あらすじ
改革の代償
ミラー副本部長が実践している改革の影響で、警官5名が職権乱用で停職や免職になっていた。
その中にはグレーな捜査も含まれ、その影響で真の犯罪者が釈放される、という危険な結果も招いていた。
副本部長はそれは覚悟の上だというが、実際にすぐにレイプ事件が発生してしまう。
配車サービスレイプ事件
配車サービスを利用した夫婦が、夫が撃たれ妻ジェシカがそのまま運転手に連れ去られるという事件が発生する。
運転手を追跡すると、乗せるはずの夫婦にはキャンセルされたと言われる。
夫婦が乗車した付近の防犯カメラの映像で、車のナンバーを確認すると盗難車だった。
その車はすでにヘイウッド公園で焼かれて発見されていた。
ボイトはグリッドサーチの指示を出すが、その時ジェシカの携帯の位置情報を入手する。
向かった先は、廃墟となっているビルでジェシカは遺体で発見された。
容疑者
遺体発見による新たな手がかりはすぐにはなかったものの、車盗難場所付近のカメラに見覚えのある男の姿を見つけた。
ケイレブ・ホフ。
レイプ殺人で服役中だったが、誤判究明部の調査により逮捕した刑事の違法が発覚し、3週間前に釈放されていた。
すぐに夫にホフの写真を見せると、自分を撃った運転手で間違いないという。
「暗かったがあの目は忘れない」
ホフが前科者だとわかると夫はなぜそんな危険な人物が野放しになっている、とボイトに当たった。
「申し訳ないが法律の下で決まったことだ。我々にはどうもできん」
副本部長
ホフが容疑者だという情報を聞いて副本部長がボイトのオフィスを訪ねた。
公表を急ぐが、それはしっかりした証拠のない今はまだ時期尚早だとボイトが止める。
「連続レイプ殺人犯にここまで気を遣うことになるとは」
副本部長はホフを逮捕した停職中の刑事をボイトに紹介した。
マルチネス刑事
マルチネス刑事は、18ヶ月ホフを追っていた。
その資料を見せてもらい、ホフの話を聞く。
ホフの手口は車に女性を乗せて、レイプし殺すという同じパターンだった。
通報
またホフの被害者と思われる通報が入った。
レネ・ファーガソンがホフの運転するに乗せられ、無理やり連れさられ、その時に使った盗難車が焼かれて発見された。
車の中にはレネの名前入りのネックレスが見つかっていた。
近くを聞き込みすると、逃げたホフには赤いトラックが迎えにきていたことがわかる。
そしてレネの遺体も廃墟のビルの中から発見された。
副本部長は事件の公表を決めた。
証拠
これまでホフは証拠を残すことがなく、それ故にマルチネスは職権乱用を使い無理やり逮捕せざるを得なかった。
だが今回は被害者の爪にホフの皮膚が残っている。きっと証拠になる。
それをボイトはマルチネスに伝え、励ました。
「すべては市の安全のためにしたことだ。あんたは何も悪くない」
そして新たに発見した赤いトラックの運転手の画像を見せると、マルチネスはすぐに男の情報をボイトに教えた。
売人でホフと同じ里親家庭にいたケニー・ローズだった。
協力者
ケニー・ローズを麻薬所持で逮捕し、ホフのことを吐かせようとするも口が堅かった。
ボイトはルゼック以外の部下を人払いをして、ローズの家でローズを説得と称して脅す。
特にジェイがボイトがギリギリの手段を使うことに反対をした。
だが実際はローズは取引きにも応ぜず、ボイトも暴力で脅すことはなかった。
その代わり、ボイトはローズをルゼックに連行させた後、一人残ってローズの赤いトラックのフロントガラスを棒で何度も叩いて、ウサを晴らした。
近所の住民に驚かれると、住民を威嚇までして。
その頃、ホフがローズの自宅付近の駅で電車に乗る姿が確認された。
コストナー駅で降車していた。
その情報を聞き、ボイトはマルチネスから受け取っていた資料の中で気になる人物の名前を調べさせる。
叔父のビクター・シルバーノ。
するとシルバーノはすでに亡くなっており、廃業した工場に勤めていた事がわかる。
それがコストナーにあった。
時刻は夜になり、ボイトが真っ先に工場に到着した。
部下の到着を待つ、と連絡をいれたものの、ボイトは一人で工場内に入っていく。
すると中で銃を構えたマルチネスと遭遇する。
「帰って。後は私が」
するとホフに気づかれ発砲を受ける。
ボイトは無線で突入を宣言し、ホフを追って、撃ち合いになる。
弾切れとなったホフを追い詰めると、ホフは自ら高所から飛び降りた。
するとそこへ姿を消していたマルチネスがやってきて、もう動けないホフに止めを刺そうとする。
ボイトは寸でのところで止めて、マルチネスを帰らせた。
「奴は殺す価値もない!」
ホフは逮捕された。
仲間
ホフのマルチネスがいたという主張をボイトは否定した。
「真実を話して」
「真実は重要じゃない。俺が副本部長ならその質問はしない。今本当に重要なのは暴力的な悪魔を捕まえたことだ」
副本部長は何も言えなかった。
その後、ボイトはマルチネスを訪ねる。
マルチネスは副本部長の改革により、自分の仕事を否定された気分になり落ち込んでいる。
だがボイトは励ました。
「根本的な考え方が違うのさ。あんたはその時自分にできることをした。街の安全のために」
そしてポケットから落ちていた薬莢を取り出しておいた。
「忘れものだ」
「私達は同じ考え?」
「そうだ」
ボイトは帰って行った。
かんそう
今回は!! 久々ボイトが中心でボイトだらけ?のお話でした!
そして苦肉の?? ボイト・バイオレンスシーンは、車のフロントガラスを棒でめっためたに叩くというw
かっこ……いい……のか?w
ボイトのこと大好きですけど少し笑ってしまいましたw
でも本当に久々のバイオレンスなお姿にはありがとうございます!
ところで今回は新人君?いなかったような気がしましたが、やっぱりテンプスタッフ?
マルチネスさん特捜班にいかにも合いそうでしたけど……。
ボイトも気に入っていましたし。
そろそろボイトが副本部長に本性? 出して来てるかな~
今の時代コンプラでいろいろ難しいんでしょうが、ボイト、特捜班の反撃? 見たいな。
しばらくは大人しく様子みてたけどそんなんじゃあめーんだよ!
みたいな。
そもそもミラー副本部長のキャラもよくわからなくなっていますし。
やり手にみせて、急に素? を出して来たり。
それにしてもいろんな要素がしっかり影響しあった一つのストーリーが本当に面白いです。
ほぼフルで事件を追っていて、各キャラのエピソードらしいサブな要素はないんですけど、その働く姿勢からキャラが垣間見えて。
すっかりジェイが特捜班の良心担当になっていますが、それは特捜班よりの視点で見ると損な役回りなんですよね。(あくまで個人的ですが)
まさかそれでグレーな捜査も辞さないアプトンとの関係にまで影響するとは思えませんが、そんなことがあるかもしれない……し、それくらい彼等が真面目に仕事をしているというのが、PDの硬派な魅力なんだな~と思いました。
3 件のコメント:
今回のエピソード、ボイトが特捜班を集めてからの皆の動きがカッコ良すぎてオンデマンドで繰り返してみました。痺れます!事件は残酷なんですが…。
ジェイはすっかり副官になってますね。アプトンはボイト寄りの考え方ですね。どうなるんだ、二人。
アメリカのドラマは、養護施設で育った犯人がわりと多く登場しますが(クリミナル・マインドもそう)、そのあたりコンプラ的にはどうなんでしょう。
配車サービスを悪用は、本当に恐ろしいです。廃工場とセットだと、ゾッとします。
一線を超えそうで我慢したボイト、以前の白状させるためには何でもアリのボイトに比べると、ソフトになったなぁという印象です。また暴れてほしいです!
コンプライアンスの使い方、ちょっと間違ってましたね。すみません。
何て言えばいいのかな、差別的?
追伸でした。
エリオさん
コメントありがとうございます
施設とか里親育ち、ですよね
犯罪ドラマあるあるみたいなもので容疑者の理由付けとして定番、みたいな感じになっていますよね。
実際データ的に多く、説得力があるから大きく問題として取り上げられることはないのかもしれないですね。
その上で?「里親育ちだからって犯罪者と一緒にするな」みたいなキャラも見かけますね。
ボイト暴れて欲しいですよね!! やっぱりボイトがメインでゴリゴリ捜査していく展開はPDならではって感じで面白いです
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