あらすじ
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
2018年1月30日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。
(アメリカ放送:2017年9月27日~)
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目撃者
殺されたシングルトンの葬儀でイアン・ガーヴェイは棺を運んだ。
シングルトン殺害現場の目撃者トニー・メヒアが現れていたとも知らずに。
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
目撃証言が認められればリズの証言の信用度も上がる。
ガーヴェイとナッシュの繋がりも明確となり、レッドも独自で情報を集め続ける事に。
「秘密」を守る事は強調して。
相手が連邦保安官で殺人犯である事から、クーパーは証人保護プログラムを適用する事にした。
その移送をアラムに頼んだ。
ベルモント署にアラムが引き取りに行くと、受付けにいたのはイアンだった。
何も知らないアラムは、イアンにシングルトン殺しの証人の存在を告げてしまった。
相手がイアンだと分かった時には遅く、イアンはなんとしても引き渡さないようにしようとするが、アラムはしっかり役目を果たした。
無事FBIに移送したトニーに容疑者の写真を見せた。
するとはっきりとイアンを指出した。
レッド
レッドはイアンの手先であるモーテルに潜んでいた。
爆音で宿主を誘い出して、脅した。
かつてピーター・カラスという男とレッドはFBIとの取り引きがバレる前にナッシュから逃がす、という取り引きをしていたという。
しかしそれは失敗に終わっていた。
この部屋でナッシュにピーターが殺されて。
その時にレッドに宿主は「何も知らない」と答えていた。
だが、宿主がガーヴェイを呼んで証拠隠滅していた。
捜査官だったからその時は不審に思わなかったが今なら分かる。
今度は宿主をレッドの手先にした。
ナッシュの連中が現れたら教えるように。
そして連絡が来た。
だがそれは罠で、部屋の中ではイアン達がレッドを生け捕りにしようと待ち構えていた。
しかしさすがのレッドはそんな事も計算の上で、先に身代わりで宿主を部屋に入れてイアン以外の手下を全滅させた。
レッドはイアンに条件を聞いた。
イアンの望みは真実のすべて。
骨だけでは完全ではないようだった。
「すべての真実は我々が漆黒の海で溺れかけている事だ。
君が捜している真実とは愚か者が語る物語さ。
騒がしいだけで何の意味もない」
「秘密を公に出来る」
「だがその気はないだろ。
何故か分からないが公にしない理由がある。
骨を取り戻すまで私は君を殺さないし、すべての真実を知るまで君は公にしない。
いわばステイルメイトの状態だが、今や君はFBIに追われる身だ」
レッドは、イアンに骨を返すなら保護する事ができると言う。
イアンの望みは、証人トニーの引き渡し。
「俺がムショに行けばステイルメイトは終わる。
骨の秘密を守りたければ、証人を出廷させるな」
Virginia Sherwood/NBC | 2018 NBCUniversal Media, LLC
カプリコーン・キラー
トムの捜査にしか興味がなかったリズだが、未解決連続殺人犯の「カプリコーン・キラー」の仕業だという指名は断らなかった。
FBIが全面協力する。
2010年タコマで女性大学教授が犠牲に。
死因は銃殺だが、遺体には異様な演出があった為カルトを疑った。
半年後次の被害者が。
メンフィス、シャーロット、アイダホフォールズ等4年回で被害者は7人。
死体は人里離れた場所に遺棄。
死後、手製の剣で串刺しにして手には山羊の頭蓋骨が。
山羊座でカプリコーン。
山羊は過酷な環境でも生き延びる能力があり、恐怖の象徴でもある。
当時のプロファイルで全員一致したのは、白人、40代、小柄な男性。
トラック運転手など各地を転々をする職業。
だから捕まらないと思ってる。
しかし、犯行がエスカレートしすぎると止める。
実際犯行は止まり、死んだか別件で捕まったかと思われていた。
リズだけは「しばらくやめるが、必ず再開する」とプロファイルしていた。
現場を確認すると、確かにカプリコーン・キラーの手口と酷似していたが、使われている剣が違う事に気づく。
これまでのは手製の剣でゆがみがあった。
今回のはいびつさが見られず、既製品に思われた。
現場の詳細は公表されていなかったものの、模倣犯の可能性があった。
遺族を訪ねると、リズはまたしても違和感を覚えた。
これまでの犠牲者像と合わない。
すると、被害者男性が趣味で剣を作っていると分かる。
工房を調べると、リズはその奥に鍵のかかった扉を見つける。
そこはカプリコーン・キラーの工房だった。
カプリコーン・キラーは自分の手口で誰かに殺されていたのだった。
トライステート・ブッチャー
既製品の剣の配達先を突き止め、サマルとレスラーが向かった。
するとそこではトライステート・ブッチャーで知られていたジェラルド・ダガーという連続殺人犯が、自身の手口で殺されかけていた。
犯人の黒人男性には逃げられてしまい、ダガーは助けられなかった。
リズは新たな連続殺人犯のプロファイルに悩む。
シリアルキラーには珍しい黒人で、FBIでも見つけられなかった標的をどうやって見つけたのか?
その手口も、捜査資料がないと真似できないレベルだった。
おそらく、FBIで黒人のプロファイラー。
リズは自分の心境が犯人と重なるのを感じた。
面会
リズは、ドクター・フルトンの面会を続けていた。
フルトンは、リズがFBIで初めて手掛けたサンドマン・キラーの話題を出した。
機密情報を知っている事にリズは驚いた。
仕事だからすべて知っているといい、サンドマンの未解決もリズの心理に影響しているはずだと言った。
確かにトムの件に関わらず、未解決事件には執着していた。
「法が定めた一線を越えてでも?」
「そうよ」
さらに新たな連続殺人犯の登場で、リズは興奮した事を隠せなかった。
そして、FBIの捜査官なら心理鑑定の記録が残っているのではないかとフルトンに言う。
しかし当然医療記録は簡単には公開出来ないと断られる。
リズは、レッドのそのファイルの入手を頼んだ。
その際に、レッドに証人トニーの事を伝えた。その時にはすでにトニー奪還の計画を立てていたが、リズには何も言わなかった。
盗んだファイルを見たリズは、すぐにフルトンを訪ねた。
そして怪しいと目をつけたのがアンソニー・ホリスだと話す。
研修ではトップの成績、でも職務命令違反で心理鑑定を受けた。
子供の頃に両親を殺されている。
怒りを抱えている。
それは上司に言う事だ、と取り合おうとしてもらえないと
「私は連続殺人を止めたいの!」と怒鳴る。
そしてホリスが犯人である可能性があるのかどうか、問い詰めた。
フルトンは仕方なく答えた。
「可能性はある」
リズは飛び出して行った。
アンソニー・ホリス
リズは1人でホリスの自宅を見張った。
逃亡の準備をしているようだった。
しかしクーパーに盗んだファイルが証拠では裁判では使えないと言われる。
しかも、まだ職権のないリズだけでは逮捕も出来ない。
リズが尾行をする間に、家宅捜査でホリスの家から証拠が見つかっていた。
犯人である事が確定し、リズの携帯を追跡してFBIも後を追った。
途中リズがホリスを見失ったかと思うと、車を降りて銃を突きつけられていた。
携帯と銃を奪われたリズは、ホリスに森の奥の山小屋に連れて行かれる。
最後の面会
その山小屋の中で待っていたのは、フルトンだった。
「これが最後の面会よ。
終ったら復職させてあげる」
フルトンとホリスはグルだったのだ。
フルトンは、連続殺人犯を始末しているといい、その仲間になれと言った。
司法長官を撃った時からずっと目をつけていたのだという。
手に入れたい人材。プロファイラーであのレディントンの娘。
だから心理鑑定の担当になった。
そして期待以上だった。
「あなたには暗い欲望に抵抗感がない。
だからテストしてみたの」
リズの関わったカプリコーン・キラーを殺して見せた。
リズはまんまと解決の為なら、手段を選ばない姿をさらした。
さらに山小屋には大事な意味があった。
奥の部屋に行くと子供の服などが沢山残っていた。
子供を攫ったサンドマンの隠れ家だったのだ。
サンドマン自身も拘束されていた。
仕上げは、するべきことをする。
サンドマンを殺す。
フルトンは、ただ被害者の遺族をカウンセリングするだけでは癒えない傷があると言う。
「正義がないから」
犯人への報いは遺族への慰めになる。
子供を枕で窒息させたサンドマンに同じ事を。
リズに子供用の枕を持たせた。
そこへ、捜し出したFBIが到着した。
ホリスは撃たれ、逃げ出したフルトンをリズが追った。
森の中で、追い詰められたフルトンは観念してリズに言う。
「あなたを読み間違えた」
「どうかしら?」
リズはフルトンを逃がした。
FBIには女が逃げたと言う事だけしか分かっていなかった。
FBIに戻ると、フルトンとリズは再会した。
リズの復職の報告を持って。
リズは、フルトンにこっそり「いつかあなたを頼るかも」と言った。
トニー
アラムが付き添ってトニーを移送していると、レッドが用意した軍団にトニーは攫われてしまった。
マスクで覆われた軍団の中に、アラムはオッドアイの男がいる事に気づいていた。
レッドはトニーをイアンに引き渡しはしなかった。
命は守り、FBIにも知らせずに祖母と無事暮らせるよう手配をしていた。
ならばキーンは、とイアンに言われると徹底的に脅した。
「彼女に手を伸ばせば手を切り落とす。
彼女を見れば目をくり抜く。
私の前え彼女の名前を言えば舌を切り取る」
骨さえ見つければ君を殺す――。
そこへリズから電話が掛かってくる。
トニーが恐らく始末されてしまった事などから、リズはレッドにイアンを必ず捕まえてと念を押した。
すべてを把握していながらもレッドは何も言わず「約束」した。
「自分の秘密の方が大切では?」
と確認されても約束した、と言い張った。
イアンは今そこで自由に動き回っているのに。
つづく
かんそう
イアン捜しがさすがのレッドと言う感じで、面白い方向に向かっています。
リズとFBIを出し抜いてレッドが接触し、お互い堂々と宣戦布告したような感じに。
ここからは、レッドは変わらず「骨捜し」でイアンは、まだ不完全な「真実捜し」になるようです。
そこへリズやFBIがうろうろ邪魔していく、って感じでしょうね。
それにしてもどんだけ「秘密」を引き延ばすのか。
これよっぽどの内容なんでしょうね~。
レッドのウソはすぐバレそう……。
またその時リズのヒスを見るのかと思うと……。
それとしつこいフルトン先生。
あのしつこさの理由が分かりました。
リズをスカウトしたかったんですねw
この展開は、まあリズ絡みと言う事でテンションの揺れはそれ程ないですが、意外と面白そうとは思いました。
ブラックリストっぽい、いい意味での漫画ちっくな展開で新たな枝にはなりますよね。
だけど、ぶっちゃけ組織にいるんだからFBIで解決すればいいのに……と思ってしまったんですけど。
解決したいんじゃなくて、殺したいっていう殺人集団ならまあ仕方ないけど。
でも殺人ならそもそもシリアルキラーと同レベル……。
心理鑑定でウソつけばホリスさんだって堂々と正規のルートで犯人逮捕できただろうに。
そしてその方が遺族にもちゃんと伝わって嬉しいと思うんだけど……。
とツッコミ所はありつつも、新展開としては納得感はありました。
そしてほとんどリズの為に人柱になったようなホリスさん……。
生きていても逮捕確定だし、リズの為にそこまでする? って疑問も沸きましたw
フルトン先生は、今回やっとどっかで見たな~を思い出しましたw
「グッドワイフ」の子だくさん弁護士だった!
あと鑑定絡みで言うと、リズの復職ってもうほとんど関係ないじゃんw と突っ込みましたw
アラムは今回ちょっと損な役で、情の沸いたトニー君が目の前で攫われて責任感じていて可哀想でした。
でもオッドアイの人に気づいたってのが後から犯人捜しに役立つんでしょうね。
そしてすぐバレるw
そういえばレッドがピーター・カラスと言う男の話しをするところは、長台詞だけで良く分からなかった。
あのモーテルと宿主の説明の為だけの設定なのかしら?
過去にそんなシーンあった記憶がありません。
今回は、ライターさんの特徴なのかレッドのセリフがいつにも増して詩的で芝居がかってて、素敵に感じました。
まあ、その分意味が良く分からないってやりとりもあるんですけどねw
それもブラックリストらしさと言う事で。
登場人物はこちら
(文:ジェーン洞)
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