あらすじ
Major Crimes: The Victim's Car Season 4, Ep. 18 [CLIP] | TNT
2016年6月14日~FOXjapanにてシーズン4日本初放送(全23話)
メディア芸術教授銃殺事件
大学のメディア芸術の教授が教授部屋で銃殺された。
弾は天井と椅子の背もたれに刺さっているのを発見。薬莢も見つかっている。
教授がデスクにうつ伏せで死んでいた等の状況から発砲時、教授と犯人はPCモニターを見ていたのだろう。
ひび割れたモニターにPCを映し出してみる。
すると動画が途中から再生され、そこには銃で脅されて命乞いをする女性が映し出されていた。
その女性も動画の中で最後には撃たれていた。
目撃者
教授の脚本クラスの生徒だったという女子学生のホリーは、教授室から出てくる男とすれ違っていた。
30代くらいの男は携帯で撮影をしながらメリークリスマス、と笑顔で挨拶をしたという。
大学の防犯カメラから、犯人を捜してもらう。
動画の被害者
現場の薬莢と別の事件が結びついた。
不動産業者のリサ・グリーン52歳、動画の女性の射殺事件だった。
動画では物件案内をしてもらいながら撮影をしていた。
犯人は、「僕に見覚えは?」と聞くがリサに正直に「顔を覚えるのは苦手で」と言われると銃を向けていた。
教授と不動産業者の共通点
ホリーが犯人の映像を見つけるが、画像が粗く詳細がつかめなかった。
とりあえず関係者に写真を配る事に。
被害者2名の共通点を探るも、教授宅を売りに出していた事から不動産というキーワードしか見当たらなかった。
しかしリサの扱う物件はかなりの高額物件ばかりで、教授との取り引きの記録はなかった。
リサの夫を呼んで話しを聞くと、意外な今共通点を発見する。
リサの前職は、脚本家のエージェントだった。
タオが「正義のバッジ」を例に出して、エージェントが学生を引き抜く事はあると言った。
リサの昔の顧客と1995年以降の映画学校の生徒の名簿を照合して、引き抜いた学生をつきとめた。
5人のうち3人が男性だった。
当時の写真しかないブラッド・パウエルはふくよかだったが、痩せた姿を想像すると防犯カメラの男に似ていた。
ブラッドの最後の住所をあたる。
家宅捜査
所有者はブラッドの70代の母親だった。
ノックしても返事はなく、安否が気になる。
ピッキングして中に入ると、映像関係のものが沢山あった。
タオが、あまり見かけない「栄養セラピードリンク」を見つけて手に取った。
廊下の奥に、ガムテープで隙間を塞いだドアを発見。
サンチェスと2人で空けると、ベッドの上で母親がミイラ化して死んでいた。
母親を検死した結果、医療記録にもある転移性の乳ガンで殺人ではなく病死だと見られた。
ブラッドの家族を調べると、他に弟のライアンが居た。
最近妻と別居したというが仮住まいにはいなかった。
ライアンの妻サラを呼び出す。
ライアンの妻
サラに、兄弟の行方を聞くと疎遠な2人が一緒にいるとは思えないと驚いた。
結婚してから不仲だと聞いていて、会ったこともないという。
ライアンと最後に話したのは、2週間前の離婚調停。
3日前にもあったが、ライアンは来ていなく、連絡もないと言った。
サラは、車を交換した事を怒っているんだろうと言って特に心配はしていないようだった。
ご自慢の古い赤いチェロキーと2014年式レクサスと聞いて、それならば追跡装置がつかえるとすぐにヘリを飛ばした。
映画撮影
ブラッドはリサと教授を殺した後、弟のライアンをリサの物件でもある豪邸に拉致していた。
すべてはブラッドにとって、映画撮影だった。
ライアンはガムテープを口に貼られ、身体も縛られて暴力も受けたようで血を流してソファに座らされていた。
ブラッドは、これまで撮影した教授が死ぬシーンなどを大きなモニターに映し出してライアンに見せた。
「お前もこいつに習った?」
母親の看病にライアンが協力しなかった事も、恨んでいるようだ。
栄養セラピードリンクを一気飲みするが、テーブルの上にはすでに3つも空き缶が並んでいた。
大学ですれ違ったホリーの事を覚えているようだが、顔は携帯で隠れていたから見られていないと思っていた。
ブラッドが部屋を出た隙を見て、ライアンはテーブルの上のジッポーを足で落として拾おうとする。
だが、戻ってきたライアンに見つかってしまった。
ガムテープを外されると「逃亡の手助けをする!」とライアンは叫ぶが、ブラッドには逃げる必要がないようだった。
「これは歴史に残る映画になる。
俺たちをバカにしてた連中を見返すんだ」
レクサス
ブラッドは誰かに電話を掛けながら、ライアンをレクサスに乗せた。
手にはオイルタンクを持っている。
車で向かっているのはガソリンスタンドだった。
車内で、ブラッドは兄弟監督を目指していた頃の話しをする。
ライアンはそこでブラッドに調子を合わせ出す。
兄貴について行く。映画作りに参加したい、と。
気を良くしたブラッドは、予定変更して1つ用事を済ませたら家に帰ろうと言い出す。
パウエル兄弟の復活だ、とカメラに向かって嬉しそうに叫んだ。
そのレクサスをヘリが確認していた。
ちょうどガソリンスタンドに到着して、ブラッドが車から降りてオイルを入れていた頃だった。
近づくヘリの音にブラッドも空を見上げた。
その時、ライアンはブラッドの居ない隙に1人で車を発車させブラッドから逃げた。
その様子に気づいていない重犯課はレクサスが逃走したと思い、追い詰めたが中から出てきたのは手を縛られたライアン1人だけだった。
ライアンに逃げられた事を知ったブラッドは、スタンドにあったマツダを盗んで逃げて行った。
ライアン
保護したライアンから、ブラッドと疎遠になっていた理由を聞く。
ブラッドの夢は映画監督だった。
でも批判されるとキレるという問題があった。
同じ業界を目指していたので、学校にも後から入学したがすでに兄は嫌われ者になっていたという。
兄弟監督として名を馳せるという夢を無理に思ったライアンは、退学をして結婚したがそれもまたブラッドには許せなかった。
今回の計画を、「ブレイク・アップ・プロジェクト」と言っていたがただ人生を台無しにされた仕返しなんだろう。
自分を見限ったエージェントと論文の助言者の教授と弟ライアンへの。
ライアンは説得を試みたら火に油で拉致されてしまったのだった。
「彼が恨むのは世の中全員。
1人に絞れというのなら分からない」
リサの物件
リサの手持ちの物件からガソリンスタンド付近の屋敷を捜した結果、非公開の物件を発見した。
その画像を見たライアンは、自分が拉致されていた屋敷だと認めた。
すぐに重犯課が向かうと、家の前に赤いチェロキーが停まっていた。
何故、サラがそこに居るのか?
シャロンは戸惑う現場に、「共犯ではなく夢を邪魔する恨む対象」だという考えを伝え屋敷に踏み込ませる。
同時にサラの携帯に接触を試みる。
サラはケータリング業者として、偽名を使ったライアンに見積もりで呼び出されていた。
パーティー会場である家を案内しながら、撮影しつつ話しを聞くというのも自然だった為、サラは疑いもなかった。
シャロンのかけた電話は1度は留守電になった。
2度目に掛けると、繁忙期だからといって断って電話に出た。
シャロンは気づかれないよう、サラに状況を伝え庭に避難するよう誘導した。
しかしブラッドも警戒をし、撮影を続けつつも隠していた銃に手を伸ばしていた。
サラが電波が悪いといって自然に庭に出た時、インターフォンを鳴らし突入を始めた。
ブラッドは邪魔されたと怒るのではなく、「新たな展開だ」と重犯課にもカメラを向け出した。
そのまま満足したのか、「燃やし尽くすのがベストの時もある」と言ってガソリンを被ってジッポーを持って庭に出てきた。
重犯課の撮影は続けている。
プールの側で立ち止まり、自撮りに切り替えると
「クライマックスだ」
と言ってジッポーの火を自分につけた。
その瞬間、サンチェスが背後から飛びついてプールに突き落とし火を消した。
ブラッドは命を助けられたのに、プールの中で怒りまくった。
それは、携帯が水没してこれまで撮影したデータが消えてしまったからだった。
ラスティとガス
スライダーの量刑審問の結果が出た。
評決は、第1級殺人で有罪、量刑は死刑となった。
去り際にスライダーはラスティを睨んで行く。
ラスティは、ガスにモンローは上訴し続けるだろうと予測を伝えた。
ではまた来週というガスをランチに誘うが、用事があると断られた。
だったら、と明日の夜に警察署であるクリスマス・パーティーに誘う。
「よかったら来て。みんな絶対に喜ぶから」
「みんな?」
ガスは、その言葉にひっかかる。
「がっかりさせて悪いけど祝う気分じゃない」
ラスティは、クリスマス・パーティーの会場にガスの姿を見つけてほっとする。
ガスは、はっきりと
「俺たちの付き合いは何?」
と切り出した。
ラスティは、ハードルが多いと言って消極的である事を伝えた。
しかし、住んでいる場所については来週から仕事で越してくると言われる。
「俺の為じゃないよね?」
「パロマの為だ。いつでも訪問できるよう」
そう言われると、大学を理由にするがガスも手当がつくからいつか俺も行くかも、と言う。
「労働者は嫌か?」
「付き合い方がわからない」
「誰でも怖いよ」
ガスはネガティブな事を言い続けるラスティに、すでに十分知り合っている事を利点に上げて、押す力を弱めない。
「君といたくて来た。違うなら帰るよ」
それでも、自分を深く知ったら気が変わるかもとラスティはネガティブだった。
「なんでそんなこと」
そんなガスのポジティブさに影響を受けたのか、結局ラスティも前向きに考えるようにしたようで、シャロン達の許可を得てガスを家族のクリスマスに誘う事にした。
ラスティの母親
事件が解決して楽しいクリスマス・パーティの最中、シャロンはプロベンザとタオに呼ばれた。
ラスティの実の母親、シャロン・ベックが仮釈放されていたのだった。
しかも、引越し先はこの向かいだという。
ここ3か月毎週検査をパスしたらしく、今は携帯も仕事も住居もあるのだが、息子には連絡してない状態だった。
シャロンは確信が持てるまで待ってるなら納得といって、パーティーのノリそのままに軽く流した。
「彼女の人生に働きかけるのは止めた。
そっとしておいて新年に様子を見ましょう」
そう言って、受け取った書類をゴミ箱にぽいっと捨てて行った。
しかし、プロベンザはその書類を拾うと、自分のデスクの引き出しにしまった。
可愛い重犯課
パーティーでノリノリでサンタ帽を被るプロベンザと、緑の三角帽を被って若干はにかむサンチェス。
つづく
かんそう
かなり変わった事件なのですが、見始めた時は「これどんなんだっけ?」とすっかり忘れていました。
撮影のパートと捜査のパートが細かく入り組んでいて、実は最後まで見ないとブラッドの事情が良くわかりませんでした。
そのせいであまり記憶に残っていなかったみたいです。
ライアンも殺される事での出演者の1人だったけど、兄に賛同する事で命は助かったんだと思います。(予定変更という台詞から)
でもライアンが登場した瞬間は、しばらくどういう関係なのか、その家は誰の家なのかなどさっぱり分からないので、クエスチョンのまま見続ける必要があります。
それ自体、珍しい事ではないはずなんですが、その間にも重犯課のパートが挟まるので慌ただしくて、細かい事をどんどんスルーせざるを得ないからと言い訳をさせてくださいw
私の勘が悪いというのもあるのかもしれませんがw
プライベートについては、もうガスとラスティのアオハル(青春)状態が、眩しすぎます!
正直改めて見ても、ガスのラスティへの想いの変化って「いつのまに?!」って感じを想わなくはないのですが、でもラスティの気持ちの変化は結構分かりやすい。
というかこれがモテテク「押し引きなのか!」と今回は特に思いました。
前回の「俺を好きになるなよ」からの、「ランチいかない?」からの「断られてもクリスマス・パーティーきてよ」からの「皆待ってるよ」。
ガスの想いを知っていながらかなり振り回していますよね~。
ガスもそれにイラつきながらも、期待もあるから突っぱねる態度とは裏腹にクリスマスパーティーに行ってしまうというね!
そしてはっきりと想いをぶつけてダメなら帰ります、というガスは本当に男らしい!
けど、偶然とはいえ引っ越してくるってのは1つ間違えるとホラーですねw
そもそもラスティもまんざらではないのに傷つきたくないオトメン・ハートで、保険をかけまくっていただけなので、「引越し」もポジティブな要素だったから良かったですけどw
そんなラスティには実の母親の登場予告もありました。
母親の存在は重いですけど、パーティー気分で受け流すシャロンは可愛かったですw
(文:ジェーン洞)
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