(U-NEXT)
シーズン2 全12話 2025年8月8日~ U-NEXT一挙配信
ネタバレあらすじ
密室ランドリー殺人事件
マデリンは祖母のアンと高級賃貸マンションに格安で住んでいた。
アンが契約した70年代のまま、規制で家賃が守られており3LDKが640ドルだった。
その価値を理解しているから、アンはマデリンを養女にして法律上の親子にしようと弁護士を呼んでいた。そうすれば契約状況を引き継がせてやれる。
それから2週間後、アンは買い物中に偶然出会ったケイトという女性といい感じになり同居を始める。
突然の祖母の恋愛を見せられて、驚き怪しんだマデリンは同じマンションに住む図書館勤めのリカルドにケイトの身元を調べるよう、財布からこっそりIDをコピーして頼んだ。
すると、ケイトは偽名で逃亡中の重犯罪者アメリアだと判明する。
マデリンは1人でランドリーにいたケイトにリカルドからプリントアウトしてもらった個人情報を突き付けた。
「目的は部屋だろ? すぐ出ていくなら黙っててやる」
「時間をちょうだい」
「1日だけ待つ」
その時、脱水の振動で上に載っていた缶が落ちたのを見てケイトはトリックを思いつく。
なかなか出て行こうとしないのでマデリンが急かすと、ケイトは2人きりで話したいからランドリーに行って来て、と頼んだ。
仕方なくマデリンがランドリーに行くと脱水が始まり、上に乗っていた漂白剤が倒れて床に落ちた。マデリンには見慣れた光景だったが、その下にウロコ除去剤が撒かれていた。
あっという間に化学反応を起こし、有毒ガスを発生させる。
苦しんだマデリンは外に出ようとするが、ドアの鍵が壊れていて内側から開けられなかった……。
チャーリー(少し前)
NYに着くと、無線仲間の空き部屋に間借りをしてしばらく滞在することにした。
NYは人が多く、その分耳に入るウソも多いが、うるさすぎてホワイトノイズとなり逆に居心地の良さを感じていた。
だが管理人のオットーが厳しく、間借りはダメだと出入りを厳しく監視されなかなかやりにくかった。
近所のコンビニに行くとフルーツにクレームをつけるケイトと出くわす。
ケイトの口から出る言葉は嘘だらけで、思わず「嘘ばかり」と口を挟むがケイトは悪びれなかった。
またしても部屋に入るのを見られ、オットーから逃げるために迷い込んだランドリーでマデリンと出会う。
ドアを閉めると、マデリンに「そのドアは壊れてるから閉めちゃだめ」と教えてもらう。
「大家が直さないんだ」
仕事で使う自転車を持ち込んでいたので、工具がありマデリンがドアを開けた。
その時チャーリーは、棚にウロコ除去剤があることや脱水で物が落ちるのを見る。
そのまま意気投合したマデリンは、チャーリーを招いてアンとクイズ番組を楽しんだ。
出会い
チャーリーが近所のカフェにいると、見知らぬ女性に店員が間違えて作ったコーヒーを飲まないかと声をかけられる。
もらったコーヒーを飲むと、コーヒーではなかった。
「そうなの!? ごめんなさい! 嘘をつくつもりはなかったの」
「うん、あんたは嘘ついてないよ。気にしないで」
マデリンの死(今)
カフェからマンションに戻ると、ランドリーでマデリンの遺体が発見されていた。
原因は有毒化学物質。
アンを心配して部屋を訪ねると出てきたのはケイトだった。コンビニで嘘ばかり言った女だから覚えている。
アンの婚約者だと言うが、それも嘘だった。
チャーリーにとっても、少し前にはいなかったのに急に現れたという印象でしかない。
ドアノブ
部屋に戻ると、またオットーに見つかった。
いつもなら逃げるところだがチャーリーはオットーの怠慢がマデリンを殺したと強気に出た。
「俺はドアを直したよ」
「本当だ……」
気になったチャーリーはオットーとランドリーを調べる。
誰かがウロコ除去剤を床に置いたが、それはオットーではなかった。
そして新しいドアノブを見てオットーも自分がつけたものと違う、と言った。
「これを買ったやつが犯人ってことか」
チャーリーは残っていたプライスシールで気づいた。
いきつけのコンビニへ行き、ドアノブを買った人物について店主に尋ねる。
店主は失顔症で顔は覚えられないが、買ったものは覚えていて、気さくなチャーリーはお気に入りの客だった。
「ドアノブを買ったのは、果物を買ってケチをつける客だよ」
リカルド
その頃、ケイトはマデリンの遺品から、自分の書類を抜き出しそれが図書館でプリントアウトされたものだと知り、アンに尋ねた。
「マディに図書館勤務の友達はいた?」
「2Bのリカルドよ。なんで?」
「追悼式の案内状に漏れがないようにしたいの」
すぐにリカルドの部屋へ行くとナイフで脅した。
「口外しないね?」
そして気に入ったアートまで巻き上げた。
その直後、ケイトが犯人だと気づいたチャーリーはすれ違いでリカルドの部屋を訪ねていた。
ケイトは影からチャーリーを見て、警報機を鳴らして邪魔をする。
外に出たリカルドに、ギタギタにしたアートを見せて約束を守るよう念を押した。
正体
部屋に戻ったケイトは、もうすべてが自分のものになった気分でソファに寝そべった。
ところが、オットーと見知らぬ男がいて内見をしていた。
アンはマデリンの死のショックでここには住めないと、引っ越しを決断していた。
部屋が目的のケイトはなんとか説得するが、アンの気持ちは変わらない。
「いいわ、わかった。すぐ結婚しない?」
「気持ちは嬉しいけど……」
ケイトは強引に事を進めようと役所に婚姻届けを取りに行く。
ケイトが戻ると、アンはチャーリーから全て聞いていた。チャーリーは隣の部屋に移動した。
「部屋のために孫娘を殺して、結婚したら私も殺すんでしょ?」
ケイトは「そんなわけない」とアンを簡単に言いくるめる。
「でも証拠が見つかりそうって、チャーリーが言ってた」
「私に任せて。心配しないで」
ケイトはベランダでたばこを吸っていたチャーリーに近寄ると、何も言わず突き落とす。
片付いた、と思ったら外から歓声が聞こえ、覗き込む。
道路にはあらかじめ突き落されることを想定して、消防がマットを用意していた。
そしてアンと弁護士が一部始終を見て記録していた。
マデリン殺しは解決したが、アンはマンションを出て行った。
つづく
かんそう
今回も詐欺師VSチャーリーでした。
詐欺師にとってチャーリーは厄介な存在ですよね。
NYの家賃事情、規制で守られてるの羨ましい!
あと更新料もないとか。それと管理費もないのかな? 広い部屋だとその分管理費も増すんですけど、640ドル……。裏山!!
あと同じ3LDKって言っても間取りが日本と全然違いますよね。
基本的に一部屋が広いし、広い玄関ホールがあっておしゃれ!! 裏山~~。
とはいえ、若い世代には家賃高騰しているから得しているのは限られた一部の人だけなんでしょうけど。
そんな好条件なのに、さくっと捨ててしまうアンが潔すぎて、いい人だったんだなーってわかります。
そして詐欺師ってそういう人こそ狙うんだなって、リアリティも感じました。
トリックを事前に「ここ注目!」って説明してくれているのも、わかりやすくて助かります。確かにトリックはあるんだけど、このドラマの軸はそこじゃないっていう。
見た時は詳細まではわからないけど、後から詳しく教えてもらえる、親切設計!
そして、リカルドの存在とか点が細やかで、ちゃんとカバーされていて、シナリオの都合だとしてもそれが気にならないのが、毎回見事なんですよね。
リカルド登場時、ただ変わったキャラ?出したいだけ?って思いきや、ちゃんと図書館勤務が効いている。枝葉も丁寧。
前回の詐欺師ガイもだけど、ケイトも犯罪者とはいえ実際逃走中だったりして、実はそんなにクオリティ高くはないってところも、チャーリーに成敗?される説得力がある。
本当に凄い犯罪者ならまず警察にも捕まってなさそうだし、住居で詐欺る必要もない暮らしをしてそうですもんねw
しばらくNYにいるというチャーリーの、カフェでの出会いも気になります!
(ジェーン洞/海外ドラマクイーンズ)
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