あらすじ
2016年6月14日~FOXjapanにてシーズン4日本初放送(全23話)
ブローカー殺人事件
自宅の前で、株式仲買人のトム・パーマーが死んでいた。
死因は、鈍器損傷だが胴体にも殴打の跡が複数あった。
早朝の出勤前の出来事のようだが、何故重犯課が呼ばれたのか?
パーマー夫妻は2日前にも、家の前で暴行にあっていた。
最初の暴行
パーマーが帰宅したところを、見知らぬ者にボコボコにされ鼻を骨折していた。
運転妨害の腹いせの可能性がある。
家から出てきた妻も巻き沿いになり、手首を骨折。
加害者はグレーの小型トラックで逃走。
大柄で茶髪。パーマーの車に指紋も残っていた。
検死によって、後頭部の傷に鉄くずがついていた事が分かる。
バールかレンチのような武器を使ったのだろう。
攻撃はすべて背後からの不意打ちだった。
ただし、2日前に出来た防御創もあった。
その時は加害者と向き合っていたはず。
妻が加害者の顔を見ている可能性が高い。
妻
夫の死に呆然としていた妻だが、なんとか署に連行し、2日前の喧嘩の話しをさせた。
キッチンにいたら揉める声がした。
追い越し方が悪いと、トムが男に怒鳴られていた。
背中を向けていたので男の顔は見ていない。
トムと引き離そうと近づいたら、逆につかまれて地面に投げ飛ばされた。
次に蹴られて、トムが助けに来た。
911に電話する前に病院へ行ってそこから通報した。
白人。トムより長身。普通のキレ方ではなかった。
トムにはたまに怒って電話をしてくる顧客がいたから確かめたが、知り合いではないと言われていたという。
トムへの苦情
前科などはないものの、トムには職場で2件の苦情が出ていた。
1件は、セクハラ紛いのもの。
もう1件は、同僚のジョーダン・ガルシアから顧客を盗んだという内容で、FINRA(金融業規制機構)から。
経済新聞を読んでいて、FINRAも知っていたサイクスには、金融業界ではこの手の訴えは当たり前だと言った。
だが、タオがPCのゴミ箱から脅しと思えるメールを発見する。
ジョーダン・ガルシア
「手柄を横取りしてただで済むと思うな」
JGというアドレスからジョーダンを呼び出すと、女性だった。
トムへの恨みは隠さなかったが、暴行したのは男性だ。
その時、緊急で呼び出されたシャロンは、ジョーダンの身近な男性をリストアップしてと頼んで、部屋を出て行った。
リストにあったのは、父親や兄弟で全員州外にいる事が確認できた。
しかし、サイクスの調べで婚約者がいる事を突き止めた。
リストには載せておらず、嘘をついていたのだった。
サム・カーティス
ジョーダンの婚約者は、サム・カーティス。造園設計家。
サムは犯人像にあてはまった。
さらに、グレーの小型トラックの写真を見せると所持している事を認めた。
トムの事は名前も顔も知らないと言ったが、拳にアザもあった。
ジョーダンの話しをすると、「パーマーのせいで職探しになったため、結婚が延期になった」と興奮してすぐにボロを出した。
さらにトムの車から出ていた指紋がサムのもと一致した。
言い逃れは出来ない。
サムを逮捕し、妻に面通しをさせた。
だが、妻は一度はサムに注目したものの、最終的には特定はしなかった。
やりなおし
捜査を抜けていたシャロンが戻ってきた。
留守中の出来事を報告する。
暴行したのはサムのはずなのに、妻は怯えを見せて特定をしなかった。
進展しているようで、殺人犯にはまだ辿りつけていなかった。
そんな中、テイラー副本部長は、0時を過ぎたら感謝祭の休日出勤手当が発生する事を気にする。
シャロンは早く終わらせたい事には同意はしつつも、やるなら中断した所に戻るといった。
そして再びジョーダンと話しをする。
婚約者をリストに入れていなかった事を指摘すると、「そう聞かれていないから」と屁理屈を言った。
シャロンはイラついて「そんなに言葉に細かいなら『殺人』と『殺人の共犯』の違いは知ってる? とトムの死を告げた。
するとジョーダンはトムの死に驚いて、あっさり「私は殴れなんて言ってない。彼が勝手に……」と、サムだけの犯行にしようとした。
今朝のサムのアリバイを聞くと、4時10分に家を出た時にはまだ寝ていたという。
4時半にどこにいたかは分からないと言う事になる。
サムにも、トムの死を告げると知らなかったようで驚いた。
暴行したのはサムで確定だとしても、殺したのは別人の可能性はある。
武器を使ったのなら、ジョーダンにも殺せたかもしれない。
シャロンは、何かが引っ掛かり被害者の金銭面を調べるよう指示を出した。
サムの供述書
アンドレアは、サムに加重暴行罪より軽い暴行罪にする条件で供述させた。
案の定、殺人については否定している。
そしてもう1つ、新たな真実が。
殴ったのはトムだけで、妻の姿は見てもいないと言った。
裏付け
シャロンは、なんとかして裏を取ろうと再びジョーダンの部屋へ行く。
サムが、暴行を認めた事を伝え、早く帰りたいなら仕事について詳しく教えろといった。
シャロンが目をつけたのは、健康保険とジョーダンがトムに奪われたボーナスだった。
健康保険については、充実していると言った。
そして、昇進と自社株購入とボーナスを合わせると、200万ドル近くがもらえるはずだったという。
しかし、それを得るのは、ジョーダンから奪ったトムと言う事になる。
シャロンは求める答えを見つけた。
真犯人
サイクスの調べで、トムがこれまでに何度も、救急病院に健康保険を使わずにカードで支払いをしていた事が判明した。
しかし、その事について妻に聞いても、覚えていない、分からないとしか言わなかった。
ならば、と病院のカルテ開示への同意書にサインを頼むがそれも拒んだ。
その態度からほぼ間違いないと思い、妻にミランダ警告をする。
トムに出ていた職場での苦情や、妻の怪我、病院からの請求を見てトムは妻にDVをしていたのだろう。
未だ何故? ととぼけようとする妻に、サムの供述を伝えると諦めて泣きながら話し出した。
「何年もこうだった。
今朝は暴力を受けていないが、暴行した男がまだ捕まっていないなら終わりに出来ると思った。
トムが車に荷物を積む間、背中を向けていたので時間は十分あった。
凶器はバール。
使用後は洗って片づけた」
シャロンはさらに確認をする。
何故今までDVを警察に届けなかったのか。
トムの昇進のタイミングを計算していたのではないか?
昇進前に通常すれば、200万ドルを逃してしまう。
妻は、こうするしかなかった、と認めた。
生かしたまま通報しても、200万ドルをつぎ込んでトムは自分を守るだろう。
フリンはバスルームで倒れ頭から血を流して倒れた所をラスティが見つけて、病院に搬送されていた。
シャロンとプロベンザは捜査中とはいえ、緊急事態に途中で抜けて病室に駆けつけていた。
医者の見立てでは、気絶は抗凝血剤のせいで、めまいもあったはずだという。
転んだ結果、首の下から上へ血栓がより危険な場所に移動した。
できれば今すぐ手術が必要だと言った。
フリンは、自分が深刻な状態である事を受け止めつつも、シャロンに現場に戻るよう頼む。
ここで出来る事はない。
ラスティとフリンの医療判断委任状を持ってるプロベンザが病室に残った。
フリンはプロベンザが1人になると、万が一の事を考えてシャロンへの伝言を託す。
プロベンザは、愛していたと告白したいなら、すべて書面にしろとペンとレポート用紙を渡した。
感謝祭の夜、なんとか事件は解決していた。
重犯課の仲間達は、フリンの病室に料理を運び込み、感謝際を祝おうと集まっていた。
ところが、そこへ休暇中は空いているといってフリンの手術の順番が回ってきてしまう。
料理共々、邪魔者達は病室を追い出される。
廊下で運ばれて行くフリンを見ていると、アンドレアも遅れてやってきた。
思わずシャロンはアンドレアの手を握り、手術室へ行くフリンの姿を見送った。
未だ何故? ととぼけようとする妻に、サムの供述を伝えると諦めて泣きながら話し出した。
「何年もこうだった。
今朝は暴力を受けていないが、暴行した男がまだ捕まっていないなら終わりに出来ると思った。
トムが車に荷物を積む間、背中を向けていたので時間は十分あった。
凶器はバール。
使用後は洗って片づけた」
シャロンはさらに確認をする。
何故今までDVを警察に届けなかったのか。
トムの昇進のタイミングを計算していたのではないか?
昇進前に通常すれば、200万ドルを逃してしまう。
妻は、こうするしかなかった、と認めた。
生かしたまま通報しても、200万ドルをつぎ込んでトムは自分を守るだろう。
フリン
フリンはバスルームで倒れ頭から血を流して倒れた所をラスティが見つけて、病院に搬送されていた。
シャロンとプロベンザは捜査中とはいえ、緊急事態に途中で抜けて病室に駆けつけていた。
医者の見立てでは、気絶は抗凝血剤のせいで、めまいもあったはずだという。
転んだ結果、首の下から上へ血栓がより危険な場所に移動した。
できれば今すぐ手術が必要だと言った。
フリンは、自分が深刻な状態である事を受け止めつつも、シャロンに現場に戻るよう頼む。
ここで出来る事はない。
ラスティとフリンの医療判断委任状を持ってるプロベンザが病室に残った。
フリンはプロベンザが1人になると、万が一の事を考えてシャロンへの伝言を託す。
プロベンザは、愛していたと告白したいなら、すべて書面にしろとペンとレポート用紙を渡した。
感謝祭の夜、なんとか事件は解決していた。
重犯課の仲間達は、フリンの病室に料理を運び込み、感謝際を祝おうと集まっていた。
ところが、そこへ休暇中は空いているといってフリンの手術の順番が回ってきてしまう。
料理共々、邪魔者達は病室を追い出される。
廊下で運ばれて行くフリンを見ていると、アンドレアも遅れてやってきた。
思わずシャロンはアンドレアの手を握り、手術室へ行くフリンの姿を見送った。
おもしろ重犯課
捜査の電話かと思ったら、仕事中に感謝祭用のハムの取り置きをしていたプロベンザ。
その後もくだらない事を言うので、シャロンに「早くハム取りに行けば」と追い出される。
そんな大事なハムは、パトリス好みのオーガニックでプロベンザのお口には会わなかった。
「忘れたい」
フリンの病室を見舞った際の私服には、派手な七面鳥が1匹大きく描かれたおもしろいネクタイをしていた。
つづく
かんそう
感謝祭の回でしたが、事件そのものは感謝祭とは一切関係ありませんでした。
被害者は、殺されても仕方ないようなDV野郎なのですが、加害者がその被害者という複雑な事件でした。
ある意味、正当防衛なのですが物理的には、計画犯罪になるのと、200万ドルというお金目当てでもあるので、なかなか厳しい結果になりそうでした。
複雑ですね~。
DVを受けて、そこから抜け出すには自立しなくてはならなくて。
その為にはお金も必要でしょうし、計画とはいえ同情の余地ありまくりだと思いました。
「何故早く逃げなかったのか?」という問いに作中で妻が言っていたのですが、「どうして被害者の自分が家を出なくてはいけないのか」。
常に被害者が、立場が弱いままの悪循環。
それを打ち砕こうとした妻の行動は、結果「計画犯罪」という犯罪者になるだけ。
そもそもDVがいけないのに、逃げ場とはあるようでないって感じがしました。
そんな事件としてもなかなか厳しい中、フリンが倒れて運ばれるというアクシデントが起きました。
最初はシャロンだけが病院に行ったのですが、捜査をしてても気になる仲間達が連絡役としてプロベンザさんも後から送り込んでいました。
仲間想いの様子がわかるシーンでした。
そして、医療判断委任状も持っているというプロベンザとフリンの友情もいつも以上に垣間見えました。
いつもの毒舌で、手術前の書類に勝手に記入していくプロベンザさんには笑いましたけどw
フリンの命はプロベンザさんの休暇を取る為に、延命される運命のようですw
そんな感じで感謝祭エピソードとしては、ドタバタで仕事ばっかりで地味? ではありましたが、病室に皆が私服で集まるシーンは暖かかったです。
そして、プロベンザさんのネクタイについてはパトリスはOKなんでしょうかw
私的にはカモランプよりもあれを処分……(ry
登場人物はこちら
前回はこちら
(イラスト:Simoom、文:ジェーン洞)
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