シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン10 第17話「心的外傷」 Out of the Depths

2024/12/07

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン10 バイオレンス

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あらすじ


©2024 NBCUniversal Media, LLC

2024年8月16日~日本初放送(全22話)
(アメリカ放送2022年9月~)

登場人物はこちら

バージェス

セラピストの指導の元、生活改善を行っていたが成果が感じられずバージェスは苛立つ。

次の展開として、セラピーにパートナーの同席を求められるがそれには気が乗らない。
「きっと嫌がる」

ルゼックに言えないまま、その帰り道でバージェスは新たな事件と出会う。

連続武装強盗事件

コンビニが武装した2人組に襲われた。
被害を受けたのは店内だけではなく、必要以上に店員が暴力を受けていた。
潜入中のルゼックも、手隙だということで現場にやってくる。

今月だけで類似の事件が4件になっていた。
2人組だが会話をするのは男1人だけだという。
目撃者が撮影した写真で、もう一人が女性だと判明する。

近隣の防犯カメラをさらうと、車から降りた2人が物陰で性行為をしている姿が映っていた。
現場へ行き、手がかりが残されていないか調べるとゴミ箱から捨てた覆面を見つける。

容疑者の事情

ニットマスクには被害者の血痕と被っていた本人と思われる金髪が残っていた。
そしてDNAが一致する。
ルビー・バーティネリ。犯罪歴がないのにDNAデータがあった。
ルビーは4年前、レイプ被害に遭い、その検査で採取していた。

バージェスとアプトンは女性の立場に寄り添い、被害者の権利侵害を訴える。
倫理には反するが、法的にはあくまでグレー。
だが一度前例を作ってしまえば、今後レイプ被害にあっても通報を控えるケースが増えるだろう。
「別の捜査に使うのは違う」
だが、ボイトは違法でないなら使えるものは使う、とルビーのデータを使い連行させる。

ところがルビーは記録のある住所にはすでに住んでいなかった。
しかし、ルビーの車を発見する。

新たな強盗

車を止めていた付近でルビーたちは新たな強盗をしていた。
バージェスとアトウォーターが駆け付けると、男はルビーを残して逃走していた。

コンビニ内に残るルビーを連行するが、ルビーは正気といえる状態ではなかった。
銃は持っていたが撃つ様子もなく、逃げも隠れもせず、ただ街の名前と距離を繰り返すだけだった。

ルビー

連行したルビーは放心状態でろくに聴取できる状態ではない。
SNSは4年前で止まっている。
ルビーがレイプで訴えたのはイーサン・J・ハンリーという男で、当時勤めるバーの同僚だった。
バージェスはイーサンが強盗の相棒なのでは、と直感する。

これまでの被害者の話で、男は強盗を楽しんでいるというがルビーはそれどころかまともな状態ではない。
「私の状態と似てたのよ」
バージェスは様子を聞くルゼックにそう言った。
「僕らで調べてみよう」

イーサンの自宅へ行くと、血の足跡や捨てた鞄などからイーサンがパートナーだと確信する。

そして2人がレイプ後から同居していたことを知った。
「ルビーは巻き込まれて逃げ場がなく心がマヒしてる。犯罪の意識もないかも」
それでも強盗6件の罪は消えない。
イーサンの捜索を急ぐ。

バージェスは再び手がかりを得ようと、ルビーを聴取する。
イーサンの名を出すと、レイプは嘘だったという。
「終身刑になってもいいよ」
そしてバージェスを拒んだ。

何をしてでも吐かせろというボイトの命令で、バージェスは気は乗らないがルビーを元の職場であるバーに連れていく。
だが逆効果でルビーは弁護士を呼んで! と口を閉ざす。
しかし、バージェスが店内に貼ってあるパネルに気づく。
それはルビーが繰り返していた町の名前と距離が書かれていた。
「これを暗記したの? 彼といた時に暗記したのね!?」
もう一度バージェスはルビーに協力を頼んだ。
「なんでもいいから覚えていることを教えて」
パネルを見たルビーは覚悟を決めたように言った。
「彼と連絡を取れる」

オンラインゲーム

二人の連絡方法はオンラインゲームだった。
まだルビーの逮捕を知らないイーサンをルビーがおびき出す。
バージェスは取り引きの約束をしたと、ボイトに言うがボイトは認めなかった。
「服役は免れない。6件の強盗をなかったことにはできない。きちんと話せ。そしてイーサンをおびき出せ」
またボイトはバージェスにも声をかける。
「強要する気はないが俺に言う事があればいつでも話を聞く」
お前の味方だ、と言われるとバージェスは感謝を伝えた。

結末

約束の場所にイーサンはやってきた。
大人しく従わず銃を向けたイーサンはその場で銃殺された。

イーサンの死がルビーに伝えられる。
そしてルビーは起訴される。
壊れたように再び町の名前と距離を呟きだすルビーの隣にバージェスは座るが、ルビーは問いかけに答えなかった。


まだ一日時間があるというルゼックにバージェスはセラピーの件を打ち明けた。
バージェスの予想はハズれ、ルゼックは何の抵抗もなくセラピーに参加する。

そこでルゼックは自分の気持ちを伝える。
「僕は2人の関係を前に進めたくなる。でも彼女は違うから……」
その時のバージェスの反応をセラピストに突っ込まれる。
「私も彼と考えが違うわけじゃない。同じ気持ちではいるんです。でも私には。できなかった……」
言葉につまると、セラピストはここまで、と無理強いをしなかった。

帰宅するとルゼックは話の続きを促す。
「とても怖かったせいで、心がマヒした」
ルゼックはバージェスをなぐさめるようなまなざしで見つめるが、距離を縮めない。
するとバージェスが手を伸ばしてルゼックを引き留め、2人は寝室に向かった。


トレスは麻薬捜査のセミナーでまたお休みでした。
なんでトレスのお休みって毎回報告があるのw ちょっとおもろいw
連続ドラマで交代で休んでる感じって別に珍しくない気がするんですけど、いちいち理由がちゃんと出てくるのは珍しい?!

またしてもバージェス回で、ルゼックもそのため潜入が今ヒマだよーって感じで登場しました。
セラピーにルゼックを呼ぶって時に当たり前に「パートナー」って使っていたので、個人的にそこにちょっとひっかかって「パートナーなら愛でなんとかなるっしょ!!」って思ったんですね。
でも今までの流れで2人はもう恋愛感情がない?って思い込んでいたから、うっそー、そんなんだったら今まで何してたん? ってなってたんですよね。
そして最後のハッピーエンド??
バージェスが嬉しそうなのはよかったよかったですけど、ここへ来ての急展開というかマジで愛で解決パターンになったのは、思った通りぃーってなるよりも、自分の予想を裏切って欲しかったって思ってしまいましたw
まあ、誰も悪くはないです。
もともとあの2人の関係って疑問だらけだったので、普通に?れっきとしたパートナーに戻ってくれたほうがマケイラにもわかりやすい!
にしてもなんか、もともとルゼック>バージェスって感じで確か結婚って時も、ルゼックがまだ遊びてぇ~(意訳)って感じだった記憶があるんですよね。
それがいつのまにかほーん、って感じ。

ただまあすごい極論ですけど、個人的にはPDに好きだ、惚れたはいらない派なんで……。
まあよかったね、とは思いますけど、PDで見たいのはボイトの正義の鉄拳だから……。

とキャラの事情に結構気がいっちゃいましたけど、さらっと流すにはルビーの事情が深すぎて、重かった!
被害者が加害者になるケースに、被害者のデータを別の事件に流用するか、などいろんなテーマが絡んでいて、全部わかる!! ってなりました。
結果として白黒出ない感じがまさにグレーなPDの世界そのもので、見終わってもスッキリしないのがむしろPD的正解って感じでした。


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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