アメリカン・ホラー・ストーリー:カルト/American Horror Story: Cult シーズン7 4話「11月9日/11/9」

2018/05/15

Simoom アメリカンホラーストーリー アメリカンホラーストーリー:カルト ジェーン洞 ホラー

t f B! P L

あらすじ


2018年4月23日~FOXジャパンで放送!(全11話)
(アメリカ放送2017年9月~)

・シーズン7登場人物

3話「死のマーク/Neighbors From Hell」へ

選挙の夜


2016年11月8日、選挙当日投票所にて。

黒人女性レポーターのビバリーは、ライバルの白人女性レポーター、セレナ・ベリンダと投票所前で言い争いをした。

アリーとアイビーは、女性の大統領が誕生すると信じて喜び合っていた。
票が割れないようヒラリーに入れようと約束して別れるが、アリーは実はスタインに投票していた。

ハリソンとメドーは、イカれた人ばかりだと騒ぎにうんざりして並んでいた。
メドーはそもそも政治に興味がなく、オプラに投票した。

カイは、左腕を切断したゲイリー・リングストリートという男と共に投票所に来ていた。
治療よりも、投票の方が大事という勢いだった。
2人はトランプに投票した。


ハリソンとカイ


2016年11月9日選挙翌日、カイがハリソンが働くジムに入会した事が、2人の出会いだった。
カイは目をつけていたようで、いきなりハリソンを指名した。

ハリソンはゲイである事から上司ヴィニーにこき使われていた。
だけど職を失いたくないから何も言えなかった。

カイの言葉巧みな話術と突飛な行動にハリソンはどんどん、洗脳されていく。
ハリソンにした自己紹介は、10歳で天才と呼ばれ14歳でメンサに入会。
今は政治で世界を変えようとしている、というものだった。


そんな中、ハリソンはメドーから自宅が抵当流れになった事を知らされる。
退去まであと3日というギリギリまで、言い出せなかったと突然泣き出した。

メドーは仲直りの為か、ハリソンにキスを迫るが拒絶される。
ハリソンとメドーには、肉体関係はあったようだが乗り気なのはメドーだけだった。

カイの12回のレッスン最終日、ハリソンはヴィニーから契約延長できないのならクビにする、と負け犬呼ばわりされていた。

だが売り込む事よりも、カイに家を失う事態になっている事を打ち明けた。
自分はダメな人間だ、何処にも居場所がない。

そういうハリソンはカイにとって格好の餌食だろう。
カイは「そこからが始まりだ」とハリソンが自由になった事を教えた。

そして再びこき使うヴィニーに対する「怒り」で、奴に思い知らせてやれ、と炊きつける。

ハリソンは、ベンチプレスをしているヴィニーの目に薬品を吹きかけ、痛みを感じろといい、バーベルを首元に押し付けた。
カイが隣で煽る。

気が付くと殺してしまっていた。
茫然とするハリソンをカイは褒める。

そこにヴィニーが息を吹き返すと、カイはハリソンに止めを刺させた。
ハリソンは、落ちていたダンベルでヴィニーの頭を強打した。


後始末


殺人を犯したハリソンは捕まってしまう、とさすがに後悔して動揺した。
だがカイは次々に問題を解決した。

ヴィニーの携帯から、「町を離れる」という連絡を友人や従業員に送った。
防犯カメラの映像は、ヴィニーがポルノサイトでウイルスに感染した事にして、消去した。
家族の存在を心配すると、最初からヴィニーには妻子もペットもいないと調べ済みだった。

カイはハリソンの環境も含めて、調べつくして利用できるから選んでいたのだった。
「俺を信じる?」

もうハリソンに迷いはなかった。言われるがままに死体の始末をする。


メドーは、すでに家を失っていたようでモーテルに帰宅した。
途中で見知らぬ男達にマリファナをたかっていた。

するとドアを開けてすぐに目に飛び込んで来たのは、血まみれのバスルームでヴィニーの遺体を処理するハリソンだった。

メドーはマリファナのせいか、悲鳴1つも上げず「人生はどこまで悪くなるの?」と言った。

すぐ側にはカイもいた。
これがカイとメドーの出会いだった。
ハリソンはカイの事をメドーに紹介した。
「信じられる人だ」



ビバリーとカイ


2016年12月。
ビバリー・ホープは、ヴィニーの首から下の遺体が発見された現場のレポートをしていた。

それを見たカイは、スタジオのボブ・トンプソンとのやりとりでビバリーの「復帰」という言葉が引っかかった。

すぐに過去を調べると、ビバリーはレポート現場である白人男性の目撃証言を訪ねた際に、「アソコをつかめ!」とバカにされていた事が分かった。
それから、ビバリーのレポート先で「アソコをつかめ!」と言っては邪魔される事が増えていたのだった。
そしてある日、耐え切れなくなったビバリーは野次馬に怒りをぶつけてボコボコにしていたのだった。

30日間治療施設に入っていた末の復帰と言う事だった。


復帰したものの、ビバリーの怒りは収まらない。
特に、上司のボブは黒人だからかビバリーを目の仇にして、愛人のセレナをひいきした。
セレナも身体を使ってでも昇進したもの勝ち、と悪びれなかった。

どちらの車か分からないが、ビバリーがナイフでタイヤをパンクさせていた所をカイに声掛けられていたのが、出会いだった。

カイはハリソンの時のように、黒人女性が生きずらい社会という観点でビバリーを懐柔しようとした。
カイには、恐怖を武器として使う為の、「伝道者」が必要なようだった。
「檀上でマイクを持ち、恐怖に名前を与える者だ」

世界を恐怖で覆えば、俺たちは成功できる。
ビバリーにした自己紹介は、陸軍でイラクに従軍、帰国後イェール大学で2つの学位を取った。知能指数は135で市議に立候補する、というものだった。

ビバリーは市議はいるし、市議に世界征服はできない、と笑った。

「市議の次は州議会、その次は連邦議会
その過程で何千万という支持者を得れば……。
分かるだろう。何でもしたい放題だ」

2人の力は対等だと念を押し、ビバリーを必要だと力説するが、さすがに自立しているビバリーはすぐには説得されなかった。

カイは選挙事務所のカードを渡して別れた。

だがカイはビバリーを諦めてはいなかったようで、後日ロケ中のセレナをピエロ軍団に襲わせていた。

これが、ピエロ軍団の最初の獲物だったのかもしれない。
カイの家で、メドーが描いたピエロ・マスクのデッサンを見て、カイが褒めていた。


事件の様子はお蔵入りになったが、ビバリーには見れた。
すぐにカイの仕業だと気づき、渡していた住所に飛んで来た。
カイは君のためにやった、という。
「だから信じて欲しい。君の為なら何でもする」
「信じるわ」

ハグをしながらビバリーは力は対等である事を確認した。
「力は対等だ」


ビバリーはヴィニーの頭部発見のレポートしていた。
「自治体は見て見ぬふり。
子供達は外を歩けません。
いつまで耐えればいいのか」

恐怖を煽り続ける。


アイビーとウィンター


2016年11月7日選挙の前日、アイビーはアリーに断られて1人で集会に参加した。
トランプ派とクリントン派が対立をしている。

アイビーは1人の白人男性と言い争いになり、相手の男に身体に触れられセクハラをされてしまう。
それまでは勢い良かったのに、思わず固まって動けないでいると隣から1人の女性が、助けに入った。

それはウィンターだった。
「こいつが触った!」と警察を呼ぶようウィンターが騒ぐと男はフィールズ・マーケットと描いてあるトラックに乗って逃げて行った。

恐らく初対面の2人は、それがきっかけでお茶をする事に。
アイビーは自分の店に連れて行った。

しがらみがないせいか、アイビーはウィンターに妻への不満も気軽に口にした。

ウィンターの目標が、フーマ・アベディン(ヒラリーの側近)だというと、アイビーも誰かに頼りたいと愚痴をこぼした。
そして男にされたセクハラを思い出して落ち込んだ。
しかもやられっぱなしで何も出来なかった。

それでもウィンターに同調してもらっていると、アイビーも強気になって来た。


フィールズ・マーケット


アイビーとウィンターは、閉店間際のフィールズ・マーケットに忍び込んでいた。
アイビーにセクハラをした男に復讐する為に。

1人になった所をスタンガンを使って2人は、何処かの地下室に拘束した。
左手を手錠で繋ぎ、身体中をビニールテープでぐるぐる巻きにした。

ただし、懲らしめるのが目的だから24時間後に警察が来るよう仕込んで、食べ物も置いていった。

男は、余程投票に行きたいようでこのままでは投票できないともがいていた。


カイとゲイリー


帰宅したウィンターの様子で、カイは男を拉致した事を聞き出した。
ウィンターは人を襲った気分を聞かれ、すごく気持ちいいと答えていた。


カイは大きなのこぎりを持って男の前に現れた。
投票まであと1時間。

助けを求める男にカイはのこぎりを渡した。
「この8年間、避難され続けたろ。
君がストレートの白人労働者だというだけでね」
男はあっという間にカイに洗脳される。
「チャンスだぞ。ゲイリー。
今日奴らを見返してやるんだ。
投票所へ行って自分の為に1票を投じろ」


ゲイリーは自分で左手を切断して、手錠から逃れていたのだった。
カイは切断する様子も見ていた。
これがカイとゲイリーの出会いだった……?



5話 「野望の動機/Holes」へつづく


かんそう


今回は選挙前後の過去に戻って、主にカイとの関係が明らかになりました。

前回頂いたコメントから「もしかしてビバリーもカルトの一員?」って思っていた所にまさかのビバリーエピソード!
びっくりしました。

そして第1話でピエロが登場したフィールズ・マーケットもやっぱり元々カイの息のかかったスーパーだったんですね~。
これで刑事も店員も何も見てない、見つけられなかったというのが仕組まれていたというのは確定しました。

1話の時にもその可能性も考えましたが、さすがにそれじゃ都合良すぎるよな~と思っていましたし、あの時点でも確かに店員はトランプ派の主張をしていましたが、そういうテーマだし、と思って単なるモブ扱いでスルーしてました。

確認の為見返したらゲイリー、ちゃんと左腕無かったw

ゲイリーについては、カイと初対面だったのかどうか良く分からないので、「?」はつけておきました。
でも多分、ハリソン等のパターンからすると初対面だったんだろうとは思います。

ただゲイリーについては、謎なのはアイビーがたまたま揉めた相手で、ウィンターが首を突っ込んだという始まりなので、すべてが計画の内という感じでもなかったのかな、と。

ゲイリーの過剰な愛国心というか男尊女卑っぽい感じ? にカイはもともと目をつけて調査していたけど、それとウィンターがたまたま揉めてちょうどいい機会になったのかな。


ピエロ集団の始まりっぽいのも垣間見えました!
マスクのデザインがメドーだったとは。
相変わらず中の人間については、まだわからず。
まあ、結構規模が大きそうなので、そこはそんなに拘る必要がないのかもしれません。


あとわからないといえば、メドーとウィンター!
選挙前からの知り合いだったとは。
さすがに、シッターさんに応募してきた時にお互い忘れてるっておかしい……。
カフェにも行ってるしね。
でも顔見知りだっていうような話しはなかったはず。

これはアイビーもカルトの可能性が高くなりました。
てことはオズ君はどうなるの?w 気になるわ!

増々面白くなってきました!
今回まるっと過去編だったので、メドーの安否などわからないままですが。
続きが楽しみすぎる!


5話 「野望の動機/Holes」へつづく

・シーズン7登場人物

3話「死のマーク/Neighbors From Hell」へ

(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)

アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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