フラニーが児童保護施設に……
マックスがキャリーの家で防犯カメラを取り付けているとフラニーの学校から電話が入り、学校へ来るように言われる。
学校には児童福祉局のロナスが待っていて、フラニーの精神面について話をする。
問題ないとキャリーが言うものの、ロナスは今のままだと良くない状況だとしてフラニーを州の施設に移したと話した。
キャリーは自分はいい母親だし、クインについてもフラニーを守ろうとしただけだと必死に説明する。
どうしたらフラニーに会わせてもらえるのかと涙をためながらキャリーが問うと、ロナスは明日判事に説明をしてからだと答えた。
ニューヨークに到着したジャバディ
ジャバディがニューヨークへ到着した。係員に扮したCIAのネイトから手渡されたパスポートには何かのチケットが挟まれている。
キーン次期大統領はテレビ番組のインタビューで初めて亡くなった息子について語っていた。
それをバーで見ているダール。
そこへ国防総省のマクレンドン将軍がやって来てジャバディが来たことを伝える。
ジャバディがソールと会えば何もかも台なしになるとマクレンドンが言うと、手を打つとダールは答えた。
ジャバディがくつろいでいると、男たちがやってきてジャバディを車に乗せ走り出した。
その様子を別の車の中から”向かいの男”が見ている。
男が「完了した」と電話で報告をしたのはダールだった。
ダールが仕組んだことだと分かったソールだが、ダールはしらを切る。
ジャバディは用意された尋問部屋に連れて行かれると、そこへ革命防衛隊のナセルというイラン人の男が現れる。
ナセルはジャバディを密告者だと言って拷問を行う。
しかし拷問の途中、男の内の1人がナセルともう1人の男を銃で撃ち殺した。
男はアミールと名前を名乗り、イラクでジャバディの下で共に戦ったと話した。
ソールとジャバディの密会
アイスホッケーのスタジアムでソールがジャバディを待っているとアミールが現れた。
ジャバディが待つ場所にアミールに車で案内され再会すると、ジャバディはソールに銃を向けた。
事情が分からないソールにジャバディが経緯を説明をし、自分がアメリカに来たことを誰にしゃべったのかと問い詰めた。
ソールは誰にも言っていないと答えたが、西岸地区で会ったことをダールに話したと言った。
ジャバディは携帯にあったナフィーシの遺体の写真を見せ、ナフィーシはモサドの手下で、アブダビの件もモサドの仕込みだったと話した。
その自白映像と引き換えに、ジャバディは亡命、警備、お金を要求。
するとソールが言った。
イランの核合意は有効で、北朝鮮にも行っていないということをキーン次期大統領に直接話せばそれらは叶えられると。
ジャバディは了承し、ソールが手配をしているとジャバディはアミールを撃ち殺した。
「リスクは消す」
「君に教わった」
クインとダールの関係
クインは目を覚まし、アストリッドは大丈夫だとクインをなだめる。
しかし次にアストリッドが部屋を覗いた時にはクインの姿が見えなかった。
車でクインを探すと、道を歩いているクインがいた。
クインはニューヨークに帰ると言う。
アストリッドは戻ると”危険な存在”としてまた逮捕されると言い、人目につかないことを条件にアダールが取引をしたのだと話した。
クインは湖畔の部屋に戻り、夜にダールが訪ねてきた。
2人の会話から若いころ2人が深い関係だったことがうかがい知れる。
街に戻ると言うクインに、ここにいろと言うダール。
クインはダールに文句を言おうとするが、後遺症でうまく言葉が出てこない。
ダールはクインが街に戻る理由はキャリーだと指摘し、クインに後遺症が残った訳を説明する。
それは昏睡状態に陥ったクインから何とか情報を聞き出そうと、クインを目覚めさせるようにキャリーが医師に指示したというのだ。
その結果脳出血を起こしたと。
キャリーは愛情ではなく罪悪感でクインを世話しているとダールは言った。
翌日キャリーは弁護士のレダと共に裁判所へ行く。
児童福祉局のロナスはキャリーを危険人物だと判事に言う。
フラニーが寝ている部屋でキャリーが銃を抱えて床で寝ていたことや、双極性障害を抱えていることを引き合いに”差し迫った危険”の法的要件を満たすと話した。
判事もそれを了承、フラニーは里親が育てることになり、キャリーには精神鑑定を受けるように言った。
誰もいない家に戻ったキャリーは、やり切れない気持ちで断酒していたはずの酒を飲み始める。
酔ってキーン次期大統領に電話をして、フラニーのことを話し、ツテでどうにかならないかと尋ねる。
しかしキーン次期大統領は私的な立場を利用できないとキャリーのお願いを断る。
それでもまだ、自分の気持ちをキーン次期大統領にぶつけるキャリー。
「あなたなら分かってくれるはずだって」
「子供を失ってる」
キーン次期大統領の表情が凍る。
我に返り、言い過ぎたと謝るキャリーだが、キーン次期大統領に「力にはなれない」と言われ電話を切られてしまった。
児童福祉局のロナスはダールに電話をかけ、フラニーが里親に当分預けられることを報告した。
キャリーが銃を抱えてフラニーの部屋にいたことや、病気のことを話したのはダールだった。
電話を切ったダールは満足そうにほくそ笑んだ。
かんそう
ダール、悪者すぎじゃないですか?
それにちょっと曖昧だったのですが、つまりダールとクインは昔そういう関係だったってことだよね?
怖すぎ。
後遺症の話もソールが指示して、キャリーはしぶしぶ納得したって感じじゃなかったっけ?ちょっとうろ覚えで自信ないけど。
ジャバディの拉致を電話で報告してたのは向かいの男だよね?
ええ?そしたらセクーを爆破させたのもダール??
分からないけど、ソールがダールのことを完璧に疑い始めたから、今後のソールの動きに期待。
そうそう、道でヒッチハイクしているクインだけど、見てたらちょっと笑っちゃった。
アストリッドのこと「ドイツ人のスパイで俺を閉じ込めてる」って。
全部本当のことだけど、普通は「こいつヤベー」って思うよね。
そりゃあ、逃げるわな。
フラニー命のキャリーは可哀想だった。
天下の(次期)大統領にお願いしてダメなら為す術なしだもんね~。
それにしてもキーン次期大統領は、さんざんキャリーに世話になっておきながらあの言いようはないよね。
大っ嫌いになりました。
来週も楽しみです。
(イラスト:SiMoom、文:ぼぼち)