クイン
キャリーはクインに薬を渡すため地下室へのドアを開けようとした。
だが中から鍵がかかっていて開かない。
バックヤード側のドアからクインに話しかけるも、クインは何も言わずに手に持っていたマグカップを投げつけた。
キャリーは仕事のため、CIA時代の同僚マックスにクインの世話を頼む。
薬を飲まずに近所をぶらつくクイン、後を追うマックス。
雑貨店で買い物をしていると目の焦点が合わず、言葉もうまく言えなくなってしまう。
そして発作を起こしその場に倒れこんだ。
救急隊が到着し手当を受けるが、クインは病院への搬送を拒否する。
そして倒れたことはキャリーには言うなとマックスに口止めした。
セクー
テロ組織への物的援助を企てた容疑で逮捕されたセクー。
キャリーは弁護士のレダと一緒に面会する。
そこでセクーがベッドに隠しておいた5000ドルについて尋ねると、お金は友人のサード・マスードから借りただけだと話した。
セクーの姉シモーヌは、サードと密会していたことをキャリーたちに打ち明ける。
手に入れたサードの写真をマックスに送り身元を調査する。
するとサードという名は偽名で元々はギャングのボスだったが、今はFBIの情報提供者であることが判明した。
レダはサードの証人喚問を要求するが、裁判所はこれを却下。
「セクーをハメた」とキャリーがコンリンFBI捜査官に攻め寄ると、逆にコンリン捜査官はサードに近づいたらキャリーを逮捕すると言って脅した。
レダとキャリーは再びセクーに会い、レダは司法取引をするように勧める。
納得いかないセクーにキャリーも言葉を挟む。
「これが正義だと思ってない」
するとセクーは「ご立派だな」と言って激高し、係員に面会室から退出させられてしまった。
その後シモーヌの手引きでサードに会ったキャリー。
サードの口から語られたのは、5年の刑期を無罪にするのと引き換えにコンリンに手を貸したという事実だった。
ソールとダール
キャリーの事務所を訪れたソール。
ソールはキーン次期大統領にキャリーが助言しているのではないかと尋ねる。
キャリーは笑って否定し、自分は変わったと話す。
それでもソールは、キャリーが助言しているようならば関係者が恥をかき、作戦もうまくいかないと言う。
キャリーはうんざりだと言い、ソールを追い返してしまった。
しかし電話で呼び出されたキャリーが迎えの車に乗って行った先は、キーン次期大統領が待つ部屋だった。
ソールが言った通り、キーン次期大統領に助言をしていたキャリー。
イランが核合意を破ったことについて現地にソールを行かせるよう次期大統領に提案した。
ソールは信用できると。
ダールはキャリーがキーン次期大統領を訪れた際の写真を入手していた。
そこへソールが呼びだされ、ダールにアブダビで作戦に参加するように言われる。
キーン次期大統領に助言している人物について話すダール。
ソールはそれについてキャリーに尋ねたが否定されたことを話し、キャリーを信じていると言った。
「厄介な女だぞ キャリーは」
ダールはそう言った、キャリーの写真を見せずに。
キャリーとクイン
家に戻ったキャリーはマックスからクインの様子を聞く。
地下に降りるとベッドに横たわっていたクインがキャリーに話しかけた。
「いい日だった?」
「マグを投げつけられてから絶不調よ」と答え「あなたは?」とキャリーが尋ねる。
するとクインは「何があったのかな」とつぶやいた。
キャリーは今日発作を起こしたことを説明するが、そうではなくてもっと前、こうなる前だとクインが言った。
クインは毒ガスを浴びたことを覚えていなかった。
2人はそのときの映像を見始める。
映像にはクインが手足をテープで縛られ、泡を吹いて倒れている様子が映っている。
キャリーはこの映像を数えきれないほど繰り返し見て、クインを探す手がかりを見つけたと話した。
クインが話す
「君が救った」
頷くキャリー。
「なぜだ?」
「”なぜ”?……」
「”なぜ”かって?……」
戸惑い、涙を流すキャリー。
キャリーをじっと見つめるクイン。
キャリーはクインの胸に手を置き、部屋を出て行った。
かんそう
つらい、つらすぎる。
キャリーとクインのやり取りがつらすぎて涙が出ました。
あの映像をまた見る私もつらかったよ~。
クインが早く元気になってキャリーと一緒に活躍してくれないとストーリー進まないし!
それから、久々のマックス登場!
相変わらずいい人だったね、好き。
このシーズン、この後も登場するならうれしいな。
いつでもキャリーの味方だった人だから。
来週はソールがアブダビに行くのか?
物語があっちこっちで平行して進んでいるけど、それがどこでどう絡まってくるのか。
全く予想できない私はへっぽこです、はい。
(イラスト:SiMoom 文:ぼぼち)