あらすじ
エル・コネホ
アラムがエル・コネホというカルテルに誘拐された。母親の留守電にメッセージを入れていた時で、誘拐の様子も録音されていた為、すぐに犯人がわかった。
レッドに電話をし、コネホの情報を聞く。
昔はコカインだったが今では何十億ドルの産業であるアボカドを扱っているという。
そしてコネホは事業の管理にサーバーを使用しており、構築したのはレッドが紹介したスクリップス兄弟だった。
理由
コネホの荷を積んだトレーラーが消えたのはアラムのハッキングの仕業だと言われるが、もちろん心当たりはない。
「俺のアボカドを盗んだ」
だが、たしかにソースにはアラムのクレジットが入っている。
「殺さずに済むなら雇いたいね」
アラムは解決のために、プログラムを見せて欲しいとなんとか頼む。
アラムがコネホのPCを調べていると、大学生の末っ子アントニオがやってきて親子喧嘩を始めた。
末っ子を事業には関わらせたくないようでコネホは遠ざけるが、それがアントニオには不満のようだった。
しばらくするとアラムが状況を把握した。
確かにプログラムの一部はアラムが2年前に組んだグレイロックだった。
セキュリティシステムは普通は防衛が基本だが、トロイの木馬式ルートキットで侵入者を攻撃し、大量の情報を侵入者に送り付け同時に重要な情報を抜き出すシステムをプログラムした。
目的はセキュリティ革命、のはずだった。
それが利用され、誰かが書き換え、悪用していたのだった。
すると、マルケスに真犯人から電話が入る。
「荷物は50万ドルで返してやる。1時間後に場所を指定する」
心当たりはまったくなかった。
救出
スクリップス兄弟をほぼ脅して協力させ、コネホのサーバーにハッキングさせ、アラムの居場所を突き止めた。
だがコネホ一味は逃げた後で、下っ端を一人捕まえただけだった。
救出されたアラムは、ヴァイタナス・ナウという第三者機関がソースを見ていると当時の事を思い出し、向かう。
すると担当者は驚かなかった。
「責任はあなたにありますよ」
実はニックがアラムに見せた診断結果は、脆弱性の部分がごっそり削除されたものだった。
ニックが製品化を押し切る為に。
もともとアラムが作ったプログラムが武器だった。
アラムはすぐにニックのオフィスへいき、今すぐビジネス化をやめるように言った。
だがニックは、バッドで人を殴ってもバッドは売られている、と聞き入れなかった。
取引き
コネホが指定された場所へいくと、盗まれたトレーラーが待っていた。
だが降りて来たのは、アントニオだった。
力不足だと家業から弾かれていたのが不満だったようで、実力を見せるため、盗んだという。
そこにFBIも到着するが、コネホは家族とはいえ裏切った息子を許せず発砲する。
だがアラムが飛び込んで、アントニオの命は助かり、コネホも逮捕された。
入手場所
アントニオを聴取し、プログラムの入手経路を聞いた。
大学の友人が講義で見て、手を加えその成果を確かめるために父親を狙ったという。
誰でも簡単に入手できる環境になっていた。
アラムは危機感から強硬手段に出る。
グレイロックをハッキングしてプログラムを止め、ニックのビジネスも止めた。
リズの隠れ家
レッドはリズのために用意していた隠れ家にウィーチャと訪ねた。
未だに管理人のコスタはリズが来るのを待っていた。用意されてから2年も経つのに。
黒幕が盗んだ木箱は、そもそもこの家の金庫にしまわれていた。
ロックの解除には、レッドかリズの親指指紋が必要。
スイスで作らせた特注の金庫だが、見たところ壊れてもいなかったが、もちろん中身は空だった。
レッドはコスタが絡んでいると睨み、ブリムリーの拷問にかける。
ところが、結果はシロだった。
「コスタは何も知らないよ」
そんなはずはないとレッドが頭を抱えると、ウィーチャが自分に聞けばいい、とリズに残したDVDを見ることを薦めた。
DVDはリズは帝国を継いだという前提で、リズに継承するための内容になっている。
レッドは自分が語るのをじっと見続けた。すると大分見た頃にヒントを得る。
「答えは必ずある。見つからないのには理由がある。思い込みを捨てろ。フランスの病院がNYの倉庫かもしれない」
そこでレッドは気付いた。
金庫自体が偽物にすり替わっていた、ということに。
すぐに壁を壊すと、埋め込み直した跡が見つかった。
おそらく、コスタが留守の間にすり替えられたのだろう。本物はどこかでこじ開けられた。
レッドはコスタに詫びをいれ、屋敷を与えた。コスタも気づかなかった事に責任を感じるが、もうレッドを見送ることはしなかった。
ハインリッヒ・ジマーストール
レッドは屋敷に金庫を作らせたハインリッヒ・ジマーストールを呼びつけた。
すると二個目の金庫の存在に、驚かなかった。
「あなたのためですよ」
二個目のオーダーは代理だといってやってきた女性から受けていたという。
レッドのこと、金庫のことすべて知っていて疑う余地はなかった。
オリジナルと同じ、だがロックのデータは入れるなと言われた。
「誰でも開けられる状態でした」
メガネをかけて背は低く、話し方が時々男みたいだった。
「あと覚えているのは、自分をミスターと呼んでいた」
「キャプラン?!」
「そうだ、レイモンド。ミスター・キャプラン、だ」
レッド側の進行が衝撃的すぎて、コネホの小物感が悪目立ちしてましたw
アラムのプログラムがこんな風に終わるのもびっくりでした。結果的にアラムは大金を逃した…のではなく、自然に危険回避していたんですね。アラムらしい。
ミスター・キャプランは、生きていても驚かないと思っていましたが、実際仄めかされるとちゃんと驚きますねw
本当に生きているのかな……?
前回敵になった時は、さすがに手の内を知っているだけあってかなりの強敵に思えたので、またレッドが攻撃されると思うとテンション下がりました。
でもキャプランがリズを殺した? となるのは違和感ありますが、キャプランが好きなのはリズではなくカタリーナだとしたらあり得るのかな?
もう古いシーズンのことは覚えてなくて、そもそも理解できてるのかも怪しいのがブラックリストですし。
新黒幕に期待していたということもあり、キャプランだったら「またか~」って感じが正直な印象でした。
あと二個目の金庫の「ロックをかけない」は意味がよくわからなかった。
ロックかけてもらわないと設定が手間なだけでは?
レッドがDVDを入れた金庫はロックかけているのだから、盗んでこじ開ける必要がある。
それとすり替える金庫にロックがかかっていなかったら開ける時に気づかれる。
だから結局二個目もロックは必要……ですよね?
(確認のため開ける時、レッドはちゃんと指紋認証で解除していた)
0 件のコメント:
コメントを投稿