シカゴ・ファイア/CHICAGO FIRE　シーズン5　7話「思いやる心/Lift Each Other」

ジェームズは、大隊長に高校卒業まで父さんの家に居たい、と言い出した。

その間、早起きして高校にも通うと言われ、大隊長は母親の意見を確認する事にした。

そんなジェームズとロッカールームで一緒になったクルースは、ジェームズの身体に複数の大きなアザがあるのを見てしまう。

ひとまず隊員の問題として、クルースはセブライドにその事を伝えた。
誰かに虐待されている可能性がある。



セブライドはトイレにいたジェームズに、何か問題はないかと声を掛けたがジェームズは大丈夫だと言っただけだった。

そこへ出動のアナウンスが入ったので、それ以上話す事はできなかった。

出動先では車同士の交通事故が起きていて、被害者だと主張するトラックの運転手がわめいていた。
セブライドがジェームズに男を現場から遠ざけるよう指示を出したが、男は素直に言う事を聞かなかった。

トラックに食い込んでいる乗用車のドアを開けると、助手席にいた男がトラックの運転手に飛びかかって殴り出した。
どうやらトラックの方が飛び出してきていたようで、言い分の違いに腹を立てていたのだった。

その様子を見ていたジェームズは、硬直して動けなくなっていた。


セブライドは大隊長にジェームズの事を報告した。
身体のアザに、暴力を見て怯える様。
考えすぎかもしれないが気になる。


大隊長は、ジェームズの母親の元妻ションダに会いに行った。
ションダは今の恋人トッドが経営するレストランで経理の手伝いをしているとの事で、そのレストランに居た。
すでに一緒に住んでいるという。

大隊長は祝福をして、ジェームズを居候させる話しをした。
最近は留守がちでジェームズとは話しをしていなかったと言い、ションダはそれを「あなたとの時間が必要なのかも」と解釈したようだった。

そこへ、トッドが挨拶に顔を出してすぐに去って行った。
感じのいい男だった。

ジェームズの友達は真面目な子ばかりで成績も良く、学校には問題はなさそうだった。

真相

自宅に戻った大隊長は、ジェームズに居候に関しての母親の許可を得た事を伝えた。
ただし、この家で暮らすルールとして隠し事はなしだ、と念を押して。
ジェームズは分かったと言いつつも、アザについて聞くと転んだせいだと誤魔化した。

さすがにドナも疑いの目を向けてジェームズにプレッシャーをかけた。

するとジェームズは観念したのか、大隊長に本当の事を伝えた。
実は何度も殴られていたという事を。


大隊長が向かったのは、トッドのレストランだった。
ジェームズを虐待していたのは母親の恋人、トッドだったのだ。

大隊長はトッドを見つけると、なりふり構わず殴りかかった。

処分

立ち入り禁止の倉庫

立ち入り禁止の倉庫で遊んでいた子供が怪我をした。
ヒーローごっこをしていたといい、1人は飛び降りた際に足を怪我していた。
もう1人のワイリーという少年は、飛び降りる際に足を引っ掻けてしまったようで、逆さに吊るされたまま意識を失っていた。

すぐにケイシーが駆けつけ、ワイリーの血流を戻す為に、頭を高く持ち上げた。
その間にセブライドが上から引っかかった足を取り外した。

地面に運ぶとケイシーが蘇生をした。
するとワイリーは息を吹き返し、病院に搬送されたがその後昏睡状態となっていた。


しばらくするとワイリーの父親が、礼を伝えに署にやってきた。
まだワイリーは昏睡状態で、父親は何もできる事がない、と涙ぐんでいた。

それをきっかけにケイシーは、自分の対処に問題がなかったか自分を非難し始めるが、パーティーを楽しみにするドーソンにはそんな姿を見せなかった。

ケイシーは1人で花束を持ってワイリーの見舞いに行った。
しかし、すでにワイリーは亡くなった後だった。
「あなたは家族に時間を与えた」と、看護婦はケイシーに気にしないようにと声を掛けた。
ケイシーは受付けに花束を置いて病院を出た。

泥んこレース

ランチ当番をしているキッドに、オーチスが「いつもシチューだ」と文句を言った事がきかっけで、2人は泥んこレースで賭け勝負をする事になる。

側で聞いていたマウチはすぐにオーチスに50ドル賭けた。
ハーマンは自信満々のキッドに200ドルも賭けた。


レースの結果は、オーチスの勝利だった。
泥まみれの2人がモリーズに来て、結果を伝えた。
ハーマンは賭けに負けた上、泥だらけの2人が店を汚すのに注意して声を張り上げた。
「掃除したばかりなんだ、出ててってくれ！」

オーチスとキッドはにやり、とする。
すぐに泥んこレースの参加者達が次々に入店して来たのだった。
宣伝効果がバッチリな上、1杯目はオーチスのおごりだった。


翌日、クルースが今度は冷たい湖に飛び込むイベントがあるというとまたしても、オーチスとキッドは張り合い、参加するようだった。

ドーソン

アントニオはシルビーを誘い、シルビーは親戚から注目を受ける事を心配しながらも参加する事にした。


パーティー当日――。


ドーソン、ケイシー、アントニオ、シルビーはドレスアップして親戚が集う会場に居た。
早速、父親が開催の挨拶を始めるが、すぐに様子がおかしくなる。

実は、両親は離婚を決めていたのだった。
本当ならパーティーも取りやめにしたかったといい、父親はこれ以上誤魔化せないと檀上で発表し始めてしまう。

怒ったアントニオは母親を辱めている、と父親に突っかかった。
今にも取っ組み合いをしようとする2人を、親戚が引き離した。
ドーソンはあまりのショックに会場を飛び出して行った。



ケイシーは階段で泣いているドーソンを見つけて、隣に座って慰めた。
「愛してる。いつでも君を支える」


翌日、アントニオは父親をボクシングで倒すと言っていた。
ドーソンは落ち込んだままだった。


ドーソンは搬送した病院で、ワイリーが亡くなっていた事を初めて知った。
それがパーティーの日の午前中だと聞いて、すぐに何故ケイシーが黙っていたのか気付いた。

帰宅するとドーソンはすぐにケイシーにキスをした。
「あの子が亡くなったのに、私の事を想って黙ってたのね」
やっとケイシーの愛情に感謝をしたようだった。


つづく

今回もPDでは決して見ることのない、チャラトニオが見れましたｗ

少し痩せた感じもあって、チャラトニオは格好良かった！

ジェームズのストーリーが、意外とあっさり終了しました。

やる気ないのに消防署にいるのはなんで？　と思ったら、母親の恋人から虐待を受けていて逃げていたからなんですね。

そんな動機で、厳しい現場に立ち会っていたのかと思うと、いろんな意味で凄いな～と思います。

でも無理やりにでもした経験が若いジェームズにいろいろ影響しているのは確か。

後々、救助隊に戻ってきたら素敵なドラマだなと思います。

ドーソン＆ケイシーは久々に？　ドーソンがまともな感じで、安心して見ていられました。

ケイシーが本当に優しすぎて、ドーソンの事が羨ましくなってきたよ……。

今回はちゃんとケイシーの愛情に感謝していて、イライラさせられる事がありませんでした。

ハードな現場の合間に、何故かオーチスとキッドが張り合い出すというほのぼのさもいい感じでした。

ほんとオーチスの病気設定はすっかり消えましたねｗ

でもシーズン5は今のところ、シカゴ・ファイアらしい感情ドラマが繰り広げられていて、満足度が高いです。

セブライドが少し痩せたせいもあるかなｗ（個人満足度UPｗ

次回もチャラトニオの登場を楽しみにして。

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