シカゴP.D./CHICAGO P.D. シーズン10 第1話「瀕死の街」Let It Bleed

2024/08/17

クライム ジェーン洞 シカゴPD シカゴPD シーズン10 バイオレンス

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あらすじ


©2024 NBCUniversal Media, LLC

2024年8月16日~日本初放送(全22話)
(アメリカ放送2022年9月~)

登場人物はこちら

ボイト

アナの死から二週間。いまだ心身共に傷の癒えないボイトは、独自にリトルビレッジに流通する新たなドラッグを追っていた。

その頃特捜班は、新部長からロス・テミドスを壊滅させた功績で表彰されていた。
久しぶりに制服に袖を通して集まったのはボイト以外。
物々しい雰囲気の中、本部長特別武勲章のメダルが授与されるが並んでいるパイプ椅子に座る関係者はいない。
特捜班は今後も秘匿捜査を続けるため、その功績を知るものもいない。
だがアナの名前は出なかった。

新ドラッグ

リトルビレッジに流通する新たなドラッグが5歳の少年の命を奪った。
小さなビニールに入った白い粉を粉砂糖と間違え苺にかけて食べてしまい、過剰摂取だった。
薬物常用者たちのたまり場で息子の死を知らずにラリっていた両親のムニョス夫妻を見つけた際に、ドラッグの売人がセルマック通りにいることを教えてもらう。
だが、売人については誰もがあいまいで口を開かなかった。

ボイトは本件をオフィスに持ち帰り、全員で捜査にあたる。
新部長からの正式な事件は無視させた。

売人

セルマック通りでおとり捜査をするが、接触前に売人と思われる男が白人男性に暴力的に対応し始めた。様子を見ているとボイトの顔なじみだが、非協力的なデイビーが売人に向かって「エンゾ」と声をかけながら仲裁に入っていった。

そのままデイビーを連行し、ボイトが追及する。
新ドラッグについて追及した際には何も知らないと言っていた。
するとデイビーはあの場面を見るまで知らなかったと言う。
「エンゾは、仲間でもない。頭のネジが飛んでるヤツと手を組まない」

デイビーは、エンゾは白人を全員警官だと思っているヤバイやつだという。家族を亡くした時にイカれてその時から距離をおいているらしい。
「そういえばあんたもお仲間たちが死んでるよな」

だがボイトはデイビーが協力を断らない方法を知っていた。
「お前は協力するよ。理由を教える。情報提供者になるだけだ。2万ドルもらえる」

それは嘘だった。2万ドルをもらうためには相当な押収量が必要になる。
それでもボイトは手段を選ばずエンゾを長年ぶちこみたかった。

潜入捜査

デイビーと組ませてエンゾと大口取り引きをさせるパートナーにダンテが選ばれた。

早速二人でエンゾに会いに行くとエンゾは公園で木に話しかけていた。
ダンテを紹介すると警戒を見せるが、取り引きだと知ると態度を変え、二人を車に乗せて場所を移動する。
移動は計画になかったが、行くようボイトが指示を出した。

行き先は空き家だった。
ボディカメラで内部の映像は確認できる。
するとアプトンが「こんなところに薬物があるわけない、悪い予感しかしない」、とボイトの命令を無視して一人で飛び出して行き、空き家に近づいた。

薬物があるという地下に下りると、エンゾが建物の外にいるアプトンの気配に気づいた。
「仲間がいるのか? 誰か来てる?」
ダンテはお前が連れて来たんだろ、とごまかすがその直後エンゾがアプトンのいる窓に発砲した。
その銃声を合図に、包囲していた特捜班も突入し、逃走するエンゾを追う。

地下室を調べると薬物は3キロと大した量ではないが確かにあった。
流れ弾に当たって文句を言うデイジーにはボイトが金を渡して黙らせた。

ボイトとアプトンとジェイ

ボイトは地下にアプトンだけを残すと、背中越しのまま話し始める。
「説明しろ。お前が指揮官か?」
「違うけど、この2週間ボスは不在なのと同じ。単独でリトルビレッジを巡回してる。気持ちはわかる。でも私を見ようともしない。アナを殺した私を許せず、自分も責めてる」
そこでボイトはやっと振り向いた。
「特捜班やジェイを巻き込まないで。両方失うわよ。私は自分で判断した」
「それだけか? 満足か?」
アプトンが即答できないまま、エンゾの車が発見され話は打ち切られた。

エンゾは民家に逃げ込み、発砲を続けたがボイトが家に侵入して、ダンテのアシストにより油断したエンゾを真正面から撃ち殺した。
「5021収束した。容疑者は死亡」
ボイトはまっすぐにアプトンを見て言った。

署に戻り、改めてボイトは「一度だけだもうこの話はしない」と前置きしてアプトンとジェイに声をかけた。
「俺は大丈夫だ。問題はない。俺は何があっても平気だ。アプトンの目も見られる」
そしてアナの死の責任は自分にあると言う。
アプトンがウソだと言っても。
「お前は誰の保護者でもない。夫婦だとしても、だ。俺の選択は俺に責任がある。ジェイの選択も、彼のものだ」
最後に確認をする。
「今すぐ終わらせなければ、仕事に影響するならもう俺達は緒にやれない。単純なことだ」
そう言ってボイトが去った後、ジェイがアプトン尋ねた。
「やれるよな?」
「ええ、もちろん」

ボイトと新部長

ボイトが思い通りに動かないことにしびれを切らした新部長が、ボイトのオフィスで待ち構えていた。
「やっと会えたな」
式で渡すはずのメダルを持ってきていた。

ボイトは「このためか? パット」と言いながらメダルをデスクの横のゴミ箱に落とす。
部長はそれを見ても動ずることはなく、私もいくつも捨てた、と言う。
「知ってるよ。そういうヤツだった。オニール部長になるとはな」
「私も驚いている」

元麻薬課の新部長とボイトは旧知の仲だった。
部長はボイトに新たに提案をする。
「予算を増やし、トレスをチームに入れろ。事件も好きに選べ」
ただし条件はアナ、テミドス、リトルビレッジのことは忘れる事。
3キロのブツに特捜班を動かす必要はない。
「二週間待ったんだ」
「寛大な男だったんだな」
アナのことは公にはしていないが、息子ラファに50万ドルを渡したという。
「市全体を救おう」

部長がオフィスを出た後、ボイトが肩の傷に触れると指先にまだ血がついていた。


ダンテ・トレス初登場回はこちら↓

ダンテの活躍が個人的には嬉しいです!

ダンテの壮絶な生い立ちは一言で言えば闇を抱えて生きている。
それって特捜班の中でも一番ボイトに近い、ポテンシャルを持っている……と言えるような気がしています。
不器用さもボイトに共通していて、今回を見ていてもジェイやアプトンはどこか正当な後継者ではないんですよね……。闇が足りないから!!

というわけで闇闇ボイトで始まりましたよ!!
シーズン9でアナが死んで、ロス・テミドスを追うストーリーは完結、としても良かったんですが、さすがPD!!
しっかりと違和感のないような、エピローグ回を見せてくれました!

確かにあれだけのことがあってボイトとはいえ引きずらないことはないんですけど、ドラマ的にはプツって切ってしまってもまあよくあることで済んだと思うんですよね。
でも、しっかりと次に切り替えるための回を見せてもらえると、本当に丁寧にキャラクターの心情を描いてくれるんだな~と嬉しくなりますね。

その結果、ボイトの孤独がまた浮彫に……。
がっつりとアナの死を引きずっていたボイト、(冒頭めちゃくちゃ回想してます)まだ自分の傷も癒えず出血しながらも、リトルビレッジを勝手にパトロールしないといてもたってもいられなかったんでしょうね。
なのに、アプトンに指摘されて「俺は大丈夫だ」と言い切る。
それは自分に言い聞かせているようにしか見えなくて、切ない!!

そして新部長がいいですね~。
今までの権力サイドの人たちはボイトと対立するか利用するか、で胡散臭い人ばかりだった気がするんですけど、今回はいろんな意味でボイトと渡り合えるパートナーになれそうな人材でウエルカムな気分になっています!

ボイトの切り替えの大きな理由に、アナの遺族への扱いもめちゃくちゃ納得できますし。
結果的に、ボイトが一人でなんとかするのではなくこういった協力者、理解者がいて、というのが凄く嬉しいんですよね。
常に孤独を強いられていたボイトに、久しぶりに心を許せる仲間ができるの? って期待しちゃいます!

ただ最後、ボイトが自分で傷の出血を確かめるシーンの意図はいろいろ考えられますね。
まだアナの事が終わってない(傷は塞がってない)。
血を出すことで膿を出してる的にも思えるし、ボイトは生きてるんだって感じられたりもする。これは見る人が好きに感じればいいところなのかな?

何にせよ、新部長のバックアップの元、新たなボイト、そして特捜班がどんな悪党をシメていくのか!!
今シーズンも期待を裏切らないスタートで最高でした!!


アテンションプリーズ!!

当サイトは、ネタバレ全開しております。
また、あらすじ・感想等は主観に基づいた表現が含まれます事を、ご了承の上楽しんでいただけると幸いです。

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