ビッグバンセオリー ギークなボクらの恋愛法則/The Big Bang Theory シーズン12 10話「ビデオと手品とひらめきの法則/The VCR Illumination」

2020/11/06

コメディ ジェーン洞 ビッグバンセオリー ビッグバンセオリー シーズン12

t f B! P L
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あらすじ

The Big Bang Theory 12x10 All Sneak Peeks "The VCR Illumination" (HD)

2020年9月4日(金)18:30~ スーパー!ドラマTV シーズン12 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2018年9月~)

登場人物はこちら

シェルドンの異変

シェルドンとエイミーは、論文に反証がある事を知り落ち込んでいたが、シェルドンはひときわ重症だった。

デカルトのやり方を真似て、これまで信じるもの全てを疑い出す程に。

嫌いなジャスを聴いたり、嫌いだったアスパラを食べたが、すぐに吐き出した。
「やっぱマズイ。無理だ」

手に負えなくなったエイミーはレナードとペニーに相談した。
「シェルドンは、全てを考え直している。今に私の事も考え直すわ」

するとレナードは効果がありそうなものを持っていた事を思い出した。
それはシェルドンが、子供の頃に自分に向けて録音した緊急用のVHSだった。
数年前に預かり金庫にしまっていた。

VHSデッキ

ハワードはエイミーに頼まれてVHSのデッキを貸す事になった。

貸す前に動作確認をすると、マジックをする子供の頃のハワードが再生された。
「ハワード・カッパーフィールド!」

ハワードは懐かしんでバーナデットに説明した。

マジックキャッスルの会員を目指していた時に試しに撮っていた。
上手く行かず、結局オーディションは受けていなかった。

バーナデットは初耳だったが、今からでも遅くないとオーディションを受けるよう勧めた。
だが、ハワードは乗り気ではなかった。

するとバーナデットは、勝手にハワードの手品グッズを広げ出した。
「まだ夢を捨てきれないんでしょ。協力するわ」
バーナデットはミスコン経験を生かして、ステージママになるとやる気満々だった。

その後、ラージを呼んで、第3者の目でのジャッジを求めた。
ラージはオーデション番組マニアなので、鋭い目を持っていると自信満々だった。
「僕のお眼鏡にかなった子は9割合格してる」

最初はいやいやといった雰囲気だったが、いざスタートするとヘアセットもしてノリノリで踊った。
振り付けはバーナデットだった。

ところが、ラージが帰るとハワードはやっぱり無理だと言い出した。
実は、バーナデットのプロデュースする、ミスコンっぽい内容がイヤだった。
「もっと早く言ってよ」
「言えないよ。君は楽しそうだったし、何か言えば鬼の形相になるし……」
「私は裏方なの。あなたの夢を応援して全部演出して、夢が叶ったら私の手柄にしたかっただけなのよ」
「今のはかなりぶっちゃけたね」

結局、ハワードはやるなら自分のやり方でやりたい、とシンプルなマジックでオーデションを受けた。

審査員の高級ロレックスを借りて布で包み、木づちで打ちつけた。
「ご覧あれ!!」

布をめくるとロレックスは粉々になっていた……。

VHSの内容

エイミーは借りたデッキでシェルドンに緊急用VHSを見せた。

「ああ、これか。スターウォーズ・シリーズが完結しちゃったら見ようと思ってたんだ。
……でもそんな日は来ない」
テープを作ったのはバック・トゥ・ザ・フューチャー2の影響だった。
「僕もいつか僕自身の助けが要るかもって。映画では逆効果になってたけど」

VHSを再生すると、ヤング・シェルドン(イアン・アーミテージ)が語り出す。

「これを見てるってことは悪い事が起きたんだね。
君は全てを疑問に思っているだろう」
「僕って凄い」

ヤング・シェルドンがモニターの前にいるのが本物のシェルドンかどうか確かめる。
「僕は何を考えてる?」
2人は、1、2、3で声を揃えて言った。
「サルの召使ロボット」

エイミーは気恥ずかしいのか、思わず席を外そうとした。
「……1人にしてあげようか?」
「え? なんで? 君も見て励ましてもらえばいい」

ところが、これからいいアドバイスをするとなった時、学生フットボールの映像に切り替わってしまった。
それはチームの監督をしていたシェルドンの父親の仕業だとすぐに分かった。

シェルドンはもうどうだっていい、とキレて寝室に向かった。
「私にできる事は?」
「あるよ! タイムマシーンを作ってよ! 過去に戻って子供の僕に諦めろっていうから。
夢なんか叶わないんだ!」

レナードの母

レナードとペニーは、レナードの母親ビバリーとビデオ通話した。
助言を求めるが、忙しいから来週時間を取ると言われる。
「シェルドンの事よ」
「あら、そうなの。1、2分なら話しを聞けるわ」

シェルドンの状況を伝えるとビバリーは、死別した状態と同じだと診断した。
「喪失感を味わった心理的反応は同じ。対象が大切であればあるほど心に深い傷を負う。
悲しみと向き合うべき」

2人はシェルドンの部屋に行き、まだ落ち込んでいるシェルドンに論文とのお別れ会を提案した。
エイミーはすぐに「理論のお葬式」だと提案を理解したが、シェルドンはばかばかしい、と否定するだけだった。
「ばかばかしいと思ったけど、母さんに効くって言われて……」
シェルドンはすぐに起き上がってやってみる事にした。

シェルドンの希望はバイキング方式だった。

トレイに乗せた論文に火をつけ、バスタブに浮かべた。
4人が見守っていると、シャワーカーテンに近づいて行った。
レナードは、水があるから平気でしょ、と言ったがすぐにシャワーカーテンに燃え移った。

VHSの続き

夜、シェルドンが目を覚ますと、エイミーは1人でVHSの続きを見ていた。
「少しでも残ってないかと思って」
「自分で覚えてるからいいんだ。いい言葉だ。僕の口から聞きたかったけど」

VHSが進むと、シェルドンのお父さんがロッカールームでスピーチしていた。
「まったく勝ち目はないが、試合は投げないぞ! 覚えておけよ。試合に負けてもお前らが負け犬って事じゃない。
自分自身が見えてくる。何者なのか。勝利と同じく敗北も学びだ。もっとかも。
お前ら後半はいじけてしょうもない試合をするのか?
それか敵のチームをぼこぼこにするか!?」

シェルドンはその試合の結果を覚えていた。
「試合はぼろ負けで、相手はチアリーダーにフィールドゴールを蹴らせたくらい」

そしてふと気づいた。
「僕は試合終了かと思ってたけど、ハーフタイムだ。なら僕の研究にも後半戦がある」
エイミーは初めてスポーツに例えたシェルドンを驚いた。
「やったね。ホームラン級だったと思う。
2個目!」

シェルドンはしみじみと興味深く感じた。
「父さんの辿った道と僕とは全く違うと思ってた。
父さんも壁にぶつかってたんだ。
思ってた以上に僕の人生に重なるのかも」

その言葉にエイミーが閃いた。
「ある視点から見ればあなたとお父さんの人生は非対称。
でも別の角度から見ると対称になるの……。
シェルドン、もし対称か非対称かが観察者次第だとしたら?」
そしたらあのロシアの論文は正しいけど……」
「一方向からしか見てない!」

2人はまだ自分達の理論が有効かもしれない可能性があると気づく。
それどころか最初に提示した物より、壮大になるかもしれない。

エイミーはシェルドンの指示ですぐにパソコンを取りに行った。

1人になったシェルドンは、モニタ―の中の父親に礼を言った。
「父さん、ありがとう。僕もぼこぼこにする!」



かんそう

バーナデットの演出する、マジックショー、良かったけどなw
ハワードも心の底からノリノリだと思ったんだけど~!

ヤングシェルドンの出し方、うまい!
単なる思い出シーンじゃなくて、すごいシェルドンっぽい!!

こういうシーンを見ると、シェルドンに子供が出来たらどうなるんだろう? って気になるような気もしたけど、やっぱりシェルドン自身が子供だから、今のままでいいようなw

とりあえず、ママとシェルドンにないがしろにされてるレナードはテッパンでしたw





(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)


アテンションプリーズ!!

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また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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