シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン10 第8話「傷みの記憶」 Under the Skin

2024/10/05

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン10 バイオレンス

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あらすじ


©2024 NBCUniversal Media, LLC

2024年8月16日~日本初放送(全22話)
(アメリカ放送2022年9月~)

登場人物はこちら

身元不明の遺体

ロス・テミドスの縄張りで遺体が発見され、確認にバージェスが呼ばれる。

腹を6か所刺されて倒れて死んでいた。
奇しくもバージェスが撃たれた箇所と同じ腹腔動脈を切られており、その痛みがわかった。
ポケットの利用控えからすぐに身元が判明。投資銀行家トーマス・クイン。
所持品がなく強盗の仕業と思われ、テミドスとの関連はなさそうだった。

殺人課にまかせようと現場を去ろうとすると部長がやってきて、ボイトに押し付ける。
まるでショーンの捜査をする暇を与えないように。
しかもその理由も警察関係に寄付をしていたというこじつけのような「友人」だから、だった。
「従わないなら交通整理に回す」

ボイトはアプトンだけに休暇という名目でショーンを追わせる。

不審車

現場の近くに止めたままの車が発見された。故障者でレッカーされていたが、中を調べるとトランクに血痕と粘着テープが残されていた。
犯人は、クインを移送中に車が故障し、動揺して強盗に見せかけて処分したのだろう。
車のGPSからクインを尾行していたこともわかった。

直前にいたアーチャー・ハイツの工業地帯をバージェスとルゼックが捜査する。

紫の花

警備員が紫の花を持った白人の男を目撃していた。
工業地帯に隣接する草むらを捜索すると、紫の花が置いてある祭壇のようなものを見つける。
木のシンボルに、複数のキャンドル。

直ぐ近くにケーブルカーのための地下道の入り口を見つける。
覗くと紫の花が見えたので、バージェスとルゼックは地下に下りた。

するとその奥でクインと同じような遺体を発見する。
同じ場所を刺されていた。さらに奥へ続くと恐らく同じように殺されたが白骨化している遺体も見つかった。
周囲には紫の花が置かれていた。

シリアルキラー

遺体の身元を調べると、発見した4人全員が富裕層であることがわかった。
犯人はすぐに殺すつもりではなく傷口を縫合し、再び刺して痛む姿を眺めていた。

古い遺体で2年前に捜索されているものもあった。

まだ新しい遺体の傷跡にバージェスは自分が受けた痛みをフラッシュバックさせる。

富裕層に何か恨みがあると絞り込み、被害者たちの家族に聞き込みをする。

手がかり

聞き取りの結果、どの家にも共通して高価なものではなくチープなアクセサリーが盗まれていた。そして出入りとは関係なく窓が開けられていたという。まるで、侵入を知らせるように。
ある家では手袋が落ちていたというが、押収されたまま放置されていたことが判明した。

手袋の中にあった毛髪から暴行罪の前歴があるタイラー・ハンセンだと突き止める。

容疑者

長身の白人、タイラーは容疑者そのものだったが、犯行を否定し、さらにその時期にはセントルイスにいたことがわかった。
「両親の墓に誓ってやってない!」

タイラーの身辺を調査しても容疑者像とは一致しない。暴行罪もちゃんと理由のあるものだった。
さらにタイラーが留置所にいる間に新たな事件が発生する。

まだ誘拐は起きていないが、これまでと似た不法侵入が起きていた。

被害にあったムーア夫妻に警告するため夫を捜し出し、妻に連絡をとってもらう。
すると妻は立体駐車場の屋上にいた。バージェスが直接通話しながらアトウォーターとトレスに向かわせるが、犯人の方が早く通話中に妻は襲われた。

駐車場で犯人の車とすれ違い、妻はさらわれていった。

信号待ちでカメラに映った犯人を顔認識にかけると、タイラーの兄、マーク・ハンセンだった。
マークは弟の手袋を使っていた……。

動機

マークの家に向かうと、無人だったがこれまで盗んだアクセサリーが見つかった。
また怪しいイメージボードも。

タイラーに確認すると最初は兄をかばったが、現場の写真などを見せると動機に思い当たりがあると話し始めた。


民衆を殺した富裕層に復讐をした古代ギリシャ王ラントス。
それについて神のゆるしを得るため、死者をまつる神殿を建立した。
それがマークの卒論テーマで、拘っていたという。

マークとタイラーの両親は裕福なCEOに殺されていた。
飲酒運転の被害者。マークは同乗していて助かっているが、母親は腹にガラスが刺さって失血死をしている。
犯人は逃走し、高額な弁護士を雇い、服役中も好待遇を受けていた。
だが2年後にガンで死亡。

行き場のない怒りをラントスの復讐になぞって富裕層にぶつけたのだろう。
ラントスは34歳で復讐を達成し自害している。
マークはあと2週間で34歳になる。

プラットがラントスという会社名義の不動産がシセロにあるのを見つける。
購入したのは父親でマークが相続していた。

バージェスとルゼックが家に到着すると、バージェスは銃がないことに気づく。
応援が待てず、ルゼックは一人で侵入する。
すると銃声が聞こえ、バージェスは素手で家に向かった。
地下室への階段を見つけると、思わず立ち止まる。殺されかけた記憶が蘇る。
だがバージェスは前に進んだ。

銃声はルゼックが鍵を壊した時のもので、被害者を保護していた。
階上で音がしたので、バージェスがリンダにつきそいルゼックが上がっていく。
リンダが死んだのを確かめて自殺しようとするマークにルゼックは、「死んだよ」と嘘をついて逮捕した。

ルゼックはバージェスがフラッシュバックに苦しんでいると気づき、声をかけるがバージェスは否定する。
銃はロッカーに置き忘れていた。

ショーン

事件解決後、バージェスは人身売買の捜査本部に顔を出す。
進展はないが、何か糸口を見つけたくてアプトンが一人オフィスにいた。

バージェスは今回の連続殺人犯にきっかけがあった事から、ふとショーンのきっかけを疑問に思った。
ショーン自体の評判は周辺の少女たちから悪くない。
でも誰かが何かを見ているはず。

するとウィスコンシンの施設に度々行っているというメモに目をとめる。
ルゼックの聞き込みで、ウィスコンシン州に一緒に釣りにいったことがある子がいたのを聞いている。
アプトンには初耳だった。

調べるとその小屋は5年前に群に売却されていた。
何かあるかも、と二人はそのまま小屋に向かう。

廃墟となった小屋に、真夜中に到着する。
庭にある地下室への入り口を見つけ、懐中電灯のあかりで降りていくと周辺はキノコだらけだった。
何かがある、と二人は側にあったスコップで地面を掘り、確固たる証拠を見つける。

ブレスレットをする白骨化した遺体が埋まっていた――。


お気に入りのトレスは、特に活躍はなかったんですけど、古い車が壊れていて今はママが送迎してくれているらしいです。かわいいっ!
アトウォーターとの会話だけですけど、あんな闇抱え系なのにマザコンって感じなところがまたいいですね~まあ、守りたいもの(ママ)があるから闇を引き受けてしまうのかな。
アトウォーターといると笑顔が増えてるのも信頼関係が見えてよい!

と冒頭ほっこりシーンがありましたが、内容は相変わらずの重さでした。
バージェスがフラッシュバックに苦しんでいます。
でもマケイラの母として、前に進もうとしているところが本当に強い!

事件はPDとしては異質なギャング無関係のちょっと凝ったシリアルキラーでした。
この犯人、なんだかんだ弟になすりつけてるのがなんていうか……。
自己中すぎて同情の余地ない感じ。まあシリアルキラーだから同情させられないほうがありがたいんですけどね。
ただ、ふつーーーーーに考えて、DNAで一致しても本人にアリバイがあったらまず近親者疑わないかな? ってなってしまいましたぁ……。
本人も知らない兄弟がいた、とかが王道かな、と思うんですけど、めっちゃ兄でしかも富裕層に恨み持ってる理由もちゃんとあるじゃん!! みたいな。
それに気づいてあえて隠していたなら、弟もなかなかのサイコなんか? ってなってしまいました。

でもサブ事件からメイン事件にちゃんと繋がっていくのが、PDのクオリティの良さですね!
(それがこじつけっぽくてもシナリオに拘りを感じる)

そしてバージェスとアプトンの女子ペア! これってありそうでなかった??
いいですね!
ショーンの事件が大きく進展!
証拠がないうちは部長も息子を信じたいんでしょうけど、次回は現実を目の当たりにしてどうなることやら……。


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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