(U-NEXT)
シーズン2 全12話 2025年8月8日～ U-NEXT一挙配信
ネタバレあらすじ
求めた刺激
恵まれない子供の基金で職員をしているレジーナは集めた寄付金２万ドルを銀行に預けに来たが、まだ朝早く、近くのホテルのバーで時間潰しをすることにした。
もう1つのテーブルには訳ありそうな男が座っていて、封筒を受け取っては足元のバッグに入れている。
明らかに怪しい。
レジーナが「スパイ映画みたい」と、声をかけるがアレックと名乗った男は、意外にも気さくで同じテーブルに座ることになった。
「仕事の書類だよ」
「私は寄付金２万ドルを持って銀行が開くまで時間潰しをしている」
２人はお互い自己紹介をするが、レジーナは自分の生活に刺激がないことも愚痴った。だからアレックに興味がある。
アレックはレジーナの望みを叶えようと、ホテルの部屋に移動した。
そして持っていた銃を抱き合うのに「邪魔だから」と置く。
レジーナは確信を持って切り込んだ。
「本当のこと教えて。書類じゃないんでしょ？」
するとアレックはジョージアという国の王様が自国から持ち込んだ外資をドルに換金する手伝いをしていると打ち明ける。大きな金額ではないが確実な儲けになっていた。
「今までは少額ずつだったが、今日は違うんだ。これを最後に大ジャンプする」
バッグには４０万ドルが入っているという。それが倍になる。
「俺の全財産と信用できる仲間からの投資だ」
するとレジーナは自分の２万ドルも増やして欲しいと頼むが、アレックは危険だからもう帰ったほうがいいと勧めなかった。
そこへ予定より早くノックの音がする。
金を回収しに来たボディガードだろう。
アレックはレジーナをバスルームに隠れさせてた。
「いいか君の２万ドルはしっかり持ってて。バカなことはするなよ」
だがレジーナはアレックがドアに行った隙に、自分の２万もアレックのバッグに入れていた。
アレックがドアを開けると銃を持った男にいきなり撃たれた。
咄嗟にソファの裏に隠れていたレジーナは、アレックが置いた銃を手にして部屋をチェックしている男を撃った。
そして金を入れていたバッグを盗んで、アレックの手に男を撃った銃を置いて、撃ち合いを偽装して出て行った……。
チャーリー（少し前）
あちこちで集めた朝食クーポンを使うためにホテルのバーに入った。
そこでカウンターに座るアレックと出会う。
だが自己紹介でアレックが偽名だということを見破る。
その後もアレックが言うことはすべて嘘だった。
驚くアレックにチャーリーは嘘発見器であることを告げると、仕切り直しをする。
「初めまして俺はガイ。詐欺師だ」
それは本当だった。
チャーリーの能力に興奮したガイはアジトに連れて行き、メンバーを紹介した。
ガイはリーダー、マニーは悪役担当など、大勢がそれぞれに担当をしていた。
主な手口は、外貨の両替で儲けをちらつかせる詐欺だった。
銃は空砲ですべてシナリオのある演技。
見せ金だけが本物で、カモに盗ませるバッグに入っているのは偽札。
見せ金は前回のカモから得た金を利用している。
大柄で強面だけど、実は優しく愉快なマニーとチャーリーはすぐに意気投合する。
「結婚して６年になるんだ。ロビンって言うんだ」
「６年なんてすごいね！」
だが、ガイはマニーに当たりが強かった。でもマニーはガイをリーダーとしてリスペクトしている。
「ガイって言うほど大したことないよ？」
チャーリーにはそう見えていた。
ガイはチャーリーをグループに誘うが、チャーリーは対象に善人が含まれるんだろ？ と批判をする。
「悪人からしかとらないよ」
「それならいっか。詐欺師のデクスターだ。群れに入るのも悪くない」
ところが傘代わりに借りたバッグを頭に被ると中から入金申し込み書が落ちてきた。そこにはレジーナの名義で「家なき子基金への寄付２万ドル」と書かれていた。
刺激の代償（今）
翌朝、チャーリーはガイにレジーナ名義の申し込み書を突き付けた。
「あんたなわけないから調べたら、基金職員の新聞記事が出てたよ。悪人しか騙さないっていったのに」
レジーナは詐欺にあった後、身投げをしていたのだった。
ところが、レジーナの死を聞いたガイは悪びれず、レジーナがどんなに悪人だったか説明する。
「朝から見知らぬ男を誘惑して、自ら儲けようと２万ドルを押し込んだんだ。レジーナは完璧なカモだよ。欲に目がくらんでた。彼女は２人の死体を跨ぎ、金を持ち逃げしたんだ。寄付するためだと思うか？ だから俺に罪悪感はない。自業自得だ」
だが、チャーリーは賛同しなかった。
「完璧なカモなんていない。人のデリケートな部分を利用するなんて。せめて基金に金を返して。イヤなら警察へ行く」
新たなカモ
そこへマニーが「見るからにいいカモが来たぞ」と声をかけに来る。
「それなら次の仕事に参加をして分け前２万ドルやるから好きにしろ」
善良じゃないカモなら、とチャーリーは乗った。
ホテルのバーにいたのは、いかにもカタギじゃない派手な見た目のギャンブラー、スケッチだった。
儲けの話に積極的で、ギャンブラーだから金を動かしても怪しまれないとすぐに乗って４０万ドル用意するという。
チャーリーは相手が危なすぎる、と止めたが、ガイは乗り気でスケッチにホテルの部屋を教えて別れた。
マニーを入れた３人になると、チャーリーはガイを止めた。
「どう見たって手を引くべきだよ」
だがガイは４０万ドルに目がくらんでいる。
マニーにも説得してもらおうとするが、マニーはガイを信用している、と気にしていない。
「でもスケッチは戻ってこないよ。さっき別れ際ポケットにメモを入れたんだ」
「いや、戻って来る。メモならここにあるから」
ガイはそのメモをこっそり取っていた。
「俺にだって嘘はわかる」
段取り
ホテルの部屋での段取りをつける。
レジーナの時と同じ流れの説明をチャーリーにした。
スケッチは、大金を持ってやってきた。
だがチャーリーが腰にある銃に気づく。
「銃ぐらい持ってる。賭博家業だぞ？」
チャーリーはマニーが心配になり、本当のことを言おうと言い出す。
「マニーが来る前に！」
「何を言い出すんだ？」
言い合いになるガイとチャーリーにスケッチもイラついていく。
「お前ら何言ってんだ？」
そこへ何も知らないマニーがやって来る。
銃を向けられるとスケッチは、マニーに向かって発砲した。
チャーリーがスケッチの銃を奪おうと飛びつく。
「ガイ！ 助けてよ！」
すると、もみ合う中で発砲してしまいスケッチが撃たれた。
その隙にガイは金を持ってホテルの窓から消えていた……。
ネタばらし
アジトについたガイは、仲間たちに大声で報告をした。
急いで街を出ること。
マニーが殺されたこと。
「だが金は持ってきた。俺達の全財産と４０万ドルが入ってる」
ところが中から出てきたのは大量のホテルの朝食クーポンだった。
その上、パトカーのサイレンも近づいてくる。
その頃、ホテルの部屋ではマニーとスケッチが起き上がっていた。
すべてはガイの本性をあぶり出すために、マニーが考えたシナリオだった。
「マニーが仕切ればいいのに」
「でもレジーナみたいな人をもう増やしたくない」
そして残った金をチャーリーに託す。
「子供たちに寄付しなよ。俺とロビンからだ」
スケッチはマニーに俺の意見は？ と聞くが、その言い方はおどけていた。
「だから結婚した」
ロビンがスケッチ役をしていた。
チャーリーはその足で銀行へ行き、バッグごとデポジトリー（金庫）に突っ込んだ。
つづく
かんそう
詐欺師VSチャーリーでしたが、そもそもガイは自己評価が高いだけで実はマニーが賢くアシストしていたって落ちでもありました。
マニーがいい奴で、チャーリーと気が合ってるのめっちゃわかる！
そして最後の落ち！
マニーのロビンはてっきり奥さんだと思わせての、同性婚だったとは！
そんな細かなトリックも散りばめられていて、詐欺師が詐欺にかかるという見応えのあるストーリーな上に、ラブラブな２人の様子も見られて、ほっこりハッピーエンド！
ポーカーフェイスを代表できるエピソードではないかなぁ、と思いました！
そして今回は実はれっきとした殺人事件は起きてないんですよね。
ただ、レジーナは自殺してしまいましたが。チャーリーの能力で事件が未然に防げる回も見たいなぁ。
でも、イキリ詐欺師のガイがしっかり捕まったことでスッキリ！
あとレジーナ、後味悪いけどやっぱり２万ドル持ってるって言っちゃうのとか不用心すぎる。
それと怪しい人に「スパイ映画みたい」とか言っちゃうのも普通ありえないですよねｗ
まあ、先に怪しいことを堂々と他人に見られる状況でやってるのもおかしいんですけどｗだから詐欺なんですよねｗ
シナリオ的にカモとして成立させるために仕方ないんだろうけど。
最初、刺激＝行きずりの関係みたいになるんですけど、どっちにしても刺激を求めるって言っても、危険すぎるし、レジーナがしたことってめちゃくちゃ悪なんですよねｗ
だから、ガイがレジーナは善人じゃないって主張するのにもうなずけちゃいました。
どんな人にも心に隙があるっていうのが、リアルでした。
（ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ）
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