Major Crimes ~重大犯罪課 シーズン5 第7話「モラルハザード」

2017/05/13

MajorCrimes重大犯罪課 MajorCrimes重大犯罪課 シーズン5 Simoom クライム サスペンス ジェーン洞

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あらすじ


2017年3月31日~FOXjapanにてシーズン5日本初放送(全21話)

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レッカー会社乱射事件


重犯課がレッカー会社の監視ビデオの映像を見ている。

車を引き取りに来た男。
窓口で、登録期限が切れているので、陸運局へ行ってくださいと言われている。
せめて荷物だけ取らせてくれと男が頼むと、営業時間外です、と断られた。
1分で済むからといっても、時間の問題ではないと言われ、さらに駐車していた場所も無許可で住宅地だったと注意されると、とたんに男は態度を変えて、ポケットから銃を取り出し、従業員に乱射した。


その後男は、車から荷物を取ってきたのだろう、大きなバックを持って再び事務所に入ってくる。
バッグの中には大量の銃器が。
そして、監視カメラを撃ち壊していった。


犯人の車は置いたまま、従業員の車も盗まれてはいなかった。
一体、何をしようというのか。
まずは犯人の車を探す事に。


令状を取ってレッカー会社のPCを差し押さえ、経営者を呼んだ。
昨夜遅くにレッカーされた車を調べてもらうと、2台が浮かび上がった。

そのうちの1台の所有者、カレン・チェイスという女性の4年前に離婚した夫の画像を見ると、映像の男エリオット・チェイスだった。


カレン・チェイス


妻カレンを呼び出した。
前科もない彼女は、呼び出された理由にピンと来ていないようだった。
エリオットの名前を出すと、エリオットが自殺をしたのでは、と聞いた。
そう思う理由は、不遇続きだったから。

最近解雇されたのはそもそもエリオットの才能とは違う職場で、ローンを滞納、弁護士を雇ったけど、家を失った。
そして結婚生活は破たん。
上司のマルコを嫌っていた。会社の金をくすねている、と。
その前の会社の事も恨んでいた。
ヒザの手術に失敗した医者も。弁護士も、家を差し押さえた銀行も。

続々出てくるエリオットが恨む名前にカレンは冗談のつもりで、リストでも作る? というとシャロンは笑いもせずにお願い、と言った。
予想外の返事に、カレンはなぜ気にするのかと尋ねる。

そして初めて知る。
レッカー会社で3人を射殺し、カレンの車に大量の銃を積んでいた事を。
ショックで泣き崩れるカレン。


カレンの情報から、2つの会社に閉鎖と非難を要請し、レッカー地点に近かったマルコの家へ向かう。
会社に問い合わせると、マルコは風邪で欠勤していた。


マルコの家


マルコの家に行くと、すでに遅くエリオットの姿はなくマルコは殺されていた。
しかも拷問を受けたようだった。

マルコの風邪は本当にで、ベッド・サイドには大量の風邪薬があった。
そして拷問したのは、金庫の暗証番号を聞きだす為だろう。
マルコが会社からくすねていたという金を持ち去ったようだ。


弁護士ダウニー


エリオットはレッカー会社に成りすまして、ダウニーの車をレッカーしようとしていた。
金でなんとかと言われると、車で相談しようとレッカー車に乗り込ませ、人気のない場所まで連れて行った。
車を止めると、車中で「何人だました?」と静かに責めて命乞いも聞かずに撃ち殺した。

そして、エリオットはダウニーに成りすました。
服をスーツに着替え、ダウニーの車に乗り換えて。


その頃、レッカー会社からの連絡で、エリオットがレッカー車で移動していたと分かる。
だが、発見したレッカー車はすでに乗り換えた後。
血痕はあったが、犯人も被害者もいなかった。


再び手がかりを失い、とにかくリストの人物に片っ端から連絡を入れていると、プロベンザがダウニーの番号に辿り着いた。

ダウニーのふりをして電話に出たエリオット。
もちろん、両者の声をしらないプロベンザは喋っただけでは気づかずに、普通にエリオットついて訪ねた。
しかし、エリオットが何度も咳やくしゃみをした事から、マルコの現場の事を想い出し怪しいと考える。
今話している相手は、ダウニーではなくエリオットだろう、と。

シャロンの指示でフリオがダウニーの番号に掛け直すと、エリオットはダウニーの携帯を車の窓から投げ捨てた。


グレイソンホテル


ダウニーが、住宅ローンと投資の仲介人たちの会議でスピーチをする予定になっていた事が分かると、シャロンはローン仲介人たちがエリオットの標的だと明言した。
全員で会議会場のグレイソンホテルへ向かう。


ダウニーとしてホテルにチェックインしていたエリオット。
指定したのは中庭が見下ろせる部屋で、会議の参加者をまとめて窓から狙うには最適だった。
そしてベルマンにスピーチ出来ない事を伝えさせ、レセプション開始の連絡を頼んだ。
それが作戦の合図になるのだろう。


ホテルに重罪課も到着。
すぐにエリオットの存在を確認し、部屋の前と中庭の側に別れて待機をした。
プロベンザの指示でベルマンにも話を聞いた事から、合図の事を知ったシャロン。
中庭を閉鎖してから内線を入れさせる事に。

しかし、エリオットにかけたのはベルマンではなくシャロンだった。
投降を要求するが、聞く耳を持たないエリオットは不満をぶちまけると、内線を切った。

すると作戦開始とばかりに大きな音を立てるが、それは爆弾ではなく、中庭に向かって大量の紙幣を撒いたのだった。
それを拾いに来たところを撃つつもりだったのだろうか。
今中庭には誰もいない。

その隙に部屋に突入をしようとすると、廊下に向かってライフルを乱射し始めた。
全員慌てて避けるが、プロベンザが弾を避けきれずに、撃たれてしまった。

エリオットは、撃ち終わると部屋のベランダから中庭に落ちて、自ら幕を引いた。


ラスティ


お父さん殺害犯の指紋が5か所わかったよね、と仕事中のバズに声をかけるが、調べるには足りないと言ったろ、と言われる。
いろんな人に素直に助けを求めるラスティに、バズは少々困惑気味のようだ。
「話すなんてどうかしている」

ただ行き止まりを助けたい一心のラスティ。
しかし事件で忙しいバズはすぐにタオに呼び出されていった。

その後ラスティは、作業中のシャロンにも指紋の話をした。
新しいソフトを使えないかと相談するが、ロス市警のルールとして起訴するには特徴は12か所必要よ、と言われてしまう。
思い通りに行かないラスティはがっかりしながらも、身元を調べるならいいでしょ、と引き下がろうとはしない。
だが、被害者であればと言ってシャロンは別の仕事を始めた。

その様子に側にいたバズが気づくと、何してんだという顔をした。


指紋のソフトについてプロベンザにも話をしたいラスティは、ガスにまで自制心が無さすぎると注意された。
皆忙しいし、バズの望みと違うし、唯一の休みで「スター・トレック」のチケットがある。
もう1人で行くよというガスに、ラスティはやっと諦めて後を追った。


事件解決後、テイラー副本部長に同居する予定である事を報告していたシャロンとフリンの所へ、ラスティがガスと現れ声をかけた。
言われたことを考えた、と。
容疑者特定には指紋の特徴が12以上必要、理由があるのは分かる。
でもバズが集めた指紋で足りるんじゃない?
証人を探し出して特定するなら。

すると2人は感心したようで、フリンは「そういう見方もある」と言った。
朝まで待てないラスティを揶揄するガス。
バスが要請すればね、とシャロンが言うと再びラスティに、「明日の朝にしろ」と釘を刺した。
素直に分かったといい、おやすみを言いながら帰っていく2人をシャロンとフリンは微笑ましく見ていた。

証人を捜し出すだなんて記者というより弁護士みたい、とちょっと嬉しそうなシャロンにフリンが脅す。
「一難去って……」
いやねやめて、と甘えるようにフリンの腕を掴むシャロンに、フリンは笑った。


プロベンザ


風邪が怖いというプロベンザに、パトリスがさし入れを持ってきた。
さらに絶好調になるわよ、といって初代妻の結婚招待状を見せる。
これが意味する事は、年金を元妻に分与しなくて済むと言う事だった。

するとパトリスはこれで引退できる、と言い出す。
「俺はデスクで死ぬつもりだ」
「今回の事件を最後にして」
明らかに戸惑うプロベンザ。
もちろん、パトリスは金の事だけではなく、プロベンザが危険にさらされる事を心配している。


なのに、今回の現場で撃たれてしまったプロベンザ。
防弾チョッキのお陰で大きな怪我もなかったが、パトリスはもちろん黙っているはずがない。
心配した矢先の出来事だ。
事件解決後に剣幕になって駆け込んできたパトリスにプロベンザは言った。
「引退すれば痛いだけじゃない。生きていられない。
この件を俺の目線で見てくれ。ツイテない日もある」
それでも俺には、と言うとチームを見回し、やっぱり刑事が世界で一番の仕事なんだ、と言う。
「失えばどうなるか分からない」

パトリスが妥協点はないの? というと取り引きの申し出か? と、言いたい事を言い終わったプロベンザは早速茶化した。
そしてパトリスはチームの前で誓う。
「好きなだけ市警にいていい。
でも私が結婚する最後の警官よ」
2人がハグをすると、あばらが痛いとプロベンザが叫んだ。

かんそう


プロベンザさんが撃たれちゃった時には思わず声を出して「うそでしょ!」と言っていました。
防弾ベストがあっても骨折などで入院するケースもあるので、はっきりするまでは心配しながら見ていましたが、最後ディナーに行ける状態で良かった!w
そうだよね、皆の人気者をお休みさせたりなんてしませんよね。
まあ、プロベンザさんは入院しても口さえ動けば、期待には応えてくれるでしょうけどw


今回は、進行形で事件が進んでお馴染みの取り引きシーンがない回でした。

銃社会、怖い!
不満があるとパンッ、パンって、どういう事?
しかも、最後は自殺。
なかなか嫌な事件でした。

それでも重犯課は、マイペースに事件解決しつつ、プライベートも進行していきます。
ほんと、あんだけ機密事項のある空間にラスティとかフラフラ出来るのって、凄いよねw

ラスティのまっすぐさって、やっぱり良い所なんだな、と今回改めて思いました。
バズのような性格からすると、ほんとに「何してんだ!」って感じなんでしょうけど、思い通りにならなかったら、そうなるまで諦めないという感じ。

でもラスティの生い立ちを考えると、これまで思い通りにならない事だらけだったんだから、今好きに出来る状況を自分で開拓してる姿には安心するし、成長に思えます。
だから、シャロンやプロベンザも「止めろ」とは決して言わないんですよね。
仕事中であっても出来る範囲耳を傾けてあげる。

そんなやりとりを見てるだけで、ほっこりw するんですよね~。
ラスティが最初からシャロンの子供で、恵まれたお坊ちゃんだったら同じようには思えなかったと思いますが!!

さらりとですが、フリンの家が売り出され、同居を決めたと言っていましたね!
そんな両親2人と、ラスティとガスが話しているシーンも良かったです。
フリンも、もうすっかりラスティのお父さんですねw
しかも親ばかっぽく見えたのが、面白かったですw

次回はこちら

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(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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