あらすじ
連続強盗事件
アプトンは、警察学校の講師を断ってジェイとデートをしていた。
翌朝、二人して二日酔いで出勤し、アプトンは油断からかジェイの背中に手を当てているとそれをボイトは目ざとく見ていた。
そんな中、強盗が発生する。
犯人は覆面をした二人組の男で、大柄なボスと小柄な手下でシルバーのドイツ製盗難車で逃げていた。
最近発生する連続強盗の3件目で、地区としては二度目。
犯人は高価な貴金属をピンポイントで狙っているように思えた。
アプトンはそれが出来る理由を探る。
質屋
防犯カメラの映像から、逃走車のルート上にある質屋を手分けして当たった。
ジェイとアプトンは、5軒目の店主の対応に違和感を持つ。
やりとりを店内で聞いていた客が、シルバーのドイツ車を見たと口を挟むと、店主は明らかに動揺していた。
店主を調べると、麻薬売買の罪で仮釈放中だった。倒産や離婚歴もあり金には困ってもおかしくはない。そして見張っていると店から出て車に乗り込んだので二人は追跡をした。
店主は駐車場で車を降りると、二人の前にやってきた。
「協力をしたい」
監視されているから、と特捜班に移動して話を聞いた。
容疑者
デカイ男はRJ、手下はメキシコ人の子供だという。
「2週間前に盗品のルビーのピアスを持って来た」
強盗については知らなかったという。
ルビーはすでに転売済みだった。
「明日の昼会う約束をしている」
店主は不起訴と引き換えに囮役を買って出る。
アプトンは簡単に認められず、店主に探りをいれていると、RJから約束の場所変更の連絡が入る。
二人は、ボイトに相談をした。
急な変更先は人混みから人気のない場所になっている。
監視が難しいことから、店主の行動がバレて復讐する気かもしれない。
ジェイは危険だから他の手段を、と主張するがアプトンはボイトに聞かれるまでは黙っていた。
「そうね、失敗したら店主が死ぬ」
ところがそこへ、先の強盗で搬送されていた家主が死んだとの連絡が入る。
「安全策をとる時間はない。店主を使え」
ボイトが命令をするとジェイは不服気だった。
囮
店主にカメラを仕込んで準備をしていると、白い車が気になると不安を表す。
「昨夜うちを見回ってた。RJの罠じゃないよな?」
アプトンとジェイはその可能性がありながらも、監視しているから大丈夫だ、と店主を安心させた。
約束の場所で監視をしていると、白いバンが近付いて来た。
ジェイが光るものが見えると警戒するが、ボイトは待機しろ、と無線で伝える。
だがジェイは失敗すれば店主が死ぬ、とボイトの命令を無視してバンを止めた。
ヘイリーもボイトに止められたが、ジェイについて行った。
結果、ジェイが見たのはボンネットに置いてあった工具で、二人組は現場に向かう職人だった。
この騒動はRJにも見られていて、店主はもう使えなくなってしまった。
ジェイはボイトに判断ミスを謝った。
だが、ボイトに引き止められ責められたのはアプトンだった。
「なぜ待てなかった?」
「ボスに言われたとおり勘に従った」
「俺は心で動けとはいってない」
「どういう意味?」
「こんな話はしたくないが仕方ない、ジェイと恋仲なのか?」
「なぜ?」
「仕事に影響があるなら問題がある」
アプトンは間違えてないといい、交際も認めなかった。
境界線
だが、仕事を離れるとアプトンはボイトに言われたとおりかもしれない、と考えを改める。
ジェイはボイトに話そうと提案したが、アプトンは隠し続けることを選ぶ。
そしてジェイに公私をきっちり分けよう、と提案をして受け入れられた。
「出勤は別、職場では触らない」
翌日からアプトンは、ボイトに手柄を見せたいとばかりに捜査に打ち込んだ。
ジェイからの連絡も無視して。
その甲斐があり、まずは被害者の共通点を発見した。
全員が高級ジムの会員だった。
従業員が仲間の可能性がある。
その矢先に新たな強盗が発生する。
特捜班が到着すると二人は逃走していった。
そして小さな子供が撃たれて死んでいた。
予定では家族で出かけることになっていたが、子供は体調不良で留守番していたのだった。
恐らくRJは留守だと知って入ったのだろう。
そしてアプトンは資料を読み込むことで、次の手掛かりも発見する。
逃走する手下が映っている防犯カメラの映像に、通りすがりの車のボンネットに触れている姿を見つけた。すぐに車を手配した。
ミゲル
手下の少年はミゲル・アルモンテ。
少年院の常連で愛情に飢えていることからRJを父親のように慕っている可能性がある。
ミゲルを釈放させていることからRJの身元も判明した。
ミゲルが社会奉仕命令を受けている、動物保護施設へ行き連行する。
ミゲルは父親から暴力を受けて育ち、RJはミゲルにとってはそんな生活から救い出した恩人だった。
だから何も言わないと頑なだった。
新たな手がかり
アプトンが居残って他の手掛かりを探していると、プラットがやってきて雑談をする。
その中で駐車の話題が出るとアプトンははっとした。
「RJはジムの駐車係かも」
すぐに下請け業者に連絡をして、RJの住所を入手する。
その住所は空き家のはずだった。
すぐにジェイにも連絡をして空き家に向かう。
明かりもなく誰もいないとわかると、アプトンは都合がいいと侵入を企てる。
だがジェイは令状がない、と止めた。
「盗品を見つけて情報屋のタレ込みだという」
「ムキになるな」
ジェイはアプトンの様子がおかしいことを指摘した。
「私は仕事をしているだけ」
「ボイトに認められたいんだろ。俺も尊敬してる。だけどやり方はよくない。問題が多すぎる」
あくまでも、先に令状を取ろうというジェイに、アプトンは時間がない、と勝手に一人で行動を起こす。
来なくていいといってもジェイはついていくしかない。
家の中ではバッグに入った盗品が見つかった。
するとエンジン音が聞こえたので急いで家の外に出て物陰に隠れた。
だがRJは目ざとく、隠れていることに気づき発砲をして逃走した。
二人が車で追跡すると、RJは駐車場で車から降り、その場にいた人質を取った。
その女性の車の中には子供が乗っており、母親の危機に泣き叫んでいる。
ジェイは人質を抱えるRJを狙い、見事仕留めて撃ち殺した。
変化
親子が搬送されたころ、ボイト達が到着した。
「二人助けたな。何があったんだ?」
アプトンはボイトに尋ねられると、さらりと嘘をついた。
「家を見つけたらRJが帰って来たので追跡した」
ボイトは警官の発砲で世間の注目も浴びるだろうから、隠していることはないか? と念を押すが、ジェイもありません、と答えた。
その後、アプトンは一人でボイトに会うとジェイとの交際を打ち明けた。
ジェイがアプトンに合わせることも気になっているのかもしれない。
「話すべきだった。もしかすると影響があるのかも」
アプトンは特捜班の仕事が好きで、楽しいと訴える。
「だからできれば相棒を代えて」
しかしボイトはその必要はない、とジェイとのペアを解消させなかった。
ただし、アプトンには一言伝えた。
「注意しろ、お前は自分のやり方を貫く。それがお前だ。
ジェイを変えるな」
ジェイとアプトンは以前から付き合い初めながらも、二人の捜査に対する姿勢の違いは伏線のように散りばめられていたので、それがネガティブなフラグにも思えていたのですが、これで晴れて? ボイト公認にはなりました。ボイトの恋仲には吹き出しましたがw
でもジェイとアプトンの違いについては何も解決していないので、この先もまだ一波乱ありそう……というか、どうしてもネガティブな予感がしてしまいます。
アプトンにとって「ジェイを変えるな」ってものすごいプレッシャーだろうな~。
すでにジェイにジェイらしくない? ことさせちゃってるわけだし。
でもそれがジェイでもある。(ややこしいw
ジェイはまっすぐな人だとすると、アプトンが間違ったことをしてると思っても、今のアプトンは相棒以上の存在だから合わせてしまうよね……、これからも。
そしてそれ事態はアプトンが止めることもできないだろうし。
やっぱりペアを解消するか別れるしかないような。
でも根本的に仕事の姿勢が違う相手を好きになれるのか?? というツッコミも感じなくはない。
今や特捜班の良心ポジになってしまったジェイはボイトを批判しないといけない立場で、片やアプトンはボイトの正当派フォロワーって立場で、考え方が違うのに。
まあ二人が美男美女でバディでつり橋効果塗れ、というのを考えればその違いですら、魅力的に見えるのかもしれないけど。燃える障害みたいな?w
とにかく仕事を離れて、ジェイとデートしている時のアプトンが髪型のせいもあって、超可愛くて、その落差がそもそも魅力なんだな! と思いました。
2 件のコメント:
ジェイの回でしたね。銃撃シーン、追跡シーンありで満足です。
ジェイは、誠実で良心的な刑事、アプトンはこれまでも、結構ギリギリな事をしてきて(昔の相棒の仇を打った事も)タイプと言うか、拠って立つところがちがう。今回はジェイが無理していた感じでした。境界線を引きたいとアプトンに言われて、わかった、了解だとうなずくジェイは切なかったな。
ジェイはお兄さんがメッドの医師で、その関係でメッドにも時々顔を出します。以前はそこで働く兄の同僚のナンシーに片想いしていて、その時もつらい恋だったし、リンジーとは結局振り回されてリンジーが去るという悲しい展開になり、ジェイファンとしては、なぜ気の強い女性にばかり惹かれるのかとやきもきします。
ボイトは最近すっかり丸くなり、机をひっくり返すくらい怒る姿が見られないのも残念です。
ジェイがメットで出張恋愛していたとは!
ジェイって隙のないイケメンって感じで、そこが曲者だらけの特捜班ではアントニオ不在の今は少し浮いてしまってもいるんですよね。
だから逆にアプトンとの交際が特捜班との絆になるのなら、いいのかもしれないですね。
ボイトが大人しいのは物足りないですよね!
でも静かながらに迫力のあるポジションが感じられるのならいいんですが……。
どんどん大人しくなっていくと(番組の)個性死んじゃいますよね。
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