HOMELAND シーズン7 第10話「決断」のあらすじ・ネタバレ
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再びペイリー議員が
ペイリー議員は大統領弾劾をあきらめたが、ダンテの死で再び勢いづいた。
次は大統領の職務遂行能力を問う申し立て(アメリカ合衆国憲法修正第25条)を行うつもりで、閣僚に近づいているという。
しかしそのためには閣僚の過半数が賛同し、さらに副大統領が書類にサインしないといけない。
大統領と副大統領の関係は良くなかったが、副大統領は大統領の味方だと言った。
大統領は閣僚たちを集め今こそ結束すべき時だと熱弁をふるい、自分と副大統領は一枚岩だとアピールした。
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キャリーの状況
病状が悪化したキャリーは、病院で3度の電気けいれん療法を受け具合はだいぶ良くなっていた。
病室に弁護士が訪ねてきて、姉マギーがフラニーの単独親権を得た場合の面会条件について提示してきたと言う。
弁護士はこれは聴聞前の条件で、聴聞が行われ親権がマギーと認められればフラニーと全く会えなくなるかもしれないと告げた。
面会に来ていたアンソンにその話をすると、アンソンは敵を調べることも必要だと言う。
優しい姉や真面目な義兄に弱点はなかったが、かつてCIAに病気を隠すためキャリーを偽名で治療していたことを思い出した。
もしそれが表に出ればマギーは医師免許をはく奪されるかもしれない。
キャリーはマギーの弱点を見つけた。
エフゲニーの行方
ロシアの専門家サンディは、24時間以内に飛んだ2機の期待番号が不明の自家用飛行機を調べていた。
ソールはシモーヌはすでに殺されていると言うが、サンディは飛んだ飛行機の内、1機目にシモーヌ、2機目にダンテを殺したエフゲニーが乗ったのではないかと考えていた。
もしシモーヌを殺すなら拉致せずその場で殺せば良いと。
サンディは2人が恋人同士の可能性を示唆した。
ソールはロシアにいるCIA支局にエフゲニーとシモーヌを探すように指示するが、支局の上層部が大統領に対して不信感を持っていて協力的でないと言う。
ソールはキャリーを見舞い、CIAが協力的でないのでキャリーのチームを借りたいと申し出る。
皆快諾するだろうとキャリーが言い、リーダーについて誰が適任かをソールが尋ねる。
キャリーはベネットやアンソンの名を挙げたが、ソールはキャリーに依頼をする。
キャリーはフラニーのことがあるので、その依頼を断った。
副大統領の造反
副大統領がマレン長官との会食に行くと、そこにはペイリー議員が同席していた。
ペイリー議員はマクレンドン暗殺やシモーヌの行方不明やダンテの死は大統領が行ったことだとし、副大統領に話を聞くよう説得した。
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すぐにこのことは大統領の耳に入り、大統領はマレン長官が25条の発動に加担していることを知る。
大統領は副大統領に電話をかけるが繋がらない。
結局朝になっても副大統領と連絡がつかなかった大統領は、副大統領が25条を発動する前にマレン長官を含む4名の閣僚を解任すると言う。
ウェリントンはそれこそロシアの思うつぼだと言って反対したが、大統領はウェリントンには耳を貸さず、4名の閣僚を解任すると発表した。
連絡の取れなかった副大統領が訪ねて来て、ペイリー議員と会った後じっくり考えたかった、そして考えた結果大統領を選んだと話した。
副大統領は25条に署名する気はないが、それは閣僚の解任を中止するならばだ、と言う。
しかし大統領は副大統領を信じられず、閣僚の解任は中止しないと告げる。
すると副大統領が言った。
「あなたには大統領の職務を遂行する能力がない」
マギーとの親権争い
アンソンはマギーの自宅からキャリーを偽名で診断したカルテを盗み出しキャリーに渡した。
聴聞会では姪のジョジー・児童福祉局のロナス・フラニーの学校の先生が証言し、キャリーは不利な状況に陥る。
最後にマギーが証言をし、陳述書を読む代わりにキャリーに向かって直接話しかけた。
「私はあなたみたいにすごくない」
「CIAの支局長にはなれない、テロを阻止することもできない、大統領の顧問にもなれない、命がけの仕事もしてない、英雄にはなれない」
「でも危険とは無縁の生活にも利点があるのよ」
「家族に……安定した暮らし、フラニーに必要なものを私は与えられる」
キャリーはたまらず口を挟む。
「私も分かってる、だから決心したの、仕事は捨てる」
マギーが言う。
「キャリー、あなたは妹よ、愛してるわ」
「でも信じられない、ショック療法の効果はじき薄れる」
「いずれまたソールが来て大混乱が巻き起こるはず」
聴聞会は休廷となり、その間にキャリーはマギーと2人だけで話す。
キャリーは当初の面会条件がまだ有効か尋ね、マギーがもちろんよと答えると親権を譲ることに同意した。
ダンテの葬儀でキャリーはソールと会い、ロシアでの作戦に自分も行くと伝える。
夜、キャリーはマギーの家での荷造りを終えフラニーにお別れを言う。
マギーにもお礼を言い、2人は抱き合う。
「あなたらしく生きて」とマギーは言い、キャリーは家を後にした。
家の前にはソールを乗せた車が待っていて、キャリーを乗せ走り出した。
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かんそう
うわぁぁぁぁん。:゚(。ノω\。)゚・。
お姉ちゃんの陳述書が愛に溢れていて心に染みました。
キャリーにもそれが伝わったし。
これでフラニーも安心して暮らせるようになるね、良かった。
ペイリーは意外としぶといですね。
9話では自分がカモにされていたことでショックを受けていたのに、今週はまた絶好調で大統領を追い詰めるって……。
大統領はなぁ、もうこの人は辞任したほうがいいんじゃないかと。
副大統領が大統領になったほうがまともなんじゃないかと思えてきます。
むしろ大統領を辞職に追い込んだロシア、グッジョブ的な。
政治のことはよく分からない私はそう思っちゃいました。
心配していたキャリーのメンタルもなんとか持ち直し(早くね?)、いよいよ来週はロシアへGo!ですね。
最後、ソールとキャリーが車に乗っているシーンにワクワクが止まりません!
(イラスト:SiMoom、文:ぼぼち)
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2 件のコメント:
ぼぼちさん、こんにちは!
ソールとキャリーの最強タッグ復活! キャリーはマギーにフラニーを託すことになったけど、本来得意とするフィールドに戻ることもできたし、この仕事にケリがつけば、もうフラニーに害になる事態はなくなるはず…。また、何かの国家の危機がおきなければの話ですが。
それにしてもキーンは、ソールと、フラニーを犠牲にしたキャリーが守るほどの大統領でしょうか? 副大統領が「職務遂行能力がない!」と叩きつけましたが、そのとおりだと。今、キーンには自分以外、側近のウェリントンの言葉も信用できない状況。何か言いかけたウェリントンに "Don't" と言い制しましたが、数話前、フラニーがキャリーに言った "Don't" とは全く重みが違う、自己勝手な "Don't" という言葉でした。
フラニーの側にいることを諦めたキャリーが何かを懸けるには値しない自己中な大統領。クインの死も、こうなると悔やまれてなりません…。
White Dragonさん、こんにちは~。
そうですよね、キーンはクインが命をかけて守った人なんですよね……。
それがアレではクインも浮かばれないですよね。
残りの2話で少しは大統領らしい振る舞いを見せてほしいものです。
キャリーとソールがやっとタッグを組んでくれたのはうれしいですね~。
思いっきりロシアで暴れてくれ!と期待しています。
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