あらすじ
ハンナの暴走
ドラム缶の事をアリアとエミリーに告げる、ケイレブとスペンサー。
そしてハンナは標的が自分になった事を、倉庫の借主がハンナ・マリンになっている契約書を見せて知らせる。
アリアは、ハンナが拘置所にいるアリソンにケンカを売りに行ったから、その仕返しだと言う。
スペンサーとエミリーには初耳だった。
だがケイレブは関係ない、と言う。
この倉庫がすでに4か月前には借りられていたからだった。
モナが殺される前日に。
ナイフにも自分の指紋がべたべたついているんじゃないか、とキレるハンナは、ドラム缶を処分したいが、証拠品なんだから触るなとその他の意見とぶつかる。
アリバイは、ケイレブと一緒だったという事だけでは説得力がない。
ケイレブは、ホルブルックはまだ気づいていないだろうと言う。
エミリーはそもそもホルブルックは関係がないのでは、と。
ただのアリソンの取り巻きで、しかも昨日はアリアに電話して接触してきたから。
だけども、アリアは振り回されただけだった。
ケイレブは冷静に、まだ時間はある、とまずはファイルを壊してハンナの名前と倉庫との接点を消す、とハンナを落ち着かせる。
そしてタナーに倉庫の件を話して、証拠があればいずれホルブルックが浮かび上がる、と話す仲間達に不安を隠さないハンナ。
「でもヘタすれば浮かび上がるのはあたし」
追い詰められている事を誰にも理解してもらえず、部屋を飛び出すハンナ。
ハンナは家で独り、ドラム缶を運び出す算段を始める。
しばらくすると、ケイレブがファイル削除が完了したとハンナの家に来る。
そしてハンナのドラム缶移動計画を知る。
最初は皆と約束したと止めたケイレブだが、ハンナが1人でやりきろうとしているのを見て諦めたのか、危なっかしいからか、手伝う事に。
2人で倉庫へ行き、監視カメラのケーブルを切断し、ドリルで鍵を壊して開錠する。
すると倉庫の中はドラム缶だけが、ぽつんと残されてすべて片づけられていた。
思わず、ホルブルックを見くびっていたと呟くケイレブ。
侵入者に気づいていないわけがなかった。
だが、なぜドラム缶だけを残したのか。
重すぎて1人では運べなかった?
そんな単純な話ではないだろう。
残したからには何か狙いがあるはず。
2人は、ドラム缶を運び出す為に台車を取りに一度部屋の外へ出た。
しばらくすると、ケイレブがファイル削除が完了したとハンナの家に来る。
そしてハンナのドラム缶移動計画を知る。
最初は皆と約束したと止めたケイレブだが、ハンナが1人でやりきろうとしているのを見て諦めたのか、危なっかしいからか、手伝う事に。
2人で倉庫へ行き、監視カメラのケーブルを切断し、ドリルで鍵を壊して開錠する。
すると倉庫の中はドラム缶だけが、ぽつんと残されてすべて片づけられていた。
思わず、ホルブルックを見くびっていたと呟くケイレブ。
侵入者に気づいていないわけがなかった。
だが、なぜドラム缶だけを残したのか。
重すぎて1人では運べなかった?
そんな単純な話ではないだろう。
残したからには何か狙いがあるはず。
2人は、ドラム缶を運び出す為に台車を取りに一度部屋の外へ出た。
トビーの疑惑
トビーが自分のデスクで、アリソン関連の書類を調べていると、どれにもホルブルックのサインや立ち合いの痕跡が。
そこにスペンサーが訪ねてくる。
ドラム缶の事を話したいのだろう。
だが、タナー刑事も現れ、何も話せずに帰る羽目に。
トビーは、タナー刑事にアリソンの資料を見ている事を聞かれ、何かスッキリしないと言う。
誰かがアリソンのポリグラフの結果を改ざんしたのではないか、と。
だが、タナー刑事はまったく想像もしていなかったようで、何故(誰が)そんなことをするのか、と聞く。
パスさせる為と言うと、結果を改ざんするなら、ポリブラフに立ち会ってアリソンがどこで躓いたかを見ていないとできない、と言われる。
「あのとき現場にいたのは機械を操作したトム・ヒギンズとここの警官2人。それから……」
「ホルブルック刑事」
「なぜ 彼がアリソンを助けるの?」
「クリスマスにキスをしているのを見た人が」
さらに、トビーはホルブルックの父親は病気ではなく看病はウソだ、とまで報告するが、タナーは不快感を表して、むしろ新人のくせに上司を詮索したと言ってトビーを非難し始めた。
そして、クビを切られたくなかったらつまらない詮索は今すぐやめなさい、とトビーの言う事を聞こうとしていないようだった。
ドラム缶
倉庫の廊下を出口を目指してハンナとケイレブが歩いていると、トビーとタナー刑事が行く手を阻むように突然現れ驚く。
ここに居る理由を、ケイレブが倉庫を借りるとウソをつく2人。
道具一式の入ったバッグを気にするあまりもじもじするハンナに、タナー刑事がどうかしたの? と聞くと、トイレに行きたいと誤魔化し、なんとかその場を切り抜け別れた。
倉庫を目指すタナー刑事は、管理人に令状を見せてない事をトビーに指摘されるが、来たら見せるからいい、と強行する。
途中、監視カメラが壊されているのに気付く。
更に、倉庫の鍵も簡単に開け、あっさりとドラム缶を確認する。
そしてタナー刑事がドラム缶を開けると、途端に異臭に鼻を塞ぐトビー。
署に連絡して危険物処理班を呼ぶように言われ、トビーは廊下に出る。
再びタナー刑事が注意深くドラム缶を見ると、側の床に血痕が垂れていたのを見つけた。
フローズン・アーモンド
エズラにタルマッジ大に受かった経緯を告白したアリア。
エズラとのつきあいを否定する内容の嘆願書に責められるかと思いきや、拍子抜けする程問題視されなかったが、まだまだ心配ごとは山積みだ、とエミリーと話しながら歩いていると、スペンサーの車が急停止する。
モナのパソコンが移動している、というのだった。
多分ハンナじゃないかというスペンサーに、確かめるしかない、と3人は追跡する事に。
3人がGPSの信号を追って辿りついたのは、アイスクリーム工場の跡地だった。
電気もついておらず、懐中電灯で探す。
ハンナとケイレブの2人はここには居ないのに。
物音に名前を呼ぶが、返事があるはずはない。
GPSで位置を確認しようとすると通信が切れてしまう。
3人はかなり広いからと手分けする事に。
エミリーは、離れた場所で物音に気付いて調べると、猫が飛び出してきて驚く。
そこで、冷凍アーモンドとネズミの死体を見つける。
スペンサーは、ケイレブとハンナの声に気づき、声の在り処を目指す。
ハンナとケイレブの会話の内容は、倉庫へ侵入する作戦を話している。
そして、会話の発信源でもあるモナのPCを見つける。2人は盗撮されていてその動画がループしていたのだった。
そのPCは、ガラス戸の小部屋に置かれていた。
まるで、ネズミを誘い込むネズミ取りのように。
スペンサーは近くにあった工具で重いドアを押さえておく。
アリアが追い付いて小部屋に入りPCを確認すると、足音が聞こえてきた。
気付いたスペンサーは警戒して耳を澄まし、挟んだ工具を押さえようとするが、その瞬間引き抜かれてしまい、ドアが閉まって閉じ込められた。
そこは、冷凍部屋だったようで何者かがスイッチを入れあっという間に液体窒素が吹き出す。このまま、アーモンドのように冷凍されたなら凍死してしまう。
2人の騒ぎにエミリーが気づき、駆けつける。
なんとか冷凍部屋のコントローラーを工具で壊すが、その甲斐はなく中の状況は変わらず2人は助けを求めている。
どんどん温度が下がっていくのか、ガラスに霜がつき始めて行く。
その状態に絶望しつつも、窒素が噴き出しているパイプを見つけ今度はそれを叩いて壊す。
そうしてやっと、ドアを開け2人を助け出す事が出来た。
決裂
アリアは、エズラと夕食を摂るが、突然エズラの態度が変わった事に驚く。
昼間はアリアを信じると言っていたが、よくよくあのメールを読んでいたらアリアに後悔する気持ちが少なからずなければ書けないのではないか、と言い出す。
否定するアリアに、今は後悔がなくても先はわからない、このままだと僕を恨むようになるかも、と聞く耳を持たないエズラ。
良く考えてと言われ、そうするとアリアは涙を流した。
ハンナは、自分がした事はさておき、トビー達が倉庫に来たのはスペンサーがちくったんじゃないか、とスペンサーを責めた。
スペンサーは、そうしたかったけど出来なかったと言い、ホルブルックがパソコンをハッキングしてハンナとケイレブの会話を録画してたと言う。
それで知って通報したんだろう、と。
2人は、興奮からか言い合いになる。
「ホルブルックがあたしに罪を着せようとしてるならなんで荷物を運び出すのよ?」
「知らない」
「トビーもあんまりだよね。
あのナイフのことだってそう」
と、トビーにも飛び火が。
彼は警官だから、と言うと思わず自分自身も「あっ」となるスペンサー。
ハンナに「友達より仕事を取る人になったんだ」と言われトビーを庇う。
「警告を無視したのはあなたでしょ。
倉庫にいって傷口広げて、ケイレブも大迷惑よ」
「うわ、よく言う」
スペンサーの家を出て行くハンナ。
そしてスペンサーはトビーに電話をするが、トビーは電話に出ない。
トビーはその時、タナー刑事に今日の一件で、見つけた血痕がモナのものだったら真っ先に事情聴取されるのはあなたの友達だから、と言われていた。
更に、
「忘れないで。誓ったでしょ、警察官になった時。
情報の隠蔽は決して許されない。
だから私に言うべき事が何かあるなら今ここで言いなさい」
と攻め込まれてしまう。
トビーが何を言ったのか、言わなかったのかも分からないが、トビーはその後スペンサーに電話をする。
やっとかかってきたトビーからの電話にスペンサーは矢継ぎ早に質問をするが、ドラム缶の中身について聞くと「言えない」と言われてしまう。
「遺体ならハンナとケイレブに知らせないとマズイ」と言っても、タナーに呼ばれたからと言われ、何時になっても会いたいから来てと言うと、無理だと言われる。
そして電話を切ったトビーは私服のジャケットを着て車に乗り込む。
スペンサーに言った、書類仕事でまだ帰れないというのも、タナーに呼ばれたというのもウソのようだった。
移動した証拠品が整然と並んでいる。
場所は薄暗く、何処なのかはっきりとはわからないが、アイスクリーム工場の一室なのだろうか。
そしてアイスクリーム工場の中、おそらくスペンサー達が侵入したルートだろう。
懐中電灯を持ったAがドア付近を調べると、触れたドアノブ、小窓を覗きこんだ際についた手など、数か所に3人の手形がしっかりと残っていた――。
つづく
スペンサーは、そうしたかったけど出来なかったと言い、ホルブルックがパソコンをハッキングしてハンナとケイレブの会話を録画してたと言う。
それで知って通報したんだろう、と。
2人は、興奮からか言い合いになる。
「ホルブルックがあたしに罪を着せようとしてるならなんで荷物を運び出すのよ?」
「知らない」
「トビーもあんまりだよね。
あのナイフのことだってそう」
と、トビーにも飛び火が。
彼は警官だから、と言うと思わず自分自身も「あっ」となるスペンサー。
ハンナに「友達より仕事を取る人になったんだ」と言われトビーを庇う。
「警告を無視したのはあなたでしょ。
倉庫にいって傷口広げて、ケイレブも大迷惑よ」
「うわ、よく言う」
スペンサーの家を出て行くハンナ。
そしてスペンサーはトビーに電話をするが、トビーは電話に出ない。
トビーはその時、タナー刑事に今日の一件で、見つけた血痕がモナのものだったら真っ先に事情聴取されるのはあなたの友達だから、と言われていた。
更に、
「忘れないで。誓ったでしょ、警察官になった時。
情報の隠蔽は決して許されない。
だから私に言うべき事が何かあるなら今ここで言いなさい」
と攻め込まれてしまう。
トビーが何を言ったのか、言わなかったのかも分からないが、トビーはその後スペンサーに電話をする。
やっとかかってきたトビーからの電話にスペンサーは矢継ぎ早に質問をするが、ドラム缶の中身について聞くと「言えない」と言われてしまう。
「遺体ならハンナとケイレブに知らせないとマズイ」と言っても、タナーに呼ばれたからと言われ、何時になっても会いたいから来てと言うと、無理だと言われる。
そして電話を切ったトビーは私服のジャケットを着て車に乗り込む。
スペンサーに言った、書類仕事でまだ帰れないというのも、タナーに呼ばれたというのもウソのようだった。
A
移動した証拠品が整然と並んでいる。
場所は薄暗く、何処なのかはっきりとはわからないが、アイスクリーム工場の一室なのだろうか。
そしてアイスクリーム工場の中、おそらくスペンサー達が侵入したルートだろう。
懐中電灯を持ったAがドア付近を調べると、触れたドアノブ、小窓を覗きこんだ際についた手など、数か所に3人の手形がしっかりと残っていた――。
つづく
かんそう
スペンサーとアリアが凍死寸前? という大事件が起きたにも関わらず、その後はそれぞれ普通に生活していて、何故か全体的に地味さすら感じてしまうPLLマジックw
いろいろ動きはあったんですけどね。
もう襲われたり、死んだり、死にかけたりが当たり前の世界なので、感覚がマヒっているようですw
それにしても何度言っても学習しないライアーズ!
あれほど、怪しい暗がりで単独行動はしちゃダメだって言ったのに! (って誰がw
すーぐ、手分けするんですから。
手分けは、「何か起きるフラグ」ですね。
だいたい、PCが小部屋に置かれている時点で、「怪しい! 閉じ込められるパターン」って警戒しないんだもん。最近の釜焼かれ事件があったって、ちっとも学んでないんですもん。ヤレヤレ。
しかし、さすがに4人は配役的に死ぬ事はないって分かりますからドキドキしつつも、安心感はありますね。
それでも、凍死させようと狙ってくるAは怖いですね。
エミリーが助ける所まで計算に入れているのか、マジで殺る気だったのか。
それがいまいち分からない所も怖い。
大きな謎は、やっぱりドラム缶の中身です。
何が入っているのか。
引っ張りますね~。
また新たな死体だったりして。
それもアリかな。
工場の手形(指紋)は、何等かまた押し付ける為の証拠になるんでしょうかね~。
さて、個人的には、ハンナとケイレブが仲良しだったのが微笑ましくて良かったです。
ちょっと前には、ケイレブが「おれはここには留まらない」って感じだったのに、なんだかハンナがケイレブを心配してしばらく離れようって言ったら、イヤーーーって感じになっててw
なんだかんだいつもハンナの味方なケイレブってのが、ほのぼのさせてくれる。
反面、トビーとスペンサーはかなり危機っぽくて可哀想でした。
そしてそのトビーが切り込んでも、なんか当てにならなそうなタナー刑事には本当にがっかり。
下手すりゃ、タナーもAの一味? って思ってしまいそうな位、役立たず!
さ、さすがにそれはないですよ……ね?
(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)