NCIS 〜ネイビー犯罪捜査班 シーズン16  8話「反逆者/Friendly Fire」

2019/03/15

NCISネイビー犯罪捜査班 NCISネイビー犯罪捜査班 シーズン16 クライム ジェーン洞

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あらすじ

NCIS 16x08 Sneak Peek 2 "Friendly Fire"


2019年1月24日(木)~FOXジャパンでシーズン16 日本最速放送(全24話)
★2019年1月5日第1話先行放送済み

(アメリカ放送2018年9月25日~)


登場人物はこちら

前回:シーズン16 7話「盗まれた壁/A Thousand Words」へ


海兵隊員水死事件

NPOのボランティアが清掃中に沼で水死体を発見した。
制服のポケットのIDから、DLA(国防兵站局)に出向中のリチャード・グレンジャーだと分った。
ところが、勤務先に連絡をするとグレンジャー本人が電話に出た。

グレンジャーに確認をすると、先週強盗に入られていたという。

身元

検死の結果、死因は首の骨折で、水中に入る前にすでに死んでいた事が分かった。
死亡時の状況は不明だったが、脚に手術による金属棒が入っていた為、身元が判明した。

31歳のウェスリー・ムーア。フリーランスのSEで、元海兵隊の幹部候補生だったが脚のケガで離脱していた。

グレンジャーから盗んだIDを使い、DLAに侵入していた様子が防犯カメラにも残されていた。
DLAから車で出た後失踪し、遺体となっていたのだった。

ケイシーは沿岸の潮の干満を6日間分分析し、遺体の遺棄現場に当たりをつけた。

ビショップは、メールなどの記録から良くやりとりをしていたのが、アフガニスタに派遣されている海兵隊のアリシア・ヴォイト大尉であることを見つけた。

ヴォイト大尉

ヴォイト大尉は、2週間前に死亡した海兵12人の名前を送信していた。
また暗殺リストかと思いきや、この12人が死亡していたのはメールの送信前だった。

詳細を問い合わせようとするが、ヴォイト大尉自身も6日前に戦死して、この世を去っていた。
ムーアが死んだ日と同じ日だった。

ヴォイト大尉は優秀だったが、タリバン兵の攻撃で死亡していた。
主犯格のアトワは1年間で何人もの犠牲を出している男だった。

ムーアとヴォイトの接点は幹部候補生学校で、それから親しくしていた事がSNSで伺えた。

ムーアがアクセスしていたDLAの情報は、リストにあった12人の報告書だった。
全員がアトワの被害者だった。

パーク大佐

ヴォイト大尉の遺体安置所に向かったギブスは、遺体の付添人のパーク大佐と出会う。
ギブスはわざわざ大佐が付き添うという事に疑問を感じた。

ヴォイトが殺人事件の関係者であることから、遺体を預かると申し出るとパーク大佐は難色を示した。
そんな話は聞いていないし、2日後の埋葬に間に合わせる義務があるから、と。

だが、ギブスが大尉の死が別の殺人と関連している可能性があり、2人の為に真相を解明したい、と説明するとそれには賛成した。
「分かった。だが私も同行する。常に付き添うからな」
ギブスは了承して、遺体を引き取った。

遺体遺棄現場

ケイシーが絞り込んだ遺棄現場に、ケイシーとトーレスが調査に行った。

するとトーレスは、清掃していたNPO団体の別の男に出会う。
男はボランティアが遅刻しているといって、苛立っていた。

その頃ケイシーは沼を捜索していて、シルバーのフォードが水没しているのを発見していた。
それはムーアが乗っていた車だった。

ケイシーは車の後部の損傷から手がかりを見つけた。
DLAを出る防犯カメラの映像に損傷がなかった事から、それが死亡事故につながったのではないかと考えた。
そして、加害者の車の塗料を特定した。

アフガニスタン

ギブスはアフガニスタンのキャンプ・ラッセルに、マクギーとビショップを送り込んだ。
そのチョイスは、局長とスローンを驚かせた。

2人が到着すると、キナーマンと司令官のブラクストンが出迎えた。
捜査には協力的で、すぐにアトワと面会する事が出来た。
タイミングが良い事に、直前で隠れ家を襲撃し捕獲していたのだった。

アトワは余裕の態度で、真実との見返りに自由を求めて来た。
話しにならない、と相手にせずに部屋を出ようとするとアメリカ人の協力者がいる、と仄めかして来た。
「自由と引き換えに反逆者を教えてやる」

確かにヴォイト大尉が襲撃された日の車列は、直前にルート変更がされていた。
誰かが情報を流している可能性はある。
だが局長は、取り引きに応じる許可を出さなかった。それでも口を割らせなければならない。

ギブスはビショップに「奴の仲間には言うな」とアドバイスをした。

アトワ

ビショップとマクギーはアトワをグワンタナモに移送する事にした。
移動車に乗り込む前に、2人はアトワにプレッシャーをかけて口を割らせようとした。
「捜査に協力すれば同志が黙ってないわね」
「アメリカの反逆者など俺の仲間は気にかけない」
「あんたが自由の為に口を割ったと噂を流す」
「仲間にとっては裏切り者ね。
ゲートを出たらすぐに始末される」
命を惜しんだアトワは協力者をその場で吐こうとした。
――その時、頭を狙撃されて即死してしまった。

この事から狙撃技術を持つ内通者がいる事が確実となった。
移送の情報は外に漏れてはいなかった。キャンプ内に内通者がいる。

ムーア殺し犯

ケイシーとトーレスとパーマーは、徹夜で交通カメラの映像チェックをしていた。
ムーアの車に接触した車を見つける為に。

朝になり、ダッキーが差し入れを持って出勤した時、やっとケイシーが該当する車の映像を見つけた。

車の所有者は、民間人のザヴィエル・ブラックバーン。
IDの顔写真を見てトーレスはすぐに気づいた。
沼であったNPOの男だと。

しかし、NPOの名簿にはその名前はなかった。
側で見ていたダッキーが何故沼に居たのか、という疑問に答えた。
「証拠隠滅だよ」

ブラックバーンは、6年間民間軍事会社に勤務していたが、問題行動によりクビになっていた。カっとしやすい性格のようだった。
ムーアの事は、極秘情報を盗んで国を脅かす存在だから排除すべきだ、と言った。
だがそれは逆だった。
ムーアはタリバンの協力者を捜していたと告げると、ブラックバーンは驚いた。
「ウソだ。危険人物だと聞いた。
脅威を排除すれば、俺を会社に戻すと言われた」
それを指示したのは……。

内通者

アフガニスタンでマクギーとビショップは、キャンプ内の極秘ミーティングに乱入していた。
内通者はキナーマンだった。
キナーマンは、ブラクストンと並んで部下達の前に立っていたが、そこを逮捕した。

ブラックバーンは元同僚だった。
アメリカ軍が撤退すれば、彼はおいしい契約を失う。
敵の攻撃が激化すれば、軍は駐留し契約も続行。
ヴォイト大尉はそれに感づき、殺されていたのだった。
そしてアトワの口封じも、キナーマンの狙撃技術があれば簡単だっただろう。
もう言い逃れは出来なかった。

ダッキーとパーマー

事件解決後、ダッキーは検死室のデスクにパーマーの描いたスケッチを額に入れて飾っていた。
「展示して称賛を受けるべきだ」
さらに置き土産だとも言った。

ダッキーは、また旅に出るという。
もうパーマーに不在を任せても大丈夫だから。
とりあえずは年明けまで、ラシュモア山に行くと言った。
パーマーはダッキーらしいチョイスだと、笑って送り出した。

ギブスとパーク大佐

結局パーク大佐は、大尉の遺体の側を片時も離れず付き添い人を全うしていた。
その真面目な姿に、ギブスも共感したのか友情めいたものが芽生えていた。

実は、ヴォイト大尉はパーク大佐が面接をして、見込んで採用していたのだった。
ヴォイトに限らず、これまで自分が目をつけて採用した部下の死には、かならず付き添いを志願していたという。
それがせめてもの義務だと。

ギブスとは立場の違いでぶつかりもしたが、2人は部下想いの似た者同士でもあった。

無事事件が解決し、約束通り故郷にヴォイト大尉を連れて帰れる。
だがその道のりは車で4時間。
ギブスはパーク大佐にナビ役を申し出た。
「荷物はあるのか?」
「もう車に積んである」
大佐は旅の共はありがたい、と素直に喜んだ。
「海兵が来ればヴォイトも喜ぶ」
「光栄だ」
ギブスは車に積まれたヴォイト大尉に声を掛けたあと、パーク大佐の助手席に乗り込んだ。
「安らかに眠れ。あとは任せろ」

つづく

かんそう

今回の裏テーマは友情? 恋愛感情を超えた愛情という感じがしました。

上司に疑いを持ったヴォイトは長年の友人であるムーアを信じて頼った。

パーク大佐は、自分が選んだ部下には、死の最後まで面倒を見る事を誇りにすら思っている。

ギブスとパーク大佐の似た者同士的な友情。

NCISではこのところ、ビショップとトーレスの関係も揺らいでいますが、面白い事に今回、ムーアとヴォイトの関係に2人の意見は割れていました。

トーレスは男女に友情はないと思い、ビショップは男女の友情は成立する、と。
なんだかこの2人の行く末を暗示しているようだな~と思いました。
このままだとちょっと揉めそう?w

そして今回はあえて2人を離したような配置なのも面白かったです。
トーレスとケイシーの組み合わせもコミカルでいい感じでした。
文系とトーレスって面白い……と思ったら、基本的にNCISに肉体系はトーレス位かw


今回のギブスは事件そのものでの活躍というよりも、パーク大佐との関係で目を引きました。
こういう似た者同士の男の友情っていいですよね~。
多くを語らずもお互い理解し合えるって感じで。
ギブスが認める男というのもなかなか少ないように思うのですが、パーク大佐には早い段階から一目置いていた感じでしたし、パーク大佐もそれに応えるまっすぐな人で、今後も登場して欲しいな~と思いました。
フォーネルとのお笑い系もいいんですけど、パーク大佐とのような渋い友情もいい!!

とギブスがクールな分、ケイシーのお笑い度が上がってきていますw
ボケといえばマクギーですけど、マクギーはお顔パンパンの方が気になってしまったw

ケイシーが沼で虫にさされて、塗り薬で顔中が水玉模様で登場した時には、ベタですけどクスっとなりました。
ケイシーのかんばっている姿にはいつも和まされます。

実は、ヴォイト大尉の付添です、と大佐が登場した時愛人か? とゲスい事を考えてしまったんですが、見終わると恥ずかしいですw
ギブスは最初からこんなゲスい疑い、持たなかったんだろうなw

今回も面白かった!!



(文:ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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