あらすじ
Elizabeth Morris/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
2017年4月19日(木)~AXNでシーズン5日本初放送(全22話)
(アメリカ放送 2016年11月~)
セブライドとケイシー
ケイシーが追加でダリンの調査をしていると知ったセブライドは、ケイシーを責めた。
もう容疑は晴れているのに、念の為だというケイシーと対立を続ける。
しかし、ダリンの家から燃焼促進剤が発見された。
それでもセブライドの言い分は、当時家にはいなかったから関係ない、だった。
発火装置も見つかっていない。
2人が言い争いになると、大隊長はいい加減リーダーらしく振る舞えと叱った。
次のシフトまでに最終報告書を出せと言われ、2人は最後に現場を調べる事にした。
しばらく調べても何も出ず、ケイシーは自分が考えすぎだったと認めた。
セブライドも改めてダリンを信じて調査を終わらせようとした時、焦げたあるものに気づいた。
うっすらと残るロゴから「ホームゲート」だと分かった。
慌ててケイシーを呼び戻す。
ホームゲートは、家の電化製品やアラームなどを自動化する装置だった。
これがあれば携帯で外からでも操作できる。
コンセントからはLANケーブルも見つかった。
やはりダリルの放火だったのだ。
2人は調査員と共にダリルの家を訪ねた。
ダリルは街を出る準備をしていた所だった。
そこへLANケーブルなどの証拠品をつきつける。
携帯を調べるまでもなく、ホームゲートから利用時間などの裏付けを取っていた。
もうセブライドも助けられない。
するとダリルは「違うんだ」と言い出す。
実は、借金で苦しんでいた。
そこで保険金目当てで家に火をつけたが、その時に妻が家に戻っているとは知らなかったのだった。
だから、それを知った時に慌てて助けようとしたのだった。
ダリルは連行され、セブライドとケイシーは元の関係に戻った。
ハーマン
Elizabeth Morris/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
ずっと見送られ続けていたハーマンの昇格がいよいよ検討されていた。
ケイシーは体験を積んでもらう為、次のシフトをハーマンに任せる事にした。
ハーマンは喜んで引き受けた。
すると少女が屋上から落下したという事故で出動となる。
天窓の枠が腹に刺さった状態で、出血多量だった。
急いでドーソン達の到着を待つが、ドーソンの運転する救急車に人が飛び出してきて、事故を起こしてしまう。
すぐに他の救急車の手配をするが10分はかかると言われ、ハーマンは決断をした。
違反ではあるが自分達で搬送する、と。
ケイシーは、今の責任者のハーマンの命令に従う事にした。
急いだおかげで少女の命は助かると言われ、ハーマンが搬送記録を病院に残した。
ハーマンは気が早く、自分のオフィスをそれらしく飾って用意していた。
それを見たケイシーは、管理職になったらオフィスの装飾品を眺める暇などない、と注意をした。
いよいよウォーカー・チーフから呼び出される。
付き添ったマウチから、異動になるなら俺も連れて行ってくれ、と頼まれた。
51分署を出ても、一緒に居たい相手なのだった。
ウォーカーからは決断の前に、搬送記録の確認を受けた。
素直に認めると、昇進どころか始末書の提出を求められた。
規則違反で短期停職と減給になってしまったのだった。
いくら正しい事でも、罰も仕事の内と言われ、思わずブチ切れてしまう。
「ドーソンへの仕打ちと同じか」
ハーマンは溜まっていた不満をぶちまける。
マウチは廊下にも響く怒号を聞いて、頭を抱えた。
ドーソン
Elizabeth Morris/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
移動中に老人を撥ねてしまったドーソンは、すぐに病院に搬送したが危篤状態と言われる。
そのまま飲酒、ドラッグの検査など、組合員を待たずに病院でチーフから調査が始められた。
途中からマウチが立ち会うが、ドーソンはつい反抗的な態度をとってしまう。
大隊長も途中で声をかけ、チーフに文句を言った。
すると、被害者家族が局を訴えると言っていて、局はドーソンを守るつもりがないと知る。
すぐに息子が弁護士スコット・パワーズを連れて署に来た。
救急車の写真を勝手に撮り、局とドーソン個人に訴訟の書類を渡した。
局には500万ドルの賠償請求、ドーソンには100万ドルだった。ドーソンはアントニオに頼んで、被害者の老人の調査をした。
すると、自殺未遂の常習犯のようで裁判所から治療命令が出ていた事が分かる。
弁護士は悪徳で、真実などは関係なく金をとるだけのようだった。
父と息子は疎遠で、息子は家出した父親を養育費未払いで訴えてもいた。
父親のカルテに名前すら載っていなかった。
おそらく市を訴えたくて、パワーズが捜して声を掛けたのだろう。
ドーソンは病室にいる息子に、調査資料を渡した。
事故は自殺で防げなかったけど、その後は必死で助けようとした。
それだけを告げた。
ジェームズ
大隊長の継息子、ジェームズが消防士を目指すかどうか体験入隊して決める事になった。
仲間達は大歓迎するが、体験し始めた所でドーソンの事故が起きてしまい署内は落ち着かなかった。
そんな合間に大隊長はクルースとはしご訓練をさせたが、クルースは正直にやる気が無さそうだ、と大隊長に報告した。
大隊長
大隊長は、仲間でもあり友人のトムからジョン・サルカの引退式でニューヨーク行きを誘われていたが乗り気ではなかった。
トムはボーデンがNYに行く事を、怖気づいているのに気付いていた。
その後、ドーソンの事故を理由に大隊長はニューヨーク行きをキャンセルしていたが、効きつけたトムが説得に来た。
「いつか準備が出来たら行け」
封筒を渡してそう言った後、セブライドとケイシーにこっそり「愛する大隊長をニューヨークへ行かせろ。彼の為に」と頼んだ。
封筒の中には、ニューヨークでの写真が入っていた。
大隊長は食堂へ行き、ジェームズにその写真を見せた。
9月12日のニューヨーク、自分とトミー・バスケス大隊長、ミッチ・サディック、トム・コレッティが瓦礫の前に映っていた。
100人は行ったという。
その後何百人も。
現場は地獄だった。
色彩が失われた世界。
だから大隊長は戻るのが怖かった。
でも考え直したようで、セブライドとケイシーも一緒に連れてニューヨークへ向かった。
署には大隊長の写真も飾ってあった。
当時は復興など信じられなかった。
世界が残酷で醜く感じられた。
生存者など見つからず、塵と遺体だらけ。
皆を見捨てた気分になり、消防士として失格だとさえ感じた。
それが心に穴を開けた。
一度諦めだした希望は見出しづらい。
だが希望は自ら鍵を開けるのかも。
心が許せば。
公園で遊ぶ子供を見てやっと大隊長は笑顔を見せた。
「今までずっと、答えはここにあった」
グラウンド・ゼロを目の前にして言う。
「未来はここにある」
Eric Liebowitz/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
7話「思いやる心/Lift Each Other」へつづく
かんそう
ダリルの放火が立証されて、セブライドVSケイシーもそれ程酷くならずに解決しました。
ダリルは怪しかったとはいえ、妻を殺すつもりはなかったという真相にホっとしました。
でもそんな真実を知ってより、ゾっとしたエピソードにもなってしまいましたが。
そして災難続き? のドーソンは今度は飛び込み事故。
確かに、ドーソンに落度はないにせよ事故は事故。
チーフの調査にあの反抗的な態度は、やっぱり味方になれないかも。
大人しくしていれば騒ぎにならないような事を、なんでも騒ぎにしちゃってる感じ。
とはいえ、事故そのものはいつもの困った時のアントニオで、今回もなんとかなりそう。
そのアントニオといえば、とうとうシルビーがお泊りしました。
しかも、コートの下は下着姿で押しかけて……。
クルースがダメで、アントニオに出て来られちゃ、誰も文句は言えません。
PDでは見れないチャラ目なアントニオが見れるのはいいですねw
大隊長は、911でニューヨークへ行っていたんですね。
放送時期がそういう時期だったのかな、と思いきやそうでもない……?
それでも消防士としては、欠かせないエピソードなのかな。
それにしても良いメッセージで終りましたが、その始まりがシルビーの下着姿だったと思うと……。なんで同じ回でw
(文:ジェーン洞)
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