LAW & ORDER:性犯罪特捜班/SVU シーズン19 7話「父の思い出/Something Happened」

2018/05/24

LAW&ORDER:性犯罪特捜班 LAW&ORDER:性犯罪特捜班 シーズン19 クライム ジェーン洞 リーガルドラマ

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あらすじ

Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC.


2018年4月12日(水)22:00~ FOX 日本初放送 (全24話)
(アメリカ放送 2017年9月27日~)

【登場人物】


レイヨウ


自然史博物館のチーターの展示の側に倒れている女性ローレルが発見された。



Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC.


レイプの検査結果待ちではあったが、取り乱していた。
オリビアが話しを聞くが、ローレルは記憶がほとんどないという。

少しずつ会話をするうちに思い出していく。

男の家でチーターがレイヨウを捕食するドキュメンタリーを見ていた。
男は父親と同じコロンをつけていた。

パズルのピースのように断片的になっている記憶を、オリビアが協力して少しずつ取り戻す。


父の葬儀


ローレルの職場が判明し、職場で昨夜はローレルの父親の葬儀だったと聞かされる。
ローレルのデスクには父と妹で弁護士のリアと映る写真が飾られていた。

ローレルにもオリビアから、父の葬儀があった事を伝えると父の死を思い出して嘆いた。

父との思い出を語るうちに、昨夜バーでカラマリをオーダーしていた事を思い出す。
その店ではサッカーの放送もしていた。

フィンとカリシが該当するエリアのバーを調べてローレルが寄った店を突き止めた。
そこで男に声を掛けられて、一緒に出て行ったという。
2人は次の予約もしていったと言われ、男の名前がグレッグ・ハーヴィーだと判明した。


犯人


グレッグの自宅に捜索に向かうと、グレッグはハサミが刺さった状態で死んでいた。
ローレルは男の部屋でハサミを見た事を思い出していた。

ローレルが殺していたのだった。
またレイプ検査の結果、グレッグが相手だと言う事も確認できた。


Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC.


弁護士である妹のリアが、ローレルの弁護をすることになった。

ハサミについて確認すると、父親と同じブランドの時計の隣にあったという。
その時計を見た時、父親にアバズレだと怒られる気がしていたというと、リアは父親は死んだし、誰と寝てもアバズレではない、と庇った。

その後、壁の色がブルーグレイだと話し出すとリアは何故か話しを止めた。

オリビアは、ローレルに話しをさせる為に自分も同じような事をしたことがあると話した。

ローレルは、再び壁の色の話しから昔話しを始める。
すると、妹のリアが父親から虐待を受けていたと言い出す。

妹は今さら過去の話しを掘り返されて取り乱した。
正直父親が死んでせいせいした、と言い残して出て行った。


Michael Parmelee/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC.


オリビアはローレルにも虐待があったのではないかと疑った。
するとローレルはそれを認めた。

姉妹はお互いにこれまで虐待について話した事はなかったようだった。
チーターとレイヨウの関係、ローレルは自分と父親をそう言った。

ローレルはオリビアが同調したのを、オリビアも父親から虐待を受けたと勘違いしていた。
オリビアにも本当の事を言うよう求めた。
オリビアは誤解を解こうと、オリビアのプライベートを語り出す。

別室で見ていたフィンは止めさせようと、声を掛けたがオリビアは断った。

そしてローレルの為に話しを続けた。
自分は父親には会った事がない。
自分にいたのは依存症の母親だけ。

父親には新しい家族はいた。サイモンという息子も。
だけど、サイモンも痛手を負った。
最後には父親は自殺をしたから。

オリビアは父には愛などなく、憎しみしかないと言った。
そもそも母親の妊娠も知りもしなかった。
レイプ犯のクズ野郎だから。

「私はレイプの巻き添えよ」


自分をさらけ出してぐったりしたオリビアを仲間達は気遣った。
だけど、私でなきゃ無理だとオリビアは引き続きローレルを自白させる。


父に憎しみしかないオリビアと正反対に、ローレルは父親の愛情に拘っているようだった。

そんな中、オリビアはローレルの発言の矛盾に気づく。
もう1度6歳の時に父親に初めて虐待された時の話しをさせて確信をした。
これまでの経験上、レイプ被害者は「自分達が何をしたか」を語ることはない。
「犯人に何をされたか」を話す。

グレッグの時は「のしかかられた」と言っていた。
だが、父親についてはローレルの作り話だろう。
すべての出来事は、リアの体験なのではないか?

「リアのように父親から愛されなかったから、リアに嫉妬していた。
自分だってリアのように美人で賢いのに。
何故父親に選ばれなかったのか? とみじめな気持になっていた。
チーターに狙われるレイヨウはリアだけだった。
あなたは群れの中の1頭にすぎない。
1度も選ばれることはなかったのね」

ローレルは涙を流して、グレッグは綺麗だと言ってくれた、という。
父親と同じ香りで同じ時計をしていた。
でも父親ではない。

何故選ばれなかったの? と泣くローレルに、それは幸運だったとオリビアは説得する。

「父親は水に石を投げたように、家庭をかき乱した。
ローレルもリアも、その波紋に捕らわれた。
あなたの父親はケダモノよ。
あなたたちを巻き添えにしたの」

ローレルは、自白した。
それでもまだ嘆き続ける。
「なぜ私を愛さなかったの?」


8話「SNSに潜むワナ/Intent」へつづく


かんそう


ほとんど取調室だけで進んで行く変化球な回でした。

こういう回を見ると、海外ドラマで話し毎に監督を変えると言うスタイルの意味が良くわかります。
毎回これでは成立しないけど、長いシリーズでは良いアクセントになっていると思います。

ただ残念なのは、邦題でほぼネタバレしていた事。
最初から父親が何か関係あるんだろうな~って思いながら見ていたので、虐待話しが出た時にあんまり驚けなかった~。

でもそれだけではないのがSVUならではといった感じで、最後の落ちは「ローレルは虐待はされておらず、むしろそれを望んでいた」という屈折した想いがあった事。

そんな父の死がトリガーとなって、レイプ犯を殺害していた。
という、ただ飲んで酔ってレイプされて殺しましたという単純な事件ではありませんでした。

SVUならではの重さと、正直父親からの虐待って気持ち悪さでヘヴィ以外の何物でもないのですが、そんなテーマこそほぼ取り調べ室だけで淡々と進んでいくというスタイルで、大分緩和されていたように感じます。

ローレルの女優さんがまた不気味で、取り調べをするオリビアにもつかっかりまくって、うざい&気持ち悪かった~。
あまり海外ドラマで演技が下手とかって感じた事はないのですけど、ローレルに関しては初めて芝居がかり過ぎてるかも……って気になったくらいw


そんな中、フィンのオリビアを案じて中断させようとしたりする優しさに癒されました。
基本的にしんどいドラマですけど、今回は中でも地味にしんどかったです。


8話「SNSに潜むワナ/Intent」

【登場人物】

前回:6話「アリ地獄/Unintended Consequences」へ

(文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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