NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン16 7話「盗まれた壁/A Thousand Words」

2019/03/08

NCISネイビー犯罪捜査班 NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン16 クライム ジェーン洞

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あらすじ

NCIS 16x07 Sneak Peek "A Thousand Words"


2019年1月24日(木)~FOXジャパンでシーズン16 日本最速放送(全24話)
★2019年1月5日第1話先行放送済み

(アメリカ放送2018年9月25日~)


登場人物はこちら

前回:6話「運命の分かれ道/Beneath the Surface」へ

国軍信用組合強盗事件

国軍信用組合に強盗が入り、NCISが呼ばれた。

壁に電動ノコギリで大きな縦長の四角い穴を開けて、豪快に侵入していた。
ところが被害額はゼロで、何も盗まれていなかった。

するとギブスは壁の破片がほとんどない事に気づく。
「壁を盗んだ」

壁について調べたが、特別な要素は見つからなかった。
だがケイシーの調査によって、壁の残骸からストリートアート向けの塗料を検出していた。
人気のグラフィティには高額な価値がつけられる。
おかげで、ストリートアートの画商が今朝出品した新作の中に「壁」を発見することができた。

闇マーケット

トーレスとビショップは、壁が売買される闇マーケットに潜入した。
沢山の現代アートの中に、盗まれた壁も混ざって販売されていた。
リッツの最新作だった。
アートに詳しいビショップが興奮して、リッツについてトーレスに説明した。

ストリートアート界のピカソと言われ、本人は正体不明。

盗まれた壁のタイトルは「ホエール・ストリート」。
大きなくじらが描かれていた。

リッツは秘密のメッセージを作品に隠す事でも知られていた。
ビショップが念入りに絵をチェックしていると、1人の客がスマホで撮影しろ、と教えて来た。

言われたままにすると、QRコードが現れクジラ保護のサイトに飛ばされた。
「先月はフクロウだった」
男はリッツのファンのようで詳しかった。
「動物愛護というよりは、過激主義者だと言う声もある。
彼の作品は多くの敵を作った」

ビショップがリッツを調べると、魚類野生生物局に監視されている事が分かった。

リッツの正体

郡信用金庫に落書きをした理由が気になり、ギブスは魚類野生生物局に協力を仰いだ。

リッツの本名はジャレッド・クラーク。
逮捕には至っておらず、リッツは残酷で影響力があるからと注意を受けた。

すぐにトーレスとマクギーがクラークの自宅へ向かった。
するとすでにクラークは何者かに殺されていた後だった。

容疑者

リッツの敵は多かった。
これまで28点の作品があり、多国籍企業、議員、慈善団体などをターゲットにしていた。

画商のオーナーは、不良2人に壁を盗ませた事を認めていた。
金づるを殺しはしないだろう。

被疑者として浮かび上がったのは、元議員ブレイディ・スペンサー。
ガス会社から賄賂を受け取っていた事をリッツが暴いていた。
そして政治生命を絶たれ表舞台から姿を消していたが、調べるとこちらもすでに死んでいた。
スキャンダルをきかっけに自殺していたのだった。

検死

パーマーはリッツの検死で不明な点があり、ダッキーに助けを求め呼び出していた。
サイン会ツアーが終わってホッとしていた所だった。
「出会いやサイン会は充実していたが、講演会にはウンザリだ。
好んで舞台に立つ者もいるが、私は元来冗舌ではないからね」
「ですよね、博士」

リッツは5発撃たれた後、顔にスプレーを吹きかけられていた。
殺人は衝動的なもの。作品に恨みがあり、スプレーをかけたという事には間違いない。
だが不可解な点が1つあった。
口の中から「灰」が見つかっていたのだった。

ヒーローの裏側

ケイシーはリッツのパソコンを調べていて、がっかりしていた。
名高いヒーローだと思っていたら、実際はすごく低俗な男だと分かってしまったから。

実はファンから集めた募金を活動に使うのではなく、豪華な生活費にしていたのだった。

そしてその行いは1人のファンにバレていたようで、脅迫メッセージも発見された。
ユーザー名はmk187。
最後のメッセージは「恥を知れ、ジャレッド」

ケイシーはmkがメラニー・ケラーであるという所まで追跡していた。
「彼女はジャレットのことを知ってました」

メラニー

メラニーの自宅に、ギブスとビショップが向かった。
玄関前には大量のフランミンゴのオブジェが置かれていた。

すると2人の気配に気づいたようで、メラニーは車に乗り込んで逃走しようとした。
ところが車はエンストしており、ギブスとビショップに銃を向けられ降参せざるを得なかった。

NCISに連行されたメラニーはリッツの顔写真を見て知らない、と言った。
遺体写真についても。
「誰なの?」
「ジャレッドだ」
別名はリッツだというと、メラニーは驚いていた。
「私が殺したと? あり得ない。
リッツは私よ」

証明

メラニーはリッツである事の証明として、スプレーでギブスとビショップの絵を描いた。
自分に銃を向けている2人で、見事な出来だった。

ビショップはその絵に圧倒され、本物だと確信していた。
と同時に、メラニーの携帯のGPSによってアリバイも確認できていた。

メラニーはビショップを「ビッシュ」と呼び、すっかり親しくなっていた。
「安心して、犯人は分かってる」

容疑者

メラニーは、海軍にLFA(低周波アクティブソナー)の部品を供給しているトレブル社を犯人だと言った。
LFAは海洋生物に悪影響を与えている。
海洋生物の回遊パターンが変化し、出生率の低下や大量死を誘発していると主張した。

これまで数十社の不正を告発してきたのを見て、リッツ殺しを企てたに違いない。
でも偽物と間違えた。

そして、それが本当ならば偽物だと気づいた時、今度はメラニーが狙われる可能性がある。


ビッシュとリッツ

メラニーはギブスとビショップの絵に、ブラックライトで浮かび上がるUVインクでサインを入れた。
「撃たないでくれてありがとう。友達のリッツより」
絵に邪魔をしたくない時によく使っているという。

ビショップは、過激であることを認めながらも立派な活動だとメラニーを認めた。
メラニーもまたビショップの行動を観察し、絵を描く事を見抜いていた。
でも最近は仲の良い同僚を亡くした事がきかっけで絵を描いていない。
そういうビショップをメラニーは励ました。
「アーティストには鉄則がある。
幸せなら描け。不幸ならもっと描け」

ソナー

ケイシーとマクギーでトレブル社のソナーを実際に調査すると、海洋生物に有害となる基準値を超えた周波数を出していた事が分かった。

確かにメラニーの言うとおりだった。
検査をクリアする為に、トレブルは不正なプログラムをOSに搭載していたのだった。

すぐにトレブルのCEO、キャリー・ルイスを呼び出した。
ルイスは不正を認めた。
「生物に影響を及ぼすと思わなかった」
そして偽リッツのジャレッド殺しをつきつけたが、それについては否定した。

リッツを警戒し、探偵に調べさせジャレッドにたどり着いてはいた。
監視をさせると、他にもジャレッドを追ってる人物がいる事に気づいた。
だから連絡をして警告をしていたという。
「そんな相手を殺すわけない」

連絡方法は、ツイッターだというが、リッツのツイッターを管理しているのはジャレットではない。

リッツ

トレブルがジャレッドを救おうとツイッターに連絡を入れたのなら、メラニーは知ってて嘘をついた事になる。

ギブスに言われ、ビショップはすぐにメラニーに電話をした。
だがその呼び出し音は廊下のゴミ箱から聞こえた。
メラニーは携帯を捨てて、NCISを出ていたのだった。

ニュースではトレブルの不正発覚が大きく報じられていた。
メラニーとNCISの協力の成果とも言えた。
しかし、メラニーの目標を遂げる中で殺人事件が起きてもいる。

ビショップはメラニーを信じていた。
「私達を裏切るわけない」
書置きもなく消えたのに? と言われると残された絵を思い出した。
何かのメッセージが隠されているかも。

ギブスはすぐにガラゲーで写真を撮ろうとして、マクギーに止められた。
「ボスの携帯は必要なアプリが備わっていません……」
ギロリと睨まれると慌ててフォローした。
「素晴らしい携帯ですよ。
実用的でボスっぽい」
「誰かさっさと写真を撮れ!」
しかし、何も変化はなかった。
「備わってない?」
ギブスはマクギーの顔を覗き込んだ。

ビショップはUVインクを思い出した。
ブラックライトを当てて調べると、5AC2B45の文字が浮かび上がった。
ギブスはすぐに車のナンバーだと気づいた。

5AC2B45

データベースから、車の持ち主が自殺した議員のブレイディ・スペンサーだと判明した。
名義を変更しないまま、誰かに売ってた可能性がある。

そこへダッキーとパーマーがやってきた。
灰の正体が判明したのだった。

それはスペンサーの遺灰だった。

近親者を調べると、父親はフロリダの老人ホームにいる事が分かる。

もう一度、秘書に囲まれている写真を表示して確認すると、その中に見覚えのある顔を発見する。
闇マーケットでQRコードの存在を教えて来た男が、第一秘書のルーク・グリーンだった。

真犯人

職場にいるグリーンを逮捕した。
議員の第一秘書がテレアポに転職となれば、恨みを持つのも納得の転落人生と言える。
メラニーの情報のおかげで、ジャレット殺しは解決した。


ビショップはアパートのランドリーで絵を描き始めていた。
題材に選んだのはフラミンゴ。

するとメラニーが現れた。
トレブルが犯人だと思わせて、ソナーの不正を実証させた。
それがメラニーの狙いだった。

ビショップは犯人の車のナンバーを知っていた理由を聞いた。
「ジャレッドから返信があった。
私が追いまわしてると言ってナンバーを送ってきたの」
「でもクジラの方が大事だから黙って消えたんでしょ」
「嘘をついて悪かったけど、私達はいいことをした。
許してくれる?」
「まあね。
悪名高きリッツの正体を知ることができたんだもの」

ビショップは絵を褒められると、メラニーに進呈した。
「飾らせてもらうわ」
リッツは絵を持って去って行った。

その後部屋に戻っていると、トーレスがヤギヨガに誘いに来た。
もともとビショップが紹介していたが、やる気になっているようだった。

用意をしようとすると、リッツの新作ニュースが舞い込んだ。
昨夜シドニーで発表されていた。

ということはメラニーは……?



かんそう

事件の合間にも、NCISファミリーのクスっとできるやりとりが混ざるという、これぞNCISに求める楽しい回でした。

ダッキーの突っ込み待ちの「冗舌じゃないし」発言とか、ギブスのガラゲーでQRコードとかw
クライムストーリーなのにほのぼのっていう軽さがあるのがいい!

事件そのものも、バンクシー的なストリートアートを題材としていて楽しかったです。

最後まで、「リッツ」の正体は謎というのも余韻があって面白かった!
そもそも1人とも限らないしねw

ビショップが絵を描くほどのアート好きというのは、初めて知りました。
しかもヤギヨガまでw
趣味が多いようですw


シーズン16  8話「反逆者/Friendly Fire」へつづく

登場人物はこちら

前回:6話「運命の分かれ道/Beneath the Surface」へ

(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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