ラチェッド/Ratched シーズン1 まとめ【Netflix】

2020/10/27

Netflix ジェーン洞 ラチェッド ラチェッド シーズン1

t f B! P L
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番組紹介

Ratched | Official Trailer | Netflix

2020年9月18日 ネットフリックスでシーズン1(全8話)を配信。
シーズン2も最初から予定されています。

映画「カッコーの巣の上で」に登場した看護師長ラチェッドの前日譚との事。
ですが、私は原作を知らずに見ましたが全然問題なく見れました。

ライアン・マーフィーが企画、製作総指揮、監督(1話と2話のみ)ということで、アメホラ新作と言われても違和感のないマーフィー劇場でした。

むしろオムニバス構成のアメホラ・シリーズよりも分かりやすく、それ程ハードなシーンがないのでアメホラ入門編にちょうどよいかも。

主な登場人物

注意:登場人物の説明ではストーリー上、重要に思われる情報をなるべく伏せています。
(「あらすじまとめ」では、完全ネタバレしていますのでご注意ください)

ミルドレッド・ラチェッド

(Sarah Paulson/サラ・ポールソン)


嘘にまみれた主人公。
モーテルの10号室に宿を構え、ルシア精神病院に潜り込むがラチェッドの目的は何なのか?

エドモンド・トールソン

(Finn Wittrock/フィン・ウィットロック)


4人の神父殺しの犯人。
逮捕後、精神病院ルシアに送り込まれ、精神鑑定を待つ。
死刑になるか、それとも……。

ベッツィ・バケット

(Judy Davis/ジュディ・デイヴィス)

精神病院ルシアの主任ナース。
院長のドクター・ハノーバーに恋をしている。

突然現れたラチェッドの事は気にくわないが……。

ドクター・ハノーバー 

(Jon Jon Briones/ジョン・ジョン・ブリオネス)

精神病院ルシアの院長であり唯一のドクター。
とにかく精神病患者の治療に熱心。
病院に出資してもらおうと、ウィルバーン州知事に取り入りたいがなかなか相手にされず、それ程押しは強くない。

何故かマスコミに写真を撮られる事を避けている。

グウェリンドリン・ブリッグス

(Cynthia Nixon/シンシア・ニクソン)


ウィルバーン州知事の報道官。
既婚者。

ハノーバーが資金を欲している事を知ると、精神病院を知事の再選挙戦略に利用する事を思い付く。

ウィルバーン州知事は女好きで信用できないタイプだが、ブリッグスは真面目でクリーン。


デスパのミランダ。

レノア・オスグッド夫人

(Sharon Stone/シャロン・ストーン)

大富豪の未亡人。
ドクターハノーバーに恨みがあり、ハノーバー捜索に探偵を雇っている。
息子の事を溺愛している。

ペットは猿のペチュニア。


シャロン・ストーンのハマリ役でした。
今後、ジェシカ・ラングの穴を埋めるべく、大女優枠でアメホラ劇団にも入団して欲しい!!

ヘンリー・オスグッド

(Brandon Flynn/ブランドン・フリン)

オスグッド夫人の1人息子。
訳あって、母親の世話から離れられない。


あれ? アメホラに出てなかった? と勘違いする程、ライアン・マーフィー作品にはまっていました。

シャーロット

(Sophie Okonedo/ソフィー・オコネドー)

ルシアに入院する精神病患者。
珍しい多重人格の症状で、ハノーバーはシャーロットの治療にのめり込んでいく。


多重人格の演技が凄い! さすが女優……。

その他

探偵ウェインライト

(Corey Stoll/コリー・ストール) 

モーテルの部屋が8号室でラチェッドと近く、知り合うが……。

ドリー

(Alice Englert/アリス・イングラート)

ルシアのナース研究生。
いつもガムを噛んでいる。
トールソンに食事を運んだのがきっかけで、交流を持つ。

ハック

(Charlie Carver/チャーリー・カーヴァー)

戦争でできた火傷の痕が顔半分にあり、一見ホラーだが中身は聖人。
ラチェッドのよき同僚。


デスパの双子ちゃん(弟/カミングアウト済)が、マーフィー・ファミリー入り!?

ルイーズ

(Amanda Plummer/アマンダ・プラマー)

ラチェッドが利用するモーテルの女主人。
横柄で詮索好き。

アンナ

(Rosanna Arquette/ロザンナ・アークエット)

幼い頃のラチェッド達を担当していた福祉士。

ネタバレ まとめ

ここからは、完全ネタバレです。
未視聴の方や、ネタバレを避けたい方は自己責任でどうぞ!

神父惨殺事件(1947)

雨の夜、神父達が住む住宅で4人の神父が惨殺されるという事件が発生した。(1話)
1人はベッドの下に隠れて逃げ切れた。
犯人はトールソン。

神父を襲ったのは復讐の為で、狙いはサリヴァン1人だけだったが他3人は巻き添えに。

殺人の理由

トールソンの母親マーガレットは修道女だったが、神父サリヴァンにレイプされ娼館に送られていた。
その後ドラッグで死亡し、トールソンは孤児院に行く羽目になったのでその復讐だった。


ラチェッド、ルシアへ

神父殺しの事件から6か月後、ラチェッドはカリフォルニア州立病院ルシアという精神科リハビリ施設に潜り込む。
でっちあげた推薦状がすぐバレるも、口の上手さで熱心な看護婦だとドクター・ハノーバーに売り込んだ。

その後、運の味方もあったが、嘘や脅し等あの手この手を使ってまんまと正式に看護師として雇われる。

ラチェッドの目的

同じ頃、ルシアの地下の重装備の保持区域にトールソンが入れられた。

実はトールソンはラチェッドの血の繋がらない弟で、ラチェッドは弟をなんとかして死刑から逃れさせようと、看護師としてルシアに潜り込んでいた。

手段1 ドクター・ハノーバーを手玉に取る。

ラチェッドは目的達成の為、ハノーバーの弱味を握って病院をコントロールしようと、ありとあらゆる手段を容赦なく使った。
ただし、最初はあくまでも自然な流れに見せていた。

ダリオという入院患者(Daniel di Tomasso/ダニエル・ディトマソ)をハノーバーのオフィスで自殺に導き、ハノーバーの監督不行き届きだと釘を刺して隠蔽と死体遺棄を手伝う。(1話)

その後は、ドクターの過去話も聞き出し、自分は味方だとアピール。(3話)

手段2 ロボトミー手術をモノにする。

ハノーバーが導入したロボトミー手術を前のめりで見学した。(2話)

それは事件で生き残った唯一の目撃者である神父に裁判で証言させないよう、ラチェッドがロボトミー手術を行う為だった。

この時ラチェッドは、神父を「トールソンを死刑にさせる為の証言を撮りたい」と騙して呼び出していた。
体裁を整える為、録音テープを回していたが、停止ボタンを押さないまま手術をしてしまい、それには気づいていなかった。(2話)

手段3 トールソンとドリーの接触を認める。

たまたま食事を運んだ事で、トールソンとドリーはお互い惹かれ合う。
それを知ったラチェッドは最初は反対したが、いずれドリーを利用しようと表向きは協力を見せ、2人の密会をセッティングする。(4話)
だがこれが後にラチェッドの計画を狂わせる。

手段4 ハノーバーを脅す。

知事が死刑を望んでいると分かり、ラチェッドは遠回しな事をしていられなくなる。
ハノーバーがトールソンの鑑定結果をまだ決めかねていると分かると、死刑反対だと伝えた上でハノーバーを脅しだす。(5話)

この段階ではさすがのドクターもラチェッドのうさん臭さに気づいているが、時すでに遅し。
ラチェッドはダリオの自殺も目撃者がいない事から、ハノーバーの殺害に仕立てられると脅迫し、自分の計画の追い込みの為なりふり構わずハノーバーを利用し続ける。

手段5 チーフの座を奪う。

ハノーバーを脅して、バケットからチーフの座を奪う。(5話)

バケットはラチェッドを嫌うが、ハノーバーに好意があることから仕事は真面目にやると宣言していた。
その際に、ラチェッドはバケットも操ろうと「ドクターもあなたが好き」とその気にさせる。

手段6 交流ダンスパーティーを企画する。

チーフの権限を使い、ルシアでスタッフと患者の交流ダンスパーティーを企てる。(5話)
その目的は、パーティーでトールソンに精神異常をアピールさせて死刑を逃れさせる為だった。

広報官グウェリンドリン・ブリッグスとの出会い

2人はそれぞれ職場としてルシアで出会うが、最初にブリッグスがラチェッドに興味を持ち、食事に誘う。(2話)

ラチェッドはトールソンを死刑にさせまいと、知事に近いブリッグスと交流を持つが、実はブリッグスが同性愛者だと分かると一度は距離を置く。(2話)
同性愛者はルシアの患者にもいて、精神病扱いされていた。

その後、ブリッグスが死にかけた時に想いに気づき、恋愛関係に。(6話)
それまではブリッグスもラチェッドを怪しんだり、と紆余曲折はあった。

3話:ラチェッドに片思いでありながら、ブリッグスは偽装結婚をしていた夫に離婚を告げる。
4話:家を出たブリッグスは何も知らずモーテルへ行き、ラチェッドと偶然再会する。
5話:ブリッグスに怪しまれた事もあってか、ラチェッドからブリックスに近づき出す。デートやダンスパーティーにも誘うが、あくまでも女友達の線は守っていた。

ドクター・ハノーバーの過去

ドクターがマスコミに写真を撮られるのを避けていたのは、自分が特定の人物の恨みを買い、命を狙われていたからだった。(3話~)

その為、ハノーバーという名前も偽名で経歴詐称もしていた。

本名はマヌエル・ベニャーガ。

ドクターの命を狙うのは、レノア・オスグッド夫人。

オスグッド親子とハノーバーの関係

オスグッド夫人の一人息子、ヘンリーは小さい頃から暴力行為が目につく精神異常者だった。
その為、ハノーバーに息子の治療を依頼したのが出会い。

ハノーバーはヘンリーと2人きりになる許可を得ると、根源を知る為幻覚剤を使用する。(3話)
だがヘンリーのイタズラで幻覚剤のほとんどを知らぬ間に盛られ、意識を失ってしまう。

適量のヘンリーは抑制された精神を解放し、「自分の腕が諸悪の根源だ」と言い出していた。
そして庭師の腕を切り取り、自分の腕と交換して縫い付けろ、と自分の両腕をも自ら切断した。

その間、ほとんど意識がなかったハノーバーだが、気づいた時にはヘンリーは失血死寸前で笑っていた。
慌てて庭師の腕を縫合したが、まだ幻覚から抜けきれない状況で上手くいくはずがなかった。
術後、モルヒネを与えてヘンリーを眠らせ、そのまま逃亡していた。

両手を失ったヘンリーは、その後感染症で両足も失う。

オスグッド夫人は、息子をこんな状態にして消えたハノーバーを恨み、探偵を雇いハノーバーの首に25万ドルの値をつけた。

ハノーバーは、探偵に銃で襲われた事から、すぐにオスグッド夫人に見つかった事を悟る。(3話)

探偵とラチェッド

オスグッド夫人に雇われた探偵は、ラチェッドと同じモーテルを利用していた為、自然にラチェッドと知り合い、ラチェッドと関係を持っていた。

2度目は、ハノーバー殺しに失敗した夜で、ラチェッドの誘いに気は乗らないがつきあった。

実は、ラチェッドの異常なロールプレイ(野戦病院で死にかけた男の設定)にうんざりしていた為、「正直言ってあんたは最悪。変わり過ぎだ」と捨て台詞を吐いて行く。

ラチェッドは大ショックを受けるが、探偵がぽろりとこぼした「悪徳フィリピン人を追ってる」という会話から狙いがハノーバーだとしっかり気づく。(3話)

その後、ハノーバーから過去を聞き出したラチェッドは、探偵に「あなたが捜しているのはハノーバーで、ハノーバーは自分の上司だ」と打ち明け、協力する振りを見せる。(4話)

探偵を夜のルシアに連れて行き、ハノーバーの居るオフィスに送り込む。
だが、侵入者に気づいたハノーバーに灰皿で頭を殴られ気絶させられる。
その際に、探偵が持っていた銃はデスクの中に隠した。(伏線)

気絶した探偵を見つけたラチェッドは、再びハノーバーに協力をする。
2人で運び、治療に使っていた熱湯風呂に閉じこめて止めを刺す事に。

ところが放置している間に探偵は風呂から抜け出し、廊下まで這い出たところをピーターという患者の少年に見つかる。
妄想癖で入院しているピーターは、全身焼けただれた男が立っているのを現実のものとは思わなかったが、警備員ハロルドはピーターが襲われる前に探偵を撃ち殺した。

モーテルからラチェッドと探偵を追い、ルシアに来ていたブリッグスは、銃撃事件に病院の過失を責め公表すると騒ぎ出したが、ラチェッドが「知事の報道官が関係してると誤解されたら?」と脅してもみ消させた。

探偵の遺体を焼却する際にモーテルの鍵を盗み、ラチェッドは探偵の雇い主と大金が支払われている事を知る。(4話)

オスグッド夫人とラチェッド

ラチェッドはオスグッド夫人にコンタクトを取り、探偵の死を伝える。
そして大金目当てに、今度は自分が夫人と契約しようと夫人を街に誘い出す。(4話)

オスグッド夫人と対面したラチェッドは、ハノーバー殺しの報酬として100万ドルをふっかけ、さすがに夫人を怒らせる。
ラチェッドとしては、トールソンを助ける為の資金が欲しかった。

その後、10万ドルで手を打たせた。(5話)

患者シャーロット・ウェルズ

ある時、シャーロット・ウェルズという黒人の女性患者がルシアにやってくる。(5話)

シャーロットは多重人格障害で、複数の人格が入れ替わっていたが特に1人、暴力的な人格になると大暴れして危険だった。(400メートル走の金メダリストの怪力男)

珍しい症状にたちまちハノーバーは、シャーロットの治療にのめり込む。

催眠療法で根源を探ると、シャーロットはレイプ被害こそなかったものの4人の白人に拉致監禁され、9日間物置に閉じ込められるか、暴力を受け続けていた事が分かる。

心の傷を取り除く必要がある、というドクターをシャーロットは信頼し、みるみる成果をあげていく。

バケットとルイーズ

ラチェッドの登場を邪魔に思うバケットは、実はモーテルの女主人ルイーズと仲良しだった。(おそらくラチェッドは2人の繋がりを知らない)(5話)

バケットは、同じくラチェッドを嫌うルイーズに留守の間にラチェッドの部屋のガサ入れをするよう頼む。(5話)

交流ダンス・パーティー

ラチェッドが計画した、ルシアの交流ダンスパーティーが開かれた。(5話)

だがラチェッドの計画通りとはいかず、トールソンとドリーが勝手に練った逃走計画が実行されてしまう。

自由になったトールソンは、ラチェッドに用意させたナイフでダンスを踊っていた警備員ハロルドの首を切って殺した。
そしてドリーがハロルドの銃を奪い、止めに入ったブリッグスを撃って2人は逃走した。

この時、ハロルドと踊っていたシャーロットは目の前でハロルドが殺され、落ち着いていた病状が元に戻ってしまう。

トールソンとドリー

ルシアを逃げ出し、しばらくは逃げ切っていた2人だが、すぐに居場所が見つかり警察に包囲される。(6話)

トールソンは、自分だけが罪を被るつもりですぐに降参して投降した。
「ドリーは人質だから悪くない」
ところが、銃を持ったドリーが飛び出し発砲してしまう。
ドリーはその場で撃ち殺され、トールソンだけ再びルシアに連れ戻された。

ラチェッドとトールソンの過去:忌まわしい人形劇場

これまで、自分の目的の為散々嘘をついたり、人を操って来たラチェッドだが、ブリッグスの死を意識して、そんな孤独な生き方に耐えられなくなっていく。(6話)

ブリッグスが目覚めた後、デートに人形劇が選ばれた事からラチェッドは隠していた過去など、すべてをブリッグスに打ち明けるしかなくなる。

ラチェッドは、アル中の母親から里子に出されていた孤児だった。
トールソンとは同じ里親の元で出会うが、2人とも虐待を受けていた。

その時、児童相談所のアンナという福祉士と出会う。
アンナはラチェッドにとって天使だった。
2人の境遇を知ると、同情してせめて一緒に、と書類を偽造して2人を姉弟にしてくれた。

そこから一緒に里親を転々とするが、どこも給付金目当てで虐待は続いた。

ある時、かなりのお金持ちの里親にたどり着き、アンナも安心した。
これで安泰かと思いきや、その夫婦はこれまでとはスケールの違う虐待を2人に行った。

金持ちで贅沢な暮らしで釣られたが、地下に用意された人形劇場は変質者向けの児童ポルノ劇場だった。
2人はそこの出演者で、新聞広告でやってきた大勢の客の前で性行為を強要された。

ある夜、2人で逃亡を企てるがトールソンはそれだけでは気が済まず、寝ている夫婦を襲って、ハサミで刺し殺した。

ラチェッドは一緒に逃げようと止めたが、トールソンに先に逃げろと言われ、1人逃げた。

その罪悪感からラチェッドは、トールソンを助けたいのだった。(6話)

だがその反面、トールソンは1人で逃げたラチェッドに不信感を抱いていた。(8話)

トールソンの運命

なかなか鑑定の決断を出さないハノーバーを待ちきれず、知事は資金提供を打ち切ると騙して「出廷可能」にサインをさせた。(6話)

ところがそれは嘘で、すでに資金は停止していた。
その上、ラチェッドの事情を知ってしまった為、死刑を引き延ばそうとするブリッグスも「使えない」とクビになる。(6話)

ラチェッドとバケット

ルイーズはガサ入れで、ラチェッドが隠していた神父の証言を録音したテープ等を持ち出していた。(7話)
そこには神父にロボトミー手術を行う音がしっかり残っていた。

バケットは、ラチェッドの目的を理解すると同時にやりすぎではないかと伝える。

するとラチェッドは、これまでとは違いバケットの前で涙を見せすべてを明かした。
「もう疲れた逃げるのも嘘も」

状況を知ったバケットは、自分も死刑は反対派であることから、ラチェッドに親身になる。
また、ダンスパーティーの時にハノーバーに傷つけられていたが、ラチェッドが慰めていた。
その恩を感じて同情をし、ここから2人にも友情が芽生えていく。

新たなトールソン救出作戦

バケットの提案で、ルシアのスポンサーに会いに行き、ハノーバーを解雇させた。(7話)
それにはラチェッドの持つ、ハノーバーの過去の事件などの情報が役立った。
臨時院長にはバケットを推薦。
と同時にラチェッドは主任にハックを推薦した。ハックに生きる目的を与えた。
(ハックはラチェッドをデートに誘うが、ラチェッドは女性が好きだと断っていた)

ハノーバーの最期

突然解雇されたハノーバーは、ラチェッドと関わってしまった自分を恨みつつも、自分で治療を続けたいシャーロットを連れて出て行く。(7話)
ラチェッドはそれを見逃して、最後にハノーバーに協力した。

ところがホテルに逃げたハノーバーは、たまたま別件で聞き込みに来た警官にびびって、シャーロットを物置に入れてしまう。

そこでシャーロットは再び病状をぶり返し、狂暴化してハノーバーを刺し殺す。

我に返ったシャーロットには記憶がなく、ハノーバーの遺体を見てラチェッドに連絡をする。

ラチェッドは、シャーロットをサンディエゴの精神病院へ行くようバスに乗せ、遺体の始末をした。
首はしっかりオスグッド夫人に渡し、報酬も受け取った。

目的を果たしたオスグッド親子

ラチェッドのおかげで、ハノーバーの首を手に入れオスグッド親子は目的を果たした。(7話)
だが大喜びする夫人に比べ、ヘンリーはそうでもなかった。
なぜなら自分がこうなったのは、母親のせいでもあるから。
「何も変わらない」
そして使用人に命じて、母親をクワで刺し殺させた。

その瞬間、喜んだもののすぐに母親が動かないと分かると、ヘンリーは泣いた。

とはいえ莫大な遺産を受け取り、自分は安泰だと思っていた。
が、遺言の内容はヘンリーは生涯精神病院に入れるというものだった。
遺産のほどんどは息子ではなく、美術品にまつわる寄付や猿に残された。

ラチェッドとブリッグスの転機

知事報道官をクビになったブリッグスは、ラチェッドに黙ってコネチカットの実家に戻ろうとする。(7話)
引き留めるラチェッドを、嘘まみれで利用されすべてを失い、人生を無駄にしたと責めたが実はその裏には、乳がんの発覚があった。

ちょうど報酬が入り大金を手にしていたラチェッドは、最高の医者を捜そうと希望を失わずブリッグスへの愛を告げた。
ブリッグスは押しに負けて、ラチェッドと生きる事を選ぶ。

1ヶ月後のルシア

バケットが臨時院長となった新生ルシアから1ヶ月が経過した。(8話)

モーテルのルイーズもバケットの計らいで、ルシアで助手として働くようになっていたが、それ程熱心ではなかった。

トールソンの死刑日が選挙日と同日の11月9日に決定した。
知事の狙い通り、死刑は選挙に利用されている。

ラチェッドはルシアにはおらず、化学療法が始まっているブリッグスの側についていた。
死刑が終わったら、優れた医師がいるというメキシコに移住するつもりだった。

ラチェッド最後の計画

もはや死刑を逃れる事は出来ないと覚悟はしたが、死刑を派手に行おうと電気椅子を使用するという知事に、せめて人道的な執行をとラチェッドとブリッグスは揃って直談判しに行く。(8話)
だが聞く耳をもたない知事に、全くの無駄足だった。

それならばせめて安楽死させてあげたい、とバケットやハックの協力でトールソン安楽死計画を立てる。

シャーロットの新しい人格

その頃、突然シャーロットがルシアに戻って来た。(8話)
ただし、シャーロットは別人格になっており、自分を「ドクター・ハノーバー」だと思い込んでいる。

バケットはシャーロットに話を合わせ、ハノーバーのオフィスに案内し、1人では手に負えない為ハックを呼んだ。

ハックと戻ると、ハノーバーがデスクに隠しておいた銃を見つけ2人に向けた。
2人はなんとか収めようとしたが、ハックが銃弾に倒れ即死。

シャーロット(ハノーバー)の要望は、トールソンだった。
銃で脅されたバケットは仕方なくトールソンの牢屋まで案内し、自分が入れ替わり牢屋に入れられた。

トールソンはシャーロットが狂人だと理解しつつも、脱走できるならと話を合わせてついて行く。
その際に、バケットに「これはアネキの計画なのか?」と確認していた。
そこでびびって動転していたバケットはつい、「本当の計画は安楽死させる事」と言ってしまう。

トールソンはシャーロットと共に、ルシアを脱走した。

1950年メキシコ

その後、ラチェッド達は計画通りメキシコに移住していた。(8話)

ブリッグスの具合は良くなっていた。

バケットは正式な院長になり、休暇にメキシコにいる2人を訪ねていた。

3人は、カフェにいた。
ラチェッドは、毎日トールソンの動きを気にして新聞を確認している。

その日は看護婦7人が被害にあっている連続殺人の記事が載っていた。
そこへカフェの電話が鳴るが、それは何故かラチェッド宛の電話だった。

だが記事を見た瞬間にラチェッドは気づいていた。
「看護婦殺し、気に入った?」
電話の相手はトールソンだった。
「誰かが(居場所を)密告したのね。犯人が分かったら代償を払わせる」

ラチェッドはトールソンを恐れてはいなかった。むしろ迎え撃つつもりのようだった。

電話を切ったトールソンは、シャーロットともう1人の新しい協力者、ルイーズの待つ車に乗り込んだ。
3人はメキシコを目指す……。

シーズン2へつづく

かんそう

最初に書いた通り、アメホラ好きには安定して楽しめる作品でした。
マーフィー作品ならではの豪華なキャストにも大満足でした。

原作を知らないというのも、キャラ設定等事前に気になる事がなく良かったのかもしれません。
また原作を知らない事で理解できない、という節は感じませんでした。
もちろん知っていたらより楽しめる部分はあったのかもしれませんが。

ただ一つ残念なのは、「カッコーの巣の上で」以前の話という事が分かっている為、「ラチェッドは死なない」という事が確約されています。

なので、途中ラチェッドに危ないシーンがあっても「死なないし」と思ってしまうのが、勿体なく感じました。
まあ主人公だからそう簡単には死なないだろうけどw

ほぼアメホラなので、ドキドキシーンは結構あります。
また目を覆いたくなるようなシーンも。(手足のないヘンリーはショッキングでした)

でもそれ以上に、ラチェッドが何をしようとしているのか、その為に手段を選ばず、そして常に何故か自身満々だったり、と先の見えないストーリーに惹かれました。
もちろんラチェッド以外の個性的な登場人物のサイドストーリーにも。

全8話という事で、気になる疑問もテンポよく答えが分かっていくのも良かったです。

贅沢なセットも見所でした。
特に本作はカラフルな色使いになっているので、ドラマのダークさとのコントラストが効いていました。

最初は姉弟の美しい家族愛の物語かと思えば、最初のすれ違いから弟と姉が殺し合い? をするようになってしまうとは。
ラチェッドが生き残るのは確実なんですけどねw

ヘンリーがルシアに入るのかも気になりますし、シーズン2が楽しみです!!

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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