あらすじ
2017年12月11日~ スーパー! ドラマTVで日本初放送。全8話。
(アメリカ放送:2017年2月23日~)
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ノーススター作戦
ロシアのウラル山脈に飛行機が墜落した。
スコティーは、フィリップス大将に呼ばれてノーススター作戦にゴーを出したと言われるが、何の事だかわからない。
生前のハワードと計画していた墜落事故だというが、スコティーには知らされていなかった。
ノーススター作戦とは、難民救済スタッフと思わせて最初から遺体を乗せた飛行機をわざと墜落させて、ロシアの秘密基地に近づこうというものだった。
フィリップス大将から内容を聞き出し役目を引き継ぐが、他にもハワードが隠していた事がないか内務監査の手配をした。
インディペンデンス
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
墜落現場にはトムとソロモンがNTSB(国家運輸安全委員会)に扮して潜入した。
ソロモンが燃料漏れを装った爆発を起こし、その隙にトムが施設に近づいて写真を撮影した。
そこでトムが見たのは、話しを聞いただけでは信じがたい光景だった。
ロシアの中に、インディペンデンスという人口216人のアメリカの街が存在していたのだった。
スコティーは心当たりのある知り合いを問い質し、それがロシアの次世代のプログラムだと知る。
優秀なスパイを集めて、アメリカ人として生活させる。
それは実在するアメリカ人に成りすます準備の為の街で、その街を出られる状態になったという事はロシアの為に命を捨てる準備が出来たという意味でもあった。
そんな危険な任務であるという詳細を知らずに、スコティーはトムとネズを潜入させた。
英語だけを話す事。
元ミサイル基地で汚染されているので用意したボトル水のみ、飲用する事。シャワーもなるべく短く済ます事。
与えられた人物になりきる為、素を出してはいけない、とだけ説明を受けた。
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
トムの設定は既婚者で、家に帰ると当然のように迎える妻がいた。
ネズには兄がいた。
2人は、司令部を見つけてそこに潜入する事を目標とする。
翌朝、ネズの兄が時期が来たといってアメリカへ行く事になった。
それなのに浮かれない顔をしているので、ネズは不思議に思うと兄役の男は「知らないのか? 多分俺はもう戻れない」とこっそりネズに教えた。
2人は、バスケの試合観戦で密かに情報交換をする。
ネズの兄から聞いた事、ボトルの水には薬が盛られている事など。
与えられた水のせいで、身体に湿疹ができ、知らぬ間に不安が取り除かれパフォーマンスが強化されていたのだった。
ネズは、マラソンの結果や銀行でセクハラを受けて暴れてしまった事で気づいていた。
そしてその様子を監視カメラで見ていた本部は、銀行員を張り倒していたネズに目をつける。
気にいったから次のプログラムに移ると言われて知ったのは、ネズに与えられたキャラクターが実在するという事だった。
より似せる為に、整形をすると言われる。
ロシアに命を捧げる為に完璧なアメリカ人になるように。
その夜、トムとネズは司令部である市庁舎を突き止め、潜入を実行する。
デュモントにハックさせたが、すぐに気づかれ電源を落とされてしまう。
トムの妻役の女が通報していたのだった。
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
トムとネズは、自らドアを爆破して敵を倒した隙に逃げ出した。
だが車に乗ろうとした瞬間、トムは妻に銃口を向けられていた。
渡された結婚指輪が追跡装置になっていたのだった。
しかし、その妻をネズが車で轢いて救出。
2人はそのまま無事救助チームと合流して帰国した。
その頃アメリカでは、ネズの兄役の男が本人を殺して入れ替わっていた。
ハックした一瞬に見えた3人のアメリカ人の情報から、スコティー達はインディペンデンスの入れ替わり要員を追う。
自殺に見せかけた遺体の側にあった遺書には、この先の襲撃の事が書かれていた。
他の2人も同様だった。
3人は、自爆テロの任務を受けていたのだった。
ソロモンが3人のスパイを発見し説得をするが、聞かずその場で爆破しようとしたので3人同時に狙撃して制止した。
トムは命を救ってくれたネズに礼を言った。
ネズは、兵士としての戦争経験から薬に詳しかった。
そこから断薬できたきっかけは、ハワードだという。
ありとあらゆる薬を試していたネズが唯一試さなかった「希望」をくれたという。
だが、トムのコーヒーの誘いを断ってネズが向かった先は、売人の部屋だった。
内務監査結果
スコティーは内務監査の報告を受けていた。
ハワードのIPアドレスで外国の匿名口座が登録されていた。
もう1つ、イラン・コントラという口座がメトカーフによって準備されていた。
ソロモンとスコティでメトカーフを脅して口を割らせると、1人のスパイに送金していた事が分かる。
そのスパイに金を出し、ハワードが何を探っていたのか聞き出した。
それは、息子捜しだった。
トムは帰国後にスコティーから、ハワードが息子捜しをしていた話しを聞く。
その調査で、息子が消えた1週間後に30キロ離れた町で、同名の少年が保護されていた記録を見つけていた。
これまでは夫が正気じゃないと思っていたスコティーもこの事実に、気持ちが揺れ出したようだった。
情報収集組織のトップとして、息子が生きてるなら見つけ出すとトムに宣言した。
ハワード
トムは、慌ててハワードに自分が捜され、身バレするのも時間の問題だと訴えた。
だがハワードはまずは「ノーススター作戦」の結果を知りたがった。
仕方なくトムは報告をすると、ハワードは驚きながら「本当だった」とつぶやいた。
ハワードには思い当たる節があったのだ。
トムが失踪した2か月後。
スコティーは交通事故にあっていた。
傷心で自殺だったのでは? という人もいた。
4か月入院し、退院後は別人のようだった。
スコティーの異変に気付いたが、悲しさのあまりかと考えた。
しかし、次第にそれだけではないと気づき出すと、スコティーもその疑いに気づき、ハワードを消した――。
ハワードは、スコティーこそが「インディペンデンス」のような潜伏スパイだとトムの話しを聞いて確信したのだった。
その疑いはあったのだが、今回の話しを聞くまでは半信半疑で口には出せなかった。
それはスコティーを生み出した黒幕に、トムの実の母親は30年前に殺されているという事でもあった――。
つづく
かんそう
ストーリーが大きく進みました!
前回あまり進まなかったので、期待はしていましたが最初は普通に任務が始まったので、あれ~って思っていたんです。
それが、まるっとスコティーの謎に繋がっていたとは!
今回はかなり面白かった!
ただし、相変わらずスコティーがトムの事に気づいているのかいないのかについては、謎というか気持ち悪いまま、です。
存在する人物に入れ替わるスパイを養成する施設、インディペンデンスも今回の任務は「そこまでする必要あった?」って感じのすぐ死ぬ設定で正直オチがくるまでは「ふーん」って感じでした。
でも、スコティーが同じような施設でトムの母親と入れ替わる為に養成されていたスパイだって分かった時には、「ナニソレ超面白い!」と興奮しましたw
だけど、ハワードに「変わった」ってバレバレってところがそんなエリートじゃない……というw
スコティーの自我が強すぎるんだろうなっていうのは、今のスコティー見てても想像できますがw それじゃ任務としてはマズイでしょw
今のところ、スコティーには怪しさ100%でハワードはロックさん(LOST)っていう事もあって100%信用しちゃっていますが……。
このまま行くのかな?
結構お気に入りのソロモンは、今回はトムとは別行動が多く相棒はネズでした。
その分、ネズの個人情報が少しわかりました。
ネズはソロモンが連れてきた人なのかなと思っていたら、そうではないみたいですね。
元々ハルシオンに居て、ハワードに恩を感じているようです。
と言う事はこの先、スコティーVSハワードになった時にはネズはハワード派になる可能性がある!
ネズも仲間になればいい人なんだなって感じられて、ちょっと見直しました。
代わりにソロモンがスコティーを命の恩人としてかなり信頼しているので、もやもやする~。
それにしても、スコティーはあくまでも「トムが生きているとは思っていなかった」体でいましたが、本当に知らなかったとしたらスコティーをスパイにした組織と、トムをスパイにした組織は別なのかな?
さすがに一筋縄ではいかず、まだまだ先がまったく予想できません!
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(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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