あらすじ
Parrish Lewis/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
2018年4月20日~AXNでシーズン4 日本初放送(全23話)
(アメリカ放送2016年9月~)
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混合ドラッグ過剰摂取大量死
シカゴ医療センターに、過剰摂取の若者が次々と搬送される騒ぎが起きていた。
ヘロインにフェタンニルが混合されたドラッグだという。
初めての出来事にウィル・ハルステッド医師がジェイとリンジーを呼び出していた。
通報から湖畔でリュックに詰め込まれた大量のフェンタニルとボンベを発見する。
さらに捜査中に男の遺体が流れ着く。
その男の死因は、頭部の鈍的外傷だった。
両肩にはリュックの肩ひもによる擦り傷があった。
毒物検査は陰性。
腕にあるタトゥーの女性が故グレース・クラレンドンだと突き止め、その母親アレサの住所に向かう。
タトゥーの写真を見せると息子タイラーだと認めた。
娘は病死をしていたが、息子まで失った事に驚きを隠せない。
その上、犯罪に関わっていた可能性があると知ると、信じられないようだった。
タイラーは第7海兵連隊に居た。
息子の近況はSNSで確認していたといい、最後の投稿を見せてもらう。
一緒に映る友人トニー・チンに目をつけた。
友人トニー・チン
20歳で大学3年生のトニーの寮に、ルゼックとアトウォーターが訪ねた。
タイラーとは頻繁に連絡をしていたのに、それ程知らないとシラを切った。
ドラッグをさばいていた事を指摘すると、弁護士の名刺を渡して口を閉ざした。
売人
Parrish Lewis/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
混合物を扱うドラッグの売人レッドを現行犯逮捕した。
アンフェタミルの仕入れ先は、スクートという白人だと白状した。
レッドがスクートに会ったというコンビニの店員から、すぐにスクートの船が判明した。
スクートは常連らしく、数日前にプロパンガスのボンベを届けたという。
マリーナで船を確認すると、船体には大きな傷がついていた。
ナビの履歴から、カナダのオンタリオからミシガンを通ってシカゴに来ている事が分かった。
船でフェンタニルを運んでいたのだろう。
抜け道
リュックで見つけたフェンタニルは、検査の結果フェンタニルとみなされなかった。
フェンタニルはがん患者用の鎮痛薬で微量でもその効力はすざまじい。
だが、分子が組み替えられたら規制薬物ではなくなる。
過剰摂取で運ばれた若者らが摂取したのは、確実にフェンタニル。
つまり、シカゴで分子構造を戻してフェンタニルにしていたのだった。
調整前であれば、違法ではない。
スクート
船の持ち主は、建築業で剤を成したシカゴの有力者フィッツジェラルド夫妻だった。
スクートはその息子、スコットだった。
大学でトニー・チンと同じ化学の授業をとっていた。
スクートを連行すると、甘いお坊ちゃんといった感じですぐに何でもしゃべった。
トニーは、大物ウォルター・インをおじに持つと言う事も。
スクートは、そのインに目をつけられてフェンタニルの運搬を命じられたのだという。
それにはトニーも関わっていて、運び屋としてタイラーが来たのだという。
タイラーが死んだ夜は、霧が濃いから船は出せないと言ったら、インが銃で脅していた。
仕方なく船を出したら、ブイに衝突してタイラーは海に落ちてしまったという。
殺人行為を減刑させる為にオトリになるよう協力をさせた。
ウォルター・イン
チャイナタウンの大物悪党、ウォルター・インのおとり捜査が始まる。
インは中国で分子を組み替えたフェンタニルをカナダに出荷させ、スクートに船で運ばせていた。
リュックには酸素ボンベとGPSを一緒に入れて、警備隊が来たら海に投棄して後から発見できるようにしてあったのだった。
分子が組み替えられた状態では逮捕は出来ないので、おとり捜査でシカゴの調整現場を狙う。
スクートにカメラと盗聴器を持たせた。
トニーは来ていたがインの姿がないまま、売買が進められる。
インを仕留めたいボイトだったが仕方なく、売人を逃がさないように突入させた。
スクートは、手錠をかけると「協力したのになぜ?」と裏切りを自分でバラしていた。
Parrish Lewis/NBC | 2016 NBCUniversal Media, LLC
ボイトは単身でインのオフィスに乗り込んで行った。
インは自分の身代わりに何も気づいていないトニーを行かせていたのだった。
ボイトは俺の街にフェンタニルをばらまくのは許さん、とインの顔を叩いて脅して帰った。
マウス
マウスはボイトに窃盗の記録を削除してもらえないまま、特捜で働いていたが明らかに覇気がなかった。
ジェイはそんなマウスに、今じゃなくてもいいだろと声を掛けていた。
しかしマウスはチャンスを逃す、と今のタイミングに拘っていた。
2人はぶつかり合う。
さらにやる気のないマウスはボイトに注意をされると、仲間の前で逆キレしてしまう。
そんなマウスをなだめようと再び、ジェイと言い合いになるとリンジーが仲裁に入った。
リンジーはマウスの意向に反対をするジェイの本音は、自分がマウスに戻って欲しくないだけじゃないか? と言った。
「マウスと同じ立場だったら反対されたい?」
リンジーの言葉がジェイの気持ちを動かした。
ジェイはマウスに「お前がやるべきことをやれ」ともう反対はしないという意志を伝えた。
「俺はお前を応援する」
夫婦喧嘩殺人未遂事件
バージェスとテイのパトロール中に、血まみれの少年チェイスがパトカーの前に飛び出して来た。
チェイスは、ママがパパに怪我をさせたという。
すぐに家に向かうと、父親は首には包丁が刺さった状態でテーブルに座ったまま、助けを求めていた。
母親の姿はすでになく、逃走したようだった。
病院に搬送された父親は、命には別状がなく元妻の仕業だと言った。
いつもの喧嘩は立場が逆だったという。
父親はチェイスを児童福祉局に預けるのを嫌がり、なんとかバージェスに退院するまで預かってくれと頼んだ。
バージェスはとりあえず、21分署にチェイスを連れて帰った。
プラットの計らいで、大好きなホークスのユニフォームとホッケーの試合が見れるタブレットを用意した。
母親
母親のリー・クルーズを、看護学校が終わるのを待って連行した。
父親を刺した後に学校へ行ったのか、とバージェスは驚いた。
リーは、元夫と朝会った事は認めたが、怒鳴られて脅されて帰ったという。
刺すわけがないと犯行を否定した。
真相
プラットは、チェイスの面倒を見ていて「いつもは父親が怒っている」と言う言葉が気になり、マウスに父親の携帯のハッキングを頼んだ。
すると怪しい履歴が見つかった。
プラットはお礼に、マウスが一番欲しい物、犯罪歴の抹消をプレゼントした。
ジェイが頼んでいたのだった。
父親が見ていたのは「致命的でない刺し傷」という医学誌サイトだった。
親権欲しさに、自作自演をしていたのだった。
チェイスは無事母親に引き取られて行った。
テイとバージェス
テイはプラットに呼ばれ、裁判所の巡回に逆戻りする事を命じられていた。
フォーゲル署長の圧力が、プラットに及びどうしようもなくなったのだった。
プラットは怒りを感じるが、テイは応じるしかなかった。
最後のシフト終わりに、テイはバージェスに自分のチャンスは潰されたけど夢をつかんで、との言葉を残していた。
「待っていてはダメ」
その言葉が響いたようで、バージェスはすぐにボイトのオフィスに向かって行った。
そして、改めて特捜に加わりたいという意志を伝えた。
今まで時期じゃないと断っていた事は、間違ってはいなかった。
「準備しとけ」
今は準備が整っている――。
かんそう
テイさん、あっさりとバージェスの踏み台になって終わりました。
バージェスが特捜に戻ろうと思うきっかけの為のシナリオだったんですね。
前回、バージェスは今の距離感がいいって言った矢先に><
まあ、これで次回からすぐ特捜入りするのかどうかわかりませんが。
マウスはフェードアウトしたのかと思ってたら、まだ居たんですねw
そしてボイトに頼んでもダメでフテくされていたら、プラットがあっさり望みを叶えたという……。
ボイトの怒りを返して! って感じで、恥ずかしいじゃない~。
そしてそもそも、プラットに頼めば済んでたという……。
その上マウス、もうちょいキャラとしていい感じになり得ただろうに、最後は単なるキレキャラで、あんなんで戦場戻ったら絶対ヤバイじゃん! って戻しちゃダメな人になってたけど。
ほんとマウスには残念。
この2つの人事の行方は、気になります!
今回はボイトはあんまり目立った活躍がありませんでした。
事件は、久々の? 特捜とパトロールの2本立てでしたが、パトロールの夫婦喧嘩の自作自演という落ちの方が、面白かった。
犯人が妻じゃないというのは最初からわかったんですが、私はチェイス君がやっちまったんだ、と思っていました……。
心が汚れ過ぎていた事を反省します。
6話「友情/Some Friend」へつづく
登場人物はこちら
(文:ジェーン洞)
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