あらすじ
アリソン
タナー刑事が学校にまで押しかけ、アリソンを尋問する。
それは母親の件ではなく、シャナについてだった。
ただでさえウソが多いアリソンは、警察に嗅ぎ回られると困る事が多すぎる。
ハンナが酔った勢いで漏らしたニューヨークの話は、その内容まではわかっていない。
Aから警察に密告があったのか。
尋問の為参加できなかった、練習曲「御使いうたいて」の楽譜を手に取るアリソンは驚く。
その楽譜の音符のAの所にはすべて赤い丸で囲まれていた。
ハンナが奪い、更に捲ると楽譜の空白に手書きのメッセージが。
「歌えてよかった
首を絞められたのに A」
誰がこれを書き、そして人知れずに置いたのか。
放課後、アリソンはハンナに父親がウエストポートに行って留守になるので、家に泊めて欲しいと頼む。
ハンナはエミリーの注意に従いアリソンに先日の夕食での態度を詫びたが、それはアリソンを受け入れる事とは別だったようで、「ママ(アシュリー)に聞いてみないとわからない」と即答しなかった。
だが、アリソンは先回りしてハンナの家に行き、ハンナが帰宅した時にはすでにしばらく泊まる事になっていた。
そんなアリソンに呆れつつ、ハンナは避ける為、口実を作っては家を空けるように。
次の日、アシュリーが学校をさぼったハンナを探しに部屋を覗くとそこに居たのはアリソンだけだった。
ハンナはケイレブの迎えで出て行き、まるで自分だけが取り残されたと伝える。
そして昨夜は、誰かが家に入ろうとする音が聞こえて一晩中眠れなかった、と。
クローゼットには寝床が作られていて、アリソンはそこで寝たという。
朝になって学校へ行こうとしたけど動けなかった、とも。
そんなアリソンのウソか真実かわからない言葉を信じ仕事を休む事にするアシュリー。
アリソンは、いかにも落ち込んで泣きそうな顔をしていたが、果たして何処までが真実なのか。
しばらくして、アシュリーはアリソンに気づかったのか、今日もケイレブと夕食を食べるというハンナとは別に、2人で外食をしようと提案する。
素直に、はい、と笑顔で答えるアリソンが、少し不気味でもある。
夜になって、アシュリーは食事の予約をしていると、雨が降ってきていた。
開けっ放しの窓を閉めると、物音がする。
ハンナかと聞いても返事はなく、2階のアリソンを呼ぶと、「やっぱり食欲がなくて」と言いながら降りてくるが、家の中には人影があった。
アシュリーが携帯を操作すると、その人影はナイフを落として外へ出て行く。
911に電話をし、タナー刑事がやってくる。
アシュリーは男の影だったといい、アリソンも同意すると、「何故そう言い切れるのか」とまるでアリソンを犯人のように扱う。
そんな態度に、アシュリーは切れ、アリソンを娘を持つ母親として守る。
が、これこそアリソンが今必要な物だった。
警察から守ってくれる大人だ。
そして、騒ぎを聞いてハンナの家にかけつけたエミリーとスペンサーは、
「これまでのAとは別人みたい。親までターゲットにするのか」
と興奮すると、アリソンは落ち着いて言う。
「ノエルだよ」
今回の侵入者騒ぎはアリソンが企てたものだった。
味方を得る為に。
やりすぎだよ、と驚き責めるスペンサーにもアリソンは悪びれもしない。
「効果てきめん」
アリソンは荷造りをしているが、父親のいるウエストポートに行くのだろうか。
Aを追う
アリアは、ラドリーでエディを探すが、エディは昨日一杯で辞めた、と言われてしまう。
連絡先を聞くが、ボランティアなら男探しをしていないで働け、とはぐらかされる。
仕方なく、こっそり借りていたスケッチブックをロンダの部屋に戻していると、そこへロンダが入って来る。
何捜してんの、と聞かれ正直にスケッチブックを戻した事を伝え謝ると、引き留められ礼を要求される。
スナックとサイダーでご機嫌を取ると、ロンダからベサニーの重要な情報が。
通常外出許可のサインはほとんどもらう事が出来ないのだが、ベサニーにはそのサインをする金持ちのおばさんが居たという。
名前ははっきりわからず、ディローレンティスかと聞けばそんな感じだと言う。
さらに、こんなスナックとサイダーどころではなく、良いものを貰っていた、と。
はっきり覚えているのは、ルイスバーグの厩舎で貰ったカスタードという名前の馬だった。
何故そんな高価なものをもらえるのか、理由を追及しているとそこへ看護婦が入って来て、アリアは叱られてしまい、聞けず終いになる。
アリアは、この話からウィンドミル馬術センターを探し出し、そこへスペンサーとエミリーが調査に行く。
ディローレンティスさんから評判を聞いてきたとウソをついて、デクランという先生に話しかける。
すると、その名前を想い出したのか、「スリッパで乗馬したがった、変な女の子を連れてきた人かな」と言い出す。
女の子の名前は覚えてはいないが、バケツ事件以来ここには来ていないと言う。
それは、「ジェシーおばさんと呼べ」と言われて切れた女の子がバケツを投げつけたという事件で、訳有りって感じに見えたらしい。
ディローレンティスが、偽る為にジェシカをジェシーと呼ばせようとしたのか?
スペンサーは、その女性をママと呼ぶブロンドの子はいないか、とアリソンの事も探る。
アリソン自身は、ベサニーとは会っていないと言っていたが、それはあくまでもアリソンが言う事だと、疑っているようだった。
雷鳴が響き出し、もう帰ろうというエミリーに、まだ調べなくちゃと言う事を利かないスペンサー。
馬房を調べると、何故かメリッサのイニシャルが入ったスペンサーには見覚えのある乗馬用ヘルメットが見つかる。
馬は雷鳴におびえて騒ぎ出すが、実はそれは雷鳴だけではないようだった。
2人の居る馬房のドアをそっと締め、外の鍵を閉める皮手袋が。
出ようとする時にはもう遅く、鍵がかかっており出られない事に気づく。
馬はますます暴れ、柵を越えてスペンサーの顔を蹴る。
機転を利かせ、柵を壊してなんとか脱出。
スペンサーが家に戻り1人で手当てをしているとトビーが訪ねてくる。スペンサーが呼んでいたのだった。
前日は、愛する人を守る為の選択として突然警察学校に入った事を聞かされ、怒っていたスペンサーだったが、危ない目にあって考えを改めたらしい。
出来事を報告すると共に、謝罪をしたい、と。
これ以上状況が悪くならないように、警察官になる事で悪夢を終わらせてくれるならもう止めない。
猛勉強して早く卒業して、と泣き出すスペンサー。
エミリーとシドニー
Aのメールによって、酔った時にシドニーに何か言ったのかもと睨んだエミリーは、シドニーに「ハンナは酔うとでたらめを言う」と遠回しに訂正させる事を言うが、シドニーは「ニューヨークの話はしていない」と上手だった。
だが、その後シドニーがエミリーの部屋を訪ねた際に、シドニーの親の仕事の話になり、フローズンヨーグルトの店で、ニューヨークで見かけたんじゃない? と言ってしまう。
エミリーはハンナが行ったと言った事を良くでたらめを言うと訂正はしたが、自分が行ったなんて一言も言っていない。
それを指摘するとシドニーは「泳ぎ過ぎてぼーっとしたみたい」と誤魔化した。
確実に、ニューヨークの件を知っていると思われるシドニー。
アリアとハンナ
先日のAのメールでハンナのおしゃべりを知って以来、アリアはハンナにきつく当たっていた。
ハンナはその上、一番遠ざけたい存在のアリソンが家に泊まる事になり、会うのを避ける為ケイレブと過ごす時間が増える中、自然とアルコールの量も増えていた。
そして、酔っぱらっていつものカフェに行くと、すでに店じまいしていてザックがエラとの婚約パーティーの準備をしていた。
だが、酔っているハンナを見て特別にテイクアウトを用意するとドアを開ける。
それはただの親切ではなく、下心があったようでやたらハンナの背中をさすってくる。
当然、嫌な気になりハンナはすぐ店を出るが、この事はハンナの新たな悩みとなり、アリアに言ったほうがいいのか、迷うハンナは眠れず学校をさぼってしまう。
心配するスペンサーとエミリーに思い切ってザックの事を相談するが、婚約パーティーを2日後に控えてる事からも軽はずみには騒げないと、真偽を問われてしまう。
すぐに信じてもらえない事にショックを受けるハンナ。
その夜、ハンナがケイレブの車に1人で乗っている時に、ザックが勝手に乗ってきた事で決定打となる。
「君にその気があるのか自信がなかったけど、ありと見た」といい、電話番号を渡してきて、ひざに手を置いてきた。
さすがにハンナは、黙ってはいられないと、アリアを訪ねる。
言い方が難しいからストレートに言うと言い、これまでのザックとの出来事をアリアに言う。
ひどいわ最低! というアリアに、やっと分かってくれる人が居たと一瞬顔を明るくするが、直後冷たく突き放される。
「あなたよ!」と。
アリアは、ハンナを災いの元だといい、なんならザックを車に誘ったんじゃないかとまで言う。
婚約パーティーを控えた母親を守りたい一心か、ハンナを一方的に口撃するアリア。
その後、エラとザックは何も変わった事がなく仲睦まじい姿をアリアの前で見せる。
だが、少しアリアはザックを疑って見ているようだった。
A
スペンサーの家。
スペンサーとアリソンの写真。
乗馬しているメリッサの写真。
そして、スペンサーが馬房で見つけたのと同じヘルメットを触る皮手袋の手。
その上半身はふんわりした袖のニット等から女性に思える。
赤い1人掛けのソファのクッションを外し、隠していた物を・・・。
つづく。
かんそう
まんまとハンナが可哀想な道まっしぐらになっていました。
まあ、前回からの想像は簡単でしたけどね。
まあ、前回からの想像は簡単でしたけどね。
ザックが本当にきもいですね~。
エラも可哀想・・・。
次回にはザックの件は、決着つくのかな。
そんなハンナですが、一瞬ですけどケイレブとラブラブなシーンがあって、つかの間とはいえハッピーで良かった!
アリソンの事をケイレブに愚痴ると、じゃあ旅行に行こうって話になるんですけど、そこでケイレブが日本行きを提案するんです。
ハンナは、カリフォルニアロール以外は無理と、NGを出すんですけど、あの2人に来てほしい~。
というか、ケイレブ、罪な奴ですね・・・。
数日前まで、俺の事は忘れろって感じだったのに。
ハンナのパンキッシュなミニスカ姿に完璧だ、とか言うし・・・。
かなりの気まぐれさは、Aの一途な? ブレない姿勢を見習って欲しいですねw
あと、今週はスペンサーもトビーに泣きつくという、珍しい? 可愛い姿を見せていました。
スペンサーは本当に美人だと思うんですけど、可愛気のあるイメージではないので、損なキャラかもしれませんね。
それにしても、トビーはAを止める為に警官になるという。
今回のアリソンが仕込んだ偽A事件についても、やったのはノエルだという事ですが、これまた警察が判明できなかったら・・・。
トビーの言う通り、誰かが中に入ってやらないとAはやりたい放題でしょうね。
警察が無能なのか、それとも中にAの仲間がいるのか。
ストーリー上、どうしようもないんだろうけど、しょぼすぎる警察・・・。
今週だけで考えると、Aはアリソンが始めたゲームだけど、アリソンの手に負えない展開をするようになった、って感じがしますね。
アリソンを追い詰める為に、仲間割れをさせているようにも思えますが、そもそも仲間割れさせて楽しいのは誰かというとアリソンだけなんじゃないか、と。
ラドリーからウィンドミル馬術センターが導き出されましたが、デクランという先生も毎度の事ですが、ちょっと怪しく見えます。
そもそもロンダがどうなんだって気もしますが、あくまで病人ですからね・・・。
あの看護婦さんが怪しく感じるのですが。わざと、ロンダにギリギリの情報入れさせたような。
そういえばエディも生きてるのかどうかw
なんだかんだ、今回も盛り沢山なPLL。
でもやっぱり一番印象に残ったのは・・・。
エミリーのブラ透けでした。
二度見する程の透けっぷり!
こ、これはファッソンで片づけていいものなのか・・・。
学校だよ??
ダメでしょう!!
ハンナの事を聞く前に、先生、エミリーの服装を注意してください!
(イラスト:SiMoom、文:ジェーン洞)