういった世界共通の大きな出来事があると、そのズレが明確になっちゃいますね……。
いろんなドラマでコロナの扱いを見て来て、いい意味で印象的だったのはもう見るのやめてしまったんですが「レジデント」の「終わってないけど終わった事にした」という扱いでした。医療ドラマとしてその判断は面白く、潔いな~と好印象だったんですが、グッドファイトもこれからどんな風になっていくのか、楽しみです。一筋縄ではいかなそう!
それにしても、ダイアンかっこいいな。特に大人ファッションがいい。
カートと仲良しなのも嬉しい……。
第一話は、これまでの集大成になっていて、コロナやいろんな事件とこの世界の人たちを駆け足で見せています。
でも一番印象的だったのは、やっぱりボーズマンとヘイゼルウッドの破局絡みで、恐らく、トランプの恩赦はヘイゼルウッドには想定内で、だから何もしなくても大丈夫だったのに、ボーズマンがトランプ憎しで勇み足しちゃった……んじゃないかな~と思えたことでした。
でもまあ一緒の空間にいて、聞かれちゃまずい会議をドア開けたままするっていうのも、守秘義務やばいんですけど……。
というわけで、結果的にはどっちもどっちではあるんですが、ボーズマンには痛手なのかな?
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