(U-NEXT)
シーズン2 全12話 2025年8月8日~ U-NEXT一挙配信
ネタバレあらすじ
ピッチャー殺人事件
マイナーリーグのモンゴメリー・チーズモンガーズは弱小で29連敗中だった。
そのため、ロケット・ラス・ワデルと呼ばれる元ドラフト1位だったピッチャーの解雇が決まっていた。
イップスらしく、ある時から速い球が投げられなくなっている。
残り5試合となった夜、ラスはチームの仲間に提案した。
「なんでファンは負けに賭けて儲けているのに、俺達には何もないんだ? 残りの5試合、連敗に賭ければ22倍になって戻って来る」
選手の賭博はご法度だが、一人残らず賭けに乗った。八百長なのだから確実に賭けに勝てるとあって、全員が有り金全部をつぎ込むことにした。
4連敗まではいつも通りだった。
ところが後1敗となった時、本部がテコ入れをして新人が昇格する。
ラスは先発から外され、フェリックス・ドミンゴという若者がマウンドに立つ。
賭けを知らない新人に連敗が阻止されたらやばい、とチームの一人がドミンゴのガムにLSDを混ぜた。
あくまでミスさせるつもりだったが、その逆でLSDが効いて投球がさえまくる。
しかし、チームワークで相手チームに得点させて、無事負けて終わった。
表向きは悔しがったものの、ラス達は大金を得たことを祝う。
だが、LSDを混ぜたガムを処分していないと知ったラスは、1人ロッカーに戻る。
するとドミンゴがガムを手に「捜しものはこれか?」と声をかけてきた。
しかも仲間が落した、掛け金の計算をしたノートも拾っていた。
「口止めしたければ儲けた全額よこせ。どっちみに俺が警察に証拠を渡せば全部失うんだ」
ついでにドミンゴは落ちぶれたラスのことをディスった。
ラスは、怒りで手にしていたボールをドミンゴの頭に思い切りぶつけてしまう。
その時、全盛期のようなスピードが出て喜ぶが、そんな場合ではない。倒れたドミンゴに声をかけたが応答がない。慌ててスマホを取り出すが、その時速度メーターを見ると160キロを超えた記録が表示されていた。
このまま調子が取り戻せる?
そう思ったラスは咄嗟に、側にあったピッチングマシーンを作動させ、ドミンゴが暴投に当たって倒れた偽装をした……。
チャーリー(少し前)
チャーリーの職場の隣はベルベティチーズ球場だった。
そこから野球のボールが飛んできて窓ガラスを割り、頭に当たって倒れてしまう。
それがきかっけで、チャーリーは球場でボールガールをやることになった。
とても訴訟に耐えられない弱小チームだが、その分人の良さそうな女性オーナーにチャーリーはすぐに馴染んだ。
その時、ピッチングマシーンが古いが買い換えられないので、注意してと言われる。
「突然、暴投するの」
ドミンゴが初登板する日。
チャーリーは試合前にドミンゴからLSD入りとは知らずにガムをもらう。
その時にドミンゴと話したが、どう見てもラリっていた。
そしてチャーリーも知らずにラリって幻覚を見始める。
チャーリーが目覚めると、朝になっていた。
今
出勤してきたオーナーが、ドミンゴの遺体を発見した。
ピッチングマシーンの不調は認識していたので、不法死亡で訴えられる可能性がある。
自責と球団を手放すことにがっくりしているのを見て、チャーリーは放っておけない。
チャーリーはドミンゴがハイになっていたことを知っている。
「ガムに薬物が混ざっていたかも」
法的責任が軽減されるのを狙ってガムを警察に調べてもらうが、薬物は検出されなかった。
それでも調査を進めていると、「連敗で300万ドル稼いだ人がいる」というニュースを見る。
球場入りをする選手達に聞き込みをすると、選手達の羽振りが良くなっているのが明らかだった。
ダイヤのグリル、毛皮など。
「遺産が入ったから」
「嘘だね」
そしてガムにLSDを混ぜた選手も難なく見つけた。
すべて300万ドルと結びつく。
だが選手達の口座を調べるには令状が必要で、そのためには証拠がいる。
そこへ検視の結果が送られてきた。
見せてもらうと、死因となったボールの速度が160キロ以上と判定されていた。
「壊れたピッチングマシンにそんな速度出せる?」
スピードガンで速度を計るが、160キロ出る気配はなかった。
ラスの送別試合の直前に、チャーリーはラスを呼び出して確認をする。
「ここには、メジャーに行ける速度を出せる選手はいないよね?」
一瞬むっとするが、ラスはチャーリーに同意した。
「ああ、俺にももう無理だ」
だが、それはウソだった。
チャーリーがラスを挑発すると、怒りをぶつけて剛速球を投げる。
それでもラスはそんなスピードは出ない、と言い切った。
そしてチャーリーは余計な話だけど、と試合にメジャーのスカウトが来ていると伝える。
「気を散らしてごめん」
試合が始まると、ラスは客席が気になってちらちらと確認する。
すると、スピードガンを持った人物を見つけた。
投げるボールに気合が入る。
160キロを記録した時、ガンを持った男が立ち上がり無線で伝えた。
「ボールガールの言う通りだ、犯人を確保しろ」
私服警官だった。
つづく
かんそう
ボールガールといっても、あくせく働く感じではなく選手やお客さんとコミュニケーションとって座ってガム噛んでる感じが、チャーリーっぽいw
そもそも出勤してすぐにハイになって一日何もしてないですしw
それでも殺人事件が起きたせいかチャーリーにお咎めはなしで、その後も自由に球場内をふらふらして独自調査してるの、ほんと面白いw
ちなみに端折ってますが、球場内に警察にツテのあるスタッフがいて、その人に相談したり検視結果を見せて貰ったり、という都合のよい設定はあります。
でも、そんな都合が気にならないほど世界観が出来上がっていて、面白いのでヨシ!
チャーリーの強さって、コミュ強はもちろんなんですが、常に根無し草でどこへ行っても「一人」なのに、その事で控え目になったり引け目を感じたりしていないところだなぁ、と思いました。
チャーリーが素直に「少しの間だけど仲間に入れてくんない?」って姿勢を持ってるから、受け入れる側も「来い来い!なんならずっといろよ」って感じになるんだろうな。
そこには、損得とか利用とかそういう下心がなくて、その出会いそのものをお互い楽しんでいるのがいいですよね。
ただし漏れなく殺人事件つきですけどw
あと普通に、七変化のように色んな職業を少しだけ体験できるのは、大人のドリームって感じがしますね。
ちょうど最近、「スキマバイトが大人のキッザニア」みたいなポストを見て、なるほど~って思ってましたが、ある意味チャーリーみたいだな、ってw
(ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
0 件のコメント:
コメントを投稿