Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン5 第18話「元刑事の最期/Bad Blood」【メジャー・クライムス】

2017/07/29

MajorCrimes重大犯罪課 MajorCrimes重大犯罪課 シーズン5 Simoom クライム サスペンス ジェーン洞

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あらすじ

2017年3月31日~FOXjapanにてシーズン5日本初放送(全21話)

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元刑事殺人事件


元刑事の遺体が自宅マンションの部屋で発見される。
病院に行くのに迎えにきた姪のトーリが発見したのは、以前詐欺課にいたメアリー・コンラッド刑事だった。
1973年に警察学校入学、プロベンザの同級生だが記憶にはなかった。
23年前に引退している。

刑事のバッジが埋め込まれた盾で頭を数回殴られていた。
元刑事だから恨まれたのか、それともたまたまなのか。

プロベンザは買い物帰りに尾行されて、部屋に入る際に押し入られたのではと言った。
だが、バズはドアのかんぬきは無傷だった為、チェーンをした状態で誰かを招き入れたのではないかと反論した。
プロベンザは勝手な仮説を作るな、と自分の説を主張した。


その後、荷物から大量の郵便物が発見され、メアリーが隣人の郵便物を盗んでいた事が分かる。
側に散乱していた買い物袋のレシートからスーパーに問い合わせると、万引きをしていた事も判る。
盗み癖があったようだ。


署に戻ると、メアリーをよく知る人物が身近にいた事がわかる。
シャロンだった。

過去、内務調査をした結果、メアリーは詐欺の被害者側から謝礼を受け取っていた事が発覚。任務から外したシャロンを殴っていたのだった。クソ女とも言って。
その時、シャロンが勧めたのは降格で復活の機会を設けたが、本人が辞職を選んでいたという。


万引きを担当した警官から話を聞くと、メアリーは月に1度は捕まっていた常習者で、大した物を盗んだわけでもないからいつもその場で返品させ、解放していたという。
昨夜も同様に、すぐに解放し送ろうとしたら迎えの車に乗って帰ったという。


その後、トーリとその夫と息子にも話を聞いた。
フォローはしつつも、言葉の端々からメアリーがキツイ性格をしていて大分困らされていた事が分かる。
腰が痛いからと高額の配車サービスを手配していたのもトーリの家族だった。

さらに、メアリーが過去に刑務所に送った人物に恨まれていると言っていた事が分かる。
メアリーの逮捕記録を確認する事に。


トーリが叔母はいい刑事だったのよね、と確認するとシャロンは無言で肯定した。


多数の容疑者


少し調べただけで、メアリーが多方面から恨まれる要素を持っていた事が分かった。
万引きを繰り返されていた店主、郵便物を盗まれていた隣人、メアリーに低い評価をしていた配車サービスの運転手、元容疑者など。

さらにタオが容疑者を追加する。
犬を飼っていないのにドッグフードがある事に不信を持った事から調べたら、殺鼠剤が入っていたのだった。

メアリーに犬を殺されていたのは家主だった。
話を聞くとメアリーのせいで6人もの住民が退去していたという。
シャロンはそれでも家主を犯人には思えずにいると、その家主の口からストーカーの情報を聞く。
調べた受刑者の中から、家主の目撃情報と照らし合わせて、1人の男を浮かび上がらせた。


ダスティン・オブライエン


ダスティン・オブライエンは、大柄で家主の目撃情報と一致した。
自宅へ向かうと、留守だったが部屋を捜索していると車で帰ってきた。
だが、重犯課の姿を見てそのまま逃げ出した。
カーチェイスの末、追い詰めて事故ったところを逮捕した。

聴取の結果、オブライエンは謝罪を求めただけで何もしていないと主張した。
だがその発言から、スーパーから家までストーカーしていた事は明らかだった。
それを聞いてプロベンザは「ほら尾行だ」とばかりにバズが見てるであろうモニターに映るカメラを見上げた。

しかし、そもそも何が問題なんだ? とシラを切るのでメアリーの遺体写真を見せると、初めて見たようにショックを受け、確かに家には行ったが部屋から男が出てきたと言い出す。
その男は、中肉中背の平凡な男で黒のセダンに乗り込んだ、と言うがあまりのありきたりな情報に、当てには出来なかった。
本当だとしても、該当する人が多すぎる。

シャロンは見落としがあったかもしれないから、再び現場のビデオを見直すように言う。
すると、オブライエンの巨体でドアを押し開けていたら壁に傷がついているはずだが、壁が無傷な事に、タオが気づいた。


現場に移動し、サンチェスがデモをすると、壁には簡単に穴が開いた。
だから音もしなかった。

プロベンザは尾行殺人ではないと認めた。


盗品だらけの部屋に入れる人物


先に入っていたのか、招き入れられたのか、どちらにせよ押し入らずとも部屋に入れた人物がいる。

鍵を持っているだろう家主を動機もあるので今度は容疑者として呼び出す。
すると鍵なら他に3人は持ってると言う。
そこで、初めて部屋の借主がトーリだと知る。もちろん支払もトーリ夫婦がしていた。
当然、メアリーが年金で支払っていたと思ってたので、再度トーリに話を聞く。


メアリーの最近親者はトーリだからといって、トーリは月に4000ドル以上をもメアリーの為に出費していた。
家賃はもちろん、生活費から配車サービス等。
息子はそれを初めて知り、あのババアのせいで志望大学にいけないのかと驚いた。

だが立派な刑事を路上生活なんてさせられないと年金を失ったメアリーの面倒を見るのは仕方ないと言う。

年金を失うと言う事の意味を訪ねると、トーリはメアリーに騙されていた事が分かる。
メアリーは一括で受け取ってその金を投資に回し失ったと言っていたというが、一括で受け取るというシステムなどないのだ。
トーリの知らない口座に、しっかり隔週で振り込まれている。


その事実を知らなかったというトーリには殺害時のアリバイがあった。
だが夫には……。


真犯人


夫を呼び出し、ほぼ確定である事を前提に事実とウソを交えて揺さぶりをかけると、あっさりと口を割った。


殺害前に消防警察年金基金から電話があって、年金の振り込みの事を知った。
メアリーが引っ越した時に住所を更新してなくて、数年間連絡が取れていなかったのだった。
その金額は、年間5万ドル。
それを知らずに、15年も面倒を見て犠牲を払った。
息子の将来を奪われて。

メアリーを殺す前にお金を返してと頼むと、面倒見ろと頼んだ事はないし自分の預金はあんたには関係ないと、悪態をつかれた。
お前が家の金をちゃんと管理してればとさえ、責められた。

それで、思わず掴んだのが盗品と一緒に並べられていたバッジの盾だった。
息子を志望大学へ入れたい一心で。
出て行け、自分の部屋だと言われて、思わず手にしていた。
それが一番重かったから。


裁判をしたら、陪審は夫に同情するはずだろうと見込んで、過失致死罪とアンドレアが言った。


サンチェス


手続きを終えて正式にマークの後見人になったサンチェス。
その後、マークと一緒にパターゴルフまで楽しんでいた。
ゴルフで勝ったよとご機嫌になって重犯課に顔を出すが、サンチェスをパパだと言い出し、サンチェスは困りながら訂正する。
息子ではなく被後見人だ、と。

でもマークには難しく味気ない言葉に不満を訴えると、サンチェスはマークにわかりやすい言葉に言い換えた。
かもさんおとおりの「かもとこがも(パトとパティト)」。
するとマークは納得したようで、「僕のパト!」といって抱き着いた。


リッキー来襲


久しぶりにリッキーがラスティと共に重犯課を訪ねてくる。
顔を見せるとすぐにフリンに抱き着いて婚約を祝った。
まだ内緒だったのに。



それを聞いて喜ぶ仲間達に、サプライズをぶち壊したと頭を抱えるリッキー。
だけど、シャロンは久々息子に会えた事の方を喜んでいた。


その夜家に帰ると、リッキーは式はいつなのかと前のめりに切り込む。
シャロンは、教会での式を挙げるには時間がかかると説明すると、リッキーはその為の根回しをしたことを報告した。
すでに妹のエミリーと父親ジャックに会って、婚姻無効の書類にサインをもらったというのだ。
シャロンにとっての教会の大切さを理解して。

それでもシャロンは浮かない顔をしたままだった。
そこで、リッキーはフリンもカトリック教徒である事を知る。
フリンについては押し付けではなく、彼の歩みに任せたいと聞かされた。


翌朝、リッキーとラスティがフリンの話をしていると、そこにちょうどフリンが現れて前の結婚の話を聞く事が出来た。

サンドラとの結婚は、歳を取った母親に孫が欲しいと言われて勢いだった。
若くて早すぎた。
その結果、酒を浴びるように飲んで過ちを犯した。
子供は父親なしで育ったが、サンドラは最高の母親だ。

過去の過ちを認め、繰り返しはしないと強く約束するフリンに安心したものの、本題はそこではない。
ラスティ以上に押せ押せなリッキーは再び重犯課に押しかけフリンと話をしようとする。
だが、それに気づいて慌てて代わりの計画があるから、とラスティが止めた。


事件解決後に、フリンの元にサンドラから電話が来て驚く。
内容は、突然婚姻の無効の手続きをしたというものだった。
素直に驚くフリンに、シャロンは子供達の仕業だとすぐに気づいた。
教会での挙式が見えてきた事にフリンは喜んだ。

家族がほぼ揃っていて時間もある、とシャロンが言うと、自分達の作戦が成功した事にも達成感のあるリッキーはお祝い気分だと言った。
シャロンはわざと「何を?」と言ってとぼけた。




かんそう


メジャー・クライムスって時々字幕の翻訳に判りにくいことがあるんです。
英語が分かれば問題はないんでしょうけど、私は分からないので、自分の理解力の問題なのか悩むのですが。

今回は、憎まればばあメアリーの遺体の側に買い物袋が散乱してるんですけど、それについて「持って玄関にいったのは確かだ」とか言い合ってたシーンがあるんですけど、その場所って玄関からもちょっと遠かったりして。

単なる「セオリー」的な意味で「そうに決まってる」という話だったのかもしれませんが。
プロベンサさんならその可能性はあるかな、と思いつつバズもそう言っていたりして。

それとも部屋が広いから玄関の概念が違うのかもしれないw

ともあれ、結果的には買い物から帰ってから殺されるまで結構会話があったようなので、買物袋を持ったまま倒れたのはちょっとつじつまが合わない気もしましたw
若者ならまだしもおばあちゃんがずっと荷物抱えて会話してるってのも変な感じですもん。


最近身に覚えのあるバズが、「被害者はもちろん加害者の家族もつらい」と事件後に言ってました。
それをシャロンが「今回は両者同じ人」というのですが、そんな事件でした。
独り暮らしのお年寄りが殺されるなんて、物騒で可哀想! って思う所から、知れば知る程「殺されても仕方ない」と思えちゃう程の詐欺師のえぐいばばあでした。
年金はまるまるキープして、姪から月4000ドル以上もせしめて生活してたなんて!
しかも、隣人の郵便物、通販商品なんかも盗んでいたんだから、ワイルド過ぎ。
まあ、若い頃からやんちゃだったようなので、歳をとっても中身は変わらないって事なのかな。

自分達の生活を削ってまで、叔母を助けるトーリが神って思いました。


オブライエンの聴取の中でSODDI弁護というワードが出ていました。
調べてみたら、

some other dude did it
some other dude done it

の略で、冤罪を減らそうという動きのようです。
勉強になりますねw


その他、愉快な重犯課の様子は概ねハッピーな感じでした!

もうマークが可愛すぎて、キュンキュンします。
でもサンチェスに抱き着いた時のおしりの大きさに、結構デカイ……重そうって思ってしまったw
かなり無邪気な子供っぽい言動してるけど、身体は大きいよねw

そして挙式イベントフラグが立った、シャンディさん。
婚約指輪はタオの見立てによるとエメラルドカットだそうですw

今回はリッキーのラスティを霞める強引さに笑いました。
やっぱり自分以外の暴走役がいると治める方に回るもんなんですねw

前回に引き続き、ラスティが奮闘していました。
養子である事を感じさせずに、馴染んでいる(馴染ませている)のが見ていて和みました。

このところ、脇に徹しているノーラン刑事ですがオブライエンを追い詰めた時の様子がちょっと気になりました。
銃をずっと向けていて、何かあるのかな……と思わせぶりな感じ。
あんまり楽しそうな雰囲気じゃないので、気にしすぎであることを願いつつ。

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(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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