あらすじ
アトウォーターはバーでセレステという女性と出会い、セレステの家で朝を迎えていた。
セレステの部屋には沢山の写真が飾ってあり、その様子から活動家であることがわかった。
「時々ね。できることをする」
写真の中には教え子が撮影したものもあると言われ、何らかの教師をしていることだけ分かる。
仕事を聞かれるとアトウォーターは、市の為に働いている、としか言わなかった。
連絡先は交換せず、また会えたら会いましょうと別れた。
銃撃事件
日中、ある店の駐車場で発砲があり、4人の被害者が出ていた。
犯人は2人、赤のSUVの助手席から発砲して逃走している。
被害者の1人はウィギンズ、ギャングの一員だった。1か月前に出所したばかりで狙いはウィギンズで他は巻き添えだろう。
ウィギンズを調べると、刑務所で信仰に目覚めて暴力を防止する活動を始めており、すでにギャングではなかった。
2日前に会っていたのはミュージシャンのモー・ハバード。
逮捕歴は多いが収監を逃れている。
SNSに2人が争っている動画が投稿され、48時間後に殺されていた。
ハバード
レコーディング中のハバードをボイトとアトウォーターが訪ねる。
今朝もスタジオにいたといい、スタジオ内の防犯カメラの映像も渡した。
恐らく実行犯ではないから余裕なのだろう。
実行犯
現場の防犯カメラから銃撃の様子がはっきりとわかった。
犯人は子供だった。運転手役が被っていたニット帽のロゴの一部が見え、それを突き止めた。
「ジャイティーン・アート」
公立学校局が契約している民間の、問題児向けアートプログラムだった。
責任者はセレステ・ニコルズ。名前や住んでいる場所からアトウォーターはすぐに気づく。
容疑者の特定に協力してもらうためセレステに会いに行くことになるが、アトウォーターはルゼックに職業を隠していることを伝え、バージェスと行ってもらう。
銃撃の写真を見たセレステは、明らかに動揺しながらも、はっきり顔が見えないと突き返した。
「言わないと厄介なことになる。175人の生徒全員が容疑者になり警察に記録が残る。それが嫌なら署に来て話して」
署でセレステを聴取するが、写真については何も言わなかった。
「脅迫されたから来ただけ。私の生徒をギャングリストに入れるって」
セレステは冷静で賢かった。
しかし被害者の写真を見せられると頭を抱えた。苦しみながらも、うかつなことは言えないと帰っていった。
署を出たセレステを監視していると容疑者に電話をかけていた。だが現状、令状は取れない。
バージェスがセレステのSNSを調べて、容疑者を絞り込んだ。
教室はセーフスペースで個人情報は守られている。男子生徒のうち73人は犯行時学校にいたことがわかった。
残りの27人に絞り、さらに4人に絞り込んでいた。
セレステが特別目をかけ、学校外でも面倒を見ている4人だった。彼らはアートや音楽を通じてハバードとつながっている確率も高い。
潜入捜査
アトウォーターはボイトに、セレステと昨夜知り合っていたことを伝えた。
「警官だとは言っていないから通話相手を突き止める」
「それは名案だ、頼むぞ」
盗聴器をセットしてセレステの部屋を訪ねた。
教え子の犯罪に動揺しているセレステにつけ込むのは簡単で、部屋に入れてもらう。
隙を見てスマホの履歴を確認しようとすると、そこでセレステの携帯が鳴った。
相手は容疑者だろう。
セレステは電話を切ると慌てて用事ができたと出かけようとする。アトウォーターは自分も手伝うと言って、うまく着いていった。
生徒の名前はルイス・ドットソン。
絞り込んだ4人のうちの1人だった。犯罪歴はない。
アトウォーターを見ると警戒したが、セレステが信用してる人だからと言うと、アトウォーターの前で事件について打ち明けた。
ルイスは運転手だった。
「俺は運転しただけなんだ」
だが行先ややることを知っていたようだった。
セレステはその事実にショックを受ける。
そこでアトウォーターは盗聴器を切った。
「銃に触ったのか?」
「川に捨てるためだ。ハバードのせいなんだ! 殺すと脅されて……」
そこへ特捜班が突入し、アトウォーターも一緒に逮捕された。
セレステはアトウォーターに謝り、まったく疑っていなかった。
だがルイスには警官として接した。瞬間裏切者とアトウォーターを睨みつける。
「警官である前に俺は黒人だ。唯一の頼みの綱だぞ」
アトウォーターはルイスがうかつなことを言わないよう、アドバイスをした。
「なぜ助けるんだ?」
「先生がいい子だと言ってた。彼女を信じる。俺は真実を見る」
ルイスは犯行も知らなかった事にし、言われた通り弁護士に任せて友達の名前も言わなかった。
だがボイトはルイスがちょいちょいアトウォーターの方を見ていることに気づいていた。
ルイスが突然、実行犯だった友人の名前を言った。
「友達はエリック・ボイル。銃撃を命じたのはモー・ハバードだ。やらないと殺すと脅した」
銃を渡したのもハバードだった。
逮捕
レコーディングスタジオにいるモーとエリックを逮捕した。
その後調査員がエリックとルイスのメールを見つけ、ルイスがすべて知っていたことが露見する。
結果、嘘をついたという観点から成人同様に起訴されることになってしまう。
それを聞かされたアトウォーターは、まだ15歳で大人に利用されただけだと反論するが、ボイトもフォローできなかった。
アトウォーターが搬送に同乗すると、直前でルイスが恐れるあまり「嘘をついていた」とまた一つ打ち明ける。
「銃は捨ててない。怖かった」
ところがその瞬間、銃声が響きルイスは首を撃たれた。
撃ったのはエリックだった。
アトウォーターが逃げるエリックを追いかけ、捕まえた。
アトウォーターは未来があるはずの子供が簡単に犯罪をすることに憤りを感じ、取り乱してエリックに怒りをぶつけた。
署に戻ったアトウォーターはケージの前にいた。ボイトがやってきて責められるのかと思いきや「お前は悪くない」と慰められる。
「ここにとどまるお前に敬服する」
エリックは黙秘を続けている。まだハバードが命令した証拠はない。
そして捨ててないと言った銃はどこに?
アトウォーターは考えてピンときた。
「セーフスペースだ」
学校の教室を捜索すると隠してあった銃を見つける。
銃から、ハバードの指紋が出た。
アトウォーターとセレステ
事件解決後、アトウォーターはセレステを訪ねた。
セレステはルイスの死を悲しみ、警察の尾行に気づかなかったとルイスの逮捕で自分を責めた。
そしてルイスが死んだ時にパトカーに同乗していたのが黒人2人だと知っていた。
「子供を見殺しにして安眠できるの?」
アトウォーターはバレる前に本当の事を打ち明けようとした。
「君に謝りたい」
「必要ないわ。あなたは悪くない。助けようとしてくれて心から感謝してるわ」
言い出せなかった。
かんそう
アトウォーター回でした。
セレステとの関係が事件に大きくかかわって、そこが面白さでもあったんですが、凄く引いてみちゃうと「セレステ、ガバガバじゃない?」でしたw
バーで会っただけの男を簡単に信用して、犯罪した生徒に会わせちゃうのうかつすぎやせんか?w
実際、アトウォーターは立場が違えばめちゃくちゃ信頼できる男なんですけどね~。
終わり方からすると、セレステの出番はありそうななさそうな……。
関係続いても、真実がバレた時壊れそうで正直先がなさそうなんですよね。
お互い傷が深まらないようにアトウォーターが距離取って欲しい……。
あと、いつも潜入系って割と普通に潜入者も捜査してるから「絶対どこかでバレるじゃん!」ってハラハラしちゃうんですよねw
今回は、アトウォーターもセレステの教室で銃を捜していたので「え?」と思いましたw
まああそこはアトウォーターに発見させたかったシナリオの都合なのはわかるんですけど……。
「見られたらどうするの!?」
ってめっちゃ気になりましたw
潜入あるある、ですかねw
それにしてもサブ出演でもバージェスの切れっぷりが目立ってました。
こちらもシナリオ的な都合(ヒイキ)を感じますねw
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