あらすじ
メシア・ニヒリスト
マディをさらって売り飛ばしいたブシャールの裁判が始まった。
マディを買ったレナードは刑務所で死んでいて、カリシは取り引きに持ち込めなかった。
陪審員のうち1人が無罪を入れ続け、なかなか評決がでない。
そんな中、マディの母親アイリーンがオリビアを訪ねてきた。
リハビリから1か月経ってもマディの様子が変わらないと不安を訴える。
「何も進まない気がする」
そんな中、陪審員の1人が折れて、やっと評決が出た。
ブシャールは有罪。
ところがブシャールが票の開示を求める。一人一人が有罪を主張すると無罪に入れ続けていたデントという女性が立ち上がる。
「私は強要されたの。被告人は無罪よ」
前代未聞の状態に裁判長は呆れながら、陪審員一人一人と面接をした。すると一人が証言をする。
「彼女をコントロールしたのは我々じゃない」
ブシャールがデントを見て、誘惑していたという。
ブシャールは自分を重要人物だと思い込む、メシア・ニヒリストで、思いやりの心が欠落し、人をあやつることに長けている。
デントの話を聞くと、何の接触もないのに確信していた。
「私たちは結ばれるの。晴れて無罪になったあとでね」
この騒ぎのせいで、有罪の評決はなかったことになってしまった。
またアイリーンがオリビアに会いに来た。
裁判のやり直しにショックを受けたマディが、アイリーンの処方薬を飲んでラリっていたという。
「それで打ち明けたの。ブシャールと合意の性的な接触があったと」
オリビアは合意だと思わされているだけだと宥め、性的虐待でも起訴すると約束した。
「諦めないのね」
「当然でしょ。まだ、始まったばかりよ」
マディ
マディを呼び出すと、マディは法廷でのブシャールに無視をされているような態度にショックを受けていた。
そしてブシャールが切ったマディの髪を巾着に入れて首に掛けているという。
身体も洗われていたが、両親には言えなかった。
「彼を信じてた。レナードに渡すまではね……」
アイリーンは、マディがブシャールに心酔しているから虐待を隠していた可能性を感じていた。
監視
性的虐待を罪状にいれることにブシャールは拒絶を示した。
取り引きにも応じず、弁護士を解雇し自己弁護に切り替える。
その上100万ドルが支払われ、保釈された。
不安が増すアイリーンに、オリビアたちの目の前でブシャールが直接接触しようとし、監視を強化する。
アイリーン
その夜、マディの父親が妻のアイリーンもブシャールの魔法にかかった、とスマホを持ってやってきた。
そこにはブシャールとアイリーンの写真のやりとりなどが残されていた。
アイリーンに確かめると、なんとかしてブシャールを有罪にするため手なずけようとしたという。
オリビアが危険すぎると言うと、心配してくれてありがとうと礼を言った。
再開
新たに仕切りなおしで裁判が再開される。
ブシャールはメシア・ニヒリストの力を自己弁護でも発揮していく。
マディはブシャールといて楽しかったとも言わされ、アイリーンは天を仰いだ。
その夜、ブシャールのモーテルにアイリーンが姿を現した。
監視のベラスコからの連絡でオリビアが駆け付けると、アイリーンは銃を向けていた。
「娘の髪を返して!」
オリビアがブシャールの首から巾着を奪い、アイリーンに返す。
「こいつのせいで夫は自殺しかけた! マディも元には戻らない! こいつに心酔してる」
自分の手で殺す、そう取り乱すアイリーンをオリビアが説得して銃を奪った。
翌日、判決が出た。
有罪。
オリビアは喜ぶマディに自分のセラピストを紹介する。
「ここは特別なのよ」
不安がるマディの背中を押す。
「何時間でも待ってるから。心配ない」
つづく(SVUシーズン25 あらすじはこちら)
かんそう
これでマディの事件は完結って感じかな?
個人の好みはあるでしょうけど、ブシャールってどっちかというとキモ男な気がするんですけど、なんでそれで操れるのか……。
逆にメシア・ニヒリスト設定の説得力になってましたね。
見た目とかではなくて、なんか相手のツボを見抜くというか。
そもそもこういう人って、操れない相手には手を出さないんでしょうし。
マディは自分が売られるってわかったから「助けて」ってメモを落としたってことかぁ。
あの時はドラッグでハイになりながらも逃げることが考えられたのね……。
なんだか切ない。
マディの事件、後になればなるほどいろいろ判明して知ってから見ると少し見方が変わりそうですね。
オリビアがいつもの頼もしいオリビアって感じで、安心して見られました。
やっぱりNYCにはオリビアが必要なんだよ~って思える感じがSVUらしくて好きです。
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