あらすじ
トレスはいとこの洗礼式でミアに再会する。
ミアは、トレスが兄のキコを刑務所行きにしたことを恨んでいるとはっきりと態度に出し、トレスとの会話を避けた。
帰ろうとすると、車のワイパーにメモが挟んであるのを見つける。
トレスに宛てた内容は、住所と青の日本車、だけ。
そのまま向かうと、青の日本車のトランクの中に撃たれたフアン・アリサを見つける。
まだ息があり声をかけると、トレスに気づいて「悪かった」と謝った。
アリサ
アリサはピルゼンの売人で、以前は支配者だった。
トレスはボイトに「知っているが距離を置いてました」と説明するが、フアンとの最後の会話については詳細を省いた。
「何故お前にメモを?」
「警官だからでは?」
ボイトにはそれだけだとは思えないようだったが、それ以上は追及しなかった。
アリサの姪名義の家が遺棄現場に近いことから、犯行現場の疑いを持ち令状を取り、向かう。
家は無人で、トレスは先に入った部屋で子供の頃の自分とアリサの写真をはがしてポケットに入れた。
後から声をかけたアプトンは、トレスの様子がおかしいことに気づく。
銃撃
元妻の車のGPSを追っていると突然、銃撃を受ける。
応戦して調べると、アリサの殺害現場を発見した。
同経口の薬きょうやアリサの携帯もあった。
携帯にはアリサをループという女性がアリサを呼び出していた証拠が残っている。
ハニートラップだった。
「ループはミアのあだ名です。ガキの頃は皆そう呼んでた」
そもそもメモを置いたのがミアだったと気づき、ミアに会いに行くが、アプトンは直前でトレスに声をかけていた。
「よければ一緒に行くよ? 付き合いは浅いけど援護するし、何でも話して」
トレスは一人で平気です、と断った。
ミア
トレスが知ったと分かると、ミアはごまかしはしなかった。
「私は殺してない。殺せるはずがない。でもお金が必要なの」
ミアは兄の弁護代が欲しくてナバロに協力していたという。
ただ金を奪うだけで、殺すとは知らなかった。
「ナバロに雇われてアリサを呼び出しただけ」
ミアはトレスがアリサを恨んでいることを知って、トレスにメモを残していた。
「あなたがいいと思ったの」
するとトレスは心の内を漏らす。
「チームに過去がバレたらクビになる」
「私は言わない。大切な人は裏切らない」
トレスは何も言わなかった。
ボイトの説得でミアを協力させる。
ナバロ
ミアがナバロとバーで会い、自白を促すがナバロはトレスの過去を話し出す。
「トレスと話してたな? どういうことだ? あいつはアリサの手下だろ? パコって奴の話を聞いたか?」
トレスの事情を知るミアが話を逸らそうとしても、ナバロは話し続ける。
「パコは溺死したんだ。誰がやったと?」
するとボイトはミアにその場を離れろと指示を出す。
だが不慣れなミアはそれに返事をしてしまい、ナバロに勘づかれすぐに突入し、ナバロをコカイン所持で逮捕した。
直後トレスはボイトにアリサの話をしようとするが、ボイトは聞かなかった。
「事件に直接関係ないことは今話す必要はない。事件の解決が先だ」
ナバロはボイトがケージに入れた。
だがトレスが部下だと知っているナバロは強気に出る。
「トレスはアリサの手下だ。送検してみろ。道連れにしてやる」
「それで俺が許すと? 一度だけ機会をやる。ここで何もかも話せ」
だがナバロは笑って言った。
「やなこった」
証拠
黒幕がナバロなことは確定したが、証拠がない。
ひとまず家に帰りたいというミアをトレスが車で送る。
するとミアの家についたところでナバロの手下から銃撃を受ける。
トレスが手下を追って、捕らえると「まだ死人の支配下なのか?」と挑発されトレスは俺を誰だと思っている? と手下に拷問をほのめかせて脅す。
ボイトとアプトンはトレスを追うが、連絡がとれなくなっていた。
廃墟となった学校の前で車を見つけ、中を捜す。
するとトレスが手下を脅している声が聞こえた。
「アリサに教わった。裏切者は水責めにする」
そうやって追い詰めると手下は口を割った。
「俺は殺してない。ナバロだ」
そして銃を捨てた場所も吐いた。
証拠をつかんだトレスが部屋を出ると、ボイトがいたことに気づいた。
覚悟
隠していた過去を知られたトレスは、クビになる覚悟をして教会にいた。
外に出るとボイトが待っていた。
銃が発見され、ナバロはしばらくは出てこない、と報告を受ける。
トレスはアリサの家から盗った写真をボイトに見せ、アリサの子分だった時代があることを打ち明けた。
「彼と取り引きしました。母を守るために」
その頃の暴力をふるっていた自分は許されないとわかっている。
「でも溺死はさせていません」
だがパコの生存記録がないことをボイトはアプトンに調べさせていた。
「アリサには殺したと伝えて縁を切りました」
実際はパコはマイアミで生きている。
「だが簡単には決別できない」
「ええ、簡単じゃない」
トレス自身も水責めにあっていた。
「神を信じてるのか?」
「信じてます」
ボイトは写真を返し、車に戻っていく。
「解雇ですか?」
「署で待ってるぞ」
ミアはいとこのいる街へ引っ越して行った。
かんそう
トレスお休み多いけど、こうやってトレス回があるのでどんどん魅力が増していきますね。
そしてトレスをフォローするボイトの存在感!
ボイトの中の人がディレクターに名がありましたけど、ギャラ上乗せ事情の名前だけかもしれないけど、でもしっかりボイトらしい見せ場があるので中の人がボイトというキャラを理解してくれているようにも思えて安心できましたw
事件としては、ほぼ特捜班が動かなくても? 相手から動いてくれてするすると解決していってましたけどw
でもそれはそれでスムーズでヨシw
5 件のコメント:
ボイト役の人、今回は製作にも携わっていましたね。
トレスは若い頃、母親を守るためにアリサの下にいたのですね。
わりとある話なんでしょうか。
シカゴは住所でその人の育った環境がわかる、やむを得ない事情だったにしてもその過去を隠そうとするトレスが切なかったです。
トレス役の人、以前のシーズンでケルトン市長を撃ち殺した容疑者の一人で出てました。
トレスとは全く違った、チンピラ感あふれる若者で、さすが俳優さんだなぁと思いました。
全力の演技と鋭い目つきは変わりません。
今回は家宅捜索の先頭に珍しくボイトがいて、あの声で「シカゴ警察だ!」と叫び、それだけトレスを大事に思う親心みたいなのを感じてよかったです。
トレスの少し怯えたような表情がよかったですし、
ボイトもアプトンも流石に闇堕ちの先輩(笑)
すぐに感づいてフォローするところもよかったです。
ルゼックは絶賛潜入中ですね。
今回のようなストーリーだと天然でトレスをディスるセリフ言いそうなので、
チョイ出で安心しました(笑)
エリオさん
トレスが以前も出ていたのはまーったく気づいてませんでした!!
ディック・ウルフあるあるですけど気に入られたんですね~!
そして今と全く違うとのこと、そりゃ覚えてるわけないか~ってなりました。ほんと役者さんは凄い!
トレスの過去の「善のための悪」ってそもそもボイトが体現していることですよね。
そんなところがボイトの公式フォロワーに見えたんですけど、しっかり個性があるから同じ立場になった未来があったとしても、きっとボイトと全く同じにはならないなって今はそう思います!
SAWAさん
闇落ちパイセン、ほんとに!!
履歴書に闇記載がないと特捜班には配置されないの?ってくらい闇まみれですけどそこがいいw
だからこそ気づくっていうのも確かに~ってなりました
あとルゼック!
ほんと潜入中なんだから出てこなくていいのに、なんで毎回ちょろっと顔出すんですかね?w
それこそファイアのセブライドみたいにずっといなくても違和感ないのにw
あと天然ゆえのKY発言、思えばそういうポジションが特捜班では唯一だから重宝されてるのかも?w
トレス推しとしては冒頭からガッツリの出番で
今までの不満を払拭してくれました!
ボイトみたいな上司じゃなかったら即解雇だろうな~
まああのキャラで過去が真っ白なわけないですもんねえ
ルゼックの潜入捜査は次回で終わるのか
次シーズンまでひっぱるのか気になるところですね
コメントを投稿