あらすじ
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
登場人物はこちら
ヨーロッパ脱出
レッドは、目を着けていたクルーズ会社を横から攫って行ったバルダー・マグヌッソンの家に侵入していた。
ヨーロッパの裏社会の大物、ヴェルナーを殺した事でレッドは未だヨーロッパを出る事が出来ずにいた。
そこで、バルダーに取り引きを持ちかけ脱出の手助けを要求した。
クルーズ会社を安く買えたあの快感をもう一度味合わないか。
今が底値であるレッドに投資しろ、という事だった。
下級船室ならと言われると、懐かしいといって受け入れた。
2段ベッドが並んだ狭い部屋に入るとレッドは、リズに電話をした。
依頼人は不明だが、リズは「取り立て屋」に狙われている、と。
ケイトでは、とリズまでが疑い出すがレッドはそれは否定した。
次のブラックリストは取り立て屋。
取り立て屋
取り立て屋とは、復讐の代行人。
やられたことをやり返すのが特徴。
法に囚われず貸し借りをチャラにする。
手掛かりは15年前の事件。
粗悪なドラッグで死んだ娘の復讐に議員が、その売人をターゲットにした。
娘の死は、身体がマヒして満潮時に溺死。
依頼人の議員はすでに死亡していたが、遺体はまだ見つかっていない。
娘の死亡場所がロングビーチであった事から、現地警察に協力させて15年前のドラム缶を発見した。
開封すると、密封していたおかげで分解されずミイラ化していた。
IDから売人である事も確認。
だが、科学捜査は急いでも10日かかるという。
レッドが連絡を取ったのはケイトだった。
突然の接触に驚き、そして拒絶を見せるケイト。
「力を貸してくれ」
リズの為だ、という言葉は魔法の言葉だった。
検死
William Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
FBIへの協力と引き換えに免責はないが、それでもケイトが主導すると言う条件で検死の手はずをした。
ケイト指定の倉庫に遺体を届ける。
そこでケイトの部下が検査をする。
問題がなければケイトの元へ移送するから、尾行はしない事。
死体が予定通り配達されれば調べる。分析で何か見つかれば報告。
しかし、FBIはしっかりと尾行をしていた。
そして、しっかりと撒かれていた。
棺桶の底は抜けており、遺体は尾行した車には乗せられていなかった。
しばらくするとケイトは仕立て屋を突き止めたとFBIに連絡を入れた。
エドガー・グラント。
証拠が一切ないのが逆に手掛かりになったと言う。
その中でゼオライトが使われていた事が浮き彫りになった。
脱臭効果があり、病院や学校でも匂い対策によく使われているらしい。
そしてグラントは中学校の用務員だった。
勤務先までケイトが調べ挙げていた。
リズは現場を希望したがターゲットである事から、隠れ家に行くよう指示され、サマルが向かった。
エドガー・グラント
リズが、自宅に戻って荷造りをしているとグラントが背後にいる事に気づいた。
だが、振り向き様に顔にスプレーを吹き付けられ、あっさりと誘拐されてしまう。
クーパーは、レッドの部下が守るはずだろうと愚痴混じりでレッドに報告する。
それでもレッドはこの件の黒幕については、ケイトだとは思えないと言った。
グラントに運ばれている車中で、気づいたリズはすでにFBIが家宅捜査しているから諦めろ、と声を掛けた。
だが、あくまで依頼されてやっているだけだ、と気にせずそして簡単に依頼人の名前を言った。
タイソン・プライヤー。
服役中でリズが捕まえていた男だった。
刑務所で苦労している恨みだろうと言うと、殺せとは命じられていないとも言った。
髪の毛1本でさえ傷つけないよう引き渡す事が仕事だ、と。
その頃、家宅捜査していたサマルも、タイソン・プライヤーの依頼した記録を発見した。
終身刑だが、末期がんが判明。
温情措置で2週間前ホスピスに移っている。
死ぬ前の復讐だとサマルが言うとおり、動機はしっくりくる。
サマルはプライア―に会いに行き、追及した。
死を悟りながらも確かにリズへの恨みは消えていないが、依頼する金などないと言い、脅しも効かない様子に違和感を覚えたようだった。
ケイト
言われた通り検死を終えた事をレッドに電話で報告したケイトは、そこでリズがすでに攫われてしまった事を聞く。
まさか君が、と言われるとやるはずはない、と否定した。
それでもレッドは、君のせいで自分はまだ船内だと言い、ケイトを責めた。
リズを守りたい時に守れない状況を作り出したのは、ケイトだと。
何より大事なのは彼女だろう。
我々の問題はひとまず置いておこう、というとケイトは「さよならレッド」と言って切った。
ケイトは、すぐにリズを救出する為に自ら代理教師に成りすまして、グラントの勤務先の学校へ潜入した。
用務員室で、「トループ#14441」と記された鍵を見つけて入手し、リズの居場所をつきとめた。
レッドに報告するが、FBIには一度裏切られているから言わないという。
レッドが部下に行かせるというと、自分の事も狙うだろうと言い行き先は教えずに向かった。
レスラーとゲール
洗脳されていた事が認められ、拘束を解かれたレスラーをクーパーが迎えに行っていた。
停職を利用して、ゲールに貼り付け、とクーパーは指示した。
レッドに犯罪者の情報をもらうのと引き換えにリズが便宜を図ったと言うのがゲールの考えだが、その線を維持するように、と。
あくまでチームの存在を隠す事が最優先のようだ。
だが、レスラーはあまり上手く立ち回れてはいなかった。
ゲールは確実にレスラーが何か隠していると気づいている。
不在の3日間についても、レスラーの言う「洗脳されていた」はあまりにも雑な作り話としか受け取らなかった。
マーヴィン・ジェラードに会いに行こうと言われても、うっかり「レディントンの弁護士の?」と自ら言ってしまい、「何で知ってる?」と怪しまれる。
面会をすれば、マーヴィンの気の回しからゲールを追い出すが、返って2人が知り合いである事を疑わせた。
挙句、マーヴィンに交渉の隙をつかれ、釈放しないとこれまでの事をゲールに全部ぶちまけると、脅されてしまう。
なんらかの証言を得るどころか、レスラーは「口を割らない」とゲールに報告するのだから、ゲールの疑いは確証に変わる。
「お前ら知り合いなんだろ」
真実は目の前にある。
レッドの掃除人が女である事を知ってた。
キーンは相棒でもある。
そこへレスラーは間が悪く洗脳だと言い張るのだから、ゲールを納得させる事など出来なかった。
その後、レスラーはリズが危険だという連絡を受けてゲールに抜ける事を告げると、ゲールはさっきまでの疑いが消えたかのように、レスラーを労い上機嫌で送りだした。
だが、それはゲールの演技で、ゲールはレスラーを尾行するのだった。
レッドとデンベ
2段ベッドの下段にそれぞれの姿勢で休みながら、2人は語り合っていた。
ケイトの事だ。
デンベは、どっちが正しいかはあんたたちの問題だが、ケイトが始めた戦争は終わらせるべきだ、と言った。
レッドも同感だったが、その終わらせる方法に自信がないと涙ぐむ。
止めるのが自分でいいのかどうかも。
再び会ってケイトが変わっていないか確かめないと。
デンベが、ケイトがやりすぎた、自分を見失っていると言うと、レッドは自分こそやりすぎていたら、と珍しく素直に不安を吐露した。
親友だと認めたデンベには、弱味もすべてさらけ出すつもりなのかもしれない。
見返りを期待して言ったわけでもないだろうが、その甲斐はあったようだ。
デンベは、冷静にレッドに問いかける。
「そもそもなぜFBIに出頭したかを想い出すんだ。
何の為だった?
今更やめられない。
今更ケイトに邪魔させられない。
仕事はまだ終わっていない。
俺もケイトを愛した。
でも終わらせる時だ。止めるんだ彼女を」
もし今度ケイトを再び殺す事があったとしても、デンベは確実にレッドの味方でいるだろう。
湖畔の古いキャビン
FBIもアラムによってリズの居場所を突き止めていた。
ケイトが中学校に侵入した際の防犯カメラの映像に、キーが映っていたのだった。
そこへケイトも向かっている。
グラントがリズ連れてきたのは、ジョンソン湖の小屋だった。
部屋に入ると、プライヤーの名を呼んだ。
だが、その声に答えたのはレッドだった。
船内かと思えた場所は、小屋の中の1室だったのだ。
実は、バルダーと更なる取り引きをして下級船室からジェットにアップグレードしており、とっくに帰国して先まわりしていたようだ。
リズはレッドを見てすぐに気づいた。
ケイトをおびき出す為に、自分を利用した、と。
取り立て屋は、レッドが射殺した。
ケイトがどうなるかは……、彼女次第。
最終確認
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
何も知らないケイトが部下を連れて到着すると、すでにレッドの配置したスナイパーが一味を狙う。
室内では、リズがレッドの説得を続けているようだが、諦めたのかリズが大声で
「キャプラン、ダメ!」と叫んで危険を知らせた。
その声ですぐにケイトは、状況を把握した。
「レイモンドに嵌められた!」
だが、まだ撃ち合いにはならない。
お互いに出方を探っていた。
ケイトがレッドの携帯を鳴らし、場を進行させた。
小屋からレッドとリズが姿を現し、リズを利用した事を「この場の証人にする為」と正当化した。
リズも今回ばかりは仲介に専念をし、中でレッドが共存すると約束をしたと告げた。
だから、ケイトにもそれを望むと言うが、ケイトははっきりと「いいえ」と答えた。
Will Hart/NBC | 2017 NBCUniversal Media, LLC
その時、レスラーとサマル率いるFBIが到着した。
そして招かれざる客であるゲールも。
誰もが三つ巴だと思っている長く続きそうな静寂を、突き破ったのはゲールがレッドをターゲットにした発砲だった。
だが弾は外れ、その場に隙を作っただけで、ケイトもレッドもその隙に逃げた。
何も気づいていないレスラーがゲールのいる遺体安置所に戻ると、ゲールは何も知らぬ振りをして「収穫は?」と聞いて迎えた。
リズはレッドに電話で、まだケイトを説得する事を諦めていない、と宣言をした。
そんな前向きなリズにレッドは悲しげに言う。
「経験から言うと、人はそう簡単には変わらない。
もし変わるなら、そいつは信用できない」
つづく
かんそう
今回、2回放送を見ながら思わず声を出していましたw
1回目は、レッドがケイトに検死依頼をしたところ。
あの時は、このままなんとか休戦に繋がらないかな! と暗めなテンションで見ていた気分を一気に明るくさせてもらいました。
2回目は、レッドが居る所が船内ではなくて小屋だったとわかった時w
もう完全に騙されていました。
レッドの言動には少し違和感があって、
・取り立て屋の登場がいつになく唐突だった。リズが狙われる前置きがゼロ。
・やたらケイトを庇っていた。(いつもならもっとケイトだ! と騒いでも良さそうなのに)
というのが気にはなっていました。
それに加えて、
・あっさり依頼人が判明した事。
そして、
・リズに髪一本でさえ傷つけずに、と依頼した事
こんな事言うのは、レッドしかいなくね?
でもまさか!!
ずっと小屋にいたなんてwww!!
めちゃ素直に騙されてましたーーー!
レッドが真の依頼人というのは、まあもちろん驚きはありつつも考えればそうだよね、と納得できますが、小屋でした~はイルージョン紛いの騙しにちょっと笑ってしまいましたよw
確かに、最近息つく暇のないシリアス展開が続いているから、笑わせたかったのかもしれません。
っていうか、別に笑いは狙っていない、かw
さて、本当に残すところあと2話となり、緊張が途絶えません。
前回感じた事が、具体化したようで、本当に残りの2話を見るのが怖い。けど見たいw
いよいよデンベが「ケイトはやりすぎだ」と、言い出しました。
ほらー、やっぱりー。
誰も庇えなくなって来ちゃった。
あのデンベの会話の解釈にはかなり主観が入ってしまったので、もしかしたら違うご意見もあるかもしれません。
でも、なんかもうデンベが最終手段を許すって言っているようにしか聞こえなかったんです。
そもそも、ケイトはリズの為にリズの側から離れた立場でした。
リズの母親との約束もあって。
それがいつの間にか、堂々と現れ、名乗り、リズを守ると主張し始めています。
リズにとってはレッドの存在も確かに危険でしょうが、元々母親とつなぐケイトだってある意味危険なはず。
また、今回のレッドとケイトを見ていると、似た者同士である事をアピールしているように思えました。
ケイトの電話の受け答えをレッドが真似し、レッドの真似をケイトがする。
2人はリズという存在を挟んだ合わせ鏡になっているんですよね。
本当なら手を組んでこそ、その威力を何倍にも発揮できる。
というかそうしていたのに。
そんなシンプルな事を忘れて、もはやリズの事を置いて争っている感じ。
デンベの言った「まだ仕事は残っている」という本来のFBIに投降した目的が気になりますが、レッドが忘れかけているようにきっとケイトにも何か忘れている事があるのかもしれません。
ただし、ケイトはFBIへの投降にははっきりと反対している姿が出ていました。
これについても、残り2話で何か判明するのでしょうかね。
大きな謎は引っ張り続ける可能性もあるので、あまり期待はしていませんが。
今回のブラックリストの仕立て屋は、めっちゃしゃべるビジネスセンスのあるサディストという、かなりサイコで良いキャラだったんですが、メインストーリーの濃さに、すっかり霞んでおりました。
出てくるタイミングが損でしたねw
そしてゲールは、ちゃらけた態度とは裏腹にかなりデキルっぽいですね~。
銃の腕前はいまいちのようで、ほっとしましたが……。
あんな事しでかすところ見ると、死亡フラグが立っているような気がしてきました。
チームの事はさすがに……バレたらヤバイ。
すでに山場感がヒシヒシなのですが、まだあと2話あります!
早く見たい!! でもどうなってしまうのか……不安もありつつ。
登場人物はこちら
0 件のコメント:
コメントを投稿